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最終更新日:2026年7月16日

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パソコンが重い・遅い原因の切り分け 総合ガイド|標準機能で順番に対処

「パソコンが、最近すごく重い」「動作が遅くて、起動にも時間がかかる」と感じることはありませんか。実は、パソコンが重くなる原因は、ひとつではなく、複数が絡み合っていることが多いものです。だからこそ、大切なのは、いきなり初期化したり、買い替えたりする前に、まず「原因を切り分ける」こと。そして、再起動や、不要なアプリの整理、空き容量の確保といった、軽くて安全な対処から、順番に試すことです。このページでは、パソコンが重い・遅いときの原因の見つけ方と、Windowsの標準機能を使った、安全な対処法を、順を追ってご紹介します。なお、ここではWindowsのパソコンを中心に解説します。

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  • 高速化
IT初心者の七海さん IT初心者の七海さん

パソコンが、最近すごく重くて…。動作も遅いし、起動にも時間がかかるんです。原因がいろいろあるみたいで、どこから手をつければいいのか…。

IT上級者の大介先輩 IT上級者の大介先輩

あわてず、まず原因を切り分けよう。ポイントは3つ。①タスクマネージャーで、何が重いか(CPU・メモリ・ディスク)を確認 ②再起動して、常駐アプリを整理して、空き容量を確保する ③それでもダメなら、SSDやメモリの不足のサイン。怪しい「高速化アプリ」は要らないよ。Windows標準の機能で、安全に、軽い対処から順番にやっていこう。

この記事でわかること

  • まず原因を切り分ける(タスクマネージャー)
  • 再起動と常駐・スタートアップの整理
  • ストレージの空き容量を確保する
  • 更新・視覚効果・キャッシュを見直す
  • 熱・セキュリティソフト・マルウェアを疑う
  • それでも重いとき(SSD・メモリ・買い替え)

結論

「原因を切り分け、軽い対処から順番に」が正解です

パソコンが重い・遅いときは、「まず原因を切り分けて、軽くて安全な対処から、順番に試す」のが、いちばんの近道です。原因は、ひとつとは限らず、複数が絡んでいることも多いので、やみくもに対処するより、どこが詰まっているかを、見極めるのが先決です。原因を切り分けるのに役立つのが、「タスクマネージャー」(Ctrl+Shift+Escで起動)です。これで、CPU・メモリ・ディスク(ストレージ)のうち、どれの使用率が高い(90%以上に張り付いている)かを見ると、詰まりの原因が、見えてきます。原因の見当がついたら、対処は、軽いものから順番に。まず「再起動」、次に「不要な常駐アプリ・スタートアップの整理」、そして「ストレージの空き容量の確保」。これらで、多くの「重い・遅い」は、改善します。

大切なのは、この「順番」と、「安全な方法を選ぶ」ことです。再起動→常駐整理→空き容量確保→更新・設定の見直し、と、軽くて影響の小さいものから試し、それでも改善しないときに、より踏み込んだ対処を検討します。ここで、ひとつ正直にお伝えします。「ワンクリックで高速化」などをうたう、出どころのあやしい『最適化アプリ』『クリーナーアプリ』は、必要ありません。効果が不確かなものや、かえって動作を不安定にするもの、レジストリ(システムの重要な設定)をいじって、トラブルを招くものもあります。この記事で紹介する、Windows標準の機能だけで、安全に、十分な対処ができます。そして、これらをすべて試しても重い場合は、ストレージ(HDD)やメモリといった、パソコン自体のスペック不足のサインかもしれません。その場合は、SSDへの交換やメモリの増設、あるいは買い替えが、結局いちばんの解決になることもあります。それでは、順番に見ていきましょう。

パソコンが重い遅い原因の切り分けを七海が大介に相談している導入漫画
動作の重さに悩む七海さんに、大介先輩が「まず原因を切り分け・タスクマネージャーで確認・再起動と常駐整理と空き容量確保・それでもダメならSSDやメモリ不足のサイン・怪しい高速化アプリは要らない」と整理します。

