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最終更新日:2026年7月17日

パソコンのお役立ち情報

パソコンの寿命と買い替えのサイン|目安の年数・故障の兆候・サポート終了

「今のパソコン、もう何年も使っているけれど、そろそろ買い替えたほうがいいのかな?」と、迷う方は、とても多いです。まだ動くだけに、見極めが難しいですよね。パソコンの寿命は、一般的に4〜5年がひとつの目安とされますが、年数だけで決めるのは早計です。大切なのは、年数に加えて、「動作のサイン」「故障の兆候」「OSのサポート状況」「修理費との兼ね合い」を、あわせて見ること。このページでは、パソコンの寿命の目安と、買い替えを考えるサインを、やさしくご紹介します。とくに、危険なサインが出ているときは、大切なデータを失う前に、早めにバックアップを取ることが大切です。なお、ここではWindowsのパソコンを中心に解説します。

  • パソコンの寿命
  • 買い替えのサイン
  • 目安の年数
  • サポート終了
IT初心者の七海さん IT初心者の七海さん

今のパソコン、もう5年くらい使ってて…。そろそろ買い替えたほうがいいんでしょうか?まだ動くんですけど、最近は遅いし、時々固まるんです。見極めが難しくて…。

IT上級者の大介先輩 IT上級者の大介先輩

年数だけじゃなく、「サイン」で見極めるといいよ。ポイントは3つ。①目安は4〜5年。異音や異臭、電源が急に落ちるのは、危険なサイン ②OSのサポートが終了したら、買い替えどき ③修理代が、新品の半額以上なら、買い替えがお得。そして、何より大事なのが、大切なデータを、早めにバックアップしておくこと。順番に見ていこう。

この記事でわかること

  • パソコンの寿命の目安(4〜5年)
  • 動作のサイン(遅い・フリーズ)
  • 故障の兆候(異音・異臭・外観)
  • OSのサポート終了という寿命
  • 修理か買い替えか(費用の目安)
  • 買い替え前にやること(バックアップ)

結論

「年数+サイン」で見極め、危険な兆候は早めに動きます

パソコンの寿命は、一般的に4〜5年(環境によっては3〜7年)がひとつの目安です。ただし、年数だけで判断するのは早計で、いくつかの「サイン」と、あわせて見極めるのが大切です。パソコンの寿命には、2種類あります。ひとつは「物理的な寿命」で、パーツの経年劣化による故障(5〜7年が目安)。もうひとつは「機能的な寿命」で、OSのサポートが終了したり、最新のソフトが動かなくなったりして、使い続けにくくなる時期です。買い替えを考えるサインには、起動や動作が明らかに遅い、フリーズや強制終了が増えた、異音・異臭・異常な発熱がする、画面やキーボードに不具合が出ている、OSのサポートが終了した、修理費が高くつく、などがあります。これらが、いくつも当てはまるようなら、買い替えを検討するタイミングです。

とくに大切にしてほしいのが、2つです。ひとつは、「異音(カチカチ・ガリガリ)、焦げ臭いにおい、電源が突然落ちる」といった、危険なサインが出ているときは、無理に使い続けないこと。これらは、パーツの故障が、かなり進んでいる可能性があり、突然動かなくなって、大切なデータを失う恐れがあります。すぐに、データのバックアップを取り、専門店などに相談しましょう。もうひとつは、「OSのサポートが終了したパソコンは、たとえ動いていても、セキュリティ面では寿命を迎えた」と考えること。サポートが切れると、安全を守る更新が止まり、ウイルス感染や情報漏えいのリスクが、大きく高まります。一方で、まだ年数が浅く、症状も軽いなら、後述するSSDへの交換やメモリ増設で、延命できることもあります。年数とサインを総合して、賢く見極めましょう。それでは、順番に見ていきます。

パソコンの寿命と買い替えのサインを七海が大介に相談している導入漫画
買い替え時期に迷う七海さんに、大介先輩が「サインで見極める・目安は4〜5年で異音や異臭は危険サイン・OSのサポート終了は買い替えどき・修理代が新品の半額以上なら買い替え・大事なデータは早めにバックアップ」と整理します。

パソコンの寿命の目安(4〜5年)

