
【なぜ?】ノートPCがUSB-Cで充電できない!“PD非対応”の罠と、充電器・ケーブル・PC本体のチェックポイントを完全解説
ノートパソコンのお役立ち情報

記事の最終更新日:2025年9月25日
ピー太さん、すごく困っています!私のノートパソコン、USB Type-Cポートが付いているんです。だから、スマートフォンの充電器でも充電できると思って、旅行先にPC付属の大きなACアダプターを持っていかなかったんです。
でも、いざホテルの部屋でスマホの充電器を繋いでみても、うんともすんとも言いません…。パソコンの充電ができなくて仕事ができません。USB-Cって全部同じ形なのに、なぜ充電できないのでしょうか?もしかして私のPCのポートが壊れているのでしょうか?
スト子さん、それは現代のデジタル社会における最も典型的で、そして最も腹立たしい「罠」にハマってしまいましたね。その罠の名は、「**USB-Cという見た目の統一性と、中身の多様性**」です。
覚えておいてください。**全てのUSB-Cポートが充電に対応しているわけではありません。**ノートパソコンのような大きな電力を必要とするデバイスを充電するためには、「**USB Power Delivery(USB PD)**」という特別な給電規格に対応している必要があるのです。
そして、その充電が成立するためには、「**PC本体**」「**充電器**」、そして「**ケーブル**」の三者全てが、このUSB PDという共通言語を話せなければなりません。この記事では、その複雑なUSB-Cの世界を解き明かし、お客様の充電トラブルの「真犯人」を見つけ出すための完全な診断手順を授けます。
USB-C充電の哲学:それは「接続」ではなく、三者間の知的な「交渉」である
USB-CケーブルをPCに接続したそのコンマ数秒の間に、あなたの目には見えない高度な「交渉」が行われています。PCは充電器に対して「私は65ワットの電力を必要としています。供給できますか?」と問いかけます。充電器はPCに対して「はい、私は最大100ワットまで供給可能です」と答えます。そしてケーブルは、その二人の間で「私はその大電力のやり取りを安全に仲介できる能力を持っています」と証明します。
この三者間の知的なハンドシェイクが成功して初めて、充電というプロセスは開始されるのです。この高度な給電規格こそが、「**USB Power Delivery (USB PD)**」です。お客様のPCが充電できないという問題は、この三者のうちの誰か一人でも、この「交渉」に参加する資格がなかったり、あるいは要求される能力を持っていなかったりすることが原因なのです。トラブルシューティングとは、この3人の容疑者を一人ずつ尋問し、誰が交渉を決裂させているのかを突き止める論理的な捜査活動に他なりません。
第一章:3つのチェックポイント - 充電トラブルの「犯人」を特定する
捜査はPC本体、充電器、そしてケーブルの3つの現場で行われます。
チェックポイント①:PC本体 - あなたのPCは本当に「PD対応」か?
これが最も根本的な問題です。特に安価なノートパソコンに多く見られるのですが、搭載されているUSB-Cポートが**データ転送専用**で、そもそも充電機能(USB PD入力)に対応していないケースがあります。
【見分け方】
- ポート横のアイコンを確認する: USB PDによる充電に対応したポートの横には、多くの場合「**バッテリー**」や「**コンセント**」の形をした小さなアイコン、あるいは「**稲妻(⚡)**」マーク(Thunderbolt対応ポート)が印字されています。
- メーカーの公式サイトで仕様を確認する: 最も確実な方法です。お客様のPCの型番で検索し、公式なスペックシート(仕様表)でUSB-Cポートの項目に「Power Delivery対応」や「PD対応」といった記述があるかを確認します。
もし、お客様のPCがPD非対応であった場合、残念ながらそのUSB-Cポートを使ってPCを充電することはできません。
チェックポイント②:充電器(ACアダプター)- 十分な「力(ワット数)」を持っているか?