まず原因を切り分ける(タスクマネージャー)

パソコンが重い原因をタスクマネージャーで切り分ける方法を初心者向けに七海と大介が案内している様子

対処の前に、まず原因を見つけましょう。やみくもに試すより、どこが詰まっているかを知るのが、解決への近道です。

パソコンが重いとき、いきなり対処を始める前に、まず「何が原因で重いのか」を、切り分けるのが大切です。役立つのが、Windowsに標準で備わっている「タスクマネージャー」です。キーボードで「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を同時に押すと、すぐに起動できます。タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブを見ると、「CPU」「メモリ」「ディスク(ストレージ)」の、それぞれの使用率が分かります。このうち、どれかが、常に90%以上に張り付いている場合、そこが、詰まりの原因です。たとえば、メモリの使用率が高ければ、メモリ不足やアプリの開きすぎ、ディスクが100%に近ければ、ストレージの問題やバックグラウンドの処理、CPUが高ければ、重いアプリや、何かの処理が走っている、といった見当がつきます。また、「プロセス」タブを見ると、どのアプリが、リソースを多く使っているかも、確認できます。

「タスクマネージャーで、CPU・メモリ・ディスクを確認」

原因の切り分けは、タスクマネージャーで、「CPU・メモリ・ディスクのどれが、いっぱいになっているか」を見ることから始めます。メモリ使用率が90%以上、Cドライブ(ストレージ)の空きが10%未満、スタートアップ(起動時に自動で立ち上がるアプリ)が多すぎる、といった状態が、重さの主な指標です。原因が分かれば、効く対処も見えてきます。メモリが原因なら「再起動」や「アプリを閉じる」、空き容量が原因なら「不要データの削除」、特定のアプリが原因なら「そのアプリの見直し」が効きます。「どこから手をつければいいか分からない」というときは、まずタスクマネージャーで現状を見て、そのうえで、次の章からの対処を、軽いものから順番に試していきましょう。なお、パソコンの基本的なトラブルの対処は、パソコンのトラブルの簡単な解決法でも解説しています。

タスクマネージャー

「タスクマネージャー」は、Windowsに標準で備わっている、パソコンの状態を確認・管理するためのツールです。キーボードで「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を同時に押すと、すぐに起動できます(タスクバーを右クリックして開く方法もあります)。タスクマネージャーでは、いくつかのことができます。「プロセス」タブでは、今動いているアプリや、それぞれがCPU・メモリ・ディスクを、どれくらい使っているかが分かり、重いアプリを見つけて、終了させることができます。「パフォーマンス」タブでは、CPU・メモリ・ディスクなどの、全体の使用率を、グラフで確認できます。「スタートアップ アプリ」タブでは、パソコンの起動時に自動で立ち上がるアプリの一覧が見られ、不要なものを無効化できます。パソコンが重いとき、まずタスクマネージャーで、何が原因かを確認するのが、対処の第一歩です。Windows標準の機能なので、安心して使えます。

再起動と常駐・スタートアップの整理

パソコンの再起動と常駐アプリやスタートアップの整理を大介が七海に説明している様子

原因の見当がついたら、いちばん手軽な対処から。再起動と、アプリの整理は、効果が大きく、安全です。

対処の第一歩は、「再起動」です。手軽なのに、効果が大きく、最初に試すべき方法です。パソコンを長時間使い続けると、メモリ(作業スペース)に、使い終わった処理がたまり、動作が重くなります。再起動すると、これらがリセットされ、メモリが解放されて、動作が軽くなります。なお、「シャットダウン」よりも「再起動」のほうが、リセットの効果が高いです(高速スタートアップという設定が有効だと、シャットダウンでは一部が引き継がれるため)。次に効くのが、「常駐アプリ」と「スタートアップ」の整理です。使っていないのに、裏で動き続けているアプリ(常駐アプリ)は、タスクマネージャーで終了できます。また、パソコンの起動時に自動で立ち上がる「スタートアップアプリ」が多いと、起動が遅くなり、メモリも消費し続けます。タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」タブで、不要なものを無効化しましょう。