パソコンの寿命の目安の年数を初心者向けに七海と大介がわかりやすく案内している様子

まず、寿命の目安となる年数を知っておきましょう。ただし、これはあくまで目安で、年数だけで決めるものではありません。

パソコンの寿命は、一般的に4〜5年がひとつの目安とされています(環境や使い方によって、3〜7年と幅があります)。家庭で、ネットや書類作成などの軽作業に使う場合は、5〜7年ほど使えることも珍しくありません。一方、長時間の稼働や、負荷の高い作業をする業務用は、3〜5年での更新が推奨されることもあります。なお、ノートパソコンは、持ち運びによる衝撃や振動を受けやすいため、デスクトップパソコンより、平均寿命が1〜2年ほど短い、とも言われます。ここで知っておきたいのが、寿命には「物理的な寿命」と「機能的な寿命」の、2種類があることです。「物理的な寿命」は、パーツの経年劣化による故障までの期間(5〜7年が目安)。「機能的な寿命」は、OSのサポート終了や、最新ソフトの動作要件に対応できなくなる時期です。この2つを、あわせて考えることが大切です。

「目安は4〜5年・でも年数だけで決めない」

「4〜5年」という目安は、覚えておくと便利ですが、これだけで「もう寿命だ」と決めつける必要はありません。大切なのは、年数を、ひとつの参考にしつつ、実際の「症状(サイン)」と、あわせて判断することです。5年使っていても、快適に動き、OSのサポートも続いているなら、まだ使えます。逆に、3年でも、故障の兆候が出ていたり、OSのサポートが切れていたりすれば、買い替えを考える時期です。「まだ電源が入るから」という理由だけで使い続けず、日々の作業効率や、セキュリティのリスクも踏まえて、総合的に判断しましょう。次の章から、具体的な「買い替えのサイン」を、ひとつずつ見ていきます。なお、パソコンを長持ちさせるメンテナンスについては、中古パソコンを長持ちさせる方法も参考になります。

物理的な寿命と機能的な寿命

パソコンの寿命には、大きく分けて「物理的な寿命」と「機能的な寿命」の、2種類があります。「物理的な寿命」とは、パソコンを構成するパーツ(ストレージ、バッテリー、電源、ファンなど)が、経年劣化によって、故障したり、性能が落ちたりするまでの期間です。一般的に5〜7年が目安とされますが、使用環境(温度・湿度・ホコリなど)や使い方によって、前後します。一方、「機能的な寿命(技術的な寿命)」とは、パソコン自体は動いていても、OS(WindowsやmacOS)のサポートが終了したり、最新のソフトやサービスの動作に、スペックが追いつかなくなったりして、実用的に使い続けにくくなる時期のことです。たとえば、OSのサポートが切れると、セキュリティの更新が止まるため、たとえ物理的に動いても、安全に使い続けることが難しくなります。つまり、パソコンの「寿命」は、壊れるかどうか(物理的)だけでなく、安全・快適に使えるか(機能的)の、両面で考える必要があるのです。どちらか一方でも限界が来たら、買い替えを検討する時期、と言えます。

動作のサイン(遅い・フリーズ)

パソコンの動作が遅いやフリーズする買い替えサインを大介が七海に説明している様子

いちばん気づきやすいのが、動作のサインです。ただし、遅い・固まるは、対処で改善することもあるので、見極めが大切です。

買い替えのサインとして、いちばん気づきやすいのが、「動作の異常」です。代表的なのは、2つ。ひとつは、「起動や動作が、明らかに遅い」こと。電源を入れてから、使えるようになるまでに数分かかる、Excelやブラウザなどのアプリがなかなか開かない、といった状態です。とくに、SSDを搭載しているのに、起動に1分以上かかるようなら、ストレージの劣化などが疑われます。もうひとつは、「フリーズ(画面が固まる)や、強制終了が増えた」こと。作業中に、頻繁に固まったり、アプリが突然落ちたりするのは、メモリ不足、CPUの発熱、ストレージの障害など、さまざまな原因が考えられます。ただし、これらの「遅い・固まる」は、必ずしも寿命とは限りません。不要なアプリの整理や、空き容量の確保などで、改善することもあります。まずは、原因の切り分けと、対処を試してみるのがおすすめです。

