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最終更新日:2026年7月27日

Officeの使い方

はじめてのExcel・基本操作|入力・計算・SUM・保存の基本をやさしく

仕事や家計の管理で、「Excel(エクセル)を使うことになったけれど、マス目だらけで、どこから手をつければいいのか分からない」「計算が難しそうで、苦手意識がある」と、戸惑っていませんか。最初は、誰でも、そう感じるものです。でも、ご安心ください。Excelの基本は、とてもシンプルです。「セルに文字や数字を入力する」「計算は、先頭に=(イコール)を付ける」「合計はSUM(サム)を使う」「こまめに保存する」。この基本を押さえれば、日常の作業の大半は、こなせるようになります。このページでは、はじめてExcelを使う方に向けて、いちばん大切な基本操作を、やさしくご紹介します。なお、画面の表示は、お使いのExcelのバージョンによって、少し異なる場合があります。

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  • SUM関数
IT初心者の七海さん IT初心者の七海さん

Excelを使うことになったんですけど、マス目だらけで、どこから手をつければ…。計算とか難しそうで、苦手意識があって…。基本だけでも、知りたいです。

IT上級者の大介先輩 IT上級者の大介先輩

大丈夫、基本はシンプルだよ。ポイントは3つ。①「セル」(マス目)に、文字や数字を入力 ②計算するときは、先頭に「=」を付ける。合計は「SUM」を使う ③こまめに「保存」。あとは、「オートフィル」を使うと、コピーが楽。まずは、これだけで、十分使えるようになるよ。順番にやってみよう。

この記事でわかること

  • Excelの画面を知る(セル・行列・シート)
  • 文字や数字を入力する
  • 計算の基本(=と四則演算)
  • SUM関数で合計を出す
  • オートフィルと表の見た目
  • 保存とつまずきやすい点

結論

「入力・計算・SUM・保存」が、基本の4つです

Excelの基本は、「①セルに入力する ②計算する ③SUMで合計を出す ④保存する」の、4つを押さえれば、十分です。まず、Excelの画面は、たくさんの「セル」(マス目)でできています。このセルに、文字や数字を入力していくのが、すべての基本です。セルをクリックして選び、文字や数字を打って、Enterキーを押せば、入力できます。次に、「計算」。Excelで計算するときは、式の先頭に、必ず「=(イコール)」を付けます。たとえば、セルに「=30+2」と入力してEnterを押すと、答えの「32」が表示されます。「=」を付けることで、Excelが「これは計算式だ」と認識するのです。足し算は「+」、引き算は「-」、掛け算は「*(アスタリスク)」、割り算は「/(スラッシュ)」を使います。そして、Excelで、いちばんよく使う計算が「合計」です。これには、「SUM(サム)」という関数を使います。

「SUM」を使うと、たくさんの数字の合計を、簡単に出せます。合計を出したいセルに「=SUM(」と入力し、合計したい範囲を、マウスでドラッグして選び、「)」で閉じてEnterを押すだけです。たとえば「=SUM(B2:B6)」なら、B2からB6までの合計が、表示されます。さらに、「オートフィル」という機能を使うと、ひとつ作った計算式を、ほかのセルにも、ドラッグするだけで、コピーできて便利です。最後に、いちばん大切なのが「保存」です。作ったデータが消えてしまわないよう、こまめに保存しましょう。「ファイル」→「名前を付けて保存」で保存場所と名前を決め、2回目以降は「上書き保存」(Ctrlキー+S)で、上書きします。これらの基本を覚えれば、家計簿や、簡単な集計表など、日常のExcel作業は、こなせるようになります。なお、Excelには、もっと高度な機能(マクロなど)もありますが、まずは、この基本から、ゆっくり慣れていけば大丈夫です。それでは、順番に見ていきましょう。

はじめてのExcelの基本操作を七海が大介に相談している導入漫画
Excelに戸惑う七海さんに、大介先輩が「基本はシンプル・セルに文字や数字を入力・計算は先頭に=で合計はSUM・こまめに保存・あとはオートフィルでコピー」と整理します。

Excelの画面を知る(セル・行列・シート)

