最終更新日:2026年7月27日
Officeの使い方
はじめてのExcel・基本操作|入力・計算・SUM・保存の基本をやさしく
仕事や家計の管理で、「Excel(エクセル)を使うことになったけれど、マス目だらけで、どこから手をつければいいのか分からない」「計算が難しそうで、苦手意識がある」と、戸惑っていませんか。最初は、誰でも、そう感じるものです。でも、ご安心ください。Excelの基本は、とてもシンプルです。「セルに文字や数字を入力する」「計算は、先頭に=(イコール)を付ける」「合計はSUM(サム)を使う」「こまめに保存する」。この基本を押さえれば、日常の作業の大半は、こなせるようになります。このページでは、はじめてExcelを使う方に向けて、いちばん大切な基本操作を、やさしくご紹介します。なお、画面の表示は、お使いのExcelのバージョンによって、少し異なる場合があります。
Excelを使うことになったんですけど、マス目だらけで、どこから手をつければ…。計算とか難しそうで、苦手意識があって…。基本だけでも、知りたいです。
大丈夫、基本はシンプルだよ。ポイントは3つ。①「セル」(マス目)に、文字や数字を入力 ②計算するときは、先頭に「=」を付ける。合計は「SUM」を使う ③こまめに「保存」。あとは、「オートフィル」を使うと、コピーが楽。まずは、これだけで、十分使えるようになるよ。順番にやってみよう。
この記事でわかること
- Excelの画面を知る(セル・行列・シート)
- 文字や数字を入力する
- 計算の基本(=と四則演算)
- SUM関数で合計を出す
- オートフィルと表の見た目
- 保存とつまずきやすい点
結論
「入力・計算・SUM・保存」が、基本の4つです
Excelの基本は、「①セルに入力する ②計算する ③SUMで合計を出す ④保存する」の、4つを押さえれば、十分です。まず、Excelの画面は、たくさんの「セル」(マス目)でできています。このセルに、文字や数字を入力していくのが、すべての基本です。セルをクリックして選び、文字や数字を打って、Enterキーを押せば、入力できます。次に、「計算」。Excelで計算するときは、式の先頭に、必ず「=(イコール)」を付けます。たとえば、セルに「=30+2」と入力してEnterを押すと、答えの「32」が表示されます。「=」を付けることで、Excelが「これは計算式だ」と認識するのです。足し算は「+」、引き算は「-」、掛け算は「*(アスタリスク)」、割り算は「/(スラッシュ)」を使います。そして、Excelで、いちばんよく使う計算が「合計」です。これには、「SUM(サム)」という関数を使います。
「SUM」を使うと、たくさんの数字の合計を、簡単に出せます。合計を出したいセルに「=SUM(」と入力し、合計したい範囲を、マウスでドラッグして選び、「)」で閉じてEnterを押すだけです。たとえば「=SUM(B2:B6)」なら、B2からB6までの合計が、表示されます。さらに、「オートフィル」という機能を使うと、ひとつ作った計算式を、ほかのセルにも、ドラッグするだけで、コピーできて便利です。最後に、いちばん大切なのが「保存」です。作ったデータが消えてしまわないよう、こまめに保存しましょう。「ファイル」→「名前を付けて保存」で保存場所と名前を決め、2回目以降は「上書き保存」(Ctrlキー+S)で、上書きします。これらの基本を覚えれば、家計簿や、簡単な集計表など、日常のExcel作業は、こなせるようになります。なお、Excelには、もっと高度な機能(マクロなど)もありますが、まずは、この基本から、ゆっくり慣れていけば大丈夫です。それでは、順番に見ていきましょう。
Excelの画面を知る(セル・行列・シート)

まず、Excelの画面に、慣れましょう。基本の言葉を知ると、ぐっと分かりやすくなります。
