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最終更新日:2026年8月19日

iPhone活用ガイド

AirDropの使い方

撮った写真を隣にいる人に渡したい、iPhoneで撮った画像をMacで編集したい——そんなとき便利なのがAirDropです。ケーブルもアプリのインストールも要らず、近くにあるApple製デバイスへ直接送れます。ただ、初めて使うときは「相手が表示されない」「どこに保存されたのか分からない」とつまずきがちです。この記事では、Apple公式の手順に沿って、送る側と受け取る側それぞれの操作、連絡先にない相手と共有する方法、受信設定の意味、そして知っておきたい注意点までをまとめて解説します。

  • AirDrop
  • iPhone
  • Mac
  • ファイル共有
IT初心者の七海さん

IT初心者の七海さん

大介先輩、撮った写真を隣にいる友達に送りたいんですけど、メールに添付するより、もっと手軽に送る方法はありますか?AirDropという機能を聞いたことはあるんですが、使い方がよく分からなくて。

IT上級者の大介先輩

IT上級者の大介先輩

手順はこの3つだけだよ。①Wi-FiとBluetoothをオンにする ②共有ボタンからAirDropを選ぶ ③相手の名前をタップして送る。相手が近くにいて、お互いにAirDropをオンにしていれば送れる。連絡先にない相手とは、コードを使う場合もあるんだ。順番に見ていこう。

この記事でわかること

  • AirDropの仕組みと、通信量がかかる場合があること
  • 送る前に確認すること(Wi-Fi・Bluetooth・距離)
  • 連絡先に登録している人/していない人への送り方
  • 受信設定の3つの選択肢と、それぞれの意味
  • 受け取ったファイルの保存先と、共有時の注意点

結論

共有前に、双方でWi-FiとBluetoothをオンにし、インターネット共有がオンならオフにします

AirDropは、近くにあるiPhone・iPad・Macへ、写真や書類を直接送れる機能です。送る手順は単純で、共有したい項目を開いて共有ボタンをタップし、AirDropを選び、表示された相手の名前をタップします。相手が「受け入れる」を選べば転送が始まります。準備として必要なのは、双方でWi-FiとBluetoothをオンにし、どちらかがインターネット共有をオンにしている場合はオフにすること、そしておたがいが約10メートル以内にいることです。

知っておきたい点が2つあります。ひとつは、連絡先に登録していない相手と共有する場合、対応するOS同士では「AirDropコード」の入力が必要になること。もうひとつは、AirDropの使用時にモバイルデータ通信の料金がかかる場合があることです。どちらも設定や手順を知っておけば戸惑いません。この記事で順に解説します。

AirDropの使い方が分からない七海に手順3つを大介が教える導入漫画
導入漫画:写真を手軽に送りたい七海が、「Wi-FiとBluetoothをオン、共有ボタンからAirDrop、相手をタップ」の3手順を大介から教わります。

AirDropとは

AirDropの仕組みを七海と大介が初心者向けにやさしく紹介している様子

AirDropは、写真・ビデオ・書類などを、近くにあるiPhone・iPad・Macへワイヤレスで送れる機能です。ケーブルでつないだり、アプリをインストールしたりする必要はありません。転送はセキュリティのために暗号化され、受信する側は受け取るたびに受け入れるか拒否するかを選べます。

近距離ではWi-FiとBluetoothを使って転送します。ただし、転送が始まったあとにWi-FiやBluetoothの通信範囲を離れると、インターネット経由で転送が継続されます。このとき、モバイルデータ通信の料金がかかる場合があります。気になる場合は、後述の設定でオフにできます。

AirDropが向いている場面・向かない場面

AirDropは、少ない数のファイルをその場で共有するのに適しています。目の前にいる相手に写真を数枚渡す、iPhoneで撮った画像をMacに移して編集する、といった使い方です。一方、MacとほかのAppleデバイス間で大量のファイルをまとめて扱いたい場合は、クラウドや外部ストレージを使うほうが向いています。パソコンへまとめて写真を取り込みたい場合は「iPhoneの写真・動画をパソコンに取り込む方法」もあわせてご覧ください。

