最終更新日:2026年10月24日
パソコン・スマホの選び方・購入ガイド
eSIM対応の中古スマホの選び方|対応機種・SIMロック・乗り換え前の確認
今の契約はeSIMで、中古スマホに替えたい。でも、どのスマホでもeSIMで使えるのか分からない。そんなときは、端末がeSIMに対応しているか、契約先でその機種のeSIMが使えるか、SIMロックがかかっていないかを、別々に確かめます。この記事では、中古スマホをeSIMで使う前に確かめることと、乗り換え前の準備を、AppleとGoogle、総務省の公式情報をもとに整理します。
中古スマホに替えたいんです。今の契約はeSIMなんですけど…。どのスマホでも、eSIMで使えるんでしょうか?
①スマホがeSIMに対応しているか ②契約先でその機種のeSIMが使えるか ③SIMロックがかかっていないか。この3つは別々に確かめよう。開通の手続きは契約先の案内でね。
この記事でわかること
- 中古スマホをeSIMで使う前に、別々に確かめる3つのこと
- iPhoneとAndroidで、端末がeSIMに対応しているかの確かめ方
- 契約先の通信事業者に確かめること
- SIMロックとネットワーク利用制限の確かめ方
- 機種変更や乗り換えの前に準備すること
- 購入前に販売元へ確かめること
結論
端末の対応・契約先の対応・SIMロックを、別々に確かめます
中古スマホをeSIMで使うには、端末がeSIMに対応していること、契約先の通信事業者でその機種のeSIMが使えること、SIMロックがかかっていないことを、それぞれ確かめます。どれか1つが分かっても、ほかの2つは別に確かめる必要があります。
iPhoneでは、AppleはeSIMの対応モデルを「iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降」と案内しています。Androidは、メーカーやキャリアの製品ページの「技術仕様」などで確かめます。開通や再発行などの手続きは、契約先の案内に従います。確認先は、Appleサポート「iPhoneでeSIMを設定する」と、Android「eSIM に対応した Android スマホにはどんな機種がある? eSIM の基礎知識やメリット・デメリットもおさえよう」です。
eSIMで使う前に確かめる3つのこと

最初に、eSIMとは何か、何を確かめるかを整理します。
Appleは、eSIMを「iPhoneに組み込まれた業界標準のデジタルSIM」と説明しています。物理的なSIMカードを差し替えずに、通信事業者のプランを使えるしくみです。ただし、中古スマホをeSIMで使えるかどうかは、1つの条件だけでは決まりません。
確かめることは、次の3つです。1つ目は、端末がeSIMに対応しているか。2つ目は、契約先の通信事業者で、その機種のeSIMが使えるか。3つ目は、SIMロックがかかっていないかです。3つはそれぞれ確かめる場所が違うため、別々に確かめます。
3つを確かめても、それだけで使えることが決まるわけではありません。ネットワーク利用制限や、販売元の返品条件なども、別に確かめます。
「iPhoneとAndroidで迷っているときは」
中古スマホでiPhoneとAndroidのどちらにするかは、iPhoneとAndroidどっちを選ぶ?中古スマホで比べるポイント|更新サポート・価格・乗り換えの手間で、比べるポイントを解説しています。
端末がeSIMに対応しているか

1つ目は、端末がeSIMに対応しているかです。iPhoneとAndroidで、確かめる場所が違います。
iPhoneについて、Appleは、eSIMを使うには「iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降」が必要と案内しています。ただし、Appleは中国本土・香港・マカオで販売されたモデルについて、別の条件を案内しています。中古のiPhoneは、モデルだけでなく、販売地域も確かめます。
Androidについて、Googleは、eSIMに対応しているかを確かめるには、各メーカーやキャリアの公式製品ページにある「技術仕様」などの項目を確認するよう案内しています。また、同じ機種名でも「国内SIMフリー版」「キャリア版」「海外版」で仕様が異なる場合があるため、中古品を買うときは特にスペックを確かめるよう案内しています。
eSIMに対応していても、物理的なSIMカードを使えるとは限りません。例えば、Apple「iPhone Air - 技術仕様」では、iPhone Airは物理的なSIMカードに対応していません。今の契約を物理SIMカードで使っている場合や、両方を使い分けたい場合は、購入する機種の技術仕様で、使えるSIMの種類も確かめます。
「iPadをeSIMで使いたいときは」
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契約先でその機種のeSIMが使えるか

2つ目は、契約先の通信事業者で、その機種のeSIMが使えるかです。
Appleは、iPhoneでeSIMを使うには、eSIMに対応した通信事業者またはグローバルサービスプロバイダが必要と案内しています。Googleは、Google Pixelについて、DSDS(デュアルSIM)とeSIMは一部の携帯通信会社で利用でき、利用できるかどうかは契約先の携帯通信会社に問い合わせるよう案内しています。
端末がeSIMに対応していても、契約先がその機種でのeSIMの利用に対応しているかは、契約先の案内で確かめます。eSIMの発行や再発行、開通の手続き、手数料などの契約に関わることも、契約先の案内に従ってください。
「eSIMにしたあと、つながらないときは」
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SIMロックとネットワーク利用制限

