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最終更新日:2026年8月11日

外出先のネット活用ガイド

スマホのテザリングでノートパソコンをネットにつなぐ方法

外出先でノートパソコンを開いたのに、Wi-Fiがなくて何もできない——。そんなときに頼れるのが、スマホの「テザリング」です。お手持ちのスマホがWi-Fiルーターの代わりになり、数分の設定でパソコンがインターネットにつながります。この記事では、テザリングの仕組み、Wi-Fi・USB・Bluetoothの3方式の違い、iPhone・Android別のスマホ側設定、Windows・Mac別のパソコン側操作、そして「つながらない」ときの対処や通信量(ギガ)の注意点まで、初心者の方が今日から使えるように順番に解説します。

  • テザリング
  • ノートパソコン
  • 外出先
  • インターネット接続
IT初心者の七海さん

IT初心者の七海さん

大介先輩、外出先でノートパソコンを使いたかったのに、Wi-Fiがなくて何もできなかったんです…。「テザリングを使えば」って聞いたんですけど、設定が難しそうで。ギガもすごく減りそうだし。

IT上級者の大介先輩

IT上級者の大介先輩

テザリングは見た目より簡単だよ。スマホがWi-Fiルーターの代わりになる機能で、①スマホの設定でテザリングをオンにして、②パソコンのWi-Fi一覧からスマホの名前を選ぶだけ。調べものやメール中心ならギガの心配も少ないんだ。今日は設定からつながらない時の対処まで、順番に解説するね。

この記事でわかること

  • テザリングの仕組みと、使う前に確認すべき契約の条件
  • Wi-Fi・USB・Bluetoothの3方式の違いと使い分け
  • iPhone・Androidそれぞれのスマホ側の設定手順
  • Windows・Macそれぞれのパソコン側の接続操作
  • つながらないときの対処と、通信量・バッテリーの注意点

結論

スマホでテザリングをオンにして、パソコンのWi-Fi一覧から選ぶだけ。数分でつながります

テザリングは、スマホのモバイル回線を使って、パソコンなど他の機器をインターネットにつなぐ機能です。基本のやり方は2ステップで、①スマホの設定でテザリング(iPhoneでは「インターネット共有」)をオンにし、②パソコンのWi-Fi一覧からスマホの名前を選んでパスワードを入力するだけ。特別な機器は不要で、初めてでも数分でつながります。

気をつけたいのは3つです。第一に、契約によってはテザリングが別オプション(要申し込み)になっていること。第二に、パソコンはスマホよりデータ消費が大きく、特に動画やWeb会議はギガを大きく使うこと。第三に、スマホのバッテリーが早く減ること。この記事では、3つの接続方式の使い分けと、つながらないときの切り分け手順まで含めて、安心して使いこなせるように順番に解説します。

Wi-Fiがない外出先で困った七海にテザリングの基本手順を大介が教える導入漫画
導入漫画:外出先でネットが使えず困った七海が、スマホでオンにしてパソコンから選ぶだけのテザリングを大介から教わります。

テザリングとは?仕組みと使える条件

テザリングの仕組みと使える条件を七海と大介が初心者向けにやさしく紹介している様子

テザリングとは、スマホのモバイル通信(4G・5G)を使って、パソコンやタブレットなど他の機器をインターネットにつなぐ機能です。スマホが小さなWi-Fiルーターの役割を果たすイメージで、スマホの電波が届く場所なら、カフェでも移動中の車内でも、パソコンでネットが使えるようになります。

使い始める前に、1つだけ確認してほしいのが「契約の条件」です。テザリング機能自体はほとんどのスマホに搭載されていますが、携帯会社やプランによっては、テザリングの利用に別途オプションの申し込みが必要な場合があります。また、データ無制限プランでも、テザリング分だけは月間の上限が別に設けられていることがあります。お使いのプランでテザリングが使えるか、上限は何GBかは、契約中の携帯会社の会員ページや公式サイトでご確認ください。

PC STOREスタッフメモ|「項目が押せない」は契約が原因のことが多いです

お問い合わせ経由のご相談で意外と多いのが、「パソコンを買ったのにテザリングの項目がグレーアウトして押せない」というケースです。パソコン側の故障を疑ってご連絡いただくのですが、実際にはスマホの契約でテザリングオプションが未申し込みだった、というオチが少なくありません。設定をさわる前に、まず契約の確認から始めるのが遠回りに見えて近道です。

