最終更新日:2026年8月12日
iPhone活用ガイド
iPhoneの写真・動画をパソコンに取り込む方法
iPhoneの容量が写真と動画でいっぱい。パソコンに移して保存したいけれど、やり方が分からない。操作を間違えて大事な思い出が消えたら——。そんな不安をお持ちの方へ。iPhoneの写真の取り込みは、ケーブルでつないで「読み込む」だけで、しかも基本はコピーなので元の写真は消えません。この記事では、Windows・Mac別の取り込み手順、ケーブルを使わない方法、そして「認識しない」「パソコンで写真が開けない(HEIC)」といったつまずきの対処まで、初心者の方が安心して進められるように順番に解説します。
IT初心者の七海さん
大介先輩、iPhoneの容量が写真と動画でいっぱいなんです…。パソコンに移したいのに、やり方が分からなくて。操作を間違えて、大事な写真が消えたりしないか不安で。
IT上級者の大介先輩
その不安、よく分かるよ。でも基本は「ケーブルでつないで読み込むだけ」なんだ。iPhone側で「信頼」をタップして、Windowsならフォト、Macなら写真アプリで読み込む。取り込みはコピーだから、元の写真は消えないよ。今日は手順と、つまずきやすいポイントを順番に解説するね。
この記事でわかること
- 取り込みの前に用意するものと、最初の「信頼」の意味
- Windowsでの取り込み手順(フォトアプリ・エクスプローラー)
- Macでの取り込み手順(写真アプリ・AirDrop)
- ケーブルを使わずに送る方法(iCloud・クラウド)
- 認識しない・HEICが開けないなど、取り込めない時の対処
結論
ケーブルでつないで「信頼」→WindowsはフォトApp、Macは写真Appで読み込むだけ。元の写真は消えません
iPhoneの写真・動画をパソコンに取り込む一番確実な方法は、USBケーブルでの直接接続です。手順は3ステップで、①充電に使っているケーブルでiPhoneとパソコンをつなぐ、②iPhoneの画面に出る「このコンピュータを信頼しますか?」で「信頼」をタップ、③Windowsは「フォト」アプリ、Macは「写真」アプリで読み込みを実行。これだけです。取り込みは「コピー」なので、操作中にiPhone側の写真が勝手に消えることはありません(唯一の例外となる削除オプションについても本文で解説します)。
つまずきの定番は「パソコンがiPhoneを認識しない」「取り込んだ写真がパソコンで開けない(HEIC形式)」の2つで、どちらも対処法が確立されています。大量の写真は時間がかかるため、初回は時間に余裕のあるときに。取り込みが済んだら、パソコンや外付けドライブへの保存で思い出を二重に守るところまでが、この記事のゴールです。
導入漫画:写真が消えないか不安な七海が、「つないで信頼→アプリで読み込むだけ。取り込みはコピー」と大介から教わります。
取り込みの前に|用意するものと「信頼」の意味
用意するものは、ふだん充電に使っているUSBケーブル1本だけです。iPhoneの端子(LightningまたはUSB-C)とパソコンの端子(USB-AまたはUSB-C)が合っていれば、特別なケーブルは必要ありません。パソコン側の端子と形が合わない場合のみ、変換アダプタか対応ケーブルを用意してください。なお、充電専用の安価なケーブルにはデータ転送ができないものがまれにあるため、うまくいかないときはApple純正または付属のケーブルで試すのが確実です。
初めてつないだとき、iPhoneの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されます。これは「このパソコンに写真などのデータへのアクセスを許可しますか」という確認で、ご自身のパソコンなら「信頼」をタップして進めてください。逆に言うと、他人のパソコンや共用パソコンでは安易に「信頼」しないことが、写真を守る第一歩です。このダイアログはiPhoneのロックを解除した状態で表示されるので、つないでも何も出ないときは、まずiPhoneのロックを解除してみてください。
※操作画面は、各メーカーの公式情報および公開資料をもとに再現した説明用画像です。実際の表示は、OS・アプリのバージョン、端末、契約状況などにより異なる場合があります。
初回接続時に表示される確認画面。ご自身のパソコンなら「信頼」をタップして進みます。
Windowsでの取り込み手順
Windowsでは、標準の「フォト」アプリを使う方法が一番かんたんです。追加のソフトは必要ありません。
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フォトアプリで取り込む|おすすめの基本手順
Windows 11の標準アプリで、選んで読み込むだけです。
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つないで「信頼」
ケーブルで接続し、iPhoneのロックを解除して「信頼」をタップします。
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フォトアプリでインポート
スタートメニューから「フォト」を開き、右上の「インポート」→接続したiPhone(Apple iPhone)を選びます。写真の一覧が表示されるまで、枚数が多いと数分かかることがあります。
-
写真を選んで読み込む
取り込みたい写真を選択(全選択も可)し、「追加」をクリック。保存先は初期設定では「ピクチャ」フォルダーです。
2
エクスプローラーで取り込む|フォルダー感覚で扱いたい人向け
