最終更新日:2026年7月29日
Macの使い方・設定
Macのバックアップ・Time Machine|外付けをつないで自動で守る
「Macのバックアップは、取ったほうがいいと分かっているけれど、難しそうで、後回しにしている」という方は、多いのではないでしょうか。でも、もしMacが壊れたり、大切な写真やデータが、突然消えてしまったり、したら——と思うと、不安ですよね。実は、Macには「Time Machine(タイムマシン)」という、とても優秀なバックアップ機能が、標準で備わっています。必要なのは、外付けストレージを、ひとつ用意するだけ。つないで、設定をオンにすれば、あとは自動で、Macがあなたのデータを守ってくれます。このページでは、Time Machineの始め方を、外付けの選び方から、設定、復元まで、やさしくご紹介します。なお、画面の表示は、お使いのmacOSのバージョンによって、少し異なる場合があります。
Macのバックアップって、取ったほうがいいですよね?でも、難しそうで、後回しにしてて…。もし壊れて、写真とか全部消えたら、と思うと不安で。簡単な方法ってありますか?
Mac標準の「Time Machine」が、簡単でおすすめだよ。ポイントは3つ。①外付けストレージを用意する(容量は、Mac本体の2倍以上が目安)②Macにつないで、設定からオンにするだけ ③あとは、自動でバックアップしてくれる。これで、万一のときも、過去の状態に戻せるよ。特別なアプリも要らないし、一度設定すれば、ほったらかしで大丈夫。さっそく始めよう。
この記事でわかること
- Time Machineとは(バックアップの大切さ)
- 用意する外付けストレージの選び方
- Time Machineの設定(始め方)
- 自動バックアップの仕組みと運用
- データの復元のしかた
- より安全にするコツと注意点
結論
「外付けを用意して、つないで、オンにする」だけです
Macのバックアップは、標準機能の「Time Machine」を使えば、「①外付けストレージを用意 ②Macにつないで ③設定でオンにする」だけで、始められます。特別なアプリは、要りません。Time Machineは、macOSに標準で備わっている、自動バックアップ機能です。外付けストレージに、ファイルや写真だけでなく、アプリや、システム、各種の設定まで、Mac全体を、まるごと自動でバックアップしてくれます。そのおかげで、うっかりファイルを消してしまったときや、Macが故障したとき、買い替えたときなどに、過去の状態に、簡単に戻せます。まさに「もしものときの保険」です。始めるために必要なのは、外付けのストレージ(SSDやHDD)が、ひとつだけ。これが、唯一の出費です。容量は、お使いのMac本体の、ストレージ容量の「2倍以上」が、目安です(例:本体が512GBなら、1TB以上)。容量に余裕があるほど、過去のバックアップを、長く残しておけます。
設定は、とても簡単です。外付けを、Macにつなぎ、「システム設定」→「一般」→「Time Machine」を開いて、「バックアップディスクを追加」から、その外付けを選ぶだけ。あとは、Macが、自動でバックアップを始めてくれます。初回のバックアップは、データ量によっては、数時間かかることもありますが、その間も、Macは、ふつうに使えます。一度設定すれば、外付けをつないでおくだけで、Macが、定期的に、自動でバックアップを続けてくれます。もしものときは、消したファイルを、ピンポイントで取り戻したり、新しいMacに、データや設定をまるごと引き継いだり、できます。ひとつだけ、大切なことを。Time Machineは、「バックアップを取っていなければ、戻せません」。だからこそ、何かが起こる前に、今、設定しておくことが、とても大切です。さらに安心したい場合は、外付けだけでなく、iCloudなどのクラウドとも、組み合わせると、より安全です。それでは、順番に見ていきましょう。
Time Machineとは(バックアップの大切さ)

まず、Time Machineが、どんなものかを知りましょう。「もしものときの保険」です。