3つの接続方法の違い(Wi-Fi・USB・Bluetooth)

WiFiとUSBとBluetoothのテザリング3方式の違いを七海と大介が比較しながら整理している様子

テザリングには3つの接続方法があり、それぞれ得意分野が違います。迷ったら、まずは一番手軽な「Wi-Fiテザリング」から始めれば間違いありません。

方式 速度 特徴 向いている場面
Wi-Fiテザリング 速い ケーブル不要で手軽。複数台つなげる。スマホの電池消費は大きめ まず使うならこれ。日常の外出先作業全般
USBテザリング 速く安定 ケーブルで直結。スマホを充電しながら使える。1台のみ 長時間の作業、Web会議など安定重視の場面
Bluetoothテザリング 遅い 電池消費は少ないが、速度はメールや軽い調べもの程度 速度より電池の持ちを優先したいとき

正直な使い分けの目安を言うと、基本はWi-Fiテザリング、カフェで長時間作業する日や大事なWeb会議がある日はUSBケーブルを持っていく、Bluetoothは補欠、という運用が現実的です。USBテザリングは通信が安定するうえ、パソコンからスマホへ給電されるため「テザリング中にスマホの電池が減りすぎる」問題も同時に解決できます(そのぶんパソコンの電池は減ります)。

スマホ側の設定手順(iPhone・Android)

iPhoneとAndroid別のテザリング設定手順を七海と大介が順番にわかりやすく案内している様子

まずは親機になるスマホ側の設定です。一度設定すれば、次回からはオンにするだけで使えます。メニューの名称はOSのバージョンや機種によって多少異なるため、見当たらない場合は設定内の検索機能で「テザリング」「インターネット共有」と検索してください。

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iPhoneの場合|「インターネット共有」をオンにする

iPhoneではテザリングを「インターネット共有」と呼びます。

  1. 設定を開く
    「設定」→「インターネット共有」を開きます(「モバイル通信」の中にある場合もあります)。
  2. オンにする
    「ほかの人の接続を許可」をオンにします。項目が見当たらない・押せない場合は、テザリングオプションの契約を確認してください。
    iPhoneのインターネット共有設定画面でほかの人の接続を許可をオンにしてパスワードを確認する様子
  3. パスワードを確認
    同じ画面に表示される「Wi-Fiのパスワード」を確認します。パソコン側の接続で使います。
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Androidの場合|「テザリング」をオンにする

Androidは機種によりメニュー名が少し違いますが、流れは同じです。

  1. 設定を開く
    「設定」→「ネットワークとインターネット」→「テザリング」(「アクセスポイントとテザリング」等の名称の場合も)を開きます。
  2. Wi-Fiテザリングをオン
    「Wi-Fiテザリング」(「Wi-Fiアクセスポイント」)をオンにします。
  3. ネットワーク名とパスワードを確認
    同じ画面でネットワーク名(SSID)とパスワードを確認します。初期パスワードが単純な場合は、この機会に変更しておくと安全です。
スマホ側の設定はこの画面だけ。オンにして、パスワードを確認すれば準備完了です。

パソコン側の接続手順(Windows・Mac)

スマホ側の準備ができたら、パソコンから接続します。やることは「普通のWi-Fiにつなぐのと同じ」で、一覧からスマホの名前を選ぶだけです。

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Windowsの場合|Wi-Fi一覧からスマホを選ぶ

Windows 11での手順です。

  1. Wi-Fi一覧を開く
    画面右下のネットワークアイコン(地球儀や扇形のマーク)をクリックし、Wi-Fiの「>」から接続先一覧を表示します。
  2. スマホの名前を選ぶ
    一覧に表示されたスマホの名前(例:「〇〇のiPhone」)を選び、「接続」をクリックします。
  3. パスワードを入力
    スマホ側で確認したパスワードを入力すれば接続完了です。次回からは自動でつながります。
    WindowsのWi-Fi接続先一覧にスマホの名前が表示され接続ボタンを押す様子
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Macの場合|メニューバーから選ぶだけ

