最終更新日:2026年8月23日
Android活用ガイド
中古Androidスマホの選び方
中古のAndroidスマホは、価格を抑えて必要な性能を手に入れられる選択肢です。ただ、iPhoneと違ってメーカーも機種も多く、確認すべき点が分かりにくいのも事実です。とくに、更新の提供状況、SIMロックやネットワーク利用制限、バッテリーの状態は、購入後の使い勝手を大きく左右します。この記事では、買う前に確認したい項目を順に整理し、それぞれをどこで調べればよいかをご案内します。判断に迷う点は、販売元に確認するという選択肢も含めて、正直にお伝えします。
IT初心者の七海さん
大介先輩、中古のAndroidスマホを買おうと思っているんですけど、種類が多くて選び方が分からなくて…。安いものだと、何か落とし穴があるんでしょうか?買ってから困りたくないんです。
IT上級者の大介先輩
この3つを先に確認しよう。①更新の提供状況 ②SIMロックと利用制限 ③バッテリーの状態。Androidは更新の提供状況や期限がメーカー・機種ごとに違うから、そこが特に大事だよ。返品条件も見ておこう。
この記事でわかること
- 確認する順番と、それぞれの調べ方
- OS更新・セキュリティ更新の提供状況を確認する方法
- SIMロックとネットワーク利用制限の考え方
- バッテリー・対応バンド・技適マークの確認
- 判断に迷ったときに販売元へ確認すること
結論
更新の提供状況・SIMロックと利用制限・バッテリーを、購入前に確認します
中古のAndroidスマホを選ぶとき、まず確認したいのが3つあります。ひとつめは更新の提供状況です。Androidは、OSのメジャーアップデートとセキュリティアップデートの提供状況が別々で、しかも端末・メーカー・通信事業者によって異なります。そのため、購入前の確認がとくに大切になります。
ふたつめはSIMロックとネットワーク利用制限。総務省のガイドラインにより、2021年10月1日以降に新たに販売された端末はSIMロックが原則禁止となりましたが、例外もあり得ます。みっつめはバッテリーの状態です。Androidには、iPhoneの「最大容量」のような統一された表示がないため、販売元の検査内容や保証の条件を確認するのが現実的です。いずれも、判断に迷う場合は販売元に確認するのが確実です。
確認する順番

確認する項目は複数ありますが、影響の大きいものから順に見ていくと効率的です。次の順番をおすすめします。
| 順番 | 確認すること | 調べる場所 |
|---|---|---|
| 1 | OS更新・セキュリティ更新の提供状況 | メーカー公式の製品サポートページ |
| 2 | SIMロックの有無 | 販売元、または元の通信事業者 |
| 3 | ネットワーク利用制限 | 元の通信事業者の照会ページ(IMEIが必要) |
| 4 | バッテリーの状態 | 販売元の検査内容と保証条件 |
| 5 | 対応バンド・機能の対応 | メーカー仕様と、利用予定の通信事業者の動作確認情報 |
| 6 | 技適マーク | 本体または電子表示 |
| 7 | 返品条件・保証 | 販売元の規約 |
※操作画面は、各メーカーの公式情報および公開資料をもとに再現した説明用画像です。実際の表示は、OS・アプリのバージョン、端末、契約状況などにより異なる場合があります。機種・Androidバージョン・メーカー独自のUIにより、項目名・配置は異なる場合があります。
iPhoneとの大きな違い
中古のiPhoneを選ぶ場合は、Appleが一律に提供するOSと、統一された「バッテリーの最大容量」の表示があるため、確認がしやすい面があります。一方Androidは、端末・メーカー・通信事業者によって更新の提供状況が異なり、バッテリーの表示方法も統一されていません。そのぶん、メーカー公式や販売元で確認する場面が増えます。iPhoneの場合の確認項目は「中古iPhoneの選び方と購入前チェック」で解説していますので、比較検討中の方はあわせてご覧ください。
更新の提供状況を確認する

ここが、中古Androidを選ぶうえで最も重要な確認項目です。
Androidでは、OSのメジャーアップデート(Android 16から17へ、といった大きな更新)と、セキュリティアップデート(不具合や脆弱性を修正する更新)の提供状況が、別々に扱われます。更新の提供状況や期限は、端末・メーカー・通信事業者によって異なります。購入前にメーカー公式の製品サポートページで、OS更新とセキュリティ更新の情報を確認しましょう。
購入を検討している機種が決まったら、メーカー公式サイトで機種名を検索し、製品サポートページを確認してください。
更新が受けられなくなるとどうなるか
セキュリティアップデートが提供されなくなると、新しく見つかった脆弱性が修正されないままになります。また、OSのメジャーアップデートが止まると、新しい機能が使えなかったり、一部のアプリが対応しなくなったりすることがあります。長く使う予定なら、OS更新とセキュリティ更新の両方について、現在の提供状況と今後の案内を確認し、用途や予算と合わせて比較しましょう。
SIMロックとネットワーク利用制限