「まず再起動・不要なスタートアップを無効化」

再起動は、重いときの「最初の一手」として、ぜひ覚えておきましょう。週に1回など、定期的に再起動する習慣をつけると、重くなりにくくなります。そして、起動が遅い場合は、スタートアップアプリの見直しが効果的です。タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」タブで、「起動への影響」が「高」になっているアプリのうち、使用頻度の低いものを、無効化しましょう(無効化しても、アプリ自体は消えず、必要なときに手動で起動できます)。ただし、2つ注意があります。ひとつは、セキュリティソフト(ウイルス対策)は、無効化せず残すこと。もうひとつは、OneDriveなどのクラウド同期アプリを止めると、同期が止まるので、必要に応じて手動で起動すること。また、ブラウザのタブを大量に開いていると、それだけでメモリを多く消費します。使わないタブを閉じるだけでも、軽くなることがあります。

常駐アプリとスタートアップ

「常駐アプリ」とは、画面に表示されていなくても、裏側(バックグラウンド)で動き続けているアプリのことです。たとえば、メッセージアプリや、クラウド同期、音楽プレーヤーなどは、ウィンドウを閉じても、裏で動いていることがあります。これらは、メモリやCPUを使い続けるため、数が多いと、動作が重くなる原因になります。「スタートアップ」とは、パソコンの電源を入れたときに、自動的に起動するアプリのことです。アプリによっては、インストールしたときに、自動でスタートアップに登録されるものもあります。スタートアップアプリが多いと、起動に時間がかかるうえ、起動後もメモリを消費し続けます。どちらも、タスクマネージャーで確認・整理できます。常駐アプリは「プロセス」タブから終了でき、スタートアップは「スタートアップ アプリ」タブから無効化できます。不要なものを整理すると、動作が軽くなり、起動も速くなります。ただし、セキュリティソフトなど、止めてはいけないものもあるので、用途の分かるものだけを整理しましょう。

ストレージの空き容量を確保する

パソコンのストレージの空き容量を確保する方法を七海と大介が用途別に案内している様子

再起動やアプリ整理でも重いなら、次は空き容量です。ストレージがいっぱいだと、パソコンは目に見えて遅くなります。

ストレージ(Cドライブ)の空き容量が不足すると、パソコンは、目に見えて遅くなります。空きが少ないと、システムの一時ファイルの作成や、仮想メモリ(メモリが足りないときに、ストレージの一部を仮の作業場所として使う仕組み)の確保に、支障が出るためです。目安として、Cドライブの空きが、全体の10〜15%を下回ると、動作が遅くなりやすく、SSDなら20%程度、HDDなら50%程度の空きを保つのが理想です。空き容量を増やすには、Windows標準の機能が便利で、安全です。「ディスククリーンアップ」は、一時ファイル、ごみ箱、Windows Updateの残骸など、不要なファイルを、安全に削除できます。「ストレージセンサー」(設定→システム→記憶域)をオンにすると、不要な一時ファイルなどを、自動で整理してくれます。あわせて、使っていないアプリのアンインストール、大きな動画・写真ファイルの整理や移動、ごみ箱を空にすること、デスクトップにファイルを置きすぎないことも、効果的です。