ファイル操作に慣れている方はこちらでも取り込めます。
-
エクスプローラーを開く
「PC」の中に「Apple iPhone」が表示されるので開きます。
-
写真をコピーする
内部のフォルダー(DCIM)を開き、写真をパソコン側のフォルダーへドラッグ&ドロップでコピーします。
-
コピー完了まで抜かない
コピー中にケーブルを抜くとファイルが壊れることがあります。終わるまで待ちましょう。
「インポート後に項目を削除」のチェックに注意
取り込みの設定画面に「インポート後にデバイスから項目を削除する」という選択肢が表示されることがあります。ここにチェックを入れると、取り込みと同時にiPhone側の写真が削除されます。「元の写真は残したい」方は、チェックが外れていることを必ず確認してください。iPhoneの容量を空けるのが目的の場合も、まずは削除せずに取り込み、パソコン側で写真が開けることを確認してから、iPhone側を整理する順番が安全です。
フォトアプリの「インポート」画面。取り込みたい写真を選んで「追加」を押すだけです。
Macでの取り込み手順
Macは標準の「写真」アプリで取り込みます。iPhoneとの相性の良さはMacならではで、ケーブルなしのAirDropという選択肢もあります。
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写真アプリで取り込む|基本手順
つないで読み込むだけの2ステップです。
-
つないで「信頼」
ケーブルで接続し、iPhone側で「信頼」を、Mac側にアクセサリ接続の確認が出たら「許可」をタップ・クリックします。
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写真アプリで読み込む
「写真」アプリを開くと読み込み画面が表示されます(出ない場合はサイドバーのiPhone名をクリック)。「すべての新しい写真を読み込む」か、選んで「選択項目を読み込む」をクリックすれば完了です。
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AirDropで送る|数枚ならケーブル不要で一瞬
少量の写真なら、AirDropが最速です。
-
iPhoneで写真を選ぶ
写真アプリで送りたい写真を選び、共有ボタン→AirDropをタップします。
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Macを選ぶ
表示された自分のMacを選ぶと、MacのダウンロードフォルダーにHEICやJPEGの元データがそのまま届きます。
-
表示されないときは
MacのWi-FiとBluetoothがオン、AirDropの受信設定が「連絡先のみ」または「すべての人」になっているかを確認してください。
Macの写真アプリの読み込み画面。「すべての新しい写真を読み込む」で一括取り込みできます。
写真の保存・整理用の一台をお探しの方へ
iPhoneと相性のいいMacも、写真がたっぷり入るWindowsも選べます
PC STOREでは、写真の保存・整理にちょうどいい大容量ストレージ搭載の整備済みパソコンを、保証つきでご用意しています。
ケーブルを使わない方法(iCloud・クラウド)
ケーブルが手元にないときや、日常的に自動で写真をためていきたい場合は、クラウド経由という方法もあります。それぞれの特徴を整理します。
正直な使い分けを言うと、「たまった写真を一気に移す」ならケーブル、「これからの写真を自動でためる」ならクラウド、が最適解です。クラウドは便利な反面、無料容量の上限があり、モバイル回線でのアップロードは通信量も消費します。クラウドの容量が「いっぱいです」になったときの対処は「OneDriveが同期しない・容量不足の対処法」で解説しています。
取り込めない時の対処法
取り込みでつまずくポイントは、ほぼ次のどれかです。上から順に確認してください。
- パソコンにiPhoneが表示されない:iPhoneのロックを解除し、「信頼」の表示が出ていないか確認します。出ない場合は、ケーブルを別のUSBポートに差し替え、別のケーブル(純正推奨)でも試します
- 「信頼」を押し損ねた・間違えて「信頼しない」を押した:ケーブルを抜き差しすると再表示されます。それでも出ない場合は、iPhoneの設定→一般→転送またはiPhoneをリセット→リセット→「位置情報とプライバシーをリセット」で確認をやり直せます(写真は消えません)
- 途中で止まる・エラーになる:写真が数千枚あると時間がかかり、途中で失敗することもあります。数百枚ずつ小分けに取り込む、iPhoneの画面をロックせずスリープさせない、が有効です
- 取り込んだ写真がパソコンで開けない:HEICという形式が原因です(次の解説へ)
- Windowsでデバイスとして認識すらされない:ドライバーの問題の可能性があります。「デバイスマネージャーの「不明なデバイス」とは?」の手順で状態を確認してください
PC STOREスタッフメモ|「開けない写真」のご相談、原因はほぼHEICです
お問い合わせ経由のご相談で特に多いのが、「パソコンを買い替えて写真を移したら、一部の写真が開けない」というものです。原因のほとんどは、iPhoneが標準で使う「HEIC(ヘイク)」という写真形式で、古いWindowsや一部ソフトがそのままでは表示できないために起こります。パソコンの故障ではないのでご安心ください。対処は2つで、①Windows側に拡張機能(HEIF画像拡張機能)を入れて開けるようにする、②iPhone側の設定→カメラ→フォーマットを「互換性優先」にして、今後の写真をJPEGで撮る、のどちらかです。過去の写真をJPEGに変換したい場合は、iPhoneの写真アプリから共有→「オプション」で形式を変えて送る方法もあります。