「まず対処を試し・改善しなければ寿命を疑う」

「遅い・固まる」というサインが出たら、いきなり「寿命だ」と判断する前に、まず、改善できないかを試してみましょう。再起動、不要なアプリやスタートアップの整理、ストレージの空き容量の確保、といった対処で、軽くなることも、よくあります。これらの具体的な方法は、パソコンが重い・遅い原因の切り分けでくわしく解説しています。タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)で、軽い作業をしているだけなのに、CPUやメモリの使用率が、常に高い(80%以上など)状態が続くようなら、スペック不足の可能性が高いです。これらの対処を試しても、まったく改善しない、あるいは、症状がどんどん悪化する、という場合は、パソコン本体の寿命が近づいているサイン、と考えてよいでしょう。対処で直るか、直らないかが、ひとつの見極めのポイントです。

故障の兆候(異音・異臭・外観)

パソコンの故障の兆候の異音や異臭や外観のダメージを七海と大介が慎重に確認している様子

とくに見逃せない、危険なサインの章です。これらが出たら、無理に使わず、早めに動くことが大切です。

動作の遅さよりも、もっと注意すべき、危険なサインがあります。それは、「異音」「異臭」「異常な発熱」「電源まわりの異常」「外観のダメージ」です。まず、ストレージ(とくにHDD)から、「カチカチ」「ガリガリ」といった異音がする場合、故障がかなり進んでいる可能性があり、突然データが読めなくなる恐れがあります。次に、「焦げ臭いにおい」がしたり、本体が異常に熱くなったり、「電源が突然落ちる」場合は、電源やパーツの深刻な劣化が疑われます。これらは、放置すると危険なサインです。また、ノートパソコンでは、ヒンジ(画面の開閉部分)が緩んだり割れたりしている、キーボードの一部が反応しない、画面に線・滲み・液晶焼けが出ている、バッテリーが充電できない、といった「外観・部品のダメージ」も、寿命を物語るサインです。これらの兆候が出たら、無理に使い続けないことが大切です。

「異音・異臭・発熱は危険・すぐバックアップを」

「異音」「焦げ臭いにおい」「異常な発熱」「電源が突然落ちる」といった兆候は、とくに危険なサインです。これらが出ているときは、パーツの故障が、かなり進んでいる可能性が高く、突然パソコンが動かなくなって、大切なデータを失う恐れがあります。こうした症状に気づいたら、まず最優先で、大切なデータのバックアップを取ってください。そして、無理に使い続けず、メーカーや専門店に相談しましょう。とくに、焦げ臭いにおいや、発煙・発火の恐れを感じる場合は、安全のため、すぐに電源を切り、コンセントを抜いてください。なお、これらの内部の不具合を、自分で分解して直そうとするのは、危険なうえ、状態を悪化させることもあるので、おすすめしません。プロに任せるのが安全です。外観のダメージ(ヒンジの破損、画面の不具合など)も、修理より買い替えのほうが、結果的に安上がりなことが多いです。危険なサインは、見逃さないようにしましょう。

OSのサポート終了という寿命

OSのサポート終了がパソコンの買い替えサインになることを七海と大介が比較しながら整理している様子

見落とされがちですが、とても大切なサインです。パソコンが動いても、OSのサポートが切れたら、寿命と考えましょう。

パソコン本体が壊れていなくても、「OSのサポートが終了した」ら、それは、機能的な寿命のサインです。OS(WindowsやmacOS)には、メーカーが安全を守る「サポート期間」があり、これが終了すると、セキュリティの更新(修正プログラム)が、提供されなくなります。更新が止まったOSを使い続けると、新たに見つかった弱点が修正されないため、ウイルス感染や、情報漏えいのリスクが、大きく高まります。また、ChromeやOfficeなどのアプリが、順次対応を終了したり、銀行やショッピングサイトが、安全のため利用をブロックし始めたりすることもあります。とくに、Windowsをお使いの方は、注意が必要です。Windows 10は、2025年10月14日に、通常のサポートが終了しました。今お使いのパソコンが、Windows 11に対応していれば、無料でアップグレードできることが多いですが、対応していない古い機種は、買い替えを検討する、ひとつの大きなきっかけになります。

