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最終更新日:2026年8月14日

iPhone活用ガイド

中古iPhoneの選び方と購入前チェック

中古のiPhoneは、新品より大幅に安く手に入る一方で、「安いのには理由があるのでは」という不安がつきまといます。実は、Appleは中古iPhoneを買うときの確認手順を公式に案内しており、そのとおりに進めれば、大きな失敗はかなり防げます。この記事では、Apple公式の確認手順を初心者の方向けに整理し、電源を入れたときの画面での見分け方、バッテリーの状態と部品の履歴の確認方法、そしてオンラインで買うときに見るべき返品条件まで、順を追って解説します。

  • 中古iPhone
  • バッテリーの状態
  • アクティベーションロック
  • 購入前チェック
IT初心者の七海さん

IT初心者の七海さん

大介先輩、中古のiPhoneが安く売っていたので買おうか迷っているんです。でも、安いのには理由があるんじゃないかって不安で…。見た目はきれいでも、電池がすぐ切れたり、そもそも使えなかったりしたら困りますよね。

IT上級者の大介先輩

IT上級者の大介先輩

いい心配のしかただね。実はAppleが公式に確認手順を案内しているんだ。まず確認したいのは3つだよ。①IMEIでネットワーク利用制限を確認 ②バッテリーの状態を確認 ③アクティベーションロックを販売店が確認しているか。この3つと返品条件を見れば、失敗を減らせるよ。順番に解説するね。

この記事でわかること

  • Apple公式が案内する、中古iPhoneの確認手順
  • 電源を入れたときの画面で分かること(買ってはいけない状態)
  • バッテリーの状態の見方と、「80%」という数字の正しい意味
  • 「部品と修理の履歴」で純正部品かを確認する方法
  • IMEIによるネットワーク利用制限の確認と、返品条件の見方

結論

Apple公式の確認手順に沿えば、判断できます。オンラインでは「返品条件」が要になります

Appleは「中古のiPhoneを購入する場合」という公式ページで、確認すべき点を案内しています。オンラインで買う場合は、信頼できる販売店を選び、返品ポリシーを理解し、販売店の認定プロセスと検査内容を確認すること。そして届いたら端末の状態を確認し、期待どおりでなければ返品すること。対面で買う場合や届いた後は、電源を入れて表示される画面、バッテリーの状態、部品と修理の履歴、SIMロックの状態を確認していきます。

とくに重要なのが、電源を入れたときの画面です。「iPhoneは所有者にロックされています」と表示された端末は、前の持ち主のアカウントによるロック(アクティベーションロック)が残っている状態で、Appleは購入しないよう案内しています。オンラインで購入してこの画面が出た場合は、返品してください。これに加えて、日本国内では携帯会社の「ネットワーク利用制限」の確認も欠かせません。この記事では、それぞれの手順を順に解説します。

中古iPhone購入に不安がある七海にまず確認したい3点を大介が教える導入漫画
導入漫画:安さの理由が不安な七海が、「利用制限・バッテリーの状態・ロック解除の確認と返品条件」を大介から教わります。

オンラインで買うときに確認すること

中古iPhoneをオンラインで買うときの確認事項を七海と大介が初心者向けにやさしく紹介している様子

中古iPhoneをネットで買う場合、実物を手に取って確かめることができません。そのためAppleは、オンライン購入時に次の点を確認するよう案内しています。

Apple公式が案内する、オンライン購入時の確認事項

  • 信頼できる販売店から購入する
  • 返品ポリシーを理解する(返品できる期間・理由・方法)
  • 販売店が中古端末を認定しているか、その認定プロセスの内容を確認する
  • 可能であれば、物理的な損傷、バッテリーの状態、部品と修理の履歴を確認する
  • アクティベーションロックで保護されている端末は購入しない
  • 届いたら確認し、期待していた状態でなければ返品する

ここで注目したいのは、「返品ポリシーの理解」と「認定プロセスの確認」が上位に置かれていることです。オンラインでは事前に実物を確認できない以上、届いてから確認して、問題があれば返せる仕組みが、実質的な安全網になります。販売店の商品ページに検査内容や返品条件の記載がなければ、購入前に問い合わせてください。(参考:Apple公式サポート「中古のiPhoneを購入する場合」)