取り込んだ後の整理とバックアップ
パソコンに取り込んだら、あと少しだけ手をかけると、思い出の安全性がぐっと高まります。まず、取り込んだ写真が実際に開けることを何枚か確認してから、iPhone側の整理に進んでください。iPhoneの容量を空ける具体的な手順は「iPhoneの容量を空ける・ストレージ管理」で詳しく解説しています。
そして大切なのが、パソコンを「唯一の保存場所」にしないことです。パソコンも故障やストレージの寿命があるため、写真のような二度と撮れないデータは、外付けドライブやクラウドと合わせて2か所以上に置くのが基本です。外付けドライブを使う場合は、万一の認識トラブルへの備えとして「外付けHDD・SSDが認識しない時の対処法」も知っておくと安心です。Macをお使いなら、「Time Machineの設定」で写真ごと自動バックアップする仕組みが手軽に作れます。
失敗しないためのチェックリスト
大事な思い出を扱う作業なので、次の項目を確認しながら進めると安心です。
取り込み前
- データ転送に対応したケーブル(純正または付属品)を用意したか
- iPhoneのロックを解除して「信頼」をタップしたか
- 「インポート後にデバイスから項目を削除」のチェックが外れているか
- 枚数が多い場合、時間に余裕のあるタイミングか(電源接続推奨)
取り込み後
- 取り込んだ写真が何枚か実際に開けることを確認したか
- HEICの写真が開けない場合の対処(拡張機能または互換性優先)を済ませたか
- パソコン以外にもう1か所(外付け・クラウド)保存したか
- 確認が済んでから、iPhone側の整理を始めているか
よくある質問
パソコンにiPhoneの写真を取り込めないのはなぜですか?
多い原因は3つです。①iPhoneのロックが解除されておらず「信頼」の確認が出ていない、②ケーブルが充電専用でデータ転送に対応していない(純正ケーブルで試すと切り分けられます)、③USBポートの接触不良(別のポートに差し替える)。この3つで大半は解決します。それでもWindowsがiPhoneを認識しない場合は、デバイスマネージャーでドライバーの状態を確認してください。写真が数千枚ある場合は、一覧の表示だけで数分かかることもあるため、少し待ってみることも大切です。
取り込んだ写真がパソコンで開けません。HEICとは何ですか?
HEICは、iPhoneが標準で使っている写真の保存形式です。同じ画質でJPEGよりファイルサイズが小さい優れた形式ですが、古いWindowsや一部のソフトでは、そのままでは表示できないことがあります。対処は、①Windowsに「HEIF画像拡張機能」を追加して開けるようにする、②iPhoneの設定→カメラ→フォーマットを「互換性優先」に変えて、今後はJPEGで撮影する、のどちらかです。パソコンの故障ではないので、安心して対処してください。
ケーブルなしで写真をパソコンに送る方法はありますか?
あります。MacならAirDropが最速で、写真を選んで共有ボタンから自分のMacに送るだけです。WindowsならiCloud(ブラウザでiCloud.comにサインインしてダウンロード)や、OneDrive・Googleフォトなどのクラウドアプリで自動アップロードする方法があります。ただし、クラウドは無料容量に上限があり、モバイル回線では通信量も消費します。数百枚〜数千枚をまとめて移すなら、速くて確実なUSBケーブルがおすすめです。
パソコンに取り込んだら、iPhoneから写真は消えますか?
消えません。取り込みは「コピー」なので、iPhone側の写真はそのまま残ります。唯一の例外は、取り込み時に「インポート後にデバイスから項目を削除する」というオプションにチェックを入れた場合で、このときだけ取り込み後にiPhone側から削除されます。容量を空けたい場合でも、まずは削除せずに取り込み、パソコンで写真が開けることを確認してから、iPhone側を手動で整理する順番が安全です。
まとめ
iPhoneの写真・動画のパソコンへの取り込みは、「ケーブルでつなぐ→iPhoneで信頼をタップ→Windowsはフォト、Macは写真アプリで読み込む」の3ステップです。取り込みはコピーなので元の写真は消えません。「インポート後に削除」のチェックにだけ気をつければ、怖い操作はひとつもありません。数枚だけならAirDrop(Mac)、日常の自動保存ならiCloudやOneDriveと、目的に応じた使い分けもできます。
つまずいたら、ロック解除と「信頼」、ケーブルとポートの差し替え、そしてHEIC形式の対処。この記事の順番で確認すれば、ほとんどのケースは解決します。取り込んだ写真は開けることを確認してから、外付けドライブやクラウドと合わせて2か所以上に保存し、それからiPhone側の整理へ。この順番を守れば、思い出を失うリスクを最小限に、iPhoneの容量もすっきりさせられます。写真の保存・整理に余裕のある一台をお探しでしたら、PC STOREにもお気軽にご相談ください。
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執筆・監修:PC STORE編集部|各メーカーの公式情報をもとに調査・執筆しています。操作画面は公式情報および公開資料を照合し、説明用に再現しています。