Excelの画面のセルや行列やシートの基本を初心者向けに七海と大介が案内している様子

まず、Excelの画面に、慣れましょう。基本の言葉を知ると、ぐっと分かりやすくなります。

Excelを開くと、たくさんの「マス目」が、並んだ画面が表示されます。この、ひとつひとつのマス目を、「セル」と呼びます。Excelの操作は、すべて、このセルに、文字や数字を入力することから、始まります。画面の見方を、少しだけ覚えましょう。横方向の並びを「行(ぎょう)」と呼び、画面の左端に「1、2、3…」と数字が振られています。縦方向の並びを「列(れつ)」と呼び、画面の上部に「A、B、C…」とアルファベットが振られています。この組み合わせで、セルの位置を表します。たとえば、A列の3行目のセルは「A3」、C列の4行目は「C4」です。これを「セル番地」と呼びます。今、選んでいるセル(枠が太くなっているセル)が、入力の対象です。画面の上のほうにある、横長の入力欄を「数式バー」といい、選んでいるセルの中身が、表示されます。また、画面の下のほうにある「Sheet1」などのタブで、複数の「シート」(作業する紙)を、切り替えたり、増やしたり、できます。

「マス目がセル・縦が列(A,B)横が行(1,2)」

覚えておきたい基本の言葉は、「セル(マス目)」「行(横の並び・数字)」「列(縦の並び・アルファベット)」「セル番地(A1、C4など、列+行で表す位置)」の4つです。これだけ知っていれば、解説などで「A1のセルに入力」と言われても、迷いません。最初は、たくさんのマス目に、圧倒されるかもしれませんが、やることは「選んで、入力する」だけ、ととてもシンプルです。気負わず、まずは、適当なセルをクリックして選び、何か文字を打ってみる、ところから始めましょう。間違えても、何度でもやり直せるので、大丈夫です。なお、画面の下にある「シート」は、1冊のノートの中の、複数のページのようなものです。1つのファイル(ブックと呼びます)の中に、何枚もシートを作れるので、「4月分」「5月分」と、シートを分けて管理する、といった使い方もできます。Excelの操作に慣れてきたら、便利なショートカットキーを覚えると、さらに効率が上がります。Excelのショートカットキーも、あわせてご覧ください。

セルと行・列・セル番地

「セル」は、Excelの画面に並んだ、ひとつひとつのマス目のことです。ここに、文字や数字、計算式を入力します。Excelの作業は、すべて、このセルが基本になります。「行(ぎょう)」は、横方向(左右)のセルの並びで、画面の左端に「1、2、3…」と、数字(行番号)が振られています。「列(れつ)」は、縦方向(上下)のセルの並びで、画面の上部に「A、B、C…」と、アルファベット(列番号)が振られています。「セル番地(セルアドレス)」は、セルの位置を表す呼び方で、「列のアルファベット+行の数字」で表します。たとえば、A列の1行目なら「A1」、B列の5行目なら「B5」です。計算式で「A1のセルの値を使う」というときに、この番地を使います。今、選択しているセル(太い枠で囲まれたセル)を「アクティブセル」と呼び、ここに入力されます。複数のセルをまとめて指定するときは、「B2:B6」のように、始まりのセルと終わりのセルを「:(コロン)」でつなぎ、「B2からB6まで」という範囲を表します。これは、合計などの計算で、よく使います。

文字や数字を入力する

Excelのセルに文字や数字を入力する方法を大介が七海に説明している様子

では、実際に入力してみましょう。Excelの、いちばん基本の操作です。

Excelの、いちばん基本の操作が、セルへの入力です。やり方は、簡単です。まず、入力したいセルを、マウスでクリックして、選びます(セルが、太い枠で囲まれます)。そのまま、キーボードで、文字や数字を打ちます。打ち終わったら、「Enter」キーを押すと、入力が確定し、ひとつ下のセルに、移動します。「Tab」キーを押すと、ひとつ右のセルに、移動します。表を作るときは、この「入力してEnter(またはTab)」を、繰り返していきます。入力を間違えたときは、そのセルを選んで、もう一度入力し直すか、「Delete」キーで、中身を消せます。セルの中の、一部だけを直したいときは、セルをダブルクリックすると、編集モードになり、文字の途中にカーソルを置けます。ひとつ、知っておくと便利なのが、文字は自動で「左寄せ」、数字は自動で「右寄せ」に表示される、ということです。数字を入力したのに、左寄せになっている場合は、数字ではなく「文字」として認識されている合図で、計算に使えないことがあるので、注意しましょう。

