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最終更新日:2026年8月13日

iPhone活用ガイド

iPhoneのバックアップのやり方

iPhoneを落として壊した、紛失した、機種変更でデータが移せない——。そんな「もしも」から思い出と大切なデータを守るのがバックアップです。iPhoneのバックアップには、自動でおまかせできる「iCloud」と、容量を気にせず丸ごと保存できる「パソコン」の2つの方法があり、どちらも無料で今日から始められます。この記事では、それぞれの手順、どっちを選ぶべきかの正直な比較、「iCloudストレージの空き領域が不足しています」の解決策、そしてバックアップできない時の対処まで、初心者の方が迷わず進められるように順番に解説します。

  • iPhone
  • バックアップ
  • iCloud
  • 容量不足
IT初心者の七海さん

IT初心者の七海さん

大介先輩、友達がiPhoneを落として壊してしまって、写真が全部消えたって落ち込んでいたんです…。私も急に不安になってきて。バックアップって、iCloudとパソコン、どっちで取ればいいんでしょう?「容量不足」の通知も出ていて。

IT上級者の大介先輩

IT上級者の大介先輩

どっちも正解だから安心して。iCloudは自動でおまかせできて手軽(無料は5GBまで)、パソコンなら容量を気にせず丸ごと保存できる。迷ったら両方使う合わせ技がいちばん安心なんだ。容量不足の解決策も含めて、今日は順番に解説するね。

この記事でわかること

  • バックアップで何が保存されるのか(写真の取り込みとの違い)
  • iCloudバックアップの設定手順(自動・今すぐ実行)
  • パソコンでのバックアップ手順(Windows・Mac別)
  • iCloudとパソコンの正直な比較と使い分け
  • 「容量不足」の解決策4つと、バックアップできない時の対処

結論

手軽さのiCloud、容量無制限のパソコン。迷ったら「両方」がいちばん安心です

iPhoneのバックアップは2つの方法があります。「iCloudバックアップ」は、設定を一度オンにすれば、充電中に自動でクラウドへ保存されるおまかせ方式。手間いらずが最大の魅力ですが、無料で使えるのは5GBまで(執筆時点。最新はApple公式でご確認ください)で、写真が多い方はすぐ上限に達します。「パソコンでのバックアップ」は、ケーブルでつないでWindowsなら「Appleデバイス」アプリ(またはiTunes)、Macなら「Finder」で実行する方式。パソコンの空き容量が許す限り、追加費用ゼロで丸ごと保存できます。

正直な結論を言うと、この2つは競合ではなく役割分担です。日々の自動バックアップはiCloudに任せ、機種変更前や月に一度の節目にはパソコンで丸ごと保存する。この合わせ技なら、iCloudの容量不足に悩まされず、二重の備えができます。「容量不足」の通知が出ている方の解決策も、①バックアップ対象の整理、②写真をパソコンへ移す、③有料プラン、④パソコンバックアップへの切り替え、の4択で本文にて解説します。

友達の写真消失で不安になった七海にiCloudとパソコンの合わせ技が安心と大介が教える導入漫画
導入漫画:もしもが不安になった七海が、「iCloudは自動でおまかせ・パソコンは丸ごと保存・迷ったら両方」と大介から教わります。

バックアップとは?何が保存されるのか

iPhoneのバックアップで保存される内容を七海と大介が初心者向けにやさしく紹介している様子

iPhoneのバックアップとは、写真・連絡先・メッセージ・アプリのデータ・各種設定など、iPhoneの中身を丸ごと別の場所に控えておく仕組みです。本体が壊れても紛失しても、バックアップさえあれば、新しいiPhoneにほぼ元どおりの状態を復元できます。機種変更のデータ移行も、このバックアップが土台になります。

よく混同されるのが「写真の取り込み」との違いです。写真をパソコンにコピーするのは、写真という一部のデータの保存。一方バックアップは、ホーム画面の配置や設定まで含めた「iPhone全体のまるごと控え」です。役割が違うので、写真の整理は取り込みで、もしもへの備えはバックアップで、と使い分けるのが正解です。写真の取り込み方は「iPhoneの写真・動画をパソコンに取り込む方法」で詳しく解説しています。

iCloudバックアップの手順

iCloudバックアップの設定手順を七海と大介が順番にわかりやすく案内している様子

iCloudバックアップは、一度オンにすれば、iPhoneが「電源接続中・Wi-Fi接続中・画面ロック中」の条件がそろったときに自動で実行されます。つまり、寝ている間の充電中に勝手に済んでいる、という手軽さが持ち味です。