電源を入れたときの画面で分かること

電源投入時の画面による中古iPhoneの状態判定を七海に大介が説明している様子

対面での購入時、あるいは届いた端末を確認するとき、最初にやるべきは電源を入れることです。表示される画面によって、その端末の状態がひと目で分かります。

表示される画面 意味 とるべき行動
「こんにちは」画面 初期化済み。設定すれば使える状態 初期設定を進めてテストする
ロック画面 前の持ち主のデータが残っている 販売者に消去してもらう
「iPhoneは所有者にロックされています」画面 アクティベーションロックが有効 購入しない。オンライン購入なら返品する
電源が入らない バッテリー切れの可能性 充電しても入らなければ購入しない

※操作画面は、各メーカーの公式情報および公開資料をもとに再現した説明用画像です。実際の表示は、OS・アプリのバージョン、端末、契約状況などにより異なる場合があります。

中古iPhoneの電源を入れたときに表示されるこんにちは画面
初期化済みの端末では、さまざまな言語で「こんにちは」と表示されます。この状態なら初期設定に進めます。

「iPhoneは所有者にロックされています」と表示された場合は購入しません

アクティベーションロックは、iPhoneが紛失・盗難にあったときに第三者が使えないようにするAppleの保護機能です。「探す」がオンのまま手放された端末は、初期化してもロックが残り、前の持ち主のApple ID(Appleアカウント)とパスワードがなければ設定を進められません。Appleは「アクティベーションロックが有効になっている場合は、iPhoneを購入しないでください」と明示しています。対面購入で販売者がその場にいる場合は、パスワードを入力してロックを解除するよう依頼してください。オンラインで購入してこの画面が表示された場合は、返品してください。(参考:Apple公式サポート「アクティベーションロック」)

「こんにちは」画面が出た場合は、初期設定を進めてホーム画面まで到達できるかを確認します。ホーム画面が表示されて初めて、以降のテストが可能になります。ボタン・カメラ・スピーカー・マイク・ディスプレイの動作確認も、この段階で行ってください。

バッテリーの状態を確認する

バッテリーの状態の見方を七海と大介が比較しながら整理している様子

iPhoneのバッテリーは消耗品です。新品時を100%として、充電を繰り返すうちに蓄えられる電力が少しずつ減っていきます。この残っている割合が「最大容量」で、中古端末の実質的な体力を示す数値です。iOS 16.1以降では「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で確認できます。

iPhoneのバッテリーの状態と充電の画面で最大容量のパーセントを確認している様子
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で、「最大容量」のパーセントを確認できます。

「80%」という数字の正しい意味

中古スマホの情報では「80%以上が合格ライン」とよく言われますが、これはAppleが中古購入の合否基準として定めた数字ではありません。80%の主な出どころは、AppleCare+の無償バッテリー交換の条件(プラン期間中に蓄電容量が当初仕様の80%未満まで低下した場合が対象)です。つまり「保証で交換できるかどうかの線引き」であって、「これを下回ると使えない」という意味ではありません。80%台でも使用感は、利用時間・使うアプリ・電波環境によって異なります。(参考:AppleCare+規約

実用的な考え方をお伝えすると、数値は「電池のもちの目安」として捉え、ご自身の使い方と価格のバランスで判断するのが現実的です。1日に何度も充電できる環境なら数値が低めでも困りにくく、外出が多い方は高めの数値を選ぶほうが快適です。なお、Appleによれば、バッテリーの状態に関する情報は、非純正または不明なバッテリーでは利用できません。数値が表示されない端末は、バッテリーが交換されている可能性があります。(参考:Apple公式サポート「中古のiPhoneを購入する場合」)

部品と修理の履歴を確認する

部品と修理の履歴の見方を七海と大介が用途別に案内している様子

中古端末では、過去に修理されている場合があります。iOS 15.2以降では、修理履歴のある端末で「設定」→「一般」→「情報」に「部品と修理の履歴」という項目が表示され、どの部品がどのように交換されたかを確認できます。

iPhoneの情報画面の部品と修理の履歴でバッテリーに純正部品と表示されている様子
「設定」→「一般」→「情報」の「部品と修理の履歴」。修理歴や機種によっては、この項目が表示されない場合があります。
表示 意味
純正部品 Appleの純正部品とプロセスで修理された
不明 非純正部品との交換、正常に機能していない、検証されていない等の場合に表示される
未確認 ロジックボードが以前に別のiPhoneで使われていた。Apple Payなど一部機能に影響が出る可能性がある
中古 その部品が過去に別のiPhoneで使われていた