「Time Machine(タイムマシン)」は、macOSに、標準で備わっている、自動バックアップ機能です。外付けストレージを用意して、設定するだけで、Macの中のデータを、自動で、定期的に、バックアップしてくれます。バックアップされるのは、写真や書類などのファイルだけではありません。インストールしたアプリ、システム、各種の設定、メール、Dockの並びまで、いわば「Mac全体」を、まるごと保存してくれます。だから、もしものときに、とても頼りになります。たとえば、大切なファイルを、うっかり削除してしまったとき、過去のバックアップから、そのファイルだけを、取り戻せます。Macが故障したり、ストレージが壊れたりして、データにアクセスできなくなっても、別のMacや、修理後のMacに、バックアップから、データを復元できます。新しいMacへ買い替えるときも、古いMacの環境を、そっくり引き継げます。パソコンのデータは、ある日突然、失われることがあります。Time Machineは、そんな「もしも」に備える、頼もしい保険なのです。
「Mac全体を自動でバックアップ・もしもの保険になる」
Time Machineは、「外付けストレージに、Mac全体を、自動でバックアップしてくれる、標準の機能」です。ファイルはもちろん、アプリや設定まで、まるごと保存されるので、データを消してしまったとき、Macが壊れたとき、買い替えたときなど、さまざまな「もしも」に、対応できます。バックアップというと、難しそう、面倒そう、と感じるかもしれませんが、Time Machineは、一度設定すれば、あとは自動で、ほったらかしで大丈夫です。特別なアプリも、要りません。大切なのは、「何かが起こる前に、設定しておく」こと。パソコンの故障や、データの消失は、いつ起こるか分かりません。「まだ大丈夫」と後回しにせず、早めに設定しておくことを、強くおすすめします。なお、バックアップの「考え方」や、全体的な戦略(どんなデータを、どこに、どう守るか)について、もっと詳しく知りたい方は、Macのバックアップ戦略も、あわせてご覧ください。この記事では、Time Machineの、具体的な始め方を、ご紹介していきます。
Time Machineとバックアップ
「バックアップ」とは、大切なデータ(ファイル、写真、設定など)の、控え(コピー)を、別の場所に、保存しておくことです。万一、元のデータが、消えたり、壊れたり、しても、控えがあれば、元に戻せます。パソコンを使ううえで、とても大切な、備えのひとつです。「Time Machine(タイムマシン)」は、Apple(アップル)が、macOSに標準で搭載している、バックアップ機能の名前です。その名のとおり、「時間をさかのぼって、過去の状態に戻れる」のが、特徴です。外付けストレージを用意して、Time Machineをオンにすると、Macは、自動で、定期的に(一般的に、過去24時間は1時間ごと、など)、バックアップを作成します。そして、それぞれの時点の状態が、記録されていくので、「3日前の、あのファイル」「先週の状態」といったように、特定の過去の時点に、さかのぼって、データを復元できます。バックアップされるのは、Mac全体(ファイル、アプリ、システム、設定など)です。Time Machineは、Macユーザーにとって、いちばん手軽で、確実なバックアップ方法のひとつであり、特別な知識がなくても、簡単に使えるのが、大きな魅力です。
用意する外付けストレージの選び方

Time Machineに必要なのは、外付けストレージひとつ。選び方のポイントを見ていきましょう。
Time Machineを始めるために、必要なものは、ただひとつ。「外付けストレージ(外付けのSSDやHDD)」です。これが、Time Machineに必要な、唯一の出費になります。選ぶときのポイントは、「容量」と「種類(SSDかHDDか)」の、2つです。まず「容量」。Time Machine用の外付けは、お使いのMac本体の、ストレージ容量の「2倍以上」を、目安に選びましょう(できれば3倍あると、より安心です)。たとえば、Mac本体が512GBなら、1TB以上、本体が1TBなら、2TB以上、といった具合です。容量に余裕があるほど、過去のバックアップを、より長い期間、残しておけます(容量がいっぱいになると、古いバックアップから、自動的に削除されていきます)。次に「種類」。「SSD」は、読み書きが速く、バックアップや復元が、すばやく終わりますが、価格は高めです。「HDD」は、速度はやや劣りますが、容量あたりの価格が安いのが魅力です。Time Machine用途なら、HDDでも十分実用的ですが、復元の速さを重視するなら、SSDがおすすめです。
「容量はMacの2倍以上・専用にするのが安心」
