最終更新日:2026年7月26日
Macの使い方・設定
Macの容量を空ける・ストレージ管理|標準機能で安全に空き容量を増やす
Macを使っていて、「ストレージの空き容量がありません」と表示されたり、動作が重く感じたり、して困っていませんか。容量がいっぱいになると、ファイルが保存できなかったり、アップデートができなかったり、と不便です。でも、「何を消せばいいのか分からない」「下手に消して、壊れたら怖い」と、手が止まってしまう方も多いはずです。ご安心ください。Macには、安全に空き容量を増やすための、標準の機能が、しっかり備わっています。特別なアプリは要りません。このページでは、Macの容量を、安全に空ける方法と、ストレージ管理のコツを、やさしくご紹介します。なお、画面の表示や項目は、お使いのmacOSのバージョンによって、少し異なる場合があります。
Macの容量がいっぱいって出ちゃって…。何を消せばいいのか、分からなくて。下手に消して、壊れたりしないか心配です。安全な方法ってありますか?
大丈夫、Mac標準の機能で、安全にできるよ。ポイントは3つ。①まず「ストレージ」で、何が容量を使っているか、使用状況を確認 ②ゴミ箱や「ダウンロード」フォルダ、使わないアプリを整理 ③写真や書類は、iCloudや外付けストレージへ。「システムデータ」など、よく分からないものは、触らないのが安心だよ。それから、消す前に、バックアップを忘れずにね。
この記事でわかること
- まず使用状況を確認する
- 標準の「おすすめ」設定で空ける
- 手動でできる安全な整理
- 写真・動画とiCloudの活用
- 外付けストレージの活用
- やってはいけないこと・削除前の備え
結論
「標準機能で・確認してから・安全な範囲で」が基本です
Macの容量を空けるときは、「①まず、何が容量を使っているか確認し、②Mac標準の機能を使って、③安全な範囲で整理する」のが基本です。やみくもにファイルを消すのは、危険なので、避けましょう。まず、最初にやるべきは、「使用状況の確認」です。Appleメニュー(リンゴのマーク)→「このMacについて」→「ストレージ」、または「システム設定」→「一般」→「ストレージ」を開くと、何に、どれくらい容量を使っているかが、アプリ・書類・写真・システムデータ、といったカテゴリ別に、表示されます。これを見れば、「写真が多いな」「アプリが容量を取っているな」と、整理すべきポイントが、分かります。そのうえで、Mac標準の「おすすめ」機能(iCloudに保存、ストレージを最適化、ゴミ箱を自動的に空にする、不要なファイルを削除)を使ったり、手動で、ゴミ箱を空にしたり、「ダウンロード」フォルダや、使わないアプリを整理したり、していきます。
大きな容量を取りがちな、写真や動画、書類などは、iCloud(クラウド)や、外付けのストレージ(SSD・HDD)に移すのが、効果的です。とくに、近年のMacは、内蔵ストレージ(SSD)を、あとから自分で増やせない機種が多いので、外付けの活用も、現実的な選択肢です。ここで、大切な注意点を、2つ。ひとつは、「システムデータ(その他)」と表示される領域や、よく分からないファイルは、むやみに削除しないこと。Macの動作に必要なものが多く、消すと、不具合が起きる恐れがあります。標準の機能で、安全に減らせる範囲に、留めましょう。もうひとつは、ファイルを削除する前に、必ず「バックアップ」を取ること。一度消したファイルは、元に戻せないことがあるためです。なお、世の中には「容量を空ける」とうたう、別売りのお掃除アプリも、ありますが、この記事では、安全で確実な、Mac標準の方法だけを、ご紹介します。標準の機能だけで、十分に、空き容量を増やせます。それでは、順番に見ていきましょう。
まず使用状況を確認する

容量を空ける前に、まずやること。「何が容量を使っているか」を、確認しましょう。
Macの容量を空けるとき、いきなりファイルを消し始めるのは、おすすめしません。まず、「何が、どれくらい、容量を使っているか」を、確認することから、始めましょう。確認するには、画面左上のAppleメニュー(リンゴのマーク)をクリックして、「このMacについて」を選び、「ストレージ」を開きます(macOSのバージョンによっては、「システム設定」→「一般」→「ストレージ」から確認します)。すると、内蔵ストレージの、使用済み容量と、空き容量が、表示され、その内訳が、「アプリケーション」「書類」「写真」「システムデータ」といった、カテゴリ別の、色分けされたバーで、ひと目で分かります。各カテゴリの横にある、詳細ボタン(i のマークなど)をクリックすると、さらにくわしい内訳や、整理のためのオプションが、表示されます。この使用状況を見れば、「写真が、思ったより容量を取っている」「アプリが多いな」など、どこを重点的に整理すればよいかが、分かります。まずは、現状を、把握しましょう。