Macはさらにシンプルです。

  1. Wi-Fiメニューを開く
    メニューバーのWi-Fiアイコンをクリックします。
  2. スマホの名前を選ぶ
    一覧からスマホの名前を選び、パスワードを入力します。
  3. iPhoneならさらに簡単
    同じApple IDでサインインしたiPhoneなら、パスワード入力なしで一覧の「インターネット共有」欄から選ぶだけでつながります(Instant Hotspot機能)。
パソコン側はWi-Fi一覧からスマホの名前を選ぶだけ。ふだんのWi-Fi接続と同じ操作です。

接続できたかどうかの確認方法

接続後、ブラウザで適当なページを開いて表示されれば成功です。スマホ側の画面上部に「1台接続中」のような表示(青いバーやアイコン)が出ることも、つながっているサインです。使い終わったら、スマホ側のテザリングをオフにする習慣をつけると、ギガと電池の無駄を防げます。

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つながらないときの対処法

テザリングがつながらない時の原因の切り分けを七海に大介が落ち着いてサポートしている様子

「一覧にスマホが出てこない」「つながったのにネットが見られない」——テザリングのつまずきは、原因がほぼ決まっています。上から順に確認してください。

  • テザリングの項目がない・グレーアウトして押せない:契約でテザリングオプションが未申し込みの可能性が高いです。携帯会社の会員ページで確認・申し込みをしてください
  • パソコンの一覧にスマホの名前が出ない:スマホのテザリング設定画面を開いたままにして、パソコン側の一覧を更新してみてください(設定画面を開いている間は見つかりやすくなります)。スマホとパソコンの距離も近づけます
  • スマホが機内モードになっている:機内モード中はモバイル通信が止まるためテザリングできません。オフにしてください
  • モバイルデータ通信がオフ・電波が弱い:親機のスマホ自体がネットにつながっていなければ、パソコンもつながりません。スマホでWebページが開けるか先に確認します
  • パスワードの入力ミス:大文字・小文字の違いに注意して入力し直します
  • つながるのに通信できない・急に切れた:データ通信量が上限に達して速度制限がかかっている可能性があります。契約の残量を確認してください
  • どれでも直らない:スマホとパソコンの両方を再起動し、テザリングを一度オフ→オンし直すと解決することが多いです

パソコンのWi-Fi機能自体が不調な場合

他のWi-Fiにもつながらない場合は、テザリングではなくパソコン側のWi-Fi機能の問題かもしれません。切り分けと対処は「ノートパソコンのWi-Fi接続が不安定なときの解決策」を、そもそもパソコンにWi-Fi機能がない場合は「PCにWi-Fiがない時のUSB子機の使い方」をご覧ください。Windows全般の不調が重なっている場合は「Windowsトラブル解決 総合ガイド」から症状別に確認できます。

通信量・バッテリー・安全面の注意点

テザリングを安心して使い続けるために、3つの注意点を知っておきましょう。

①通信量(ギガ):パソコンはスマホよりデータ消費が大きくなりがちです。特に注意したいのが、動画視聴、Web会議、そして「気づかないうちに始まるWindows Updateやクラウドの同期」です。目安として、メール・調べもの中心なら消費は小さく抑えられますが、動画やWeb会議は1時間で数百MB〜1GB以上になることもあります(画質や条件で大きく変わります)。テザリング中は動画の画質を下げる、大きなダウンロードは自宅のWi-Fiまで待つ、と意識するだけでギガの持ちが大きく変わります。Windowsでは、接続したテザリング回線を「従量制課金接続」に設定すると、大きな更新のダウンロードを抑えられます(設定→ネットワークとインターネット→Wi-Fi→接続中のネットワークから設定)。

Windowsの設定でテザリング回線を従量制課金接続に設定してデータ消費を抑える画面
Windowsの「従量制課金接続」をオンにすると、テザリング中の大きなダウンロードを抑えられます。

②バッテリー:テザリング中はスマホの電池が早く減ります。長時間使う日は、モバイルバッテリーを持つか、充電しながら使えるUSBテザリングを選ぶのが安心です。

③安全面:テザリングは自分専用の回線なので、不特定多数が使うフリーWi-Fiより安全性を確保しやすいのが利点です。ただし、テザリングのパスワードが「12345678」のような単純なものだと、第三者に接続されるおそれがあります。推測されにくいパスワードに変更しておきましょう。なお、Bluetoothテザリングでの接続がうまくいかない場合のペアリングの基本は「Bluetooth機器がつながらない時の対処法」の考え方がそのまま役立ちます。