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自動バックアップをオンにする

最初の設定はこれだけです。

  1. 設定を開く
    「設定」→ 一番上の自分の名前 →「iCloud」→「iCloudバックアップ」を開きます。
  2. オンにする
    「このiPhoneをバックアップ」をオンにします。これで条件がそろうたびに自動で実行されます。
  3. 最終バックアップ日時を確認
    同じ画面に「前回のバックアップ」の日時が表示されます。ここが古い日付のままなら、自動バックアップが失敗しているサインです(原因の多くは容量不足。後述の解決策へ)。
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今すぐ手動で実行する

機種変更の直前など、その場で取りたいときはこちら。

  1. Wi-Fiに接続する
    バックアップはWi-Fi環境で行うのが基本です。
  2. 「今すぐバックアップ」をタップ
    同じ画面の「今すぐバックアップ」をタップすると、その場で実行されます。データ量によっては時間がかかるので、電源につないだまま待ちましょう。

※操作画面は、各メーカーの公式情報および公開資料をもとに再現した説明用画像です。実際の表示は、OS・アプリのバージョン、端末、契約状況などにより異なる場合があります。

iPhoneのiCloudバックアップ設定画面でこのiPhoneをバックアップをオンにして前回のバックアップ日時を確認する様子
iCloudバックアップの設定画面。「前回のバックアップ」の日時が最近なら、自動バックアップは正常です。

パソコンでのバックアップ手順(Windows・Mac)

パソコンでのバックアップは、iCloudの容量を一切使わず、パソコンの空き容量が許す限り丸ごと保存できるのが最大の強みです。ケーブルでつないで実行するだけで、追加費用はかかりません。

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Windowsの場合|「Appleデバイス」アプリで実行

現在のWindowsでは、Microsoft Storeの「Appleデバイス」アプリが標準的な方法です(従来のiTunesでも同じことができます)。

  1. アプリを入手してつなぐ
    Microsoft Storeで「Appleデバイス」を入手し、ケーブルでiPhoneを接続。iPhone側で「信頼」をタップします。
  2. バックアップを選ぶ
    アプリでiPhoneを選び、「iPhone内のすべてのデータをこのコンピュータにバックアップ」を選択します。
  3. 「ローカルバックアップを暗号化」にチェック(推奨)
    暗号化すると、保存されるデータの範囲が広がります(保存したパスワードや健康データなども含められます)。設定するパスワードを忘れると復元できなくなるため、必ず控えてください。
  4. 「今すぐバックアップ」を実行
    初回はデータ量により時間がかかります。完了までケーブルを抜かずに待ちましょう。
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Macの場合|Finderで実行

Macは追加アプリ不要で、標準のFinderからそのまま実行できます。

  1. つないでFinderを開く
    ケーブルで接続し、Finderのサイドバーに表示されるiPhoneをクリックします(iPhone側で「信頼」をタップ)。
  2. バックアップを選ぶ
    「iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」を選び、「ローカルバックアップを暗号化」にもチェックを入れます(パスワードは必ず控える)。
  3. 「今すぐバックアップ」を実行
    完了後、同じ画面の「最後のバックアップ」日時が更新されていれば成功です。
WindowsのAppleデバイスアプリでiPhoneをこのコンピュータにバックアップする設定を選ぶ様子
Windowsの「Appleデバイス」アプリのバックアップ画面。暗号化にチェックを入れると保存範囲が広がります。
MacのFinderでiPhoneを選びこのMacにバックアップを設定して今すぐバックアップを実行する様子
MacはFinderのサイドバーからiPhoneを選ぶだけ。追加アプリは不要です。

PC STOREスタッフメモ|「パソコンでも取れるんですか?」というご質問、多いです

機種変更や買い替えのご相談の際、お問い合わせ経由で「バックアップってiCloudの容量を買わないとだめなんですか?」というご質問をよくいただきます。実は、お手持ちのパソコンがあれば追加費用ゼロで丸ごとバックアップできることを、ご存じない方が少なくありません。iCloudの月額を払い続ける前に、まずパソコンでのバックアップを一度試してみてください。パソコンの空き容量が足りない場合の外付けドライブ活用も含めて、費用を抑える選択肢は意外と多いんです。

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iCloudとパソコン、どっちがいい?