「このMacについて→ストレージで内訳を把握」
容量を空ける、最初のステップは、「このMacについて」→「ストレージ」(または「システム設定」→「一般」→「ストレージ」)で、使用状況を確認することです。何が容量を使っているかが分かれば、整理すべきポイントが、はっきりします。やみくもに消すより、ずっと効率的で、安全です。表示される内訳の中で、「システムデータ」(または「その他」)という項目を見て、「これが大きいけど、何だろう?」と思うかもしれません。これは、特定のカテゴリに当てはまらない、キャッシュやシステムのファイルなどの、集まりです。ここは、自分で直接消そうとすると、不具合のもとになりやすいので、基本的には、触らないのが安心です(後の章でくわしく説明します)。まずは、「写真」「書類」「アプリケーション」など、自分で内容が分かるカテゴリから、整理していくのが、おすすめです。Macの動作が、容量不足で重くなっている場合は、Macの動作を速くする方法も、あわせてご覧ください。
ストレージとシステムデータ(その他)
「ストレージ」は、Macの中で、データ(アプリ、書類、写真、動画など)を保存しておく場所のことです。多くのMacでは、「SSD」という、高速な記憶装置が使われています。このストレージの容量がいっぱいになると、新しいファイルを保存できなくなったり、動作が遅くなったり、アップデートができなくなったり、します。ストレージの使用状況は、「このMacについて」→「ストレージ」で、カテゴリ別に確認できます。その内訳に表示される「システムデータ」(古いmacOSでは「その他」と呼ばれます)は、アプリ・書類・写真などの、特定のカテゴリに当てはまらない、さまざまなファイルの、集まりを指します。具体的には、各種のキャッシュ(一時的に保存されるデータ)、ログ、フォント、機能拡張、システムが使う一時ファイルなどが、含まれます。この「システムデータ」は、Macが正常に動くために必要なものも多く含まれているため、中身を、自分で直接探して削除しようとすると、不具合の原因になることがあります。基本的には、Mac標準の機能(後述)で、安全に減らせる範囲に留めるのが、おすすめです。
標準の「おすすめ」設定で空ける

Macには、容量を空けるための、便利な「おすすめ」機能があります。まず、これを活用しましょう。
Macのストレージの管理画面には、容量を空けるための、「おすすめ」の機能が、用意されています。これを使うのが、安全で、手軽です。ストレージの画面で表示される、主な「おすすめ」は、次の4つです。①「iCloudに保存」。デスクトップと書類、写真、メッセージなどを、自動でiCloud(クラウド)に保存し、最近使ったものだけを、Mac本体に残すことで、容量を節約します。②「ストレージを最適化」。Apple TVで視聴済みの映画やテレビ番組を、自動で削除したり、メールの添付ファイルを、一定期間後にiCloudへ移したり、します。③「ゴミ箱を自動的に空にする」。ゴミ箱に入れてから30日経過した項目を、自動で削除します。④「不要なファイルを削除」。「ファイルを確認」から、大きいファイルや、書類などを、容量順に確認して、不要なものを、手動で削除できます。これらは、Macが用意した、安全な整理方法なので、安心して使えます。まずは、ここから試してみましょう。
「iCloud保存・最適化・ゴミ箱・不要ファイルを活用」
Mac標準の「おすすめ」機能は、「①iCloudに保存 ②ストレージを最適化 ③ゴミ箱を自動的に空にする ④不要なファイルを削除」の4つです。とくに、「ゴミ箱を自動的に空にする」は、オンにしておくと、消し忘れを防げて便利です。「不要なファイルを削除(ファイルを確認)」では、容量の大きいファイルを、一覧で確認できるので、「もう使わない、大きな動画ファイル」などを、見つけて消すのに、役立ちます。「iCloudに保存」は、効果が大きいですが、ひとつ注意点があります。iCloudの無料の容量は、5GBまでで、それを超えて保存するには、有料のプラン(iCloud+)が必要です。また、ファイルを開くときに、インターネットからダウンロードが必要になることもあります。仕組みを理解したうえで、使いましょう(次の章でも説明します)。これらの「おすすめ」機能を使うだけでも、かなりの容量を、安全に空けられることが多いです。まずは、ここから始めてみてください。
手動でできる安全な整理