「標準のディスククリーンアップ・ストレージセンサーで安全に」

空き容量を増やすときは、Windows標準の「ディスククリーンアップ」と「ストレージセンサー」を使えば、安全かつ十分に行えます。ここで、大切なことをお伝えします。「ワンクリックで容量を空ける」などとうたう、出どころのあやしいクリーナーアプリは、使わないほうが無難です。効果が不確かなものや、必要なファイルまで削除してトラブルを招くもの、それ自体が裏で動いて、かえって動作を重くするものもあります。Windows標準の機能で、安全に整理できるので、あやしいアプリを入れる必要はありません。なお、ディスククリーンアップで「システムファイルのクリーンアップ」を行うと、より多くの不要ファイルを削除できますが、システムの復元ポイントが削除されることもあるので、大切なデータは、事前にバックアップしておくと安心です。一時ファイルの整理について、くわしくはWindowsの一時ファイルの安全な削除もご覧ください。

ディスククリーンアップとストレージセンサー

「ディスククリーンアップ」と「ストレージセンサー」は、どちらもWindowsに標準で備わっている、ストレージの空き容量を増やすための機能です。「ディスククリーンアップ」は、パソコン内にたまった不要なファイル(一時ファイル、ごみ箱の中身、インターネットの一時ファイル、Windows Updateの残骸など)を、安全に削除できる機能です。タスクバーの検索ボックスに「ディスククリーンアップ」と入力すると起動でき、削除する項目を選んで実行します。これらは、削除してもパソコンの動作に影響のないものが中心なので、安心して使えます。「ストレージセンサー」は、より新しい機能で、「設定」→「システム」→「記憶域」からオンにできます。オンにしておくと、不要な一時ファイルや、ごみ箱の古いファイルなどを、自動で、定期的に整理してくれます。一度設定すれば、手間なく、空き容量を保てるのが利点です。どちらもWindows標準の機能なので、あやしいクリーナーアプリを入れるより、ずっと安全に、ストレージを整理できます。

更新・視覚効果・キャッシュを見直す

パソコンの更新や視覚効果やキャッシュを見直す方法を七海と大介が比較しながら整理している様子

もう一歩、改善したいときの章です。更新・視覚効果・キャッシュなど、見落としがちな点を見直しましょう。

ここまでの対処に加えて、見直すと効果があるのが、「更新」「視覚効果」「キャッシュ」です。まず、「Windowsとドライバーの更新」。古いバージョンや、古い・壊れたドライバー(周辺機器を動かすソフト)が、重さの原因になることがあります。「設定」からWindows Updateを確認し、最新にしておきましょう。なお、Windowsのアップデート直後に、一時的に重くなることもあります。その場合は、更新が完全に終わるのを待つ、再起動する、といった対処が有効です。次に、「視覚効果」。Windowsの、アニメーションや透明効果は、見た目をきれいにしますが、その分、CPUやメモリを消費します。動作を優先したい場合は、これらをオフ(パフォーマンスを優先)にすると、とくに性能が控えめなパソコンで、軽くなることがあります。そして、「キャッシュ」。ブラウザなどにたまったキャッシュ(一時データ)も、肥大化すると動作に影響するので、ディスククリーンアップや、ブラウザの設定から、整理できます。

「更新は最新に・視覚効果は必要なら軽くする」

この章のポイントは、「Windowsとドライバーを最新に保つ」「動作優先なら視覚効果を軽くする」「キャッシュを整理する」の3つです。更新は、動作改善や不具合修正、セキュリティの面でも大切なので、こまめに行いましょう。視覚効果の調整は、「設定」や「システムのプロパティ」から行えますが、見た目が少しシンプルになるので、お好みで。性能に余裕のあるパソコンなら、無理にオフにする必要はありません。なお、Windowsには、ファイルの断片化を整理する「最適化(デフラグ)」機能もありますが、SSDの場合は、Windowsが自動で適切に管理してくれるため、手動で頻繁に行う必要はありません。これらの見直しは、いずれもWindows標準の範囲で、安全に行えます。あやしい「高速化ソフト」に頼らなくても、標準機能で十分に対処できる、ということを、覚えておいてください。Windowsの便利な使い方は、Windows 11の時短・効率化のコツも参考になります。