Excelを開くと、たくさんの「マス目」が、並んだ画面が表示されます。この、ひとつひとつのマス目を、「セル」と呼びます。Excelの操作は、すべて、このセルに、文字や数字を入力することから、始まります。画面の見方を、少しだけ覚えましょう。横方向の並びを「行(ぎょう)」と呼び、画面の左端に「1、2、3…」と数字が振られています。縦方向の並びを「列(れつ)」と呼び、画面の上部に「A、B、C…」とアルファベットが振られています。この組み合わせで、セルの位置を表します。たとえば、A列の3行目のセルは「A3」、C列の4行目は「C4」です。これを「セル番地」と呼びます。今、選んでいるセル(枠が太くなっているセル)が、入力の対象です。画面の上のほうにある、横長の入力欄を「数式バー」といい、選んでいるセルの中身が、表示されます。また、画面の下のほうにある「Sheet1」などのタブで、複数の「シート」(作業する紙)を、切り替えたり、増やしたり、できます。
「マス目がセル・縦が列(A,B)横が行(1,2)」
覚えておきたい基本の言葉は、「セル(マス目)」「行(横の並び・数字)」「列(縦の並び・アルファベット)」「セル番地(A1、C4など、列+行で表す位置)」の4つです。これだけ知っていれば、解説などで「A1のセルに入力」と言われても、迷いません。最初は、たくさんのマス目に、圧倒されるかもしれませんが、やることは「選んで、入力する」だけ、ととてもシンプルです。気負わず、まずは、適当なセルをクリックして選び、何か文字を打ってみる、ところから始めましょう。間違えても、何度でもやり直せるので、大丈夫です。なお、画面の下にある「シート」は、1冊のノートの中の、複数のページのようなものです。1つのファイル(ブックと呼びます)の中に、何枚もシートを作れるので、「4月分」「5月分」と、シートを分けて管理する、といった使い方もできます。Excelの操作に慣れてきたら、便利なショートカットキーを覚えると、さらに効率が上がります。Excelのショートカットキーも、あわせてご覧ください。
セルと行・列・セル番地
「セル」は、Excelの画面に並んだ、ひとつひとつのマス目のことです。ここに、文字や数字、計算式を入力します。Excelの作業は、すべて、このセルが基本になります。「行(ぎょう)」は、横方向(左右)のセルの並びで、画面の左端に「1、2、3…」と、数字(行番号)が振られています。「列(れつ)」は、縦方向(上下)のセルの並びで、画面の上部に「A、B、C…」と、アルファベット(列番号)が振られています。「セル番地(セルアドレス)」は、セルの位置を表す呼び方で、「列のアルファベット+行の数字」で表します。たとえば、A列の1行目なら「A1」、B列の5行目なら「B5」です。計算式で「A1のセルの値を使う」というときに、この番地を使います。今、選択しているセル(太い枠で囲まれたセル)を「アクティブセル」と呼び、ここに入力されます。複数のセルをまとめて指定するときは、「B2:B6」のように、始まりのセルと終わりのセルを「:(コロン)」でつなぎ、「B2からB6まで」という範囲を表します。これは、合計などの計算で、よく使います。
文字や数字を入力する

では、実際に入力してみましょう。Excelの、いちばん基本の操作です。
Excelの、いちばん基本の操作が、セルへの入力です。やり方は、簡単です。まず、入力したいセルを、マウスでクリックして、選びます(セルが、太い枠で囲まれます)。そのまま、キーボードで、文字や数字を打ちます。打ち終わったら、「Enter」キーを押すと、入力が確定し、ひとつ下のセルに、移動します。「Tab」キーを押すと、ひとつ右のセルに、移動します。表を作るときは、この「入力してEnter(またはTab)」を、繰り返していきます。入力を間違えたときは、そのセルを選んで、もう一度入力し直すか、「Delete」キーで、中身を消せます。セルの中の、一部だけを直したいときは、セルをダブルクリックすると、編集モードになり、文字の途中にカーソルを置けます。ひとつ、知っておくと便利なのが、文字は自動で「左寄せ」、数字は自動で「右寄せ」に表示される、ということです。数字を入力したのに、左寄せになっている場合は、数字ではなく「文字」として認識されている合図で、計算に使えないことがあるので、注意しましょう。
「選んで入力しEnterで確定・数字は右寄せが正常」