「おすすめ」機能に加えて、手動でできる、安全な整理もあります。身近なところから片付けましょう。
「おすすめ」機能とあわせて、手動でも、安全に整理できるポイントが、いくつかあります。身近なところから、片付けていきましょう。まず、「ゴミ箱を空にする」。ファイルを、ゴミ箱に入れただけでは、まだ容量は減っていません。Dockのゴミ箱を右クリックして、「ゴミ箱を空にする」を選ぶと、容量が解放されます。次に、「ダウンロードフォルダの整理」。インターネットからダウンロードした、インストール用のファイル(dmgファイルなど)や、一度見ただけの書類が、たまりがちな場所です。Finderの「移動」メニューから「ダウンロード」を開いて、不要なものを、削除しましょう。そして、「使わないアプリの削除」。インストールしたまま、使っていないアプリは、アンインストール(削除)すると、容量が空きます。アプリは、「Launchpad(アプリ一覧)」から削除するか、「アプリケーション」フォルダから、アプリのアイコンを、ゴミ箱に入れる方法があります。これらは、いずれも、自分で内容が分かる、安全な整理です。
「ゴミ箱・ダウンロード・不要アプリを片付ける」
手動でできる、安全な整理は、「①ゴミ箱を空にする ②ダウンロードフォルダの不要なファイルを消す ③使わないアプリを削除する」の、3つが基本です。どれも、自分で中身が分かるものなので、安心して整理できます。とくに、「ダウンロード」フォルダは、気づかないうちに、たくさんのファイルがたまっていることが多いので、一度、開いて確認してみると、驚くほど容量が空くことが、あります。また、ブラウザ(Safariなど)のキャッシュ(一時保存データ)も、ブラウザの設定から、削除できます。メールアプリを使っている場合は、迷惑メールや、削除済みのメールを、消去するのも効果的です。これらの整理は、定期的に行うと、容量不足になりにくくなります。なお、アプリを削除する際は、本当に使わないか、よく確認してから、消しましょう(もし、あとで必要になっても、多くのアプリは、App Storeや配布元から、再インストールできます)。ファイルの整理術については、Macのファイル整理とデータ管理も参考になります。
写真・動画とiCloudの活用

容量を、いちばん使いがちなのが、写真と動画です。これを整理すると、効果は大きいです。
ストレージの中で、大きな割合を占めることが多いのが、「写真」と「動画」です。ここを整理すると、効果は大きいです。まず、シンプルに、不要な写真・動画を、削除しましょう。写真アプリで、ぶれた写真や、重複した写真、不要な動画などを、削除します。ただし、注意点があります。写真アプリで削除しても、すぐには容量が空かず、「最近削除した項目」に、一定期間(通常30日)残ります。完全に消すには、「最近削除した項目」を開いて、そこからも削除する必要があります。次に、写真や動画を、消さずに容量を空けたい場合は、「iCloud写真」の活用が、便利です。「iCloud写真」をオンにし、「Macストレージを最適化」を選ぶと、オリジナルの高画質データはiCloud(クラウド)に保存され、Mac本体には、軽い縮小版だけが残るため、容量を節約できます。ただし、これも、iCloudの容量(無料は5GBまで、超過は有料)を使う点と、写真を見るときに、ネット接続が必要になることがある点には、注意が必要です。
「不要な写真を完全削除・残すならiCloudや外付けへ」
写真・動画の整理は、「①不要なものを削除し、『最近削除した項目』からも消す ②残したいものは、iCloudや外付けストレージへ」が基本です。とくに、「最近削除した項目」を空にしないと、容量が空かないので、忘れずに行いましょう。たくさんの思い出の写真を、消さずに、Macの容量だけ空けたい、という場合は、iCloud写真の「Macストレージを最適化」が便利ですが、iCloudの容量と、料金(無料は5GBまで)を、考慮する必要があります。写真の量が多い方は、iCloudの有料プランを検討するか、あるいは、外付けのストレージ(SSDやHDD)に、写真・動画を移して保存する方法も、あります(次の章で説明します)。大切な写真や動画は、容量を空けるために削除する前に、必ず、別の場所(外付けやクラウド)に、バックアップを取ってからにしましょう。バックアップの方法は、Macのバックアップ戦略でくわしく解説しています。あわせてご覧ください。
iCloudとMacストレージを最適化