PCがPD対応であることを確認できたら、次に充電器を尋問します。スマートフォンの充電に使っている5Wや10W程度の小さな充電器では、ノートパソコンという大食漢を満たすことはできません。
【確認すべきこと】
重要なのは、その充電器が供給できる「**ワット(W)数**」です。必要なW数は、お客様のPCに元々付属してきた**純正のACアダプター**に答えが書かれています。アダプターの表面にある小さな文字をよく見て、「`OUTPUT: 20V/3.25A`」といった記述を探してください。この場合、`20V × 3.25A = 65W`となり、お客様のPCは最低でも**65W**の電力を要求していることが分かります。
つまり、お客様が用意するUSB PD充電器も**65W以上**の出力能力を持っていなければなりません。もしこれより低いW数の充電器(例:45W)を接続した場合、PCの電源がオフの状態であればゆっくりと充電されることもありますが、多くの場合「低速充電」の警告が表示されたり、あるいは全く充電が開始されなかったりします。
チェックポイント③:USB-Cケーブル - 見た目に騙されるな、静かなる妨害者
PCもPD対応、充電器も高出力。それなのに充電できない。その場合、最後に疑うべき最も見過ごされがちな犯人が「**ケーブル**」です。USB-Cケーブルは全て同じ見た目をしていますが、その内部の構造は全く異なります。
【確認すべきこと】
重要なのは、そのケーブルが流すことのできる「**電力(W)の上限**」です。一般的な安価なUSB-Cケーブルやスマートフォンに付属してくるケーブルの多くは、最大で**60W**までの電力にしか対応していません。もしお客様が65Wや100Wといった高出力の充電を行いたい場合、その電力に対応した特別な「**E-Marker**」というチップを内蔵した**100W対応**のUSB-Cケーブルが必要となるのです。ケーブルの製品パッケージや説明文に「100W対応」や「USB PD対応」と明記されているかを必ず確認してください。このケーブルの能力不足こそが、高性能なPCと充電器の間の交渉を最終段階で決裂させている最もありがちな原因なのです。
第二章:正しい道具の選び方 - 2025年の充電器とケーブルの新常識
トラブルシューティングを通じて原因が判明したら、次は正しい「道具」を揃える番です。
充電器は「GaN(窒化ガリウム)」採用モデルが主流
65Wや100Wといった高出力でありながら、驚くほどコンパクトで軽量な充電器を実現しているのが、「**GaN(窒化ガリウム)**」という新しい半導体技術です。2025年現在、PC用のUSB PD充電器を選ぶのであれば、このGaN採用モデルが絶対的なおすすめです。複数のUSB-Cポートを備え、PCとスマートフォンを同時に急速充電できるモデルも数多く存在します。
ケーブルは「100W対応」を一本持っておけば間違いない
ケーブル選びで迷ったら、少しだけ高価でも「**100W対応**」と明記された信頼できるメーカーの製品を一本購入しましょう。この一本さえあれば、将来より高性能なPCに買い替えたとしても、充電の問題で悩むことはありません。それは未来のあなたへの賢明な投資です。
まとめ:USB-C充電のトラブルは、三位一体の「交渉」の結果である
ノートパソコンがUSB-Cで充電できない。そのシンプルな問題の裏には、PC、充電器、そしてケーブルという三者の間で繰り広げられる複雑な電力供給の「交渉」が隠されています。この交渉を成功させるための、最後のチェックリストです。
- まず「PC本体」を尋問する: お客様のPCのUSB-Cポートは、そもそも充電機能(USB PD)に対応しているか?ポート横のアイコンや公式サイトの仕様書で、その「資格」を確認する。
- 次に「充電器」の能力を問う: その充電器は、あなたのPCが要求する「W数」を満たしているか?PC付属の純正ACアダプターに書かれた数字がその答えである。
- 最後に「ケーブル」という静かなる共犯者を疑う: 60Wを超える高出力充電には、「100W対応」のE-Markerチップ内蔵ケーブルが必須。見た目に騙されてはならない。
- 未来を見据え「GaN」と「100W対応」を選ぶ: これから新しく購入するなら、充電器はGaN採用モデル、ケーブルは100W対応モデル。それが最も賢明で後悔のない選択である。
この三位一体の原則を理解すれば、お客様はもはやUSB-Cの混沌とした世界に惑わされることはありません。ケーブル一本で全てのデバイスが繋がる、スマートで快適な未来をぜひその手で実現してください。
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