ここで大切な点があります。Appleは「特に記載がない限り、これらのメッセージが表示されていてもiPhoneは問題なく使えます」としています。つまり、「不明」と表示されている=購入してはいけない、という意味ではありません。ただし、非純正部品の場合は性能や品質が純正と異なる可能性があります。表示があった場合は、販売元にその内容を確認したうえで、価格とのバランスで判断してください。買取や下取りの条件は事業者によって異なるため、将来の売却を考えている場合は、その点も販売元へ確認してください。

機種によって確認できる部品が異なります

この機能で確認できる部品は、iPhoneのモデルによって異なります。iPhone 12以降ではバッテリー・ディスプレイ・ロジックボード・フロントカメラ・バックカメラの5点、iPhone 11ではバッテリーとディスプレイの2点、iPhone XR・XS・XS Max・SE(第2・第3世代)ではバッテリーのみです。また、修理歴がない端末では、この項目自体が表示されません。項目がないこと自体は問題ではありません。(参考:Apple公式サポート「iPhoneの部品と修理サービスの履歴」)

ネットワーク利用制限を確認する

ネットワーク利用制限の確認方法を七海に大介が落ち着いて説明している様子

ここからは、日本国内特有の確認事項です。ネットワーク利用制限とは、携帯会社が、端末代金の未払いや盗難・紛失の届出があった端末に対して、自社回線の利用を制限する仕組みです。制限がかかった端末は通称「赤ロム」と呼ばれることがあります。

ネットワーク利用制限の判定方法や記号の意味は、携帯会社によって異なります。端末のIMEIを使い、販売元または該当する携帯会社の公式照会ページで確認してください。照会できない場合は、販売元に確認状況と保証条件を問い合わせましょう。

iPhoneの設定の情報画面でIMEIを確認している様子
照会には端末の識別番号(IMEI)が必要です。「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。

販売元への確認が確実です

中古端末を扱う販売元の商品ページには、ネットワーク利用制限の確認状況が記載されている場合があります。記載がない場合は、購入前に問い合わせてください。また、万一利用制限がかかった場合に交換・返金に応じる保証(いわゆる赤ロム保証)を用意している販売元もあります。保証の有無と条件は事業者によって異なるため、購入前に確認しておくと安心です。

SIMロックとOSサポートを確認する

SIMロックの確認:「設定」→「一般」→「情報」で「SIMロック」の項目を確認します。「SIMロックなし」と表示されていれば、特定の通信事業者に限定されていません。通信事業者の名前が表示される場合は、その事業者が提供する通信サービスのみ使用できます。使いたい回線が決まっている場合は、必ず確認してください。

iPhoneの情報画面でSIMロックなしと表示されている様子
「SIMロック」の横に「SIMロックなし」と表示されていれば、特定の通信事業者に限定されていません。

OSサポートの確認:iPhoneは長期間にわたってOSの更新が提供されますが、古い機種はいずれ最新iOSの対象外になります。対象外になると、新機能が使えないだけでなくセキュリティ更新も受けられなくなるため、中古で選ぶなら購入時点で最新iOSに対応している機種が基本です。対応機種はApple公式サイトで公開されているので、機種名で確認できます。機種名とiOSのバージョンは、同じく「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。

iPhoneの情報画面で機種名とiOSバージョン26.6を確認している様子
機種名とiOSのバージョンも「情報」画面で確認できます。最新iOSのサポート対象かの判断材料になります。

購入を見送る判断

購入を見送る判断基準について七海と大介が慎重に検討している様子

価格が魅力的でも、次に当てはまる場合は見送ることをおすすめします。

  • 電源を入れて「iPhoneは所有者にロックされています」画面が表示される(Appleが購入しないよう案内している状態です)
  • 充電しても電源が入らない
  • ネットワーク利用制限の確認状況について、販売元から回答が得られない
  • 返品・交換の条件がまったく示されていない
  • 検査内容や状態について問い合わせても回答が得られない
  • 相場より極端に安く、その理由の説明がない

中古端末は一点ものなので「この個体を逃したくない」と思いがちですが、条件の揃った端末は必ずまた出てきます。不安を残したまま買わないことが、結果的にいちばん安く済みます。

中古iPhoneをお探しの方へ

PC STOREでは中古スマートフォンも取り扱っています

中古パソコンと同じく、スタッフが1台ずつ確認したうえで、保証をつけてお届けしています。状態や条件についてのご質問は、購入前にお気軽にお問い合わせください。

買った後にやること

届いたら、返品・交換の期限内に、この記事で解説した項目をひととおり確認してください。Appleも「iPhoneを入手したら確認し、期待していた状態でない場合は返品してください」と案内しています。確認を後回しにすると期限を過ぎてしまい、返品条件を活かせなくなります。