「サポート終了は買い替えどき・対応はPC正常性チェックで」

OSのサポート終了は、「動いていても、安全には使えない」という、明確な買い替え(または対応)のサインです。Windowsの場合、お使いのパソコンが、Windows 11にアップグレードできるかどうかは、Microsoft公式の「PC正常性チェックアプリ」で確認できます。対応していれば、多くの場合、無料でアップグレードできます。対応していない場合は、新しいパソコンへの買い替えを検討しましょう。サポートの期限や、状況は、変わることもあるので、最新の情報は、Microsoftの公式サイトで確認するのが確実です。Windows 10のサポート終了の詳細や、その後の対応については、Windows 10サポート終了とESUや、Windows 11への無料アップグレードでくわしく解説しています。あわせてご確認ください。なお、サポート終了間際は、買い替え需要で、在庫が品薄になったり、価格が上がったりすることもあるため、早めの対応が安心です。

OSのサポート終了とPC正常性チェックアプリ

「OSのサポート終了」とは、WindowsなどのOSについて、メーカー(Microsoft)が、不具合の修正や、セキュリティ更新の提供を、終える時期のことです。サポートが終了すると、新たに見つかったセキュリティの弱点が修正されなくなるため、そのOSを使い続けると、ウイルス感染や情報漏えいの危険が高まります。Windows 10は、2025年10月14日に通常サポートが終了しました(その後の有償の延長サポートにも期限があります)。「PC正常性チェックアプリ」は、Microsoftが公式に提供している、無料のアプリで、お使いのパソコンが、Windows 11の動作要件を満たしているか(アップグレードできるか)を、確認できます。スタートメニューから「設定」を開いて確認する方法もあります。対応していれば、多くの場合、無料でWindows 11にアップグレードできます。対応していない場合は、買い替えを検討することになります。サポートの期限や対応条件は変わることがあるため、最新情報はMicrosoftの公式サイトでご確認ください。

修理か買い替えか(費用の目安)

パソコンの修理か買い替えかを費用の目安で七海と大介が用途別に案内している様子

調子が悪いとき、「修理すべきか、買い替えるべきか」は、悩みどころです。費用を目安に、考えてみましょう。

パソコンの調子が悪くなったとき、「修理して使い続けるか、買い替えるか」は、多くの方が直面する悩みです。判断の目安になるのが、「費用」です。一般的に、修理代が、新品の購入価格の「半額以上」になるなら、買い替えを検討するのが、ひとつの目安とされています。たとえば、数万円の修理に、新品価格の半分以上かかるなら、その費用を、新しいパソコンに充てたほうが、長い目で見て、お得なことが多いです。一方、1万円以内で対応できる、ちょっとした部品交換なら、修理して延命する価値もあります。とくに、症状が「動作の遅さ」で、原因がストレージやメモリにある場合は、HDDからSSDへの交換や、メモリの増設で、見違えるほど快適になり、数年、延命できることもあります。ただし、2か所以上が故障している場合は、ほかのパーツも連鎖的に劣化している可能性が高く、修理しても、また別の不具合が出やすいため、買い替えのほうが、結果的に安心なこともあります。

「修理費が新品の半額以上なら買い替え・延命が効く場合も」

修理か買い替えかは、「修理費用」と「パソコンの古さ」で、判断するとよいでしょう。修理費が新品の半額以上、あるいは、購入から5年以上経っている、複数箇所が故障している、という場合は、買い替えがおすすめです。逆に、まだ年数が浅く、故障が1か所で、修理費も手ごろなら、修理(や延命)も選択肢です。とくに、「動作が遅い」だけが悩みで、ストレージがHDDなら、SSDへの交換が、費用対効果の高い延命策です。メモリ増設も有効です。これらの延命策については、SSDとメモリ増設のどちらを優先すべきかをご覧ください。ただし、目先の修理費の安さだけでなく、「これから何年使えるか」「サポートは続くか」も含めた、トータルで考えることが大切です。安く修理しても、すぐにまた別の故障やサポート終了が来れば、かえって割高になることもあります。長い目で見た判断を、心がけましょう。

買い替え前にやること(バックアップ)