「iCloud(アイクラウド)」は、Appleが提供する、クラウドストレージ(インターネット上にデータを保存できるサービス)です。写真、書類、バックアップなどを保存でき、ほかのApple製品(iPhone、iPadなど)とも、データを共有できます。iCloudは、無料で5GBまで使え、それを超えて使う場合は、有料の「iCloud+」(たとえば50GBで月150円程度から)に、アップグレードします。「Macストレージを最適化」は、iCloudの設定にある機能です。これをオンにすると、iCloudに保存されている、写真やファイルの、オリジナル(高画質・フルサイズのデータ)は、クラウド上に置いておき、Mac本体には、最近使ったものや、軽い縮小版だけを残す、という動作になります。これにより、Mac本体の容量を、節約できます。必要なときに、クラウドから、オリジナルをダウンロードして使う、という仕組みです。便利な反面、注意点もあります。オリジナルを開くときに、インターネット接続と、ダウンロードの時間が必要になること、そして、iCloudの容量を使うこと、です。よく使うファイルは、本体に残す、大容量の保存は外付けも検討する、など、仕組みを理解して、使い分けるのがおすすめです。
外付けストレージの活用

クラウド以外に、もうひとつの選択肢が、外付けストレージです。大容量データの保存に向きます。
写真や動画などの、大容量のデータを、Mac本体から逃がす方法として、iCloud(クラウド)のほかに、「外付けストレージ」の活用が、あります。外付けのSSDや、HDD(ハードディスク)を、Macに接続して、そこに、使用頻度の低いデータ(過去の写真・動画のアーカイブ、大きなファイルなど)を、移して保存する方法です。とくに、近年のMacは、内蔵のストレージ(SSD)が、本体の基板に、直接組み込まれていて、あとから、自分で容量を増やす(増設・交換する)ことが、できない機種が、ほとんどです。そのため、内蔵ストレージの容量を、根本的に増やすことは難しく、「外付けに逃がす」のが、現実的な対処法に、なります。外付けストレージには、速度が速く、持ち運びにも強い「SSD」と、容量あたりの価格が安い「HDD」があります。よくアクセスするデータや、作業用なら「SSD」、めったに見ない、大量のデータの保管なら「HDD」、といった、使い分けが、おすすめです。接続するだけで使え、Macで使う場合は、必要に応じて、フォーマット(初期化)します。
「大容量データは外付けへ・近年のMacは増設不可が多い」
大容量のデータは、外付けストレージ(SSD・HDD)に移すと、Mac本体の容量を、大きく空けられます。近年のMacは、内蔵SSDを、自分で増やせない機種が多いので、この「外付けの活用」は、覚えておくと、とても役立ちます。選び方の目安は、「よく使う・速度が欲しいならSSD」「保管用で、容量重視ならHDD」です。ただし、注意点があります。外付けストレージに、大切なデータの「唯一のコピー」を、置くのは、避けましょう。外付けも、故障することがあるためです。重要なデータは、外付けと、別の場所(クラウドや、もうひとつの外付け)に、二重にバックアップしておくと、安心です。「Macの本体には、今使うものだけ」「過去のデータは、外付けに保管(+バックアップ)」という形にすると、本体の容量を、すっきり保てます。なお、購入を検討する際は、お使いのMacの接続端子(USB-Cなど)に、対応した製品を選びましょう。ストレージ全般や、Mac選びのご相談は、macOS搭載のMacのページや、お問い合わせから、お気軽にどうぞ。
やってはいけないこと・削除前の備え

最後に、安全に容量を空けるために、避けたいことと、必ずやっておきたい備えを、お伝えします。
容量を空けるときに、安全のために、避けてほしいことと、必ずやっておきたい備えが、あります。まず、「やってはいけないこと」。ひとつめは、「システムデータ(その他)の中身や、よく分からないファイルを、むやみに削除すること」です。とくに、「ライブラリ」フォルダの中などには、Macが動くために必要なファイルが、たくさんあり、これらを削除すると、アプリが起動しなくなったり、Macが正常に動かなくなったり、する恐れがあります。中身が分からないものは、触らないのが鉄則です。ふたつめは、「出どころのあやしい、お掃除アプリや最適化アプリに頼ること」です。「ワンクリックで容量を空ける」とうたうアプリの中には、かえって不具合を起こしたり、必要なファイルまで消してしまったり、するものもあります。この記事でご紹介した、Mac標準の機能だけで、十分に、安全に空けられるので、まずは標準機能を使いましょう。そして、何より大切なのが、「削除する前のバックアップ」です。
「システムデータは触らない・あやしいアプリも避ける」
