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2024.1.6

WPS Officeのメリットは?機能や特徴を徹底解説

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【2025年版】WPS Officeのメリットは?機能や特徴をMicrosoft Officeと比較し徹底解説

この記事の最終更新日:2025年6月29日

悩む女性

パソコンに詳しい友人に「WPS Officeは安くて良いよ」って勧められたんです。
確かに、Microsoft Officeと比べてすごく安いのは魅力的なんですけど、安いのには何か理由があるんじゃないかって、少し心配で…。
実際のところ、WPS Officeのメリットって、価格の安さ以外に何があるんでしょうか?
どんな機能があって、どんな人に向いているのか、詳しく知りたいです。

解説する男性

その疑問、とても良い視点ですね。
WPS Officeは、ただ安いだけのソフトウェアではありません。
その安さの裏には、明確な設計思想と、Microsoft Officeにはない独自の便利な特徴が隠されているんです。
ご安心ください。
今日は、WPS Officeが持つ4つの大きなメリットを軸に、その具体的な機能、特徴、そしてどのような方に最適な選択肢となるのかを、プロの視点から日本一詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、WPS Officeが、あなたの使い方によっては「最高の選択」になり得る理由が、きっとご理解いただけるはずですよ。

【大原則】WPS Officeの設計思想 - 「十分な機能を、驚きの価格で」

まず、WPS Officeを正しく理解するためには、その根底にある設計思想を知ることが重要です。

それは、**「8割のユーザーが日常的に使う、8割の機能に絞り込み、それを圧倒的な低価格で提供する」**という、非常に割り切りの良い、合理的な思想です。

Microsoft Officeとの思想の違い

業界標準であるMicrosoft Officeは、初心者から、データサイエンティストやプロのクリエイターといった超専門家まで、あらゆるユーザーのあらゆる要求に応えるため、非常に多機能・高機能に作られています。

しかし、その機能のすべてを、日常的に使いこなしているユーザーは、ほんの一握りです。

WPS Officeは、そこに目を付けました。

ほとんどのユーザーが使わないような、高度で専門的な機能(VBAマクロやPower Pivotなど)を大胆に削ぎ落とす代わりに、誰もが日常的に使う基本的な機能(文書作成、表計算、プレゼン作成)の互換性と操作性を徹底的に磨き上げ、それを驚くほど手頃な価格で提供する。

これが、WPS Officeのビジネスモデルの核心です。

WPS Officeの魅力を支える「4つの柱」

この設計思想から、WPS Officeの魅力は、以下の4つの柱で構成されていると言えます。

  1. 1. 圧倒的なコストパフォーマンス
  2. 2. 高い基本互換性と、誰もが使える操作性
  3. 3. 古いPCでもサクサク動く軽快な動作
  4. 4. Microsoft Officeにはない独自の便利機能

これから、これらのメリットを一つずつ、徹底的に深掘りしていきましょう。

メリット1:圧倒的なコストパフォーマンス

WPS Officeの最大のメリットは、誰が何と言おうと、その**驚異的な価格の安さ**にあります。

Microsoft Officeと比較すると、その差は歴然です。

【価格比較】Microsoft Office vs WPS Office (2025年6月時点)

ここでは、代表的な買い切り版(永続ライセンス)の価格を比較してみましょう。

製品名 ライセンス形態 参考価格(税込)
Microsoft Office Home & Business 2021/2024 買い切り版 43,980円
WPS Office 2 Platinum Edition 買い切り版 10,980円
WPS Office 2 Gold Edition 買い切り版 7,680円

ご覧の通り、Microsoft Officeの買い切り版が4万円以上するのに対し、WPS Officeの最上位版であるPlatinum Editionですら、約4分の1の価格です。

基本的な機能を持つGold Editionであれば、さらに安価に手に入れることができます。

この価格差は、特にPCの購入予算を少しでも抑えたいと考えているユーザーにとっては、計り知れないほど大きなメリットと言えるでしょう。

WPS Officeのエディションごとの違い

WPS Officeには、いくつかのエディションがあり、それぞれ搭載されている機能やフォントの数が異なります。

  • Gold Edition:

    基本的な文書作成、表計算、プレゼンテーション作成機能を備えています。

    個人利用で、基本的な作業ができれば十分という方に最適な、最もコストパフォーマンスの高いエディションです。

  • Platinum Edition:

    Gold Editionの機能に加え、Microsoft Officeと同じ29種類の日本語フォント(LBEフォント)を特別収録しています。

    これにより、後述するレイアウト崩れのリスクを、ある程度軽減することができます。

    また、VBAへの対応(※ただし、Microsoft OfficeのVBAとの完全な互換性はありません)や、PDF編集機能の強化など、よりビジネス利用を意識した機能が追加されています。

  • Free版(無料版):

    驚くべきことに、WPS Officeには広告が表示される代わりに、基本的な機能を無料で使い続けられるバージョンも存在します。

    使用中に広告が表示されることや、一部機能の制限を許容できるのであれば、Officeソフトに追加の費用を一切かけない、という選択肢すら可能です。

メリット2:高い基本互換性と、誰もが使える操作性

WPS Officeは、単に安いだけのソフトウェアではありません。

多くのユーザーが、ストレスなくMicrosoft Officeから移行できるよう、互換性と操作性に、最大限の配慮がなされています。

Microsoft Officeそっくりの「リボンUI」

WPS Officeを起動して、まず驚くのが、そのユーザーインターフェース(UI)がMicrosoft Officeに酷似していることです。

「ファイル」「ホーム」「挿入」といったタブが並ぶ**「リボンUI」**を完全に再現しており、各ボタンの配置やアイコンのデザインも、ほとんど同じです。

これにより、長年Microsoft Officeに親しんできたユーザーは、マニュアルを読む必要すらなく、これまで通りの感覚で、直感的に操作を始めることができます。