パソコンの買い替え前にやることのバックアップやデータ移行を七海と大介が落ち着いて整理している様子

買い替えを決めたら、慌てず、やっておくべき準備があります。とくに、データのバックアップは、最優先です。

買い替えを決めたら、あるいは、危険なサインが出ているなら、まず最優先でやるべきことが、「データのバックアップ」です。寿命が近いパソコンは、いつ突然動かなくなっても、おかしくありません。そうなってから慌てても、データを取り出すのは難しく、専門業者に高額な復旧費用がかかることもあります。写真、書類、連絡先など、大切なデータは、外付けのSSD・HDDや、クラウドサービスに、早めにコピーしておきましょう。次に、新しいパソコンへの「データの移行」です。バックアップしたデータを、新しいパソコンに移します。さらに、Officeなどの「ソフトのライセンス」を使っている場合は、その移行・引き継ぎの手続きも、確認しておきましょう。そして、古いパソコンを手放す際は、「データの消去」が必須です。個人情報が残ったまま処分すると、情報漏えいの危険があります。これらの準備を、順番に行うことで、安全に、スムーズに買い替えられます。

「バックアップ→データ移行→古い端末は安全に処分」

買い替えの流れは、「①大切なデータのバックアップ →②新しいパソコンへのデータ移行 →③ソフトのライセンスの確認 →④古いパソコンのデータ消去・処分」が、基本です。とくに、①のバックアップは、寿命が近いパソコンでは、一刻も早く行うのが安心です。データの移行のくわしい方法は、パソコンのデータ移行の方法で解説しています。また、古いパソコンの、安全な処分やデータ消去の方法、買い替え全体の流れは、パソコンの買い替え・処分・データ移行 総合ガイドに、まとめています。あわせてご覧ください。新しいパソコン選びでは、用途に合った、ちょうどよい一台を選ぶことが大切です。中古パソコンなら、新品より費用を抑えつつ、今より快適な一台に、出会えることもあります。買い替えは、面倒に感じるかもしれませんが、順番にやれば、難しくありません。

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よくある質問

パソコンの寿命と買い替えに関するよくある質問を七海が確認し大介が答えている様子
パソコンの寿命は、何年くらいですか?

一般的に4〜5年がひとつの目安ですが、年数だけでは決まりません。パソコンの寿命は、使い方や環境によって、3〜7年と幅があります。家庭で、ネットや書類作成などの軽作業に使うなら、5〜7年使えることも珍しくありません。一方、負荷の高い作業をする場合や、持ち運びの多いノートパソコンは、やや短くなる傾向があります。大切なのは、年数だけで判断しないことです。寿命には、パーツの劣化による「物理的な寿命(5〜7年が目安)」と、OSのサポート終了などによる「機能的な寿命」の2種類があり、両面で考える必要があります。5年使っていても、快適に動き、OSのサポートも続いていれば、まだ使えます。逆に、年数が浅くても、故障の兆候が出たり、OSのサポートが切れたりすれば、買い替えの時期です。年数を目安にしつつ、実際のサインと、あわせて見極めましょう。

動作が遅いだけでも、買い替えたほうがいいですか?

まず対処を試し、改善しなければ買い替えを検討しましょう。「動作が遅い」というだけなら、必ずしも寿命とは限りません。再起動、不要なアプリやスタートアップの整理、ストレージの空き容量の確保、といった対処で、改善することも多いです。とくに、ストレージがHDDの場合は、SSDへの交換で、見違えるほど速くなることがあります。メモリ不足なら、増設も有効です。まずは、これらの対処や、延命策を試してみるのがおすすめです。一方で、これらを試しても、まったく改善しない、軽い作業でもCPUやメモリの使用率が常に高い、症状がどんどん悪化する、という場合は、パソコン本体のスペック不足や、寿命が近いサインです。また、購入から5年以上経っていて、OSのサポートも終わりが近いなら、この機会に買い替えるのも、合理的な判断です。対処で直るかどうかが、ひとつの見極めのポイントになります。

カチカチ音がしたり、焦げ臭いにおいがします。大丈夫ですか?

