最終更新日:2026年10月27日
Windowsのお役立ち情報
Windows 11でZIPファイルを解凍・圧縮する方法|「すべて展開」と圧縮フォルダーの作り方
メールで届いたZIPファイルを開きたい。たくさんのファイルを1つにまとめて送りたい。そんなときは、Windows 11の標準機能で、ZIPファイルの展開(解凍)と圧縮ができます。この記事では、「すべて展開」で取り出す方法、一部だけ取り出す方法、右クリックや圧縮フォルダーでZIPにまとめる方法と、ZIP以外の形式やパスワード付きのZIPの扱いを、Microsoftとパソコンメーカーの公式情報をもとに整理します。
メールで届いたZIPファイル、どうやって開くんですか?逆に、たくさんのファイルを1つにまとめて送る方法も知りたいです。
パスワードなしのZIPなら、取り出すのもまとめるのも標準機能でできるよ。①ZIPを開き、必要なものを外へドラッグ ②全部なら右クリックで展開する ③まとめるときは右クリックで圧縮。用途に合わせて選んでね。
この記事でわかること
- ZIPファイルとは何か、展開(解凍)と圧縮の違い
- 「すべて展開」でまとめて取り出す方法
- 必要なファイルだけを取り出す方法
- 右クリックの「圧縮先」と、圧縮フォルダーでZIPにまとめる方法
- 7z・RAR・TARなど、ZIP以外の形式の扱い
- パスワード付きのZIPと、展開できないときの確認
結論
右クリックの「すべて展開」で取り出し、「圧縮先」でZIPにまとめます
ZIPファイルの中身をまとめて取り出すには、ZIPファイルを右クリックして「すべて展開」を選び、展開先を確かめて「展開」を選びます。必要なファイルだけを取り出す場合は、ZIPファイルを開いて、そのファイルを別の場所へドラッグします。
ファイルをZIPにまとめるには、ファイルやフォルダーを右クリックして「圧縮先」からZIPを選びます。表示されるメニューは、Windows 11のバージョンによって異なります。パスワード付きのZIPは、標準機能の対象とは別に考えます。確認先は、Microsoftサポート「ファイルを圧縮および展開する」と、富士通 FMVサポート「[Windows 11] ファイルを圧縮する方法と展開する方法を教えてください。」です。
ZIPファイルとは

ZIPファイルは、複数のファイルやフォルダーを1つにまとめ、圧縮した形式のファイルです。Windows 11では「圧縮(ZIP形式)フォルダー」として扱われ、フォルダーのアイコンにジッパーが付いて表示されます。
ファイルをZIPにまとめることを「圧縮」、ZIPから中身を取り出すことを「展開」といいます。展開は「解凍」とも呼ばれ、パソコンメーカーの案内では「展開(解凍)」と併記されています。ZIPを開くと、中に入っているファイルを確認できます。編集するファイルは、先に展開するか、ZIPの外へドラッグして取り出してください。
圧縮すると、ファイルのサイズが小さくなる場合があります。ただし、Microsoftの案内では、JPEG画像など、すでに圧縮されているファイルは、まとめて圧縮しても合計のサイズがほとんど小さくならないと説明しています。NECの案内でも、JPEGやGIFなどの画像、MP3やMPEGなどの音声・動画、すでに圧縮されたファイルは、圧縮してもサイズがほとんど変わらないと説明しています。JPEGの写真など、すでに圧縮されているファイルをまとめて送る場合は、サイズを小さくするより、1つのファイルにまとめて扱いやすくする目的で使うと考えます。
「ファイル名の最後の「.zip」を確かめたいときは」
ZIPファイルの名前の最後には、「.zip」という拡張子が付いています。拡張子を表示する方法は、Windows 11でファイルの拡張子を表示する方法|エクスプローラーの設定と名前を変える時の注意で解説しています。確認先は、NEC LAVIE「Windows 11でファイルやフォルダーを圧縮する方法」です。
ZIPファイルを展開する

ZIPファイルの展開には、中身をまとめて取り出す方法と、必要なファイルだけを取り出す方法があります。
まとめて取り出す場合は、ZIPファイルを右クリックし、「すべて展開」を選びます。「圧縮(ZIP形式)フォルダーの展開」が表示されたら、展開先を確かめて「展開」を選びます。富士通の案内では、展開先は、既定ではZIPファイルと同じ場所です。別の場所に取り出したい場合は、「参照」を選んで保存先を指定します。NECの案内では、「完了時に展開されたファイルを表示する」にチェックを入れると、展開後にフォルダーが表示されます。
必要なファイルだけを取り出す場合は、ZIPファイルをダブルクリックして開き、取り出したいファイルやフォルダーを、デスクトップなどの別の場所へドラッグします。NECの案内では、ZIPファイルをダブルクリックして開いたあと、画面上部の「もっと見る」から「すべて展開」を選ぶ方法も紹介されています。確認先は、NEC LAVIE「Windows 11で圧縮ファイルを展開(解凍)する方法」です。
「送り主が分からないZIPファイルは展開しない」
富士通の案内では、圧縮されたファイルを展開することでウイルスに感染するおそれがあるため、提供元を信頼できる場合だけ展開し、展開するときはウイルス対策ソフトを有効にしておくよう案内しています。Windowsのウイルス対策の考え方は、Windows Defenderだけで大丈夫?性能を正直に評価|有料セキュリティソフトとの比較で解説しています。確認先は、富士通 FMVサポート「[Windows 11] ファイルを圧縮する方法と展開する方法を教えてください。」です。
ZIPファイルに圧縮する