この「学習コストがゼロである」という点は、PCの操作に不安のある方にとって、非常に大きなメリットです。

主要なファイル形式への完全対応

WPS Officeは、Microsoft Officeの標準ファイル形式である、**Word(.docx)、Excel(.xlsx)、PowerPoint(.pptx)**の読み込み、表示、編集、そして保存に、標準で対応しています。

取引先から送られてきたExcelファイルを開いたり、自分がWPS Writerで作成した文書をWord形式で保存して相手に送ったり、といった、基本的なファイルのやり取りは、問題なく行うことができます。

ただし、前回の記事でも解説した通り、フォントの違いによるレイアウト崩れや、マクロの非互換といった、100%ではない部分も存在するため、ビジネスでの重要書類のやり取りには注意が必要です。

メリット3:古いPCでもサクサク動く軽快な動作

WPS Officeのもう一つの大きなメリットが、その**軽快な動作**です。

一般的に、WPS Officeは、Microsoft Officeと比較して、アプリケーションの起動が速く、動作に必要なメモリやストレージの容量も少ない傾向にあります。

これは、機能を基本的なものに絞り込み、ソフトウェア全体がシンプルに設計されているためです。

このメリットは、特に、少し古い世代の中古パソコンや、スペックの低い格安ノートパソコンを使う際に、大きな意味を持ちます。

例えば、メモリが8GBしかないPCで、多くのタブを開きながら作業するような場合、リソース消費の大きいMicrosoft 365では動作がもたつく場面でも、WPS Officeなら、比較的スムーズに作業を続けられる可能性があります。

限られたPCスペックの中で、最大限の快適さを引き出すための、賢い選択肢となり得るのです。

メリット4:Microsoft Officeにはない独自の便利機能

WPS Officeは、単なるMicrosoft Officeの模倣品ではありません。

ユーザーの利便性を高めるための、独自の優れた機能も数多く搭載しています。

オールインワンモード:タブで開く快適な作業環境

これは、WPS Officeを象徴する、非常にユニークで便利な機能です。

通常、Word、Excel、PowerPointを同時に使う場合、それぞれのアプリケーションが別々のウィンドウとして立ち上がり、タスクバーが煩雑になりがちです。

しかし、WPS Officeの「オールインワンモード」では、**Writer、Spreadsheets、Presentationの各ファイルを、まるでWebブラウザのタブのように、一つのウィンドウ内でスマートに切り替えながら作業**できます。

複数の資料を参照しながら、一つの企画書を練り上げるといった作業において、ウィンドウを何度も切り替える手間が省け、思考を中断させずに、流れるように作業を進めることができます。

強力なPDF編集・変換機能

Microsoft Officeでも、PDFファイルをWordで開いて編集することは可能ですが、レイアウトの再現性は完璧ではありません。

WPS Officeは、PDFへの対応に非常に力を入れています。

標準機能として、**PDFファイルを直接開き、テキストの編集、画像の挿入、コメントの追加といった、高度な編集作業**を行えます。

さらに、PDFファイルを、Word(Writer)、Excel(Spreadsheets)、PowerPoint(Presentation)といった、編集可能なOffice形式に、高い再現性で変換する機能も備わっています。

通常であれば、Adobe Acrobatといった高価な専用ソフトが必要となるこれらのPDF関連の作業を、WPS Officeは標準でこなしてしまうのです。

これは、特にPDF形式で資料のやり取りが多いユーザーにとっては、計り知れないメリットと言えるでしょう。

豊富なテンプレートとクリップアート

WPS Officeには、様々なビジネスシーンやプライベートで活用できる、高品質なテンプレートが豊富に用意されています。

履歴書、職務経歴書、企画書、プレゼンテーションのデザイン、チラシ、カレンダーなど、プロがデザインしたテンプレートを無料で利用できるため、デザインに自信がない方でも、簡単に見栄えの良い文書を作成できます。

まとめ - WPS Officeは「価格」と「独自性」で選ぶ賢い選択肢

Microsoft Officeと比較されがちなWPS Officeですが、そのメリットを正しく理解すれば、多くのユーザーにとって、非常に魅力的で、合理的な選択肢となり得ることがお分かりいただけたかと思います。

  1. 1. 圧倒的なコストパフォーマンス:

    最大のメリットは、その価格の安さです。

    Microsoft Officeの数分の一のコストで、十分な機能を備えたオフィススイートを手に入れることができます。

  2. 2. 軽快な動作と基本互換性:

    古いPCや低スペックなPCでもサクサクと動作し、基本的なファイルのやり取りであれば、高い互換性を誇ります。

    操作感もMicrosoft Officeに酷似しているため、学習コストもかかりません。

  3. 3. 独自の便利機能:

    タブでファイルを管理できる「オールインワンモード」や、高度な「PDF編集機能」など、WPS Officeにしかない、ユニークで強力な機能も数多く搭載されています。

もちろん、VBAマクロの非互換性や、フォントの違いによるレイアウト崩れのリスクなど、ビジネスの最前線で使う上での注意点も存在します。

しかし、あなたの用途が、個人の趣味や家庭での利用が中心で、高度な専門機能を必要としないのであれば、WPS Officeは、あなたの期待を遥かに超える、満足感とコストパフォーマンスを提供してくれる、最高のパートナーとなる可能性を秘めています。

大切なのは、業界標準という「常識」に囚われず、あなた自身の使い方と価値観に、正直になることです。

もし、あなたの使い方にとって、WPS OfficeとMicrosoft Officeのどちらが最適なのか、専門家のアドバイスが必要だと感じたら、いつでもお気軽に、私たちにご相談ください。

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