外付けストレージは、「①容量は、Mac本体の2倍以上(できれば3倍)②速度重視ならSSD、コスト重視ならHDD」を目安に選びましょう。HDDは安くて大容量、SSDは高いけれど高速、という違いがあります。Time Machineは、復元のときくらいしか、速さを意識しないので、コストを抑えたいなら、HDDでも十分です。ひとつ、大切なポイントがあります。Time Machine用に用意した外付けは、「Time Machine専用」にするのが、おすすめです。1つのディスクを、Time Machineと、ほかのファイル保存とで、分けて使うこともできますが、トラブルを避けるため、Apple も、専用での使用を推奨しています。バックアップ用の外付けは、それ専用と割り切って、ほかのデータは入れない、という使い方が、安心です。なお、外付けは、お使いのMacの接続端子(USB-Cなど)に対応した製品を、選びましょう。容量別の選び方など、ストレージ選びで迷ったら、お気軽にご相談ください。Macの買い替えをお考えなら、macOS搭載のMacも、あわせてご覧ください。
外付けストレージとフォーマット(初期化)
「外付けストレージ」は、パソコンの外側に、ケーブルなどでつないで使う、データの保存装置です。大きく「SSD(エスエスディー)」と「HDD(ハードディスク)」の、2種類があります。SSDは、内部に動く部品がなく、読み書きが速く、衝撃にも比較的強いのが特徴ですが、価格は高めです。HDDは、内部で円盤が回転する仕組みで、速度はSSDに劣りますが、容量あたりの価格が安く、大容量のものを、手頃に入手できます。「フォーマット(初期化)」は、ストレージを、特定の方式で使えるように、整える作業です。Time Machineで使う場合、外付けは、Macに適した形式(近年は「APFS」という形式が推奨されます)に、フォーマットする必要があります。ただ、難しく考える必要はありません。Time Machineの設定の途中で、「このディスクを消去して使いますか?」と聞かれるので、それに従えば、Macが、自動で、適切な形式に、フォーマットしてくれます。事前に、自分でフォーマットしておく必要は、基本的にありません。なお、フォーマットすると、そのストレージの中身は、すべて消去されます。新品ではなく、中身のある外付けを使う場合は、必要なデータを、別の場所に移してから、設定しましょう。
Time Machineの設定(始め方)

外付けが用意できたら、いよいよ設定です。びっくりするほど、簡単です。
外付けストレージが用意できたら、Time Machineの設定をしましょう。手順は、驚くほど簡単です。まず、用意した外付けストレージを、Macのポート(USB-Cなど)に、接続します。接続すると、「このディスクを、Time Machineバックアップに使用しますか?」といった、メッセージが表示されることがあります。その場合は、案内に従って、「バックアップディスクとして使用」を選べば、設定が進みます。メッセージが表示されない場合や、自分で設定する場合は、画面左上のAppleメニュー(リンゴのマーク)から「システム設定」を開き、「一般」→「Time Machine」を選びます(古いmacOSでは「システム環境設定」→「Time Machine」)。そこで、「バックアップディスクを追加」(または「+」ボタン)をクリックし、接続した外付けストレージを選んで、「ディスクを設定」をクリックします。このとき、「ディスクを消去して、Time Machineで使えるようにしますか?」と確認されるので、(バックアップ専用にするので)そのまま消去して、設定を進めます。フォーマットは、Macが自動で行ってくれます。これで、設定は完了です。
「システム設定→一般→Time Machineでディスクを追加」
Time Machineの設定は、「①外付けをMacに接続 ②システム設定→一般→Time Machine ③バックアップディスクを追加→外付けを選ぶ ④消去して設定(フォーマットは自動)」の流れです。本当に、これだけです。拍子抜けするほど、簡単ですよ。設定の途中で、「バックアップを暗号化しますか?」と聞かれることがあります。暗号化すると、バックアップの中身が、パスワードで保護され、より安全になります(外付けを紛失・盗難されても、中身を見られにくくなります)。暗号化する場合は、パスワードを設定しますが、このパスワードを忘れると、バックアップから復元できなくなるので、絶対に忘れないよう、大切に管理しましょう。また、「Time Machineを、メニューバーに表示」する設定にしておくと、画面上部から、バックアップの状況を確認したり、手動でバックアップを開始したり、できて便利です。設定が終わると、自動で、最初のバックアップが始まります。初回は、データ量によっては、数時間かかることもありますが、その間も、Macは、ふつうに使えるので、ご安心ください。