熱・セキュリティソフト・マルウェアを疑う

パソコンの熱やセキュリティソフトやマルウェアを疑う対処を七海と大介が慎重に確認している様子

見落としがちな、別の原因の章です。熱、セキュリティソフト、マルウェアも、重さの原因になることがあります。

ここまでの対処で改善しない場合、別の原因も疑ってみましょう。まず、「熱」。パソコンは、内部の温度が上がりすぎると、部品を守るために、自動的に性能を落とす仕組み(サーマルスロットリング)が働き、動作が遅くなります。とくに、ノートパソコンを、ベッドや膝の上など、柔らかい場所で使うと、底面の吸気口がふさがって、熱がこもりやすくなります。硬い机の上で使う、パソコンスタンドで隙間を作る、通気口のホコリに気をつける、といったことで、改善することがあります。次に、「セキュリティソフト」。ウイルス対策ソフトが、スキャンをしている間は、一時的に動作が重くなることがあります。これは正常な動作なので、スキャンが終わるのを待ちましょう(複数のセキュリティソフトを同時に入れると、競合して重くなるので、ひとつにします)。そして、「マルウェア(ウイルスなどの不正なソフト)」の感染も、重さの原因になります。Windows標準の「Windowsセキュリティ」で、スキャンを行いましょう。

「熱がこもらない環境で・標準のセキュリティでスキャン」

意外と見落とされがちなのが、「熱」です。パソコンが、急に重くなったり、ファンが大きな音を立てたりする場合は、熱がこもっている可能性があります。風通しのよい、硬い場所で使い、通気口をふさがないようにしましょう。長く使っているパソコンは、内部にホコリがたまって、熱がこもることもありますが、内部の清掃を自分で行うのは、分解が必要で難易度が高いため、無理せず、メーカーや専門店に相談するのが安全です。また、マルウェアの感染が心配な場合は、Windows標準の「Windowsセキュリティ(Windows Defender)」で、ウイルススキャンを実行しましょう。標準のセキュリティ機能で、十分にチェックできます。セキュリティについては、Windows標準のセキュリティと有料ソフトの違いもご覧ください。原因が、熱やマルウェアにある場合は、これらの対処で改善することがあります。

サーマルスロットリング(熱による速度低下)

「サーマルスロットリング」とは、パソコンの内部温度が上がりすぎたときに、部品(とくにCPU)が熱で壊れるのを防ぐために、自動的に性能(処理速度)を落とす、安全のための仕組みです。「サーマル(thermal=熱の)」「スロットリング(throttling=絞ること)」という言葉のとおり、熱を抑えるために、あえて速度を絞る、というわけです。これは故障ではなく、パソコンを守るための、正常な働きです。ただ、結果として、動作が遅くなるため、「急に重くなった」「ファンがうるさい」と感じる原因になります。熱がこもる主な原因は、吸気口・排気口がふさがれている(柔らかい場所での使用など)、内部にホコリがたまっている、ファンの不具合、高温の環境、長時間の高負荷な作業、などです。対策としては、硬くて風通しのよい場所で使う、パソコンスタンドで底面に隙間を作る、通気口をふさがない、といったことが有効です。それでも熱が気になる場合や、内部のホコリが疑われる場合は、自分で分解せず、メーカーや専門店に相談しましょう。

それでも重いとき(SSD・メモリ・買い替え)

パソコンがそれでも重いときのSSDやメモリや買い替えの選択を七海と大介が落ち着いて整理している様子

ここまで試しても重いときの章です。その場合は、パソコン自体のスペック不足を、正直に考えましょう。

ここまでの対処(再起動・常駐整理・空き容量確保・更新・熱対策など)を、ひととおり試しても、まだ重い場合。正直にお伝えすると、それは、パソコン自体の「スペック不足」のサインかもしれません。とくに、効果が大きいのが、次の2つです。ひとつは、「ストレージがHDDなら、SSDへ交換すること」。HDD(ハードディスク)は、SSDに比べて、読み書きが大幅に遅く、起動やアプリの動作の遅さの、大きな原因になります。HDDからSSDへ換装すると、見違えるほど軽くなることが、よくあります。もうひとつは、「メモリの増設」。メモリが8GBで、複数のアプリを使うと重い場合、16GBへ増設すると、効果的です。ただし、これらの換装・増設は、分解を伴い、機種によっては難しい(できない)こともあります。自信がなければ、無理に自分で行わず、専門店に相談するのが安全です。そして、購入から5年以上経っているなら、最新OSへの対応力も考えて、買い替えを検討する時期かもしれません。