危険なサインなので、すぐにバックアップを取り、使用を控えてください。ストレージ(とくにHDD)からの「カチカチ」「ガリガリ」という異音や、本体からの「焦げ臭いにおい」、異常な発熱、電源が突然落ちる、といった症状は、パーツの故障が、かなり進んでいる、危険なサインです。とくに、ストレージの異音は、突然データが読めなくなる前触れのことがあり、放置すると、大切なデータを失う恐れがあります。これらに気づいたら、まず最優先で、写真や書類などのデータを、外付けストレージやクラウドに、バックアップしてください。そして、無理に使い続けず、メーカーや専門店に相談しましょう。焦げ臭いにおいや、発煙の恐れがある場合は、安全のため、すぐに電源を切り、コンセントを抜いてください。これらの不具合を、自分で分解して直そうとするのは危険なので、避けましょう。危険なサインは、見逃さないことが大切です。

OSのサポートが終了したパソコンは、使い続けても大丈夫ですか?

セキュリティ面で危険なので、おすすめしません。OS(Windowsなど)のサポートが終了すると、セキュリティの更新(修正プログラム)が提供されなくなります。すると、新たに見つかった弱点が修正されないまま放置されるため、ウイルス感染や、情報漏えいのリスクが、大きく高まります。たとえパソコンが物理的に動いていても、安全に使い続けることは難しく、「セキュリティ面では寿命を迎えた」と考えるべきです。また、ChromeやOfficeなどのアプリが順次対応を終了したり、銀行・ショッピングサイトが利用をブロックし始めたりすることもあります。Windows 10は、2025年10月14日に通常サポートが終了しました。お使いのパソコンが、Windows 11にアップグレードできるかは、Microsoft公式の「PC正常性チェックアプリ」で確認できます。対応していれば無料でアップグレードできることが多く、対応していなければ、買い替えを検討しましょう。安全のため、サポートの切れたOSは、使い続けないのが賢明です。

修理と買い替え、どちらがお得ですか?

修理費が新品の半額以上なら、買い替えがお得な目安です。判断の目安は、「修理費用」と「パソコンの古さ」です。一般的に、修理代が、新品の購入価格の半額以上になるなら、その費用を新しいパソコンに充てたほうが、長い目で見てお得なことが多いです。また、購入から5年以上経っている、複数箇所が故障している、という場合も、買い替えがおすすめです。複数箇所の故障は、ほかのパーツも劣化している可能性が高く、修理してもまた別の不具合が出やすいためです。一方、まだ年数が浅く、故障が1か所で、1万円以内程度の部品交換で直るなら、修理(延命)も選択肢です。とくに、「動作が遅い」だけが悩みで、ストレージがHDDなら、SSDへの交換が、費用対効果の高い延命策になります。目先の修理費だけでなく、「これから何年使えるか」「OSのサポートは続くか」も含めた、トータルで判断するのが、賢い選び方です。

まとめ

パソコンの寿命と買い替えのサインを整理してわかりやすく案内している様子の七海と大介

パソコンの寿命は、一般的に4〜5年(環境により3〜7年)がひとつの目安ですが、年数だけでは決まりません。年数に加えて、「サイン」で見極めることが大切です。買い替えを考えるサインには、起動や動作が明らかに遅い、フリーズや強制終了が増えた、異音・異臭・異常な発熱がする、画面やキーボードに不具合がある、OSのサポートが終了した、修理費が新品の半額以上かかる、などがあります。とくに、「異音・焦げ臭いにおい・電源が突然落ちる」といった危険なサインが出たときは、無理に使い続けず、まず大切なデータをバックアップし、専門店などに相談しましょう。また、OSのサポートが終了したパソコンは、動いていても、セキュリティ面では寿命と考え、買い替えやアップグレードを検討しましょう。

一方で、「動作が遅い」だけなら、再起動や不要なアプリの整理、ストレージの空き容量の確保で、改善することもあります。とくに、ストレージがHDDなら、SSDへの交換や、メモリ増設で、数年延命できることも。修理か買い替えかは、修理費が新品の半額以上か、購入から5年以上経っているか、を目安に、トータルで判断しましょう。買い替えを決めたら、まず大切なデータのバックアップを取り、新しいパソコンへの移行、ソフトのライセンスの確認、古いパソコンのデータ消去・処分、と順番に進めれば、安心です。中古パソコンなら、費用を抑えつつ、今より快適な一台に出会えることもあります。年数とサインを総合して、後悔のない買い替えを、してください。

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