自動バックアップの仕組みと運用

一度設定すれば、あとは自動です。仕組みと、日々の運用のコツを知っておきましょう。
Time Machineは、一度設定すれば、あとは、自動でバックアップを続けてくれます。仕組みは、こうです。外付けストレージを、Macに接続している間、Time Machineは、定期的に(一般的に、過去24時間は1時間ごと、過去1か月は1日ごと、それ以前は1週間ごと、というように)、自動でバックアップを作成します。そして、外付けの容量が、いっぱいになると、いちばん古いバックアップから、自動的に削除して、新しいバックアップのための、空きを作ります。そのため、容量に余裕があるほど、より長い期間の、過去の状態を、残しておけます。日々の運用は、とてもシンプルです。外付けストレージを、Macに「つなぎっぱなし」にしておけば、あとは、何もしなくても、自動でバックアップが、続いていきます。デスクトップのMacなら、つなぎっぱなしが、簡単です。ノート型のMacBookで、持ち歩く場合は、外付けを外すと、その間バックアップは止まりますが、家に帰って、また接続すれば、自動でバックアップが、再開されます。「気が向いたとき、夜だけつなぐ」といった使い方でも、大丈夫です。
「つなぎっぱなしで自動・外すと止まり再接続で再開」
運用のコツは、「外付けを、できるだけ、つなぎっぱなしにしておく」ことです。そうすれば、Time Machineが、自動で、定期的にバックアップを続けてくれるので、あなたは、何も意識する必要が、ありません。MacBookを持ち歩く方は、外付けを外している間は、バックアップが止まりますが、帰宅して再接続すれば、自動で再開されるので、「1日に1回は、必ず接続する」などを、習慣にすると、安心です。理想を言えば、毎日バックアップされるのが、いちばんですが、難しければ、「数日に1回は接続する」だけでも、ないよりは、ずっと安心です。なお、外付けを取り外すときは、いきなりケーブルを抜くのではなく、デスクトップの外付けアイコンを、ゴミ箱(取り出しアイコン)にドラッグするか、Finderで「取り出し」の操作をしてから、抜くようにしましょう。バックアップの途中で、いきなり抜くと、バックアップデータが、壊れることがあります。手動で、すぐにバックアップしたいときは、メニューバーのTime Machineアイコンから「今すぐバックアップを作成」を選べます。
データの復元のしかた

いざというとき、どう戻すか。Time Machineの復元には、大きく3つの方法があります。
バックアップを取っておく目的は、もちろん「いざというときに、戻す」ためです。Time Machineからの復元には、大きく3つの方法があります。ひとつめは、「ファイルやフォルダを、ピンポイントで復元する」方法。うっかり消してしまったファイルや、間違えて上書きしてしまった書類などを、取り戻したいときに使います。外付けをつないだ状態で、Time Machineを起動すると、過去のバックアップが、時系列で表示されるので、目的の日付までさかのぼり、戻したいファイルを選んで、「復元」します。ふたつめは、「新しいMacや、初期化したMacに、まるごと復元する」方法。新しいMacの初期設定中(または、Macを初期化したあと)に表示される、「移行アシスタント(情報を転送)」で、Time Machineバックアップを選ぶと、データ・設定・アプリが、そっくりそのまま、引き継がれます。買い替えのときに、とても便利です。みっつめは、「Mac全体を、システムごと復元する」方法。Macが起動しなくなった場合などに、起動時の特別なモード(復旧)から、Time Machineバックアップを使って、Mac全体を、元の状態に戻します。
「ファイル単位・買い替え時・システム全体の3通り」