入力の基本は、「①セルを選ぶ ②文字や数字を打つ ③Enterで確定」の繰り返しです。とてもシンプルなので、すぐに慣れます。覚えておくと役立つのが、「数字は右寄せになるのが正常」ということです。もし、数字を入れたのに、左寄せになっていたら、それは「文字」として扱われていて、合計などの計算ができないことがあります(先頭に、余計な空白や記号が入っているとき などに起こります)。その場合は、入力し直すと、直ることが多いです。また、列の幅が狭くて、入力した内容が、表示しきれないこともあります。とくに、数字が「####」のように表示されたら、それは「列の幅が足りなくて、数字を表示できていない」合図です。列の境界線(AとBの間など)を、ダブルクリックするか、ドラッグして広げれば、表示されます(数字自体は、消えていないので、ご安心ください)。最初のうちは、こうした小さなつまずきも、ありますが、ひとつずつ覚えていけば、大丈夫です。
計算の基本(=と四則演算)

Excelの便利さの本番、「計算」です。たったひとつの、大事なルールがあります。
Excelといえば、「計算(表計算)」です。電卓を使わなくても、Excelが、自動で計算してくれます。ここで、いちばん大切なルールが、ひとつあります。それは、「計算式の先頭には、必ず『=(イコール)』を付ける」ということです。たとえば、セルに「=30+2」と入力して、Enterを押すと、そのセルに、答えの「32」が表示されます。「=」を付けることで、Excelが「これは、ただの文字ではなく、計算式だ」と認識して、計算してくれるのです。四則演算(加減乗除)の記号は、足し算が「+」、引き算が「-」、掛け算が「*(アスタリスク)」、割り算が「/(スラッシュ)」です。掛け算と割り算の記号が、算数とは少し違うので、注意しましょう。さらに、Excelの便利なところは、数字の代わりに「セル番地」を使って、計算できることです。たとえば「=A1+B1」と入力すると、A1のセルとB1のセルの、数字を足してくれます。この方法なら、A1やB1の数字を、あとから変更すると、答えも自動で計算し直されます。これが、表計算の、大きな魅力です。
「計算は先頭に=・掛けるは*・割るは/」
計算の基本は、「先頭に必ず=を付ける」「足す=+、引く=-、掛ける=*、割る=/」です。とくに、「=を付け忘れる」のは、初心者が、いちばんやりがちなミスです。=を付けずに「30+2」と入力すると、計算されず、ただの文字として「30+2」と表示されてしまいます。「あれ、計算されない」と思ったら、まず「=が付いているか」を、確認しましょう。そして、ぜひ覚えてほしいのが、「セル番地を使った計算」です。「=A1+B1」のように、セルの場所を指定して計算すると、元の数字を変えるだけで、答えが自動で更新されます。たとえば、家計簿で、金額を直したら、合計も自動で直る、という便利さです。一つひとつ電卓で計算し直す必要が、なくなります。この「自動で計算し直してくれる」のが、Excelを使う、いちばんのメリットです。まずは、簡単な足し算から、試してみてください。慣れてきたら、次にご紹介する「SUM」を使うと、もっと楽に、合計が出せます。
SUM関数で合計を出す

Excelで、いちばんよく使う計算が「合計」です。「SUM」を覚えれば、一気に楽になります。
たくさんの数字を足すとき、「=A1+A2+A3+A4+A5」と、ひとつずつ足していくのは、大変です。そこで使うのが、「SUM(サム)関数」です。関数とは、Excelに用意された、便利な計算の「命令」のようなもので、SUMは「指定した範囲の合計を出す」関数です。使い方は、こうです。まず、合計を表示したいセルを選び、「=SUM(」と入力します。次に、合計したい数字の範囲を、マウスでドラッグして選びます(たとえば、B2からB6を、ドラッグ)。すると、自動で「=SUM(B2:B6」と入ります。最後に、「)」を入力して閉じ、「Enter」を押せば、B2からB6までの合計が、表示されます。「B2:B6」は、「B2からB6まで」という意味です。手で「=SUM(B2:B6)」と打っても、同じです。さらに簡単な方法として、リボン(画面上部のメニュー)にある「オートSUM(Σ のマーク)」のボタンを押すと、自動で、近くの数字の範囲を、SUMで合計してくれます。合計のほかにも、平均を出す「AVERAGE」、最大値の「MAX」、最小値の「MIN」、個数を数える「COUNT」など、便利な関数があります。