「選んで入力しEnterで確定・数字は右寄せが正常」

入力の基本は、「①セルを選ぶ ②文字や数字を打つ ③Enterで確定」の繰り返しです。とてもシンプルなので、すぐに慣れます。覚えておくと役立つのが、「数字は右寄せになるのが正常」ということです。もし、数字を入れたのに、左寄せになっていたら、それは「文字」として扱われていて、合計などの計算ができないことがあります(先頭に、余計な空白や記号が入っているとき などに起こります)。その場合は、入力し直すと、直ることが多いです。また、列の幅が狭くて、入力した内容が、表示しきれないこともあります。とくに、数字が「####」のように表示されたら、それは「列の幅が足りなくて、数字を表示できていない」合図です。列の境界線(AとBの間など)を、ダブルクリックするか、ドラッグして広げれば、表示されます(数字自体は、消えていないので、ご安心ください)。最初のうちは、こうした小さなつまずきも、ありますが、ひとつずつ覚えていけば、大丈夫です。

計算の基本(=と四則演算)

Excelの計算の基本であるイコールと四則演算を七海と大介が用途別に案内している様子

Excelの便利さの本番、「計算」です。たったひとつの、大事なルールがあります。

Excelといえば、「計算(表計算)」です。電卓を使わなくても、Excelが、自動で計算してくれます。ここで、いちばん大切なルールが、ひとつあります。それは、「計算式の先頭には、必ず『=(イコール)』を付ける」ということです。たとえば、セルに「=30+2」と入力して、Enterを押すと、そのセルに、答えの「32」が表示されます。「=」を付けることで、Excelが「これは、ただの文字ではなく、計算式だ」と認識して、計算してくれるのです。四則演算(加減乗除)の記号は、足し算が「+」、引き算が「-」、掛け算が「*(アスタリスク)」、割り算が「/(スラッシュ)」です。掛け算と割り算の記号が、算数とは少し違うので、注意しましょう。さらに、Excelの便利なところは、数字の代わりに「セル番地」を使って、計算できることです。たとえば「=A1+B1」と入力すると、A1のセルとB1のセルの、数字を足してくれます。この方法なら、A1やB1の数字を、あとから変更すると、答えも自動で計算し直されます。これが、表計算の、大きな魅力です。

「計算は先頭に=・掛けるは*・割るは/」

計算の基本は、「先頭に必ず=を付ける」「足す=+、引く=-、掛ける=*、割る=/」です。とくに、「=を付け忘れる」のは、初心者が、いちばんやりがちなミスです。=を付けずに「30+2」と入力すると、計算されず、ただの文字として「30+2」と表示されてしまいます。「あれ、計算されない」と思ったら、まず「=が付いているか」を、確認しましょう。そして、ぜひ覚えてほしいのが、「セル番地を使った計算」です。「=A1+B1」のように、セルの場所を指定して計算すると、元の数字を変えるだけで、答えが自動で更新されます。たとえば、家計簿で、金額を直したら、合計も自動で直る、という便利さです。一つひとつ電卓で計算し直す必要が、なくなります。この「自動で計算し直してくれる」のが、Excelを使う、いちばんのメリットです。まずは、簡単な足し算から、試してみてください。慣れてきたら、次にご紹介する「SUM」を使うと、もっと楽に、合計が出せます。