問題がなければ、データの移行と、これからの備えを整えましょう。中古端末は前の使用歴が分からない分、早めにバックアップの仕組みを作っておくと安心です。写真をパソコンへ取り込む方法は「iPhoneの写真・動画をパソコンに取り込む方法」で、もしもに備えるバックアップは「iPhoneのバックアップのやり方」で解説しています。容量が少ない機種を選んだ場合は「iPhoneの容量を空ける・ストレージ管理」もあわせてご覧ください。アカウントを守る「二段階認証・パスキーの基本」の設定もおすすめします。

よくある質問

中古iPhoneの疑問に七海が質問し大介が落ち着いて答えている様子
バッテリー最大容量は何%以上あればいいですか?

「何%以上なら合格」という公式の基準はありません。よく言われる80%という数字は、主にAppleCare+の無償バッテリー交換の条件(プラン期間中に蓄電容量が当初仕様の80%未満まで低下した場合が対象)に由来するもので、中古購入の合否を決める基準ではありません。実用的には、電池のもちの目安として捉え、ご自身の使い方と価格のバランスで判断してください。使用感は、利用時間・使うアプリ・電波環境によって異なります(参考:AppleCare+規約)。なお、非純正または不明なバッテリーでは、バッテリーの状態に関する情報が表示されないことがあります。

アクティベーションロックは、どうやって確認すればいいですか?

電源を入れたときの画面で判断できます。「iPhoneは所有者にロックされています」と表示された場合、アクティベーションロックが有効な状態です。Appleは、この状態の端末を購入しないよう案内しています。対面購入で販売者がその場にいる場合は、パスワードを入力してロックを解除するよう依頼してください。オンラインで購入して、届いた端末にこの画面が表示された場合は、返品してください。オンライン購入時は、販売元がロック解除を確認しているか、返品条件がどうなっているかを、購入前に確認しておくことが大切です。

「部品と修理の履歴」に「不明」と表示されていたら、買わないほうがいいですか?

「不明」=購入不可、という意味ではありません。Appleは「特に記載がない限り、これらのメッセージが表示されていてもiPhoneは問題なく使えます」としています。「不明」は、非純正部品との交換、部品が正常に機能していない、修理後の検証が行われていない、といった場合に表示されます。ただし、非純正部品は性能や品質が純正と異なる可能性があります。表示があった場合は、販売元にその内容を確認したうえで、価格とのバランスで判断してください。なお「未確認」(ロジックボードの交換)の場合は、Apple Payなど一部機能に影響が出る可能性があります。

ネットワーク利用制限は、どうやって確認しますか?

端末の識別番号であるIMEI(「設定」→「一般」→「情報」で確認できます)を使い、販売元または該当する携帯会社の公式照会ページで確認します。判定方法や記号の意味は携帯会社によって異なるため、その端末を販売した携帯会社の案内を確認してください。照会できない場合や、どの携帯会社の端末か分からない場合は、販売元に確認状況と保証条件を問い合わせるのが確実です。万一利用制限がかかった場合に交換・返金に応じる保証を用意している販売元もありますが、条件は事業者によって異なります。

まとめ

中古iPhoneは、Apple公式が案内する手順に沿って確認すれば、費用を抑えつつ安心して選べます。オンラインで買う場合は、信頼できる販売店を選び、返品ポリシーと検査内容を理解しておくこと。届いたら、電源を入れて表示される画面を確認し、「iPhoneは所有者にロックされています」と表示されたら返品してください。ホーム画面まで進めたら、バッテリーの状態、部品と修理の履歴、SIMロック、各機能の動作を確認します。

加えて、日本国内ではネットワーク利用制限の確認が欠かせません。IMEIを使えば、販売元や携帯会社の照会ページで確認できます。バッテリーの「80%」は保証の線引きであって購入基準ではないこと、「部品と修理の履歴」の表示があっても直ちに問題とは限らないこと——この2つを知っておくと、情報に振り回されずに判断できます。確認して不安が残る端末は、無理せず見送るのが結果的にいちばん安く済みます。PC STOREでも中古スマートフォンを取り扱っていますので、機種選びに迷われたらお気軽にご相談ください。

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執筆・監修:PC STORE編集部|各メーカーの公式情報をもとに調査・執筆しています。操作画面は公式情報および公開資料を照合し、説明用に再現しています。

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