安全に容量を空けるための、鉄則は、「①『システムデータ』やライブラリの中身など、よく分からないものは触らない ②出どころのあやしいお掃除・最適化アプリは使わない ③削除前に必ずバックアップを取る」の、3つです。Macの容量を空けるのに、特別なアプリは必要ありません。この記事でご紹介した、Mac標準の機能(ストレージの確認、おすすめ機能、ゴミ箱・ダウンロード・アプリの整理、iCloud、外付け)だけで、安全に、十分な空き容量を、確保できます。そして、ファイルを削除する前には、必ず、Time Machine(Macの標準バックアップ機能)や、iCloud、外付けストレージなどに、バックアップを取りましょう。一度削除したファイルは、元に戻せないことが、多いためです。「消してから、しまった」とならないよう、備えが大切です。もし、どうしても容量が足りない、操作に不安がある、という場合は、無理をせず、Appleの公式サポートや、購入したお店に、相談しましょう。なお、ストレージの容量が、根本的に小さくて困っている場合は、より大容量のMacへの買い替えも、選択肢のひとつです。
よくある質問

「システムデータ」が大きいのですが、消しても大丈夫ですか?
自分で直接消すのは、おすすめしません。「システムデータ」(古いmacOSでは「その他」)は、アプリ・書類・写真などの、特定のカテゴリに当てはまらない、さまざまなファイルの集まりです。各種のキャッシュ、ログ、フォント、システムが使う一時ファイルなどが含まれます。これが大きく表示されると、「消したい」と思うかもしれませんが、自分で、中身を探して直接削除するのは、おすすめしません。なぜなら、この中には、Macが正常に動くために必要なファイルも、多く含まれており、誤って消すと、アプリが起動しなくなったり、Macに不具合が出たり、する恐れがあるためです。システムデータは、Macを使っているうちに、ある程度は自然に増減するものです。減らしたい場合は、この記事でご紹介した、標準の機能(ゴミ箱を空にする、不要なアプリの削除、再起動など)を行うと、間接的に減ることがあります。一時的に増えたキャッシュは、Macを再起動すると、整理されることもあります。それでも、容量を圧迫していて困る場合は、Appleの公式サポートに相談するのが、安全です。無理に手動で消そうとしないのが、賢明です。
ファイルを削除したのに、容量が増えません。なぜですか?
ゴミ箱や「最近削除した項目」を、空にする必要があります。ファイルを削除したのに、空き容量が増えない、というときは、いくつか理由が考えられます。いちばん多いのが、「ゴミ箱を空にしていない」ケースです。Macでは、ファイルを削除しても、まずは「ゴミ箱」に移動するだけで、容量は、まだ使われたままです。Dockのゴミ箱を右クリックして、「ゴミ箱を空にする」を選ぶと、容量が解放されます。写真の場合は、写真アプリの「最近削除した項目」も、空にする必要があります(削除後、通常30日間、ここに残ります)。また、アプリなどが、そのファイルを、まだ使用中(開いたまま)だと、削除が完了しないことも、あります。その場合は、Macを再起動してから、もう一度試すと、解決することがあります。ほかにも、iCloudと同期している場合、反映に少し時間がかかることもあります。まずは、「ゴミ箱を空にする」「最近削除した項目を空にする」「再起動する」を、試してみてください。たいていは、これで、容量が反映されます。
容量を空けるアプリ(お掃除アプリ)は、使ったほうがいいですか?
まずはMac標準の機能で十分で、あやしいアプリは避けましょう。インターネットで検索すると、「ワンクリックでMacの容量を空ける」「不要ファイルを一括削除」とうたう、別売り(または無料)のお掃除アプリ・最適化アプリが、たくさん出てきます。しかし、まずは、Mac標準の機能だけで、十分に、安全に容量を空けられます。この記事でご紹介した、ストレージの確認、おすすめ機能、ゴミ箱・ダウンロード・アプリの整理、iCloudや外付けの活用で、対応できることが、ほとんどです。とくに、出どころのよく分からない、お掃除アプリには、注意が必要です。中には、必要なファイルまで削除してしまったり、かえってMacの動作を不安定にしたり、過剰な警告を出して有料版を勧めてきたり、するものも、あります。安全のためにも、まずは、信頼できるMac標準の機能を、使いましょう。標準機能で、どうしても解決しない場合は、アプリに頼る前に、Appleの公式サポートや、購入したお店に、相談することを、おすすめします。安全で確実な方法を、選んでください。
iCloudにすれば、Macの容量は完全に空きますか?