「SSD化・メモリ増設が効く・古いなら買い替えも正直な選択」

ソフト面の対処を尽くしても重いなら、ハード(パソコン本体)の見直しを考えます。とくに、「HDDをSSDに換装する」のは、体感速度を大きく改善する、効果の高い方法です。メモリの増設も有効です。ただし、ノートパソコンは、分解や換装の難易度が高く、最近はメモリが増設できない機種もあります。自分で行うのが難しい場合は、専門店に相談しましょう。SSDとメモリ、どちらを優先すべきかは、SSDとメモリ増設のどちらを優先すべきかでくわしく解説しています。そして、ここが正直なお話ですが、何年も使った古いパソコンは、対処を尽くしても、快適には戻りきらないことがあります。とくに、購入から5年以上が経ち、もともとのスペックが低い場合は、買い替えが、結果的にいちばんの解決になります。中古パソコンなら、新品より費用を抑えつつ、今より快適な一台に出会えることもあります。

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よくある質問

パソコンが重い遅い原因に関するよくある質問を七海が確認し大介が答えている様子
「高速化アプリ」「クリーナーアプリ」を入れると、速くなりますか?

基本的には不要で、おすすめしません。「ワンクリックで高速化」「PCをお掃除して快適に」などとうたう、出どころのあやしい高速化アプリ・クリーナーアプリは、効果がはっきりしないことが多く、中には、必要なファイルまで削除してトラブルを招くもの、システムの重要な設定(レジストリ)をいじって、かえって不具合を起こすもの、それ自体が裏で動いて動作を重くするものもあります。過剰な広告が表示されるものも少なくありません。パソコンを軽くするのに必要なことは、再起動、不要なアプリの整理、空き容量の確保、更新など、Windowsの標準機能で、十分にできます。この記事で紹介した、標準の方法を、順番に試すのが、安全で確実です。「便利そう」に見えても、提供元の分からないアプリは、慎重に判断しましょう。標準機能だけで、しっかり対処できます。

パソコンが重いとき、まず何をすればいいですか?

まずタスクマネージャーで原因を確認し、再起動から試しましょう。重いと感じたら、最初に、タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)の「パフォーマンス」タブで、CPU・メモリ・ディスクの、どれの使用率が高いかを確認します。これで、原因の見当がつきます。そのうえで、いちばん手軽な「再起動」を試してください。再起動するだけで、メモリが解放され、軽くなることが、よくあります。それでも重ければ、タスクマネージャーで、使っていない常駐アプリを終了したり、スタートアップアプリを無効化したり、ストレージの空き容量を、ディスククリーンアップで確保したり、と、軽い対処から、順番に試していきます。いきなり初期化したり、あやしい高速化アプリを入れたりせず、Windows標準の機能で、安全に、順を追って対処するのが、いちばんのコツです。

ストレージの空き容量は、どのくらい必要ですか?

SSDなら20%程度、HDDなら50%程度の空きが目安です。パソコンのストレージ(Cドライブ)は、空き容量が少なくなると、動作が目に見えて遅くなります。とくに、空きが全体の10〜15%を下回ると、システムの一時ファイルの作成や、仮想メモリの確保に支障が出て、遅くなりやすいです。目安として、SSDなら20%程度、HDDなら50%程度の空きを、保つのが理想です。空き容量を増やすには、Windows標準の「ディスククリーンアップ」(一時ファイルやごみ箱、Windows Updateの残骸を削除)や、「ストレージセンサー」(自動で整理)が便利で、安全です。あわせて、使っていないアプリの削除、大きな動画・写真ファイルの整理や外部への移動、ごみ箱を空にすること、なども効果的です。あやしいクリーナーアプリは使わず、標準機能で、安全に整理しましょう。

急にファンがうるさくなって、重くなりました。なぜですか?