SUM関数で合計を出す

ExcelのSUM関数で合計を出す方法を七海と大介が比較しながら整理している様子

Excelで、いちばんよく使う計算が「合計」です。「SUM」を覚えれば、一気に楽になります。

たくさんの数字を足すとき、「=A1+A2+A3+A4+A5」と、ひとつずつ足していくのは、大変です。そこで使うのが、「SUM(サム)関数」です。関数とは、Excelに用意された、便利な計算の「命令」のようなもので、SUMは「指定した範囲の合計を出す」関数です。使い方は、こうです。まず、合計を表示したいセルを選び、「=SUM(」と入力します。次に、合計したい数字の範囲を、マウスでドラッグして選びます(たとえば、B2からB6を、ドラッグ)。すると、自動で「=SUM(B2:B6」と入ります。最後に、「)」を入力して閉じ、「Enter」を押せば、B2からB6までの合計が、表示されます。「B2:B6」は、「B2からB6まで」という意味です。手で「=SUM(B2:B6)」と打っても、同じです。さらに簡単な方法として、リボン(画面上部のメニュー)にある「オートSUM(Σ のマーク)」のボタンを押すと、自動で、近くの数字の範囲を、SUMで合計してくれます。合計のほかにも、平均を出す「AVERAGE」、最大値の「MAX」、最小値の「MIN」、個数を数える「COUNT」など、便利な関数があります。

「合計はSUM・範囲をドラッグで指定して楽に」

合計を出すなら、「=SUM(範囲)」を覚えましょう。「合計したいセルを選んで『=SUM(』、範囲をドラッグ、『)』で閉じてEnter」が、基本の流れです。範囲は、マウスでドラッグして選べるので、長い式を手で打つ必要は、ありません。さらに手軽なのが、画面上部の「オートSUM(Σ)」ボタンです。合計を出したいセルを選んで、このボタンを押すだけで、Excelが、合計する範囲を自動で判断して、SUMの式を入れてくれます(範囲が違うときは、ドラッグで直せます)。まずは、この「SUM」と「オートSUM」を使えるようになれば、家計簿の合計や、売上の集計など、多くの場面で役立ちます。慣れてきたら、平均の「AVERAGE」なども、同じ要領で使えます。関数は、全部で何百種類もありますが、最初から、すべてを覚える必要は、まったくありません。まずは「SUM」だけで十分です。よく使う関数から、少しずつ、覚えていきましょう。いろいろな関数の使い方は、関連記事でも解説しています。

関数とSUM

「関数」とは、Excelにあらかじめ用意された、便利な計算や処理の「命令」のことです。複雑な計算を、自分で式を組み立てなくても、関数を使えば、簡単に行えます。関数は、「=関数名(対象の範囲や条件)」という形で使います。先頭に「=」を付けるのは、ふつうの計算式と同じです。「SUM(サム)」は、もっともよく使われる関数のひとつで、「指定した範囲の数値の、合計を求める」関数です。たとえば「=SUM(B2:B6)」と入力すると、B2からB6までのセルに入っている数値を、すべて足した合計が、表示されます。「(B2:B6)」の部分を「引数(ひきすう)」といい、「何を計算の対象にするか」を指定します。範囲は、マウスでドラッグして選べるので、手で打つ必要はありません。SUMのほかにも、平均を求める「AVERAGE」、最大値を求める「MAX」、最小値を求める「MIN」、数値の個数を数える「COUNT」など、初心者でも使いやすい関数が、たくさんあります。関数を使いこなすと、Excelの作業が、ぐっと速く、正確になります。ただし、最初から、たくさん覚える必要はなく、まずは「SUM」から、慣れていくのがおすすめです。

オートフィルと表の見た目

Excelのオートフィルと表の見た目を整える方法を七海と大介が確認している様子

もっと楽をするための機能と、表を見やすくするコツです。覚えると、作業が一気に速くなります。

同じような入力や計算を、繰り返すときに、とても便利なのが「オートフィル」です。たとえば、ひとつのセルにSUMの計算式を入れたあと、その下の行にも、同じような合計を出したい、というとき。ひとつずつ式を入れ直さなくても、オートフィルで、コピーできます。やり方は、計算式が入ったセルを選び、セルの右下にある、小さな四角(■・フィルハンドルといいます)に、マウスのカーソルを合わせます。カーソルが、黒い十字(+)に変わったら、そのまま、コピーしたい方向に、ドラッグします。すると、計算式が、自動でコピーされます(しかも、対象のセルが、行に合わせて、自動でずれてくれます)。連続した数字(1、2、3…)や、日付、曜日なども、オートフィルで、一気に入力できます。次に、表の「見た目」を整えましょう。画面上部の「ホーム」タブにある機能で、文字を太字にしたり、セルに色を付けたり(塗りつぶし)、枠線(罫線)を引いたり、文字を中央に揃えたり、できます。見出しに色を付けて、罫線を引くだけで、ぐっと見やすい表になります。