容量は節約できますが、iCloudの容量と仕組みの理解が必要です。「iCloud写真」や「iCloudに保存」「Macストレージを最適化」を使うと、写真やファイルのオリジナルを、iCloud(クラウド)に保存し、Mac本体には、軽い縮小版や、最近使ったものだけを残せるので、Mac本体の容量を、節約できます。ただし、いくつか、理解しておくべき点があります。まず、iCloudの保存容量です。無料で使えるのは5GBまでで、それを超えて保存するには、有料の「iCloud+」(50GBで月150円程度から)への、アップグレードが必要です。写真や動画が多い方は、有料プランが必要になることが、多いです。次に、ファイルを開くときに、インターネット接続と、ダウンロードの時間が、必要になることがあります。オフラインでは、最適化されたファイルを開けないことも、あります。つまり、iCloudは「Macの容量を、クラウドに肩代わりしてもらう」イメージで、完全に無料・無制限で空く、わけではありません。仕組みと容量・料金を理解して、外付けストレージなどとも、組み合わせて使うのが、おすすめです。
どうしても容量が足りません。買い替えたほうがいいですか?
整理や外付けで難しければ、買い替えも選択肢です。この記事でご紹介した方法(不要ファイルの整理、iCloudや外付けストレージの活用)を試しても、どうしても容量が足りない、という場合は、より大容量のMacへの買い替えも、選択肢のひとつです。とくに、近年のMacは、内蔵ストレージ(SSD)を、あとから自分で増やせない機種が、ほとんどなので、「最初から、容量に余裕のあるモデルを選ぶ」ことが、大切です。日常的に、写真・動画をたくさん扱う方や、容量の大きいアプリを使う方は、購入時に、ストレージ容量を、大きめに選んでおくと、安心です。ただし、買い替える前に、まずは、外付けストレージの活用を、検討してみるのも、おすすめです。外付けSSDなら、比較的手頃な費用で、大容量のデータを、逃がせます。買い替えと、外付けの追加、どちらが良いかは、使い方や予算によります。中古のMacも、容量で選べば、費用を抑えつつ、余裕のある一台が、手に入ります。買い替えを検討される際は、用途に合った容量を、ご相談ください。
まとめ

Macの容量を空けるときは、「①まず使用状況を確認し、②Mac標準の機能で、③安全な範囲で整理する」のが基本です。最初に、「このMacについて」→「ストレージ」(または「システム設定」→「一般」→「ストレージ」)で、何が容量を使っているかを、確認しましょう。次に、Mac標準の「おすすめ」機能(iCloudに保存、ストレージを最適化、ゴミ箱を自動的に空にする、不要なファイルを削除)を活用します。あわせて、手動で、ゴミ箱を空にしたり、「ダウンロード」フォルダや、使わないアプリを整理したり、します。容量を大きく使いがちな、写真・動画は、不要なものを削除し(「最近削除した項目」も空に)、残したいものは、iCloudや、外付けストレージに移すと、効果的です。近年のMacは、内蔵ストレージを、自分で増やせない機種が多いので、外付けの活用は、覚えておくと役立ちます。
大切な注意点が、2つあります。ひとつは、「システムデータ(その他)」や、ライブラリの中身など、よく分からないものは、むやみに削除しないこと。Macの動作に必要なものが多く、不具合の恐れがあります。また、出どころのあやしい、お掃除アプリ・最適化アプリも、避けましょう。Mac標準の機能だけで、十分に、安全に空けられます。もうひとつは、ファイルを削除する前に、必ず、バックアップ(Time Machine、iCloud、外付け)を取ること。一度消したファイルは、元に戻せないことがあるためです。これらを守れば、安全に、Macの容量を空けられます。もし、整理しても容量が足りない場合は、外付けストレージの追加や、より大容量のMacへの買い替えも、選択肢です。なお、画面や項目は、macOSのバージョンで変わることがあるため、迷ったらAppleの公式サポートをご確認ください。すっきり整理して、Macを快適に使いましょう。
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