名前が似ていますが、SIMロックとネットワーク利用制限は別のものです。まず違いを整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| SIMロック | 特定の通信事業者のSIMカードしか使えないようにする制限 |
| ネットワーク利用制限 | 端末代金の未払いなどを理由に、通信事業者が端末の利用を制限する仕組み |
SIMロックについて
総務省のガイドラインにより、2021年10月1日以降に新たに販売された端末は、SIMロックが原則禁止となりました。ただし、例外もあり得ます。また、それ以前に販売された端末にはSIMロックがかかっている場合があります。
過去にSIMロックが設定された端末についても、解除申込みに対する手数料は原則無料とされています。ただし、解除の可否や手続きは通信事業者ごとに条件が異なるため、購入前に販売元または元の通信事業者に確認してください。(参考:総務省「ガイドライン(SIMロック解除関係)」)
ネットワーク利用制限について
ネットワーク利用制限は、端末ごとに割り当てられた識別番号(IMEI)で照会します。販売元または元の通信事業者を確認し、IMEIで公式の照会ページを確認します。照会できない場合や判断に迷う場合は、ネットワーク利用制限が後から発生したときの販売元の保証・返品条件を確認しましょう。
照会結果の見方について
照会結果の記号(○・△・×など)の意味や、照会ページの仕様は、通信事業者ごとに異なります。また、照会した時点の結果が、将来の通信の可否を保証するものではありません。そのため、「この記号なら安心」と単純に判断するのではなく、後から制限が発生した場合に販売元がどう対応するかを、購入前に確認しておくことが実務的には重要です。
バッテリーの状態を確認する
中古端末で気になるのが、バッテリーの劣化です。ただし、ここにもAndroid特有の事情があります。
AndroidにはiPhoneの「最大容量」のような統一表示はありません。機種によっては独自の表示があることもありますが、すべての端末で同じように確認できるわけではないため、画面の表示だけでバッテリーの健康状態を判断するのは難しいのが実情です。
販売元の情報を確認するのが現実的です
そこで確認したいのが、販売元がどこまで検査しているかです。次の点を確認しておくと、購入後の不安を減らせます。
- バッテリーについて、どのような検査を行っているか
- 充電できない、異常に発熱する、突然電源が落ちる、といった不具合が保証の対象か
- 保証の期間と、返品・交換の条件
これらは商品ページに記載がある場合もありますが、見当たらなければ購入前に問い合わせるのが確実です。バッテリーは消耗品なので、状態の表記だけでなく、不具合があったときにどう対応してもらえるかを確認しておくことが大切です。
対応バンドと機能の対応

Androidでは、機種によって使える電波の種類(バンド)が異なります。使いたい通信事業者の電波に対応していないと、電波が入りにくい場所が出てくることがあります。
確認の方法ですが、周波数帯が一致するかどうかだけで「使える」と判断せず、メーカーの仕様と、利用予定の通信事業者が公開している動作確認情報の両方を確認してください。通信事業者によっては、自社回線で動作を確認した端末の一覧を公開している場合があります。
あわせて、次の機能の対応も確認しておくと安心です。使う予定のある方は、購入前にチェックしてください。
- おサイフケータイ(FeliCa)——交通系ICや電子マネーを使う場合
- 防水・防塵の性能——水回りで使う場合
- ワイヤレス充電——対応の充電器を使っている場合
- microSDカードのスロット——容量を追加したい場合
- eSIM——物理SIMを使わない契約を検討している場合
技適マークを確認する
日本で無線通信を利用する端末は、技術基準適合証明等の表示を確認できるかが、購入前の確認項目の一つです。中古品や海外版・並行輸入品では、購入前に確認しましょう。
とくに注意したいのが、海外版や並行輸入品です。海外版・並行輸入品は、日本向けの技術基準適合証明等を確認できない場合があります。購入前に、技適マークと認証番号を本体または電子表示で確認し、確認できない場合は販売元へ確認しましょう。
確認できる場所
技適マークと認証番号は、本体への印字のほか、端末の設定画面から表示できる場合(電子表示)もあります。機種によって場所が異なるため、「認証」「規制ラベル」といった項目を探してみてください。判断できない場合は、販売元に確認するのが確実です。制度の詳しい内容については、総務省 電波利用ホームページもご覧ください。
購入先と返品条件を確認する

