最終更新日:2026年10月23日
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ExcelのCOUNTIF関数の使い方|条件に合うセルを数える基本と複数条件のCOUNTIFS
表の中から、条件に合うデータが何件あるかを、1つずつ目で数えている。数え間違いが心配で、表が増えるたびに数え直している。そんなときは、条件に合うセルの数を自動で数えるCOUNTIF関数と、複数の条件に合う件数を数えるCOUNTIFS関数が使えます。この記事は、Microsoft 365・Excel 2024・Excel 2021向けに、COUNTIFとCOUNTIFSの基本を解説します。
条件に合う件数を、表から1つずつ数えてるんです…。数え間違えそうで。自動で数える方法はありますか?
COUNTIF関数なら、条件に合うセルの数を自動で数えられるよ。①COUNTIF:条件に合うセルを数える ②COUNTIFS:すべての条件に合う件数 ③結果が違うときは条件を確認。この順に見ていこう。
この記事でわかること
- COUNTIF関数の書き方と、2つの引数の意味
- 文字列・数値・比較・セル参照など、検索条件の書き分け
- ワイルドカードで「〜を含む」セルを数える方法
- COUNTIFS関数で、すべての条件に合う件数を数える方法
- 「AまたはB」や「〜以上〜未満」を数える方法
- 結果がおかしいときに確かめること
結論
1つの条件はCOUNTIF、すべての条件に合う件数はCOUNTIFSで数えます
COUNTIF関数は、=COUNTIF(範囲, 検索条件)の形で、範囲の中から検索条件に合うセルの数を数えます。検索条件は、文字列なら"1組"のように二重引用符で囲み、セル参照ならD3のように引用符で囲まずに書きます。
2つ以上の条件をすべて満たす件数を数える場合は、COUNTIFS関数を使います。=COUNTIFS(条件範囲1, 検索条件1, 条件範囲2, 検索条件2)の形で書き、この記事のように、各列の開始行と終了行をそろえた表では、同じ行の各項目がすべての条件に合う行を、1件として数えます。確認先は、Microsoftサポート「COUNTIF 関数」と、Microsoftサポート「COUNTIFS 関数」です。
COUNTIF関数の基本の書き方

COUNTIF関数は、指定した範囲の中から、条件に合うセルがいくつあるかを数える関数です。
Microsoftの案内では、書き方は=COUNTIF(範囲, 検索条件)です。「範囲」には、数えたいセルの範囲を指定します。「検索条件」には、どのセルを数えるかを決める数値、式、セル参照、または文字列を指定します。
この記事の図解と表にあるクラス名や点数、品名は、説明用の例です。実際のExcelの画面とは異なります。
この記事では、次の例の表を使って説明します。A列にクラス、B列に点数が入っています。
| 行 | A列:クラス | B列:点数 |
|---|---|---|
| 2 | 1組 | 75 |
| 3 | 2組 | 58 |
| 4 | 1組 | 82 |
| 5 | 3組 | 64 |
| 6 | 2組 | 90 |
| 7 | 1組 | 45 |
1組の人数を数えるときは、=COUNTIF(A2:A7,"1組")と入力します。A2からA7の中で「1組」と入力されたセルを数えるので、結果は3です。
「関数の入力に慣れていないときは」
セルへの入力や、SUM関数など基本の計算は、はじめてのExcel・基本操作|入力・計算・SUM・保存の基本をやさしくで解説しています。目的に合う関数は、Excel 関数・機能 総合インデックス|やりたいことから探せる関数・集計・自動化の索引から探せます。
検索条件の書き方