「右下の■をドラッグでコピー・色や罫線で見やすく」

オートフィルは、「セルの右下の小さな■を、ドラッグする」だけの、簡単操作です。計算式のコピーや、連番・日付の入力が、一気にできて、とても便利なので、ぜひ覚えてください。式が入ったセルの■を、ダブルクリックすると、データのある範囲に合わせて、下方向に、一気にコピーされる、という便利な使い方もあります。ひとつ注意点として、オートフィルは、規則性を自動で判断するため、ときどき、意図しない結果になることもあります(「1月」とだけ入れたいのに、「2月」「3月」と連番になる、など)。コピーした後は、結果が正しいか、確認しましょう。表の見た目は、「ホーム」タブの機能で、罫線(枠線)を引き、見出しに色を付け、文字を太字にすると、見やすくなります。「挿入」タブの「テーブル」機能を使うと、罫線や見出しの色を、自動でまとめて整えてくれるので、こちらも便利です。見やすい表は、データを、ぐっと分かりやすくします。作った表を、グラフにすると、さらに伝わりやすくなります。Excelのグラフとレポート作成も、参考にしてください。

オートフィルとフィルハンドル

「オートフィル」は、セルに入力したデータや計算式を、ドラッグするだけで、ほかのセルに、自動でコピー・入力できる、Excelの便利な機能です。「フィルハンドル」は、選択したセルの、右下の角にある、小さな四角(■)のことです。このフィルハンドルに、マウスのカーソルを合わせると、カーソルが、黒い十字(+)の形に変わります。その状態で、コピーしたい方向(下や右)に、ドラッグすると、オートフィルが実行されます。オートフィルでは、いろいろなことが、自動でできます。たとえば、計算式(SUMなど)をコピーすると、対象のセルが、コピー先の行や列に合わせて、自動でずれてくれます(A列の合計式を右にコピーすると、B列の合計式になる、など)。また、「1」と入れてドラッグすると、規則を判断して「1、2、3…」と連番にしたり、「月曜日」から「火曜日、水曜日…」と曜日を入れたり、日付を連続で入れたり、もできます。フィルハンドルを、ダブルクリックすると、隣の列のデータがある範囲まで、下方向に一気にコピーされます。とても便利な機能ですが、意図しない連番になることもあるので、結果は確認しましょう。

保存とつまずきやすい点

Excelの保存方法と初心者がつまずきやすい点を七海と大介が落ち着いて整理している様子

最後に、いちばん大切な「保存」と、初心者がつまずきやすい点を、まとめます。

どんなに頑張って表を作っても、保存しなければ、データは消えてしまいます。「保存」は、いちばん大切な操作です。初めて保存するときは、「ファイル」(画面左上)をクリックし、「名前を付けて保存」を選びます。保存する場所(パソコンの中や、OneDriveなど)と、ファイルの名前を決めて、「保存」を押します。一度保存したあとは、「上書き保存」(キーボードのCtrlキーを押しながらS)で、こまめに上書きしましょう。Excelのファイルは、「.xlsx」という形式で保存されます。作業中は、5分や10分おきなど、こまめに保存する習慣をつけると、万一、パソコンがフリーズしたり、電源が切れたりしても、被害が少なくて済みます。最後に、初心者がつまずきやすい点を、おさらいします。①計算式の先頭の「=」を、付け忘れる。②数字を入れたのに、文字として扱われて、計算できない(左寄せになっていたら注意)。③「####」と表示される(列の幅が足りないだけ。広げれば直る)。④オートフィルで、意図せず連番になる。⑤保存を、忘れる。これらは、誰もが通る道です。知っておけば、落ち着いて対処できます。