送る前に確認すること

AirDropを使う前に、送る側と受け取る側の両方で次を確認します。

  • 両方のデバイスでWi-FiとBluetoothがオンになっている
  • どちらかがインターネット共有をオンにしている場合はオフにする
  • デバイスが互いに約10メートル以内にある
  • 受け取る側のAirDropが「連絡先のみ」または「すべての人(10分間のみ)」になっている
  • VPNを使っている場合、その構成でローカルネットワーク通信が無効になっていない

※操作画面は、各メーカーの公式情報および公開資料をもとに再現した説明用画像です。実際の表示は、OS・アプリのバージョン、端末、契約状況などにより異なる場合があります。

受信設定は、コントロールセンターから変更できます。コントロールセンターを開き、左上のコントロールのグループをタッチして押さえたままにしてから、AirDropのアイコンをタップします。「連絡先のみ」または「すべての人(10分間のみ)」を選んでください。

iPhoneのコントロールセンターでAirDropの受信設定を選んでいる様子
コントロールセンターの左上のグループを長押しし、AirDropのアイコンをタップすると受信設定を選べます。

連絡先に登録している人へ送る

AirDropで写真を送る手順を七海と大介が順番に確認している様子

写真を例に、手順を追っていきます。

1

共有したい項目を開く

写真アプリを開き、ライブラリで「選択」をタップして、共有したい写真をタップします。複数枚をまとめて送ることもできます。

2

共有ボタンからAirDropを選ぶ

共有ボタン(四角から上向きの矢印が出たアイコン)をタップし、表示された選択肢から「AirDrop」をタップします。

3

相手の名前をタップする

連絡先に登録している人が近くにいる場合は、「人」の下に表示されます。共有相手の名前をタップすると、相手のデバイスに通知が表示されます。相手が「受け入れる」をタップすれば転送が始まります。

iPhoneの共有画面でAirDropを選んでいる様子
共有ボタンをタップし、表示された選択肢から「AirDrop」をタップします。
iPhoneのAirDrop画面で人の下に共有相手が表示されている様子
「人」の下に表示された相手の名前をタップします。表示されるのは、近くにいてあなたから受け取れる状態の人です。

相手が「連絡先のみ」に設定している場合

受け取る側が「連絡先のみ」に設定している場合、あなたが相手の連絡先リストに登録されていて、その連絡先カードにあなたのApple Accountのメールアドレスまたは電話番号が含まれている必要があります。相手の一覧に自分が表示されないときは、この点を確認してみてください。

なお、対応する機種でiOS 17以降を使っている場合は、共有したいファイルを開いた状態でおたがいのiPhoneを近づけることでも、AirDropの転送を開始できます。

連絡先にない人へ送る(AirDropコード)

連絡先に登録していない相手と共有する場合、手順が少し変わります。双方がiOS 26.2、iPadOS 26.2、macOS 26.2以降の場合、AirDropコードを使います。

順番 受け取る側 送る側
1 コントロールセンターでAirDropを「すべての人(10分間のみ)」にする 共有ボタンからAirDropを選び、相手をタップ
2 通知で「AirDropコードを取得」をタップする
3 画面に表示されたコードを送る側に伝える 伝えられたコードを自分のデバイスに入力する
4 項目が共有されます
iPhoneにAirDropコードが表示されている様子
受け取る側の画面にAirDropコードが表示されます。このコードを送る側に伝えて入力してもらいます。

共有した相手は30日間、連絡先に一時的に追加されます

一度コードで共有すると、その後30日間は、別のAirDropコードを使わなくてもその相手と共有・受信ができます。30日の期限が切れる前に共有をやめたい場合は、連絡先アプリを開き、「その他の既知」リストで相手を見つけて「この人の登録を解除」を選びます。イベントや旅先で一度だけ共有した相手が残っているのが気になる場合は、この手順で整理できます。(参考:Apple公式サポート「AirDropを使って近くにあるAppleデバイスに項目を送信する」)