検索条件は、何で数えるかによって書き方が変わります。引用符で囲むもの、囲まないものを分けて覚えます。
| 条件の種類 | 書き方の例 | 例の表での意味 |
|---|---|---|
| 文字列 | =COUNTIF(A2:A7,"1組") |
「1組」のセル(3件) |
| 数値そのもの | =COUNTIF(B2:B7,90) |
90のセル(1件) |
| 比較演算子を含む条件 | =COUNTIF(B2:B7,">=60") |
60以上のセル(4件) |
| セル参照 | =COUNTIF(A2:A7,D3) |
D3と同じ値のセル(D3が「2組」なら2件) |
| 比較演算子とセル参照 | =COUNTIF(B2:B7,">="&D2) |
D2以上のセル(D2が80なら2件) |
| 指定した文字列以外 | =COUNTIF(A2:A7,"<>1組") |
「1組」以外のセル(3件) |
文字列と、比較演算子を含む条件は、二重引用符で囲みます。数値そのものは引用符で囲む必要はありません。この記事では、90のように囲まずに書きます。セル参照は、D3のように引用符で囲まずに指定します。比較演算子とセル参照を組み合わせるときは、">="のように比較演算子だけを引用符で囲み、&でセル参照とつなぎます。セル参照まで引用符で囲むと、セルの値ではなく「D2」という文字として扱われるため、目的の数になりません。
「比較演算子の意味を確かめたいときは」
「>=」(以上)や「<>」(等しくない)などの比較演算子は、ExcelのIF関数の使い方入門|条件で結果を分ける・AND/ORで複数条件を判定するで一覧にしています。
「〜を含む」セルを数える

文字の一部が合っているセルを数えたいときは、ワイルドカード文字を使います。
Microsoftの案内では、半角の疑問符(?)は任意の1文字を、半角のアスタリスク(*)は任意の文字列を表します。例えば、C列に品名が入っている表で、=COUNTIF(C2:C7,"ノートPC*")と入力すると、「ノートPC」で始まる品名のセルを数えます。=COUNTIF(C2:C7,"*PC*")なら、「PC」を含む品名のセルを数えます。
疑問符やアスタリスクそのものを探したいときは、その文字の前にチルダ(~)を付けます。また、COUNTIF関数は、英字の大文字と小文字を区別しません。
「重複を見つけたいときは」
同じ値が2回以上入力されているかを確かめる方法は、Excelで重複データを見つけて削除する|条件付き書式と重複の削除で解説しています。
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COUNTIFSで複数の条件を数える

2つ以上の条件をすべて満たす件数を数える場合は、COUNTIFS関数を使います。
Microsoftの案内では、書き方は=COUNTIFS(条件範囲1, 検索条件1, [条件範囲2, 検索条件2],…)です。条件範囲と検索条件は組にして指定し、最大127組まで指定できます。COUNTIFS関数は、すべての条件が満たされた回数を数えます。
例の表で、1組で、かつ60点以上の人数を数えるときは、=COUNTIFS(A2:A7,"1組",B2:B7,">=60")と入力します。COUNTIFS関数は、この記事のように、各列の開始行と終了行をそろえた表では、同じ行の各項目を見て、A列が「1組」で、B列が60以上という、すべての条件を満たす行を1件として数えます。2行目(1組・75)と4行目(1組・82)が当てはまり、7行目(1組・45)は点数の条件に合わないため数えません。結果は2です。
2つ目以降の条件範囲は、1つ目の条件範囲と同じ数の行と列にする必要があります。例えば、A2:A7とB2:B7のように、行の数をそろえて指定します。
「数式をコピーするときは」
数式を下や横にコピーすると、範囲もずれて動きます。範囲を固定したいときは「$」を付けます。使い分けは、Excelの絶対参照と相対参照|$とF4キーの使い分けで解説しています。
「または」や「〜以上〜未満」を数える

COUNTIFS関数は、すべての条件に合うものを数えます。「1組または2組」のように、どちらかに合うものを数えたいときは、COUNTIF関数の結果を足します。
例の表で、1組または2組の人数を数えるときは、=COUNTIF(A2:A7,"1組")+COUNTIF(A2:A7,"2組")と入力します。1つのセルが「1組」と「2組」の両方に当てはまることはないため、結果は3+2で5です。
条件が重なる場合は、COUNTIFの結果を単純に足すと、同じセルを二重に数えることがあります。例えば、「60点以上」と「80点以上」の結果を足すと、80点以上のセルは両方に当てはまるため、二重に数えてしまいます。
「60点以上80点未満」のように、範囲で数えたいときは、COUNTIFS関数で同じ範囲に2つの条件を指定します。=COUNTIFS(B2:B7,">=60",B2:B7,"<80")と入力すると、60以上で、かつ80未満のセルを数えます。例の表では75と64が当てはまり、結果は2です。
「条件で合計したいときや、応用の使い方」
COUNTIF関数を使って重複を除いて集計する方法は、Excelで重複を除いて合計・集計する方法|SUMIF・UNIQUE・FILTERの使い分けとバージョン別の選び方で、2つの表で片方にしかないデータを見つける方法は、Excelで2つのシートや表を比較して差分を見つける方法4選|条件付き書式と関数で色を付ける手順と、つまずきやすい前提で解説しています。
結果がおかしいときの確認