「こまめに上書き保存・つまずきは誰もが通る道」

保存は、「初回は『名前を付けて保存』、2回目からは『上書き保存(Ctrl+S)』を、こまめに」が基本です。作業に夢中になると、つい忘れがちですが、こまめな保存が、大切なデータを守ります。Microsoft 365で、OneDrive(クラウド)に保存している場合は、自動保存が、働くこともあります。そして、この記事でご紹介した、つまずきやすい点(=の付け忘れ、文字列化、####、オートフィルの連番、保存忘れ)は、初心者なら、誰もが経験することです。落ち込む必要は、まったくありません。「そういうものだ」と知っておけば、慌てずに、対処できます。分からないことがあれば、Excelの「ヘルプ」機能や、Microsoftの公式サポートも、頼りになります。Excelは、最初の基本さえ押さえれば、あとは、使いながら、少しずつ覚えていけるソフトです。なお、これらの基本操作は、Excelの代わりに使える、互換ソフト(WPS Officeなど)でも、おおよそ共通しています。あせらず、まずは、簡単な表を作るところから、楽しんで始めてみてください。Excelを使うパソコン選びは、Microsoft Office搭載パソコンも、ご覧ください。

よくある質問

はじめてのExcelの基本操作に関するよくある質問を七海が確認し大介が答えている様子
計算したのに、答えが出ません。なぜですか?

計算式の先頭に「=」が付いているか、確認しましょう。Excelで計算するときは、式の先頭に、必ず「=(イコール)」を付ける必要があります。これが、初心者が、いちばんつまずきやすいポイントです。たとえば、「30+2」と入力しても、計算されず、ただの文字として「30+2」と表示されてしまいます。「=30+2」と、先頭に=を付けて入力し、Enterを押すと、答えの「32」が表示されます。「あれ、計算されない」と思ったら、まず、=が付いているかを、確認してください。また、セル番地を使った計算(=A1+B1 など)で、答えが出ない場合は、A1やB1に、数字ではなく「文字」が入っていないか、確認しましょう。数字が、文字として扱われていると、計算できません(数字が、左寄せになっていたら、文字として扱われている合図です)。さらに、掛け算は「×」ではなく「*(アスタリスク)」、割り算は「÷」ではなく「/(スラッシュ)」を使う点も、間違えやすいので、注意しましょう。これらを確認すれば、たいていの計算は、うまくいきます。

数字が「####」と表示されてしまいます。データが消えたのですか?

いいえ、消えていません。列の幅を広げれば、表示されます。セルに「####(シャープの連続)」と表示されるのは、「列の幅が狭くて、数字を表示しきれていない」という合図です。データ自体は、消えていないので、ご安心ください。列の幅を広げれば、ちゃんと数字が、表示されます。列の幅を広げるには、画面上部の、列のアルファベット(AとBの間など)の、境界線にカーソルを合わせ、カーソルが、左右の矢印の形に変わったら、右にドラッグして、広げます。または、その境界線を、ダブルクリックすると、入力されている内容に合わせて、自動で、ちょうどよい幅に調整してくれます。これは、日付や、桁の多い数字を入力したときに、よく起こります。「####」を見ると、「データが消えた」「エラーだ」と、焦ってしまいがちですが、単に「表示しきれていない」だけなので、列の幅を広げるだけで、解決します。覚えておくと、慌てずに済みます。なお、文字の場合は、####にはならず、隣のセルにはみ出して表示されるか、途中で切れて表示されます。

関数は、たくさん覚えないといけませんか?

いいえ、まずは「SUM」だけで十分です。Excelには、何百種類もの関数がありますが、最初から、すべてを覚える必要は、まったくありません。初心者の方は、まず、合計を出す「SUM」関数だけ、使えるようになれば、十分です。実際、日常的なExcel作業では、SUMが、いちばんよく使われます。SUMに慣れたら、次に、平均を出す「AVERAGE」、最大値の「MAX」、最小値の「MIN」、個数を数える「COUNT」あたりを、覚えると、できることが広がります。これらは、すべて、SUMと同じように、「=関数名(範囲)」の形で使えるので、SUMが使えれば、すぐに応用できます。さらに進んで、条件によって表示を変える「IF」や、表からデータを探す「XLOOKUP」などの関数もありますが、これらは、必要になってから、ひとつずつ覚えれば大丈夫です。大切なのは、「全部を覚えよう」と気負わず、「よく使うものから、少しずつ」覚えることです。関数は、あなたの作業を助けてくれる、便利な道具です。必要なものを、必要なときに、覚えていきましょう。

作っていたファイルが、消えてしまいました。どうすればいいですか?