受信設定の3つの選択肢

AirDropの受信設定の違いを七海と大介が比較しながら整理している様子

自分が受け取る側になるときの設定は、3つから選べます。それぞれの意味を知っておくと、場面に応じて使い分けられます。

設定 意味 向いている場面
受信しない AirDropでの受信を受け付けません 不特定多数がいる場所で、受け取る予定がないとき
連絡先のみ 連絡先に登録している相手からのみ受信します ふだんの状態としておすすめ
すべての人(10分間のみ) 誰からでも受信できますが、10分で自動的に切り替わります 連絡先にない相手から受け取るとき

「すべての人(10分間のみ)」は自動的に戻ります

iOS 16.2以降では、「すべての人(10分間のみ)」の設定は10分後に自動的に変わります。Apple Accountにサインインしている場合は「連絡先のみ」に、サインインしていない場合は「受信しない」に戻ります。そのため、切り替えを忘れて開放されたままになる心配はありません。10分を待たずにすぐ閉じたい場合は、コントロールセンターから手動で「連絡先のみ」または「受信しない」に変更できます。

Macとの共有

Macでも同じようにAirDropを使えます。項目を開き、ツールバーの共有ボタンをクリックして「AirDrop」を選び、共有相手を選択します。Finderからも共有できます。Dockの Finder アイコンをクリックしてウインドウを開き、サイドバーの「AirDrop」をクリックしてから、送りたい項目を相手のところまでドラッグします。

Macで受信設定を変更するには、メニューバーのコントロールセンターをクリックしてAirDropのアイコンをクリックします。青色になっていればオンです。受信できる相手を選ぶには、AirDropの横の右矢印をクリックし、「連絡先のみ」または「すべての人」を選びます。

自分のiPhoneとMacの間なら、受け入れの操作は不要です

自分のAppleデバイスから別の自分のデバイスへ送る場合(たとえばMacからiPhoneへ)、両方のデバイスで同じApple Accountにサインインしていれば、項目は自動的に受け入れられて保存されます。毎回「受け入れる」をタップする必要がないので、iPhoneとMacを行き来する作業がぐっと楽になります。

受け取ったファイルの保存先

「送ってもらったのに、どこにあるか分からない」というのは、初めて使うときによくある戸惑いです。基本の考え方はシンプルで、ほとんどの項目は、送信元と同じアプリに保存されます。相手が写真アプリからAirDropで写真を送った場合、その写真はあなたの写真アプリに保存されます。

ただし、デバイスや項目の種類によっては別の場所になります。iPhoneやiPadでは、一部の項目がファイルアプリに保存されます。Macでは、一部の項目が自動的に「ダウンロード」フォルダに保存されるほか、保存先を選ぶ画面が表示される場合もあります。なお、MacのFinderでAirDropを開いた場合、受け入れるか辞退するかの通知は、通知センターではなくFinderに表示されます。

共有する前に知っておきたいこと

写真を共有する際のプライバシーの注意点を七海に大介が説明している様子

写真やビデオを共有するときに、知っておいていただきたいことがあります。Appleによると、写真やビデオを共有すると、その写真に関連する日付・時刻・場所・デバイス・キャプションなどのメタデータも共有されることになります。撮影した場所の情報が相手に伝わる、ということです。自宅で撮った写真を共有する場合など、気になる場面もあるかもしれません。

位置情報を外して共有する方法

写真アプリで写真を開き、共有ボタンをタップしたあと、「オプション」をタップして「位置情報」をオフにすると、位置情報を含めずに共有できます。同じ画面では、ファイル形式の選択や、元のファイルと編集履歴をすべて送る「すべての写真データ」の設定もできます。共有する相手や場面に応じて調整してください。(参考:Apple公式サポート「iPhoneで写真やビデオを共有する」)