ここまでの項目をすべて事前に確認できるとは限りません。とくにオンラインで購入する場合、実物を見られないため、届いてから確認するという前提で考えておくのが現実的です。
だからこそ、購入先の返品条件が重要になります。次の点を、購入前に確認してください。
- 返品を受け付ける期間と、その条件
- 保証の期間と、対象になる不具合の範囲
- ネットワーク利用制限が後から発生した場合の対応
- 問い合わせの窓口と、連絡がつく時間帯
安さだけで選ばない
中古端末は、状態や付属品、保証の有無によって価格が変わります。極端に安い場合、何らかの理由があることが多いものです。価格差の理由が説明されているかを確認し、説明がない場合は問い合わせてみてください。購入後のサポートまで含めて考えると、多少高くても条件の明確な販売元を選ぶほうが、結果的に安心なこともあります。
買った後にやること
端末が届いたら、返品期間内に次の点を確認しておきましょう。
- 前の持ち主のアカウントが残っていないか(初期設定に進めるか)
- 電源が入り、充電できるか
- 通話・データ通信ができるか(SIMを入れて確認)
- カメラ、スピーカー、マイク、各ボタンが動作するか
- 画面に傷や表示の異常がないか
問題がなければ、初期設定に進みます。アカウントの設定、画面ロック、データ移行の手順は「Androidスマホの初期設定でやること」で解説しています。前の端末からデータを移す場合は「Androidの機種変更時のデータ移行」もあわせてご覧ください。
前の持ち主のアカウントが残っている場合
初期化されていても、前の持ち主のGoogleアカウントによる保護が残っていると、初期設定を進められないことがあります。この状態は購入者側では解除できないため、気づいた時点ですぐ販売元に連絡してください。返品期間内であれば対応してもらえる可能性があります。届いたらまず電源を入れて、初期設定に進めるかを確認しておくことをおすすめします。
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スタッフが1台ずつ確認したうえで、保証をつけてお届けしています。状態や条件についてのご質問は、購入前にお気軽にお問い合わせください。
よくある質問

OSのアップデートは、いつまで受けられますか?
更新の提供状況や期限は、端末・メーカー・通信事業者によって異なります。購入前にメーカー公式の製品サポートページで、OS更新とセキュリティ更新の情報を確認しましょう。なお、OSのメジャーアップデート(大きな更新)とセキュリティアップデート(不具合や脆弱性の修正)は、提供状況が別々に扱われます。長く使う予定なら、OS更新とセキュリティ更新の両方について、現在の提供状況と今後の案内を確認し、用途や予算と合わせて比較しましょう。メーカー公式サイトで機種名を検索し、製品サポートページを確認してください。
SIMロックがかかっているか、どう確認すればいいですか?
総務省のガイドラインにより、2021年10月1日以降に新たに販売された端末はSIMロックが原則禁止となりました。ただし例外もあり得ますし、それ以前に販売された端末にはSIMロックがかかっている場合があります。確認するには、販売元または元の通信事業者に問い合わせるのが確実です。過去にSIMロックが設定された端末についても、解除申込みに対する手数料は原則無料とされていますが、解除の可否や手続きは通信事業者ごとに条件が異なります。購入前に確認しておくと、届いてから困りません。
バッテリーの状態は、どうやって確認しますか?
AndroidにはiPhoneの「最大容量」のような統一表示はありません。機種によっては独自の表示があることもありますが、すべての端末で同じように確認できるわけではないため、画面の表示だけで判断するのは難しいのが実情です。そのため、販売元がバッテリーについてどのような検査を行っているか、充電できない・異常に発熱する・突然電源が落ちるといった不具合が保証の対象か、保証期間と返品・交換の条件はどうかを確認するのが現実的です。商品ページに記載がなければ、購入前に問い合わせてみてください。
海外版の端末を買っても大丈夫ですか?
海外版・並行輸入品は、日本向けの技術基準適合証明等を確認できない場合があります。購入前に、技適マークと認証番号を本体または電子表示で確認し、確認できない場合は販売元へ確認しましょう。技適マークと認証番号は、本体への印字のほか、端末の設定画面から表示できる場合もあります。機種によって場所が異なるため、「認証」「規制ラベル」といった項目を探してみてください。また、海外版は日本の通信事業者の電波に対応していない場合や、おサイフケータイに対応していない場合もあります。制度の詳しい内容は、総務省の電波利用ホームページをご確認ください。
まとめ
中古のAndroidスマホを選ぶときは、更新の提供状況、SIMロックとネットワーク利用制限、バッテリーの状態の3つを、まず確認します。とくに更新については、端末・メーカー・通信事業者によって提供状況や期限が異なるため、購入前にメーカー公式の製品サポートページで、OS更新とセキュリティ更新の情報を確認してください。
SIMロックは、2021年10月1日以降に新たに販売された端末では原則禁止となりましたが、例外もあり得ます。ネットワーク利用制限は、IMEIで元の通信事業者の照会ページを確認し、判断に迷う場合は販売元の保証・返品条件を確認しましょう。バッテリーは統一された表示がないため、販売元の検査内容と保証の条件を確認するのが現実的です。あわせて、対応バンド、技適マーク、返品条件も確認しておくと安心です。PC STOREでも中古Androidを取り扱っていますので、ご不明な点はお気軽にご相談ください。
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