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最終更新日:2026年9月1日

Macトラブル解決ガイド

Macが起動しない・りんごマークで止まる

電源ボタンを押しても反応がない、Appleロゴが出たまま進まない、画面が真っ暗のまま——。Macが起動しないときは、あわてて電源を入れ直す前に、症状を分けて確認していくのが近道です。Appleは、画面に何が表示されているかによって対処法を分けて案内しています。またAppleシリコン搭載モデルとIntel搭載モデルでは、セーフモードや復旧の入り方そのものが違います。この記事では、Apple公式の情報をもとに、電源まわりの確認から、macOS復旧での修復、セーフモードでの切り分けまでを、順番に整理して解説します。

  • Mac
  • 起動しない
  • セーフモード
  • macOS復旧
IT初心者の七海さん

IT初心者の七海さん

大介先輩、Macの電源を入れたのに、りんごマークのまま進まないんです。もう一度電源を入れ直してもいいんでしょうか?何から確認すればいいですか?

IT上級者の大介先輩

IT上級者の大介先輩

順番に確認していこう。りんごマークで止まる場合、Appleの案内は ①電源ボタンを10秒押して電源を切る ②必須ではないアクセサリを外す ③macOS復旧から起動して起動ディスクを修復する、の順だよ。セーフモードは別の診断手段で、起動時に読み込まれるソフトウェアを切り分けたいときに使う。あわてて何度も入れ直すより、一段ずつ進めたほうがいいよ。

この記事でわかること

  • 起動しないときに最初に確認する3つのこと
  • 画面の表示ごとに変わる、Apple公式の対処の進め方
  • macOS復旧から起動して起動ディスクを修復する手順
  • AppleシリコンとIntelで異なるセーフモードの入り方と、その使いどころ
  • 修理を検討する段階と、そのときに控えておく情報

結論

電源とアクセサリを確認し、症状に応じて復旧とセーフモードを使い分けます

Appleは、Macの電源が入らない場合の対処として、電源への接続を確認する電源ボタンを10秒間ほど長押しするアクセサリを取り外すという手順を案内しています。まずはここまでを試してみてください。

そのうえで、画面に何が表示されているかで進む先が変わります。Appleロゴや進行状況バーで止まる場合、画面に何も表示されない場合、疑問符などのマークが出る場合で、それぞれ案内されている記事が異なります。Appleロゴで止まる場合や画面に何も表示されない場合について、AppleはmacOS復旧から起動して起動ディスクを修復する手順を案内しています。一方のセーフモードは、起動時に読み込まれるソフトウェアが原因かどうかを切り分けるための別の手段です。同じ「起動しない」でも役割が違うため、症状に合わせて使い分けます。なお、復旧とセーフモードの入り方は、Appleシリコン搭載モデルとIntel搭載モデルで異なります。

Macがりんごマークから進まず困る七海に確認の順番を大介が教える導入漫画
導入漫画:Macが起動せず不安な七海が、「電源ボタンを10秒押す・必須ではないアクセサリを外す・macOS復旧から修復する」の順に確認する流れを大介から教わります。

まず確認する3つのこと

Macが起動しないときの最初の確認を七海と大介が初心者向けにやさしく紹介している様子

Appleは「Macの電源が入らない場合」として、次の順で確認するよう案内しています。特別な道具は必要ありません。

1つ目は、電源への接続です。電源ケーブルが破損していないかを確かめ、Macと、電力供給に問題のないコンセントにしっかり差し込みます。互換性のある別の電源ケーブルや電源アダプタがあれば、そちらでも試します。Macがディスプレイを内蔵していない機種の場合は、外付けディスプレイが電源とMacに接続され、その電源が入っているかも確認します。

2つ目は、電源ボタンの長押しです。Macの電源ボタンを10秒間ほど長押しし、続いて通常どおり電源ボタンを押して指を放します。Appleによると、どのMacにも電源ボタンがあり、Touch ID搭載のノートブックコンピュータではTouch IDを長押しします。

3つ目は、アクセサリの取り外しです。プリンタ、ドライブ、USBハブ、モバイルデバイスなど、すべてのアクセサリをMacから取り外したうえで、2つ目の手順をもう一度行います。アクセサリやそのケーブルに問題があることも、可能性として考えられます。

(参考:Apple公式サポート「Macの電源が入らない場合」)

画面の表示で、進む先が変わります

ここが、Macの起動トラブルでいちばん大事な分かれ道です。Appleは、画面に何かしら表示されている場合は「Macの電源は入っているが、起動していない状態」として、電源が入らない場合とは別の記事へ案内しています。

Appleが「Macの起動プロセスが完了しない場合」で挙げている表示には、疑問符、円に斜線が入ったマーク(禁止サイン)、地球儀と警告シンボル、Appleロゴ、何も表示されない画面、ギアマークのアイコンが付いた「オプション」の画面、円で囲まれた感嘆符、復旧アシスタント、鍵のアイコン、ログインウインドウなどがあります。表示ごとに対処法の記事が分かれているため、まず自分の画面がどれに当てはまるかを確認するところから始めてください。

※図解は説明用に作成したものです。操作画面は、Appleの公式情報および公開資料をもとに再現した説明用画像です。実際の表示は、macOSのバージョン、機種、設定などにより異なる場合があります。

Macの症状ごとに確認する順番を整理した説明図
説明図:「電源が入らない」「画面に何か表示される」で確認する先が分かれます。

この記事では、Appleが個別の記事を用意している表示のうち「電源がまったく入らない」「Appleロゴで止まる」「画