iCloudとパソコンのバックアップの違いを七海と大介が比較しながら整理している様子

2つの方法を正直に比較します。どちらか一方が優れているのではなく、得意分野が違います。

項目 iCloudバックアップ パソコンでのバックアップ
手軽さ ◎ 一度設定すれば全自動 △ ケーブルでつなぐ手間がある
容量 △ 無料は5GBまで。超えると月額課金 ◎ パソコンの空き容量しだいで実質無制限
費用 写真が多いと有料プランがほぼ必須 追加費用ゼロ
復元・保管 ネット経由でどこからでも復元可 手元で管理。ネット不要で高速
弱点 容量不足で自動バックアップが止まりがち パソコン自体の故障リスク(外付け併用で対策)

使い分けの結論はシンプルです。日々の備えはiCloudの自動バックアップ、節目(機種変更前・月1回など)はパソコンで丸ごと。両方使えば、iCloud側は容量を最小限に抑えられ、パソコン側には完全な控えが残ります。パソコンだけに頼る場合は、パソコン自体の故障に備えて、バックアップの置き場所を外付けドライブ等と2か所にしておくとさらに安心です。

「容量不足」の解決策4つ

iCloudストレージの容量不足を解決する4つの方法を七海と大介が見直している様子

「iCloudストレージの空き領域が不足しています」の通知は、iCloudの5GBを使い切ったサインで、放置すると自動バックアップが止まったままになります。解決策は4つあり、上から順に費用がかかりません。

①バックアップ対象を整理する(無料):設定→自分の名前→iCloud→「アカウントのストレージを管理」→「バックアップ」で、アプリごとのバックアップのオン・オフを選べます。ゲームや動画アプリなど、消えても困らないアプリをオフにするだけで、必要容量を大きく減らせます。

iCloudのバックアップ管理画面でアプリごとのバックアップ対象をオフにして容量を減らす様子
アプリごとにバックアップの要・不要を選べます。消えても困らないアプリをオフにするだけで容量が減ります。

②写真をパソコンへ移す(無料):iCloud容量の大半は、たいてい写真と動画です。パソコンに取り込んでからiPhone側を整理すれば、バックアップに必要な容量そのものが減ります。手順は「iPhoneの写真・動画をパソコンに取り込む方法」を、iPhone本体の容量整理は「iPhoneの容量を空ける・ストレージ管理」をご覧ください。

③iCloud+の有料プランにする(月額):容量を増やせば通知は止まります。手間をかけたくない方には確実な選択肢ですが、月額は積み重なるとパソコン1台分にもなるため、②・④と比べてから決めるのがおすすめです。

④パソコンバックアップに切り替える(無料):丸ごとの控えはパソコン側で取り、iCloudは連絡先やメモの同期だけに絞る運用です。iCloudバックアップ自体をオフにすれば、5GBのままでも運用できます。

iCloudのアカウントストレージ管理画面で容量の内訳を確認しバックアップ対象を整理する様子
「アカウントのストレージを管理」で容量の内訳を確認。写真とバックアップが大半を占めているのが分かります。

バックアップできない・終わらない時の対処

バックアップが失敗する時の原因の切り分けを七海に大介が落ち着いてサポートしている様子

バックアップが失敗する・いつまでも終わらないときは、次を上から順に確認してください。

iPhoneにiCloudストレージの空き領域が不足していますと表示された通知画面
この表示が出たままだと、自動バックアップは止まったままになります。前章の解決策で対処しましょう。
  • iCloudの容量不足:最も多い原因です。前章の解決策4つのどれかで対処します
  • Wi-Fiが不安定・未接続:iCloudバックアップはWi-Fi環境が基本です。接続を確認し、電源につないだ状態で実行します
  • 初回や写真が多いときは単純に時間がかかる:数時間かかることもあります。夜間の充電中に任せるのが現実的です
  • パソコンがiPhoneを認識しない:ケーブルの差し替え(純正推奨)、別のUSBポート、iPhoneのロック解除と「信頼」の再確認。それでもだめなら両方を再起動します
  • 暗号化バックアップのパスワードを忘れた:以前設定したパスワードが分からないと、パソコンバックアップの復元ができません。iPhone側の「すべての設定をリセット」でバックアップパスワードをリセットできますが、Wi-Fi設定などが初期化される点に注意してください
  • Apple IDにサインインできない:iCloudバックアップの前提が崩れている状態です。パスワードの再設定と、乗っ取り対策の基本は「二段階認証・パスキーの基本」も参考になります