復元の方法は、「①ファイル単位(消したファイルを取り戻す)②買い替え時(移行アシスタントでまるごと引き継ぐ)③システム全体(起動できないときなどに、Mac全体を戻す)」の、3通りがあると、覚えておきましょう。いちばんよく使うのは、①の「ファイル単位の復元」です。これは、日常的に「あ、間違えて消しちゃった」というときに、役立ちます。②の「買い替え時の移行」は、新しいMacを買ったときに、古い環境を、そっくり引き継げるので、面倒な再設定が、ほとんど要らなくなります。③の「システム全体の復元」は、Macが起動しないなど、深刻なトラブルのときの、最後の手段です。復元にかかる時間は、データ量や、外付けの種類(SSDかHDDか)によりますが、システム全体の復元で、SSDなら30分〜1時間、HDDなら数時間が、目安です。なお、Macの買い替え時の、データの引き継ぎについては、WindowsからMacに乗り換えて最初にやる設定や、データ移行の関連記事も、参考になります。いざというときのために、復元の方法も、頭の片隅に入れておきましょう。
移行アシスタントと復元
「移行アシスタント」は、Macに標準で備わっている、データを引き継ぐためのツールです。古いMacから新しいMacへ、データ・設定・アプリなどを、まるごと移すときに使います。新しいMacの、初期設定の途中で、「情報をこのMacに転送」といった画面が表示され、ここで「Time Machineバックアップから」を選ぶと、外付けに保存しておいた、古いMacの環境を、そっくり引き継げます。壁紙や、Wi-Fiのパスワード、Dockの並び順まで、元どおりになるので、買い替え時の、面倒な再設定が、ほとんど不要になります。「復元」は、Time Machineバックアップを使って、データを、過去の状態に戻すこと全般を指します。ファイル単位の復元から、Mac全体の復元まで、いくつかの方法があります。Mac全体を、システムごと復元する場合は、Macを特別な起動モード(復旧モード)で立ち上げ、「Time Machineバックアップから復元」を選びます。起動モードへの入り方は、Macの種類(Appleシリコン搭載か、Intel搭載か)によって異なります。Mac全体の復元は、やや上級者向けの操作なので、手順に不安がある場合は、無理をせず、Appleの公式サポートの案内を確認しながら、進めるのが安心です。
より安全にするコツと注意点

最後に、バックアップを、より確実なものにするための、コツと注意点をまとめます。
Time Machineは、とても優秀ですが、より安全に、確実にデータを守るために、知っておきたいコツと、注意点があります。まず、いちばん大切なこと。「Time Machineは、バックアップを取っていなければ、復元できません」。当たり前のようですが、これがすべてです。何かが起こってから、「バックアップしておけばよかった」では、手遅れです。今すぐ、設定しておきましょう。次に、「外付けストレージも、故障することがある」という点です。Time Machineのバックアップ先である外付けが、壊れてしまえば、当然、バックアップも失われます。本当に大切なデータ(思い出の写真や、仕事の重要書類など)は、Time Machine(外付け)だけに頼らず、iCloudなどのクラウドや、もうひとつの外付けにも、保存しておく——つまり「2か所以上に、控えを持つ」と、より安心です。また、容量がいっぱいになると、古いバックアップから消えていくので、ずっと前のデータを残したい場合は、容量に余裕を持たせましょう。そして、もし、バックアップが、なかなか終わらない、エラーが出る、といったトラブルが起きたときは、あわてず、対処しましょう。
「取っていなければ戻せない・大切なものは二重に」
より安全にするコツは、「①何かが起こる前に、今、設定する ②外付けも壊れるので、大切なデータは、クラウドなど、別の場所にも控える(2か所以上)③容量に余裕を持たせ、古いデータも残す」の、3つです。とくに、「大切なデータは、2か所以上に控える」のは、データを守る、基本の考え方です。外付け1台だけだと、その外付けが壊れたら、おしまいです。Time Machine(外付け)に加えて、写真はiCloud写真にも、重要書類はクラウドにも、というように、複数の場所に、分けておくと、ぐっと安心です。注意点として、暗号化バックアップにした場合の、パスワードは、絶対に忘れないようにしましょう(忘れると、復元できません)。また、もし「Time Machineのバックアップが、進まない・終わらない・エラーが出る」といった場合は、Time Machineが進まない・失敗するときの対処で、くわしい対処法を解説しています。あわせてご覧ください。なお、外付けの調子が悪い、認識しない、といった場合は、ハードウェアの故障の可能性もあるので、無理に使い続けず、新しい外付けへの交換も、検討しましょう。バックアップは、Macを安心して使うための、大切な土台です。
よくある質問

Time Machine用の外付けは、どのくらいの容量が必要ですか?