「合計はSUM・範囲をドラッグで指定して楽に」
合計を出すなら、「=SUM(範囲)」を覚えましょう。「合計したいセルを選んで『=SUM(』、範囲をドラッグ、『)』で閉じてEnter」が、基本の流れです。範囲は、マウスでドラッグして選べるので、長い式を手で打つ必要は、ありません。さらに手軽なのが、画面上部の「オートSUM(Σ)」ボタンです。合計を出したいセルを選んで、このボタンを押すだけで、Excelが、合計する範囲を自動で判断して、SUMの式を入れてくれます(範囲が違うときは、ドラッグで直せます)。まずは、この「SUM」と「オートSUM」を使えるようになれば、家計簿の合計や、売上の集計など、多くの場面で役立ちます。慣れてきたら、平均の「AVERAGE」なども、同じ要領で使えます。関数は、全部で何百種類もありますが、最初から、すべてを覚える必要は、まったくありません。まずは「SUM」だけで十分です。よく使う関数から、少しずつ、覚えていきましょう。いろいろな関数の使い方は、関連記事でも解説しています。
関数とSUM
「関数」とは、Excelにあらかじめ用意された、便利な計算や処理の「命令」のことです。複雑な計算を、自分で式を組み立てなくても、関数を使えば、簡単に行えます。関数は、「=関数名(対象の範囲や条件)」という形で使います。先頭に「=」を付けるのは、ふつうの計算式と同じです。「SUM(サム)」は、もっともよく使われる関数のひとつで、「指定した範囲の数値の、合計を求める」関数です。たとえば「=SUM(B2:B6)」と入力すると、B2からB6までのセルに入っている数値を、すべて足した合計が、表示されます。「(B2:B6)」の部分を「引数(ひきすう)」といい、「何を計算の対象にするか」を指定します。範囲は、マウスでドラッグして選べるので、手で打つ必要はありません。SUMのほかにも、平均を求める「AVERAGE」、最大値を求める「MAX」、最小値を求める「MIN」、数値の個数を数える「COUNT」など、初心者でも使いやすい関数が、たくさんあります。関数を使いこなすと、Excelの作業が、ぐっと速く、正確になります。ただし、最初から、たくさん覚える必要はなく、まずは「SUM」から、慣れていくのがおすすめです。
オートフィルと表の見た目

もっと楽をするための機能と、表を見やすくするコツです。覚えると、作業が一気に速くなります。
同じような入力や計算を、繰り返すときに、とても便利なのが「オートフィル」です。たとえば、ひとつのセルにSUMの計算式を入れたあと、その下の行にも、同じような合計を出したい、というとき。ひとつずつ式を入れ直さなくても、オートフィルで、コピーできます。やり方は、計算式が入ったセルを選び、セルの右下にある、小さな四角(■・フィルハンドルといいます)に、マウスのカーソルを合わせます。カーソルが、黒い十字(+)に変わったら、そのまま、コピーしたい方向に、ドラッグします。すると、計算式が、自動でコピーされます(しかも、対象のセルが、行に合わせて、自動でずれてくれます)。連続した数字(1、2、3…)や、日付、曜日なども、オートフィルで、一気に入力できます。次に、表の「見た目」を整えましょう。画面上部の「ホーム」タブにある機能で、文字を太字にしたり、セルに色を付けたり(塗りつぶし)、枠線(罫線)を引いたり、文字を中央に揃えたり、できます。見出しに色を付けて、罫線を引くだけで、ぐっと見やすい表になります。
「右下の■をドラッグでコピー・色や罫線で見やすく」
オートフィルは、「セルの右下の小さな■を、ドラッグする」だけの、簡単操作です。計算式のコピーや、連番・日付の入力が、一気にできて、とても便利なので、ぜひ覚えてください。式が入ったセルの■を、ダブルクリックすると、データのある範囲に合わせて、下方向に、一気にコピーされる、という便利な使い方もあります。ひとつ注意点として、オートフィルは、規則性を自動で判断するため、ときどき、意図しない結果になることもあります(「1月」とだけ入れたいのに、「2月」「3月」と連番になる、など)。コピーした後は、結果が正しいか、確認しましょう。表の見た目は、「ホーム」タブの機能で、罫線(枠線)を引き、見出しに色を付け、文字を太字にすると、見やすくなります。「挿入」タブの「テーブル」機能を使うと、罫線や見出しの色を、自動でまとめて整えてくれるので、こちらも便利です。見やすい表は、データを、ぐっと分かりやすくします。作った表を、グラフにすると、さらに伝わりやすくなります。Excelのグラフとレポート作成も、参考にしてください。