ファイルをZIPにまとめるには、右クリックから圧縮する方法と、先に圧縮フォルダーを作ってファイルを入れる方法があります。
右クリックから圧縮する場合は、まとめたいファイルやフォルダーを選んで右クリックし、「圧縮先」にマウスポインターを合わせて、表示された一覧からZIPを選びます。複数のファイルを選ぶときは、「Ctrl」キーを押しながらクリックします。圧縮(ZIP形式)フォルダーが作成されたら、名前を入力して「Enter」キーを押します。NECの案内では、名前には、既定で先頭のファイルやフォルダーの名前が入力されています。
富士通の案内では、右クリックのメニューはWindows 11のバージョンによって異なり、「圧縮先」ではなく「ZIPファイルに圧縮する」が表示される場合もあります。その場合は、「ZIPファイルに圧縮する」を選びます。確認先は、富士通 FMVサポート「[Windows 11] ファイルを圧縮する方法と展開する方法を教えてください。」です。
先に圧縮フォルダーを作る場合は、保存したい場所の何もないところを右クリックし、「新規作成」→「圧縮(zip形式)フォルダー」を選びます。名前を入力して「Enter」キーを押し、まとめたいファイルを、作成した圧縮フォルダーへドラッグします。Microsoftの案内では、すでにあるZIPファイルにファイルを追加する場合も、追加したいファイルをZIPファイルへドラッグします。
「右クリックで目的の項目が見つからないときは」
Microsoftの案内では、右クリックしたあと「その他のオプションを表示」から圧縮する手順も紹介されています。「その他のオプションを表示」の開き方は、Windows 11の右クリックで「その他のオプション」を1手で開く|Shift+右クリックとShift+F10の使い分けで解説しています。確認先は、Microsoftサポート「ファイルを圧縮および展開する」です。
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7z・RAR・TARなどZIP以外の形式

圧縮ファイルには、ZIPのほかに、7z・RAR・TARなどの形式があります。標準機能で扱えるかどうかは、形式と、展開するか作成するかによって異なります。
展開については、Microsoftサポート「ファイルを圧縮および展開する」で、Windows 11 バージョン24H2はZIP・RAR・7z・TARの形式に対応していると案内されています。作成については、Microsoft Learn「IT 担当者向けのバージョン 24H2 Windows 11の新機能」で、エクスプローラーに7zとTARのアーカイブを作成する機能が追加されたと説明されています。RARを作成できるとは案内されていません。また、Microsoft Learn「IT 担当者向けのバージョン 25H2 Windows 11の新機能」では、Windows 11 バージョン25H2には、24H2のすべての機能と修正が含まれていると説明されています。
NECの案内では、「圧縮先」の一覧の7zは解凍に7zに対応したOSやアプリが必要で、TARは主にLinuxなどのUNIX系OSで使われ、解凍にはTARに対応したOSやアプリが必要だと説明しています。ZIP以外の形式で送る場合は、受け取る人の環境で展開できるかも確かめます。確認先は、NEC LAVIE「Windows 11でファイルやフォルダーを圧縮する方法」です。
「標準機能で開けない形式のときは」
NECの案内では、ZIP形式以外の圧縮ファイルを展開するには専用のアプリが必要な場合があり、必要なアプリは圧縮ファイルの作成元に確認するよう案内しています。お使いのWindows 11のバージョンで開けない場合は、作成元に対応するアプリを確かめてください。Windows 11の使い方や設定は、Windows 11 使い方・設定 総合ガイド|初期設定・効率化・安全設定をまとめて解説で整理しています。確認先は、NEC LAVIE「Windows 11で圧縮ファイルを展開(解凍)する方法」です。
パスワード付きのZIPと暗号化