Mac本体の、ストレージ容量の2倍以上が目安です。Time Machine用の外付けストレージは、お使いのMac本体の、内蔵ストレージ容量の「2倍以上」を、目安に選ぶのが、おすすめです。できれば、3倍ほど、余裕があると、より安心です。たとえば、Mac本体のストレージが512GBなら、1TB以上、本体が1TBなら、2TB以上、といった具合です。なぜ、本体より大きな容量が必要かというと、Time Machineは、現在のデータだけでなく、過去のさまざまな時点の状態を、記録していくためです。容量に余裕があるほど、より長い期間の、過去のバックアップを、残しておけます。逆に、容量が少ないと、すぐにいっぱいになり、古いバックアップから、どんどん削除されていくため、「少し前の状態に戻したい」と思っても、すでに消えていることが、あります。種類は、SSDでも、HDDでも、構いません。SSDは、速くて快適ですが、価格は高め。HDDは、速度はやや劣りますが、安く、大容量のものが手に入ります。Time Machine用途なら、HDDでも十分に実用的です。ご自身のMacの容量を確認して、その2倍以上を目安に、選んでください。
外付けは、ずっとつなぎっぱなしにする必要がありますか?
つなぎっぱなしが理想ですが、ときどき接続するだけでも大丈夫です。Time Machineは、外付けストレージを接続している間、自動でバックアップを行います。そのため、外付けを「つなぎっぱなし」にしておくのが、いちばん理想的です。そうすれば、何も意識しなくても、定期的に、自動でバックアップが、続いていきます。とくに、デスクトップのMac(iMacなど)なら、つなぎっぱなしが、簡単でしょう。一方、ノート型のMacBookを、持ち歩く場合は、外付けを、常につないでおくのは、難しいかもしれません。その場合でも、心配いりません。外付けを外している間は、バックアップは止まりますが、家に帰って、また接続すれば、自動で、バックアップが再開されます。ですので、「帰宅したら、外付けにつなぐ」「1日1回は接続する」「夜、寝る前につなぐ」といった習慣にすれば、十分に、データを守れます。理想は毎日ですが、難しければ、数日に1回でも、まったくバックアップしないよりは、ずっと安心です。ご自身の使い方に、無理なく合う、接続のリズムを、見つけてください。
バックアップ用の外付けに、ほかのデータも保存していいですか?
おすすめしません。Time Machine専用にするのが安心です。技術的には、1つの外付けストレージを、Time Machineのバックアップ用と、ほかのファイルの保存用とで、分けて使うことも、可能です。しかし、おすすめはしません。Apple も、Time Machine用のディスクは、Time Machineバックアップ専用にすることを、推奨しています。理由は、いくつかあります。Time Machineは、空き容量を使って、できるだけ多くの過去のバックアップを、残そうとします。ほかのデータが入っていると、その分、バックアップに使える容量が、減ってしまいます。また、ディスクを分けて使うと、設定が複雑になり、トラブルの原因にも、なりやすくなります。せっかくのバックアップが、いざというときに、うまく機能しないと、困ります。バックアップ用の外付けは、「これは、Time Machine専用」と割り切って、ほかのデータは、入れないようにするのが、いちばん安心で、シンプルです。ほかのデータを保存したい場合は、別の外付けストレージを、用意することを、おすすめします。大切なバックアップを、確実なものにするために、専用での使用を、心がけましょう。
Time Machineがあれば、iCloudなどのクラウドは要りませんか?