数えた結果が思った数と違うときは、次の順に確かめます。
まず、検索条件の書き方です。文字列や比較演算子を含む条件が引用符で囲まれているか、反対に、セル参照を引用符で囲んでいないかを確かめます。
次に、データの入力内容です。Microsoftは、データの先頭や末尾に余分なスペースがないか、誤字がないかを確かめるよう案内しています。見た目は同じでも、スペースや表記に違いがあると、条件に合うセルとして数えられない場合があります。
COUNTIFS関数では、条件範囲の行と列の数がそろっているかを確かめます。COUNTIFの結果を足している場合は、条件が重なって二重に数えていないかも確かめます。
ほかのブックのセルを参照している場合は、参照先のブックが閉じていると、#VALUE!エラーになることがあります。また、255文字を超える文字列を条件にすると、正しい結果にならない場合があります。Microsoftは、長い文字列を照合するときは、CONCATENATE関数や連結演算子(&)を使う方法を案内しています。
「数式の結果が更新されないときは」
セルの値を変えても結果が変わらない場合は、計算方法の設定が関係していることがあります。Excelの数式が再計算されない|自動計算と手動計算の切り替えで確認方法を解説しています。
よくある質問

COUNTIFとCOUNTIFSは、どちらを使えばいいですか
条件が1つならCOUNTIF関数、2つ以上の条件をすべて満たすものを数えるならCOUNTIFS関数を使います。COUNTIFS関数は、この記事のように、各列の開始行と終了行をそろえた表では、同じ行の各項目がすべての条件に合う行を1件として数えます。
結果が0になります
検索条件の書き方を確かめます。文字列や比較演算子を含む条件は二重引用符で囲み、セル参照は囲みません。データに余分なスペースや誤字がないかも確かめてください。
セルの値を使って「〜以上」を数えるには、どう書きますか
比較演算子だけを引用符で囲み、&でセル参照とつなぎます。D2の値以上を数える場合は、=COUNTIF(B2:B7,">="&D2)と書きます。
「〜を含む」セルを数えるには、どうすればいいですか
ワイルドカード文字のアスタリスク(*)を使います。「PC」を含むセルを数える場合は、=COUNTIF(C2:C7,"*PC*")のように、探したい文字の前後に*を付けます。
「AまたはB」を数えるには、どうすればいいですか
COUNTIF関数の結果を足します。ただし、条件が重なる場合は、同じセルを二重に数えることがあります。「1組または2組」のように、1つのセルが両方に当てはまらない条件で使います。
#VALUE!エラーが出ます
ほかのブックのセルを参照している場合、参照先のブックが閉じていると、#VALUE!エラーになることがあります。参照先のブックを開いてから確かめてください。
まとめ

COUNTIF関数は、=COUNTIF(範囲, 検索条件)の形で、条件に合うセルの数を数えます。検索条件は、文字列と比較演算子を含む条件を二重引用符で囲みます。数値そのものは引用符で囲む必要はありません。セル参照は、D3のように引用符で囲まずに指定します。比較演算子とセル参照は&でつなぎます。「〜を含む」はワイルドカード文字で数えられます。
2つ以上の条件をすべて満たす件数を数える場合はCOUNTIFS関数を使い、この記事のように、各列の開始行と終了行をそろえた表では、同じ行の各項目がすべての条件に合う行を1件として数えます。「または」はCOUNTIFの足し算で数えられますが、条件が重なると二重に数えることがあります。結果がおかしいときは、引用符の付け方、余分なスペースや誤字、条件範囲の大きさを確かめます。関数の仕様は変わることがあるため、最新の情報はMicrosoftの公式情報もあわせてご確認ください。
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