機種変更前のチェックリスト

機種変更前に確認したいバックアップの項目を七海と大介が慎重に点検している様子

バックアップが最も真価を発揮するのが機種変更のときです。買い替え・下取り・修理の前に、次を確認しておきましょう。

ふだんの備え

  • iCloudバックアップがオンで、「前回のバックアップ」が最近の日時になっているか
  • 「容量不足」の通知を放置していないか
  • 月に一度など、節目にパソコンでの丸ごとバックアップを取っているか
  • 暗号化バックアップのパスワードを安全な場所に控えてあるか

機種変更・修理・下取りの直前

  • 直前に「今すぐバックアップ」を手動実行したか(iCloudまたはパソコン)
  • Apple IDのメールアドレスとパスワードを把握しているか
  • 二段階認証の確認コードを受け取れる手段があるか
  • 下取り・売却の場合、バックアップ完了後に「すべてのコンテンツと設定を消去」を行う段取りか

よくある質問

iPhoneのバックアップの疑問に七海が質問し大介が落ち着いて答えている様子
iCloudとパソコン、結局どっちでバックアップすべきですか?

両方使うのが最も安心、というのが正直な答えです。日々の備えは、自動で実行されるiCloudバックアップに任せます。そして機種変更前や月に一度の節目には、パソコンで丸ごとバックアップを取ります。パソコンでのバックアップはiCloudの容量を使わないため、無料の5GBのままでも運用しやすくなります。どちらか一方だけを選ぶなら、写真が少ない方はiCloud、写真・動画が多く費用を抑えたい方はパソコン、が目安です。

「iCloudストレージの空き領域が不足しています」と出てバックアップできません。

iCloudの無料容量5GB(執筆時点)を使い切った状態で、放置すると自動バックアップが止まったままになります。解決策は4つあります。①設定のストレージ管理から、消えても困らないアプリをバックアップ対象から外す(無料)、②容量の大半を占める写真・動画をパソコンに取り込んでからiPhone側を整理する(無料)、③iCloud+の有料プランで容量を増やす(月額)、④丸ごとの控えはパソコンバックアップに切り替え、iCloudは同期だけに絞る(無料)。まずは無料の①②から試すのがおすすめです。

バックアップはどのくらいの頻度で取ればいいですか?

iCloudの自動バックアップをオンにしておけば、頻度を意識する必要はほぼありません。電源・Wi-Fi・画面ロックの条件がそろうたび(実質ほぼ毎晩の充電中)に自動で実行されるためです。大切なのは、設定画面の「前回のバックアップ」日時をときどき確認し、古い日付で止まっていないかを見ることです。パソコンでの丸ごとバックアップは、月に一度程度の節目と、機種変更・修理・下取りの直前に取っておくと安心です。

バックアップが終わらない・エラーになります。

まず、iCloudの場合は容量不足が最多の原因なので、ストレージの空きを確認してください。容量に問題がなければ、Wi-Fiの接続を確認し、電源につないだ状態で夜間に任せます(初回や写真が多い場合は数時間かかることもあります)。パソコンの場合は、ケーブルを純正品に替える、別のUSBポートに差す、iPhoneのロックを解除して「信頼」をやり直す、両方を再起動する、の順で切り分けます。それでも失敗が続く場合は、Apple公式サポートに相談するのが確実です。

まとめ

iPhoneのバックアップの要点を整理してわかりやすく振り返る様子の七海と大介

iPhoneのバックアップは、自動でおまかせの「iCloud」と、容量を気にせず丸ごと保存できる「パソコン」の2本立てで考えるのが正解です。iCloudは設定→自分の名前→iCloud→iCloudバックアップでオンにするだけ。パソコンはWindowsなら「Appleデバイス」アプリ、MacならFinderで、暗号化にチェックを入れて実行します。日々はiCloud、節目はパソコン。この合わせ技なら、無料の範囲でも十分に手厚い備えができます。

「容量不足」の通知は、対象アプリの整理と写真のパソコン退避で解決できることがほとんどで、有料プランは最後の選択肢で構いません。そして、バックアップが本当に役立つのは機種変更・故障・紛失という「もしも」の瞬間です。この記事を読んだ今日、まずiCloudバックアップがオンになっているか、前回の日時が最近かだけでも確認してみてください。バックアップ先になるパソコンをお探しでしたら、PC STOREにもお気軽にご相談ください。

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