両方あると、より安全です。役割が少し違います。Time Machine(外付けへのバックアップ)と、iCloudなどのクラウドは、どちらもデータを守る方法ですが、役割が、少し異なります。両方を、組み合わせて使うと、より安全です。Time Machineは、Mac全体(アプリや設定を含む)を、まるごとバックアップでき、過去の状態に、さかのぼって復元できるのが、強みです。ただし、バックアップ先の外付けが、Macの近くにあるため、火災や、盗難、外付け自体の故障といった場合には、Macと一緒に、失われる危険があります。一方、iCloudなどのクラウドは、データが、インターネット上(手元から離れた場所)に保存されるため、手元の機器が、すべて失われても、データは守られます。また、ほかの端末(iPhoneなど)とも、共有できます。ただし、無料の容量には、限りがあります。つまり、「Time Machineで、Mac全体を、手軽に丸ごとバックアップ」しつつ、「本当に大切なデータは、クラウドにも保存して、二重に守る」のが、理想的です。大切なデータは、2か所以上に、控えを持つことを、心がけましょう。
バックアップを取っていなかったのに、データが消えました。戻せますか?
Time Machineでは戻せませんが、あきらめる前にできることもあります。残念ながら、Time Machineは、「事前にバックアップを取っていなければ」、そのデータを復元することは、できません。バックアップは、あくまで「事前の備え」だからです。これが、バックアップを、早めに設定しておくことが、大切な理由です。ただし、バックアップを取っていなかった場合でも、状況によっては、データを取り戻せる、可能性が残されていることも、あります。たとえば、ファイルを削除した直後なら、「最近削除した項目」や、ゴミ箱に、まだ残っているかもしれません。また、iCloudなど、ほかの場所に、同期されていたデータなら、そちらから、取り戻せることもあります。それでも見つからない、Macが物理的に故障してアクセスできない、といった、本当に大切なデータが失われた場合は、専門のデータ復旧サービスに、相談するという方法も、あります(ただし、費用がかかり、必ず復旧できる保証は、ありません)。いずれにせよ、いちばんの対策は、「失う前に、バックアップを取っておくこと」です。この機会に、ぜひTime Machineを、設定しておきましょう。
まとめ

Macのバックアップは、標準機能の「Time Machine」を使えば、「外付けを用意して、つないで、オンにする」だけで、簡単に始められます。Time Machineは、Mac全体(ファイル・アプリ・システム・設定)を、外付けストレージに、自動でバックアップしてくれる、頼もしい機能です。まず、必要なのは、外付けストレージ(SSDやHDD)ひとつ。容量は、Mac本体の2倍以上を目安に選び、できればTime Machine専用にすると安心です。設定は、外付けをつないで、「システム設定」→「一般」→「Time Machine」から、バックアップディスクを追加するだけ。フォーマットは、Macが自動で行ってくれます。一度設定すれば、外付けをつないでおくだけで、あとは自動で、定期的にバックアップが、続いていきます。
いざというときは、3つの方法で、復元できます。消したファイルを、ピンポイントで取り戻す「ファイル単位の復元」、新しいMacに環境をまるごと引き継ぐ「買い替え時の移行」、Macが起動しないときなどの「システム全体の復元」です。より安全にするコツは、「①何かが起こる前に、今すぐ設定する ②外付けも壊れるので、大切なデータは、クラウドなど別の場所にも控える(2か所以上)③容量に余裕を持たせる」の3つ。とくに、Time Machineは「取っていなければ戻せない」ので、早めの設定が、何よりも大切です。暗号化バックアップのパスワードは、忘れないように。バックアップが進まない、といったトラブルは、関連記事もご活用ください。なお、画面や手順は、macOSのバージョンで変わることがあるため、迷ったらAppleの公式サポートをご確認ください。大切なデータを守って、安心してMacを使いましょう。
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