オートフィルとフィルハンドル
「オートフィル」は、セルに入力したデータや計算式を、ドラッグするだけで、ほかのセルに、自動でコピー・入力できる、Excelの便利な機能です。「フィルハンドル」は、選択したセルの、右下の角にある、小さな四角(■)のことです。このフィルハンドルに、マウスのカーソルを合わせると、カーソルが、黒い十字(+)の形に変わります。その状態で、コピーしたい方向(下や右)に、ドラッグすると、オートフィルが実行されます。オートフィルでは、いろいろなことが、自動でできます。たとえば、計算式(SUMなど)をコピーすると、対象のセルが、コピー先の行や列に合わせて、自動でずれてくれます(A列の合計式を右にコピーすると、B列の合計式になる、など)。また、「1」と入れてドラッグすると、規則を判断して「1、2、3…」と連番にしたり、「月曜日」から「火曜日、水曜日…」と曜日を入れたり、日付を連続で入れたり、もできます。フィルハンドルを、ダブルクリックすると、隣の列のデータがある範囲まで、下方向に一気にコピーされます。とても便利な機能ですが、意図しない連番になることもあるので、結果は確認しましょう。
保存とつまずきやすい点

最後に、いちばん大切な「保存」と、初心者がつまずきやすい点を、まとめます。
どんなに頑張って表を作っても、保存しなければ、データは消えてしまいます。「保存」は、いちばん大切な操作です。初めて保存するときは、「ファイル」(画面左上)をクリックし、「名前を付けて保存」を選びます。保存する場所(パソコンの中や、OneDriveなど)と、ファイルの名前を決めて、「保存」を押します。一度保存したあとは、「上書き保存」(キーボードのCtrlキーを押しながらS)で、こまめに上書きしましょう。Excelのファイルは、「.xlsx」という形式で保存されます。作業中は、5分や10分おきなど、こまめに保存する習慣をつけると、万一、パソコンがフリーズしたり、電源が切れたりしても、被害が少なくて済みます。最後に、初心者がつまずきやすい点を、おさらいします。①計算式の先頭の「=」を、付け忘れる。②数字を入れたのに、文字として扱われて、計算できない(左寄せになっていたら注意)。③「####」と表示される(列の幅が足りないだけ。広げれば直る)。④オートフィルで、意図せず連番になる。⑤保存を、忘れる。これらは、誰もが通る道です。知っておけば、落ち着いて対処できます。
「こまめに上書き保存・つまずきは誰もが通る道」
保存は、「初回は『名前を付けて保存』、2回目からは『上書き保存(Ctrl+S)』を、こまめに」が基本です。作業に夢中になると、つい忘れがちですが、こまめな保存が、大切なデータを守ります。Microsoft 365で、OneDrive(クラウド)に保存している場合は、自動保存が、働くこともあります。そして、この記事でご紹介した、つまずきやすい点(=の付け忘れ、文字列化、####、オートフィルの連番、保存忘れ)は、初心者なら、誰もが経験することです。落ち込む必要は、まったくありません。「そういうものだ」と知っておけば、慌てずに、対処できます。分からないことがあれば、Excelの「ヘルプ」機能や、Microsoftの公式サポートも、頼りになります。Excelは、最初の基本さえ押さえれば、あとは、使いながら、少しずつ覚えていけるソフトです。なお、これらの基本操作は、Excelの代わりに使える、互換ソフト(WPS Officeなど)でも、おおよそ共通しています。あせらず、まずは、簡単な表を作るところから、楽しんで始めてみてください。Excelを使うパソコン選びは、Microsoft Office搭載パソコンも、ご覧ください。
よくある質問

計算したのに、答えが出ません。なぜですか?