こまめな保存が、いちばんの予防策です。Excelで作業したファイルが、保存する前に、パソコンのフリーズや、電源トラブルなどで、消えてしまうことが、あります。これを防ぐ、いちばんの方法は、「こまめに保存する」ことです。作業中は、5分〜10分おきなど、区切りのよいところで、「上書き保存(Ctrlキー+S)」をする習慣を、つけましょう。万一、保存せずに、Excelが閉じてしまった場合でも、Excelには「自動回復」という機能があり、再度Excelを開いたときに、回復用のファイルが、表示されることがあります。あきらめずに、確認してみてください。ただし、自動回復は、確実ではないので、やはり、こまめな手動保存が、いちばん頼りになります。また、Microsoft 365を使い、OneDrive(クラウド)に保存している場合は、「自動保存」をオンにすると、編集が、自動でこまめに保存され、安心です。大切なファイルは、こまめな保存を、習慣にしましょう。なお、ファイルの保存場所が、分からなくなった場合は、Excelの「最近使ったファイル」の一覧から、探せることが多いです。

Excelを使うには、何を用意すればいいですか?

Excelが使えるパソコンと、Officeのライセンスが必要です。Excelを使うには、まず、Excel(Microsoft Office、またはMicrosoft 365)が、使えるパソコンが必要です。Officeには、買い切り版(Office 2024など)と、サブスク版(Microsoft 365)があり、どちらかのライセンスがあれば、Excelを使えます。中古パソコンを購入する場合は、Officeが付属しているモデルを選ぶと、すぐにExcelを使い始められて、便利です。また、コストを抑えたい場合は、Microsoft Excelの代わりに、互換ソフトの「WPS Office」が搭載されたパソコンも、選択肢です。WPS Officeの表計算ソフト(Spreadsheets)でも、この記事でご紹介した、基本的な操作(セルへの入力、=での計算、SUMでの合計など)は、おおよそ共通して使えます。ただし、Microsoft純正のExcelと、完全に同じ動作ではない部分もあるので、仕事で、ほかの人とExcelファイルを、頻繁にやり取りする場合は、Microsoft純正のOfficeが、安心です。ご自身の用途と予算に合わせて、選びましょう。OfficeやWPSの違いは、関連記事でも解説しています。

まとめ

はじめてのExcelの基本操作を整理してわかりやすく案内している様子の七海と大介

はじめてのExcelは、基本の4つ「①入力 ②計算 ③SUMで合計 ④保存」を押さえれば、十分に使えるようになります。まず、Excelの画面は、たくさんの「セル」(マス目)でできていて、縦の列(A、B、C…)と、横の行(1、2、3…)で、セルの位置(A1、C4など)を表します。入力は、「セルを選んで、文字や数字を打ち、Enterで確定」が基本です。数字は右寄せになるのが正常で、左寄せのときは、文字として扱われている合図です。計算は、「先頭に必ず=(イコール)を付ける」のが、いちばん大切なルール。足す=+、引く=-、掛ける=*、割る=/です。「=A1+B1」のように、セル番地を使うと、元の数字を変えれば、答えも自動で計算し直されます。

合計を出すときは、「SUM(サム)関数」が便利です。「=SUM(」と入力し、範囲をドラッグして「)」で閉じれば、合計が出ます。画面上部の「オートSUM(Σ)」ボタンを使えば、さらに簡単です。同じ計算を繰り返すときは、「オートフィル」(セルの右下の■をドラッグ)で、コピーできます。表は、罫線や色、太字で、見やすく整えましょう。そして、いちばん大切なのが「保存」です。初回は「名前を付けて保存」、2回目からは「上書き保存(Ctrl+S)」を、こまめに行いましょう。=の付け忘れや、####の表示、保存忘れなどは、誰もが通る道なので、落ち込まず、ひとつずつ覚えていけば大丈夫です。Excelは、最初の基本さえ押さえれば、使いながら、少しずつ上達できます。まずは、簡単な表作りから、楽しく始めてみてください。なお、画面はバージョンで少し異なることがあるため、迷ったらMicrosoftの公式サポートもご確認ください。

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