3つ目は、SIMロックがかかっていないかです。
iPhoneについて、Appleは、「設定」→「一般」→「情報」の順に進み、「SIMロック」の欄に「SIMロックなし」と表示されていれば、SIMロックがかかっていない状態だと案内しています。SIMロックの解除は、その端末にSIMロックを設定した通信事業者の案内で確認します。どの通信事業者の端末か分からない場合は、購入前に販売元へ確認してください。
この記事の操作図(4章)は、Appleの案内の手順をもとに、タップする順番を示したものです。実際の画面の見た目とは異なり、項目名や場所はiOSのバージョンによって異なる場合があります。
総務省のガイドラインでは、SIMロックの原則禁止に関する規定が2021年10月1日から適用されています。ただし、それ以前に発売された端末には経過措置がありました。中古端末は購入時期だけで判断せず、その端末のSIMロックの状態を確かめてください。
SIMロックとは別に、ネットワーク利用制限の状態も確かめます。SIMロックがかかっていなくても、ネットワーク利用制限は別に確かめる必要があります。
「確かめ方を詳しく知りたいときは」
Androidで確かめる方法や、ネットワーク利用制限の確かめ方は、中古Androidスマホの選び方|更新の提供状況・SIMロック・バッテリーの確認ポイントと、中古iPhoneの選び方と購入前チェック|バッテリー最大容量・アクティベーションロックの確認方法で解説しています。確認先は、Appleサポート「iPhoneのSIMロックを解除して別の通信事業者でも使えるようにする方法」と、総務省「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」です。
機種変更・乗り換えの前に

中古スマホに替えるときは、今のeSIMを新しいスマホで使えるようにする手続きが必要です。方法は、端末と契約先によって異なります。
iPhoneについて、Appleは、eSIMクイック転送に対応している場合は、通信事業者に問い合わせなくても、以前のiPhoneから新しいiPhoneへ転送できると案内しています。ほかに、eSIMキャリアアクティベーション、QRコード、通信事業者のリンクやアプリを使う方法などがあり、Androidなどから転送する方法も案内されています。
Google Pixelの例では、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「SIM を追加」→「eSIM を設定」の順に進み、通信事業者のQRコードを読み取るなどして、画面の案内に従います。Androidは、機種によって項目名や場所が異なる場合があります。
設定に使うWi-Fiやインターネット共有などの通信環境を準備し、必要なものは契約先の手順で確認しましょう。前のスマホを初期化したり手放したりするのは、新しいスマホでの通話・通信と、必要なデータの移行を確認してからにします。初期化前にはバックアップも確認してください。Appleは、バックアップを作成し、新しいデバイスに情報を転送してから、古いデバイスの情報を消去する順番を案内しています。確認先は、Appleサポート「iPhoneやiPadを売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと」です。
「データの移行は」
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購入前に販売元へ確かめること

中古スマホを買う前に、商品ページや販売元で、次のことを確かめます。
機種名とモデル、販売地域や「国内SIMフリー版」「キャリア版」「海外版」などの版、使えるSIMの種類(eSIMのみか、物理SIMカードも使えるか)、SIMロックの状態、ネットワーク利用制限の状態、保証と返品の条件です。商品ページで分からないことは、購入前に販売元に問い合わせます。
届いたら、iPhoneは「設定」→「一般」→「情報」でSIMロックの状態を確かめます。契約先の手順でeSIMを設定し、使えない場合は、契約先と販売元に相談します。
「容量の選び方も確かめたいときは」
中古スマホのストレージ容量は、中古スマホのストレージ容量の選び方|現在の使用量から考えるで、今の使用量から考える方法を解説しています。
よくある質問

SIMロックがかかっていなければ、eSIMで使えますか
SIMロックの状態だけでは分かりません。端末がeSIMに対応しているか、契約先でその機種のeSIMが使えるかも、別々に確かめます。
eSIMに対応していれば、SIMカードも使えますか
使えるとは限りません。例えば、iPhone Airは物理的なSIMカードに対応していません。購入する機種の技術仕様で、使えるSIMの種類を確かめてください。
中古のiPhoneは、どのモデルからeSIMに対応していますか
Appleは、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降と案内しています。ただし、中国本土・香港・マカオで販売されたモデルなどには別の条件があるため、販売地域も確かめます。
2021年10月以降に発売されたスマホなら、SIMロックはかかっていませんか
発売や購入の時期だけで判断せず、その端末のSIMロックの状態を確かめてください。iPhoneは「設定」→「一般」→「情報」の「SIMロック」の欄で確かめられます。
前のスマホのeSIMを、そのまま新しいスマホに移せますか
iPhoneどうしでは、eSIMクイック転送に対応している場合に、以前のiPhoneから転送できます。対応していない場合や、AndroidとiPhoneの間で替える場合は、契約先の手順に従います。
eSIMの設定がうまくいかないときは、どうすればいいですか
設定に使う通信環境を確かめたうえで、契約先の通信事業者に問い合わせます。端末側の問題が考えられる場合は、購入した販売元にも相談してください。
まとめ

中古スマホをeSIMで使う前に、端末がeSIMに対応しているか、契約先でその機種のeSIMが使えるか、SIMロックがかかっていないかを、別々に確かめます。iPhoneはXS・XR以降が対象で、販売地域の条件もあります。Androidは技術仕様で確かめ、同じ機種名でも版によって仕様が異なる場合があります。eSIMに対応していても、物理SIMカードを使えるとは限りません。
ネットワーク利用制限や返品条件も別に確かめ、乗り換えの手続きは契約先の案内に従います。前のスマホを初期化したり手放したりするのは、新しいスマホでの通話・通信と、必要なデータの移行を確認してからにします。対応や手続きは変わることがあるため、最新の情報はApple、Google、各メーカー、契約先の通信事業者の公式情報もあわせてご確認ください。
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