熱がこもって、性能が一時的に下がっている可能性があります。パソコンは、内部の温度が上がりすぎると、部品を守るために、自動的に性能を落とす仕組み(サーマルスロットリング)が働きます。このとき、冷やそうとしてファンが高速で回り、大きな音を立てます。とくに、ノートパソコンを、ベッドや膝の上などの柔らかい場所で使うと、底面の吸気口がふさがれて、熱がこもりやすくなります。対策としては、硬くて風通しのよい場所で使う、パソコンスタンドで底面に隙間を作る、通気口をふさがない、といったことが有効です。また、長く使っているパソコンは、内部にホコリがたまって、熱がこもることもあります。ただし、内部の清掃は、分解が必要で難易度が高いので、自分で行わず、メーカーや専門店に相談するのが安全です。高負荷な作業をしているときに熱くなるのは、ある程度自然なことですが、軽い作業でも頻繁に熱くなる場合は、環境を見直してみましょう。

いろいろ試しても重いままです。買い替えの目安はありますか?

対処を尽くしても改善しないなら、買い替えやSSD化が選択肢です。この記事の対処(再起動・常駐整理・空き容量確保・更新・熱対策など)を、ひととおり試しても、なお重い場合は、パソコン自体のスペック不足の可能性が高いです。とくに効果が大きいのが、ストレージがHDDなら、SSDへ交換すること。これだけで、見違えるほど軽くなることがあります。メモリが8GBなら、16GBへの増設も有効です。ただし、これらは分解を伴い、機種によっては難しいので、自信がなければ専門店に相談しましょう。そして、購入から5年以上が経っているパソコンは、最新OSへの対応力や、部品の劣化も考えると、買い替えを検討するのが、現実的なこともあります。中古パソコンなら、費用を抑えつつ、今より快適な一台が見つかることもあります。「換装か、買い替えか」は、パソコンの古さと、費用で判断するとよいでしょう。

まとめ

パソコンが重い遅い原因の切り分けを整理してわかりやすく案内している様子の七海と大介

パソコンが重い・遅いときは、「まず原因を切り分けて、軽くて安全な対処から、順番に試す」のが、いちばんの近道です。最初に、タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)で、CPU・メモリ・ディスクの、どれが詰まっているかを確認します。そのうえで、いちばん手軽な「再起動」を試し、次に「不要な常駐アプリ・スタートアップの整理」、そして「ストレージの空き容量の確保」(Windows標準のディスククリーンアップやストレージセンサーで安全に)を行います。さらに、「Windowsとドライバーの更新」「視覚効果の軽減」「キャッシュの整理」、そして「熱対策」「セキュリティスキャン」も、効果的です。これらを、軽いものから順番に試すことで、多くの「重い・遅い」は、改善していきます。

大切なのは、いきなり初期化や買い替えに飛びつかず、順番に対処すること。そして、出どころのあやしい「高速化アプリ」「クリーナーアプリ」は不要で、むしろ逆効果やトラブルのもとになることもある、という点です。Windows標準の機能だけで、安全に、十分な対処ができます。そのうえで、これらをすべて試しても重い場合は、パソコン自体のスペック不足のサインです。ストレージがHDDならSSDへの交換、メモリが少なければ増設が、効果的です(分解に自信がなければ専門店へ)。購入から5年以上経っているなら、買い替えが、結局いちばんの解決になることもあります。中古パソコンなら、費用を抑えつつ、快適な一台に出会えます。順番を守って、安全に、快適なパソコンを取り戻しましょう。

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