計算式の先頭に「=」が付いているか、確認しましょう。Excelで計算するときは、式の先頭に、必ず「=(イコール)」を付ける必要があります。これが、初心者が、いちばんつまずきやすいポイントです。たとえば、「30+2」と入力しても、計算されず、ただの文字として「30+2」と表示されてしまいます。「=30+2」と、先頭に=を付けて入力し、Enterを押すと、答えの「32」が表示されます。「あれ、計算されない」と思ったら、まず、=が付いているかを、確認してください。また、セル番地を使った計算(=A1+B1 など)で、答えが出ない場合は、A1やB1に、数字ではなく「文字」が入っていないか、確認しましょう。数字が、文字として扱われていると、計算できません(数字が、左寄せになっていたら、文字として扱われている合図です)。さらに、掛け算は「×」ではなく「*(アスタリスク)」、割り算は「÷」ではなく「/(スラッシュ)」を使う点も、間違えやすいので、注意しましょう。これらを確認すれば、たいていの計算は、うまくいきます。
数字が「####」と表示されてしまいます。データが消えたのですか?
いいえ、消えていません。列の幅を広げれば、表示されます。セルに「####(シャープの連続)」と表示されるのは、「列の幅が狭くて、数字を表示しきれていない」という合図です。データ自体は、消えていないので、ご安心ください。列の幅を広げれば、ちゃんと数字が、表示されます。列の幅を広げるには、画面上部の、列のアルファベット(AとBの間など)の、境界線にカーソルを合わせ、カーソルが、左右の矢印の形に変わったら、右にドラッグして、広げます。または、その境界線を、ダブルクリックすると、入力されている内容に合わせて、自動で、ちょうどよい幅に調整してくれます。これは、日付や、桁の多い数字を入力したときに、よく起こります。「####」を見ると、「データが消えた」「エラーだ」と、焦ってしまいがちですが、単に「表示しきれていない」だけなので、列の幅を広げるだけで、解決します。覚えておくと、慌てずに済みます。なお、文字の場合は、####にはならず、隣のセルにはみ出して表示されるか、途中で切れて表示されます。
関数は、たくさん覚えないといけませんか?
いいえ、まずは「SUM」だけで十分です。Excelには、何百種類もの関数がありますが、最初から、すべてを覚える必要は、まったくありません。初心者の方は、まず、合計を出す「SUM」関数だけ、使えるようになれば、十分です。実際、日常的なExcel作業では、SUMが、いちばんよく使われます。SUMに慣れたら、次に、平均を出す「AVERAGE」、最大値の「MAX」、最小値の「MIN」、個数を数える「COUNT」あたりを、覚えると、できることが広がります。これらは、すべて、SUMと同じように、「=関数名(範囲)」の形で使えるので、SUMが使えれば、すぐに応用できます。さらに進んで、条件によって表示を変える「IF」や、表からデータを探す「XLOOKUP」などの関数もありますが、これらは、必要になってから、ひとつずつ覚えれば大丈夫です。大切なのは、「全部を覚えよう」と気負わず、「よく使うものから、少しずつ」覚えることです。関数は、あなたの作業を助けてくれる、便利な道具です。必要なものを、必要なときに、覚えていきましょう。
作っていたファイルが、消えてしまいました。どうすればいいですか?