外出前のチェックリスト

テザリングを外出先で使う前に確認したい項目を七海と大介が慎重に点検している様子

「現地でつながらない」を防ぐために、外出前に次の項目を確認しておくと安心です。

初めて使う前の確認

  • 契約プランでテザリングが使えるか(オプション申し込みの要否)を確認したか
  • テザリングの月間データ上限が何GBかを把握したか
  • 自宅で一度、接続の練習をしたか(本番前のリハーサルが一番の保険です)
  • テザリングのパスワードを推測されにくいものにしたか

外出当日の確認

  • スマホの充電は十分か。長時間ならモバイルバッテリーかUSBケーブルを持ったか
  • データ残量に余裕はあるか
  • Web会議がある日は、USBケーブル(安定接続用)を持ったか
  • 使い終わったらテザリングをオフにする、を覚えているか

よくある質問

テザリングの疑問に七海が質問し大介が落ち着いて答えている様子
テザリングでパソコンは問題なく使えますか?

使えます。メール、調べもの、資料作成、クラウドの利用など、日常的な作業はテザリングで十分こなせます。速度もスマホの電波状況がよければ、多くの場面で不便を感じないレベルです。ただし、パソコンはスマホよりデータ消費が大きくなりがちなので、動画視聴や大きなファイルのダウンロードを続けると、契約のデータ上限に早く達する点にはご注意ください。

テザリングでギガはどれくらい減りますか?

使い方しだいで大きく変わります。メールやWebページの閲覧が中心なら消費は小さく、1〜2時間の作業でも大きな負担にはなりにくいです。一方、動画視聴やWeb会議は1時間で数百MB〜1GB以上を消費することもあり(画質・条件によります)、ここが最大の分かれ目です。また、パソコンは裏側でWindows Updateやクラウド同期が動くことがあるため、Windowsの「従量制課金接続」設定で大きなダウンロードを抑えるのがおすすめです。正確な残量は契約中の携帯会社のアプリ・会員ページで確認できます。

テザリングができない・設定の項目が押せないのはなぜですか?

最も多い原因は、契約でテザリングオプションが有効になっていないことです。この場合、設定項目がグレーアウトしたり、表示されなかったりします。携帯会社の会員ページで申し込み状況を確認してください。契約に問題がなければ、機内モードがオンになっていないか、モバイルデータ通信がオンか、スマホ自体が電波の届く場所にいるかを確認し、それでもだめならスマホとパソコンの両方を再起動してテザリングをオンにし直すと、多くの場合は解決します。

毎日使うなら、テザリングだけで大丈夫ですか?

頻度しだいで、正直に言うと使い分けをおすすめします。週に数回・数時間程度ならテザリングで十分ですが、毎日長時間となると、データ上限・スマホの電池・発熱の面で負担が大きくなります。外での作業が日常的なら大容量プランやモバイルルーターの検討を、自宅でのネット環境が目的なら固定回線のほうが快適で割安なことが多いです。テザリングは「いざという時にどこでもつながる保険」と位置づけて、メイン回線と組み合わせるのが賢い使い方です。

まとめ

テザリングの使い方の要点を整理してわかりやすく振り返る様子の七海と大介

スマホのテザリングを使えば、Wi-Fiのない場所でもノートパソコンをインターネットにつなげます。手順は、スマホでテザリング(インターネット共有)をオンにして、パソコンのWi-Fi一覧からスマホの名前を選ぶだけ。基本はWi-Fiテザリング、安定重視の日はUSBテザリング、と使い分ければ、外出先が快適な作業場所に変わります。

つまずきの多くは「契約オプション未申し込み」「機内モード」「データ上限」のどれかで、落ち着いて確認すれば解決できます。動画やWeb会議のギガ消費、スマホの電池、パスワードの強化という3つの注意点を押さえて、自宅で一度練習しておけば本番も安心です。外に持ち出したくなる軽快な一台をお探しでしたら、PC STOREにもお気軽にご相談ください。

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執筆・監修:PC STORE編集部|中古パソコンの販売・整備を行うPC STOREのスタッフが、公式情報と実機確認にもとづいて執筆しています。

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