パスワード付きのZIPは、パスワードなしのZIPとは分けて考えます。
Microsoftは、Windows 11 バージョン24H2の標準機能では、暗号化されたアーカイブの操作をサポートしていないと案内しています。暗号化されたアーカイブを作成・展開する場合は、Microsoft以外のアプリ(7-ZipやWinRARなど)の利用を検討するよう案内しています。パスワード付きのZIPを受け取った場合は、作成元に、対応するアプリを確認してください。
富士通の案内では、展開するときにパスワードを求められる場合があり、パスワードが分からない場合は、ファイルを圧縮した人に確認するよう案内しています。
これとは別に、Microsoftは、ZIPに入れる前のファイルについての注意も案内しています。暗号化されたファイルをZIPに追加すると、展開したときに暗号化が解除され、情報が漏えいするおそれがあるため、暗号化されたファイルはZIPに圧縮しないことを勧めています。これは、パスワード付きのZIPのことではなく、ZIPに入れる前のファイル自体が暗号化されている場合の注意です。
「パスワードは、ZIPファイルとは別に確かめます」
パスワードが分からないときは、推測して何度も入力するのではなく、ファイルを圧縮した人に確認します。確認先は、Microsoftサポート「ファイルを圧縮および展開する」と、富士通 FMVサポート「[Windows 11] ファイルを圧縮する方法と展開する方法を教えてください。」です。
展開できない・うまくいかないとき

ZIPファイルを展開できない、または展開した中身がおかしい場合は、次の点を確かめます。
パスワードを求められる場合は、ファイルを圧縮した人に確認します。ファイル名の最後が「.zip」以外の形式の場合は、4章のとおり、お使いのWindows 11のバージョンで対応しているかを確かめ、対応していない場合は作成元に対応するアプリを確認します。
NECの案内では、ファイル名が異常に長い場合、圧縮ができない、または圧縮した後の解凍が正常にできない可能性があると説明しています。富士通の案内では、ほかのパソコンで圧縮された場合や、標準機能以外の方法で圧縮された場合、ファイルが破損している場合は、空のフォルダーや破損したファイルが展開されることがあると説明しています。このような場合は、ファイルを圧縮した人に、作り方や送り方を確認します。
「Macで作られたZIPファイルを受け取ったときは」
MacでのZIPの作り方と、Windowsとやり取りするときの注意は、Macのアーカイブユーティリティでファイル圧縮と解凍を効率化|ZIPのまとめ方・開き方・注意点を解説で解説しています。Windowsの困りごとは、Windowsトラブル解決 総合ガイド|起動しない・重い・周辺機器を症状別にまとめて解決で症状別に整理しています。
よくある質問

「解凍」と「展開」は違いますか
同じ操作を指します。Windows 11のメニューでは「展開」と表示され、パソコンメーカーの案内では「展開(解凍)」と併記されています。
展開したファイルはどこにできますか
富士通の案内では、既定ではZIPファイルと同じ場所に展開されます。「すべて展開」のあとに表示される画面で、「参照」を選ぶと展開先を変えられます。NECの案内では、「完了時に展開されたファイルを表示する」にチェックを入れると、展開後にフォルダーが表示されます。
ZIPファイルのまま、中のファイルを編集できますか
ZIPを開くと、中に入っているファイルを確認できます。編集するファイルは、先に展開するか、ZIPの外へドラッグして取り出してください。
写真をZIPにしても、サイズが小さくなりません
Microsoftの案内では、JPEG画像など、すでに圧縮されているファイルは、まとめて圧縮しても合計のサイズがほとんど小さくならないと説明しています。NECの案内でも、JPEGやGIF、MP3やMPEGなど、すでに圧縮されている形式のファイルは、圧縮してもサイズがほとんど変わらないと説明しています。複数のファイルを1つにまとめる目的で使うと考えてください。
パスワード付きのZIPを作れますか
Microsoftは、Windows 11 バージョン24H2の標準機能では、暗号化されたアーカイブの操作をサポートしていないと案内しています。作成・展開する場合は、Microsoft以外のアプリの利用を検討するよう案内しています。
7zやRARのファイルも開けますか
Microsoftの案内では、Windows 11 バージョン24H2で、ZIP・RAR・7z・TARの形式の展開に対応しています。開けない場合は、お使いのWindows 11のバージョンを確かめ、作成元に対応するアプリを確認してください。RARの作成は、Microsoftの案内に含まれていません。
まとめ

Windows 11でZIPファイルの中身をまとめて取り出すには、右クリックの「すべて展開」を使い、展開先を確かめて「展開」を選びます。必要なファイルだけなら、ZIPファイルを開いて別の場所へドラッグします。ZIPにまとめるには、右クリックの「圧縮先」からZIPを選ぶか、「新規作成」→「圧縮(zip形式)フォルダー」を作ってファイルをドラッグします。
ZIP以外の形式は、展開と作成で対応が異なり、Windows 11のバージョンによっても変わります。パスワード付きのZIPは、標準機能の対象とは別に考え、作成元に対応するアプリやパスワードを確認します。送り主が分からないZIPファイルは展開しないでください。表示されるメニューは、Windows 11のバージョンによって異なる場合があるため、最新の情報はMicrosoftとパソコンメーカーの公式情報もあわせてご確認ください。
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