こまめな保存が、いちばんの予防策です。Excelで作業したファイルが、保存する前に、パソコンのフリーズや、電源トラブルなどで、消えてしまうことが、あります。これを防ぐ、いちばんの方法は、「こまめに保存する」ことです。作業中は、5分〜10分おきなど、区切りのよいところで、「上書き保存(Ctrlキー+S)」をする習慣を、つけましょう。万一、保存せずに、Excelが閉じてしまった場合でも、Excelには「自動回復」という機能があり、再度Excelを開いたときに、回復用のファイルが、表示されることがあります。あきらめずに、確認してみてください。ただし、自動回復は、確実ではないので、やはり、こまめな手動保存が、いちばん頼りになります。また、Microsoft 365を使い、OneDrive(クラウド)に保存している場合は、「自動保存」をオンにすると、編集が、自動でこまめに保存され、安心です。大切なファイルは、こまめな保存を、習慣にしましょう。なお、ファイルの保存場所が、分からなくなった場合は、Excelの「最近使ったファイル」の一覧から、探せることが多いです。
Excelを使うには、何を用意すればいいですか?
Excelが使えるパソコンと、Officeのライセンスが必要です。Excelを使うには、まず、Excel(Microsoft Office、またはMicrosoft 365)が、使えるパソコンが必要です。Officeには、買い切り版(Office 2024など)と、サブスク版(Microsoft 365)があり、どちらかのライセンスがあれば、Excelを使えます。中古パソコンを購入する場合は、Officeが付属しているモデルを選ぶと、すぐにExcelを使い始められて、便利です。また、コストを抑えたい場合は、Microsoft Excelの代わりに、互換ソフトの「WPS Office」が搭載されたパソコンも、選択肢です。WPS Officeの表計算ソフト(Spreadsheets)でも、この記事でご紹介した、基本的な操作(セルへの入力、=での計算、SUMでの合計など)は、おおよそ共通して使えます。ただし、Microsoft純正のExcelと、完全に同じ動作ではない部分もあるので、仕事で、ほかの人とExcelファイルを、頻繁にやり取りする場合は、Microsoft純正のOfficeが、安心です。ご自身の用途と予算に合わせて、選びましょう。OfficeやWPSの違いは、関連記事でも解説しています。
まとめ

はじめてのExcelは、基本の4つ「①入力 ②計算 ③SUMで合計 ④保存」を押さえれば、十分に使えるようになります。まず、Excelの画面は、たくさんの「セル」(マス目)でできていて、縦の列(A、B、C…)と、横の行(1、2、3…)で、セルの位置(A1、C4など)を表します。入力は、「セルを選んで、文字や数字を打ち、Enterで確定」が基本です。数字は右寄せになるのが正常で、左寄せのときは、文字として扱われている合図です。計算は、「先頭に必ず=(イコール)を付ける」のが、いちばん大切なルール。足す=+、引く=-、掛ける=*、割る=/です。「=A1+B1」のように、セル番地を使うと、元の数字を変えれば、答えも自動で計算し直されます。
合計を出すときは、「SUM(サム)関数」が便利です。「=SUM(」と入力し、範囲をドラッグして「)」で閉じれば、合計が出ます。画面上部の「オートSUM(Σ)」ボタンを使えば、さらに簡単です。同じ計算を繰り返すときは、「オートフィル」(セルの右下の■をドラッグ)で、コピーできます。表は、罫線や色、太字で、見やすく整えましょう。そして、いちばん大切なのが「保存」です。初回は「名前を付けて保存」、2回目からは「上書き保存(Ctrl+S)」を、こまめに行いましょう。=の付け忘れや、####の表示、保存忘れなどは、誰もが通る道なので、落ち込まず、ひとつずつ覚えていけば大丈夫です。Excelは、最初の基本さえ押さえれば、使いながら、少しずつ上達できます。まずは、簡単な表作りから、楽しく始めてみてください。なお、画面はバージョンで少し異なることがあるため、迷ったらMicrosoftの公式サポートもご確認ください。
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