また、受信設定を「すべての人(10分間のみ)」にしている間は、近くにいる誰からでも送信を試みられる状態になります。受け取るかどうかは毎回選べるので勝手に保存されることはありませんが、必要のないときは「連絡先のみ」にしておくのが安心です。

モバイルデータ通信をオフにする

前述のとおり、転送の開始後に通信範囲を離れると、インターネット経由で転送が継続されます。このときモバイルデータ通信の料金がかかる場合があります。データ通信量を抑えたい場合や、海外でローミング料金を避けたい場合は、この動作をオフにできます。

「設定」→「一般」→「AirDrop」を開き、「モバイルデータ通信を使用」をオフにします。通常は一度設定するだけで済みますが、旅行の前などに見直しておくと安心です。

iPhoneのAirDrop設定画面でモバイルデータ通信を使用をオフにしている様子
「設定」→「一般」→「AirDrop」で、「モバイルデータ通信を使用」をオフにできます。

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よくある質問

AirDropの疑問に七海が質問し大介が落ち着いて答えている様子
相手の名前が表示されません。どうすればいいですか?

まず、送る側と受け取る側の両方でWi-FiとBluetoothがオンになっているか、どちらかがインターネット共有をオンにしていないか、おたがいが約10メートル以内にいるかを確認してください。次に、受け取る側のAirDropの設定が「連絡先のみ」または「すべての人(10分間のみ)」になっているかを確認します。相手が「連絡先のみ」にしている場合は、あなたが相手の連絡先に登録されていて、その連絡先カードにあなたのApple Accountのメールアドレスまたは電話番号が含まれている必要があります。それでも表示されない場合の詳しい対処は「AirDropが送れない・認識しない時の対処法」で解説しています。

AirDropで通信量はかかりますか?

近距離ではWi-FiとBluetoothを使って転送しますが、転送が始まったあとにWi-FiやBluetoothの通信範囲を離れると、インターネット経由で転送が継続されます。このとき、モバイルデータ通信の料金がかかる場合があります。データ通信量を抑えたい場合は、「設定」→「一般」→「AirDrop」で「モバイルデータ通信を使用」をオフにしてください。海外でのローミング料金を避けたい場合にも有効です。

受け取ったファイルはどこに保存されますか?

ほとんどの項目は、送信元と同じアプリに保存されます。相手が写真アプリから写真を送った場合は、あなたの写真アプリに保存されます。ただし、iPhoneやiPadでは一部の項目がファイルアプリに保存されることがあります。Macでは一部の項目が自動的に「ダウンロード」フォルダに保存されるほか、保存先を選ぶ画面が表示される場合もあります。見つからないときは、写真アプリとファイルアプリの両方を確認してみてください。

AirDropで写真を送ると、撮影場所も相手に伝わりますか?

Appleによると、写真やビデオを共有すると、日付・時刻・場所・デバイス・キャプションなどのメタデータも共有されることになります。位置情報を含めたくない場合は、写真アプリで写真を開いて共有ボタンをタップし、「オプション」をタップして「位置情報」をオフにしてから共有してください。同じ画面では、ファイル形式の選択なども行えます。自宅や職場で撮った写真を共有する場合は、確認しておくと安心です。

まとめ

AirDropの基本は、共有ボタンからAirDropを選び、表示された相手の名前をタップするだけです。準備として必要なのは、双方でWi-FiとBluetoothをオンにすること、どちらかがインターネット共有をオンにしている場合はオフにすること、そしておたがいが約10メートル以内にいることです。相手が表示されないときは、これらの点と、相手の受信設定を確認してみてください。

連絡先にない相手と共有する場合、双方がiOS 26.2、iPadOS 26.2、macOS 26.2以降であればAirDropコードを使います。共有した相手は30日間、連絡先に一時的に追加されるため、不要になったら「その他の既知」から登録を解除できます。また、写真を共有すると位置情報などのメタデータも一緒に送られる点、通信範囲を離れるとモバイルデータ通信の料金がかかる場合がある点も、覚えておくと役立ちます。どちらも設定で調整できるので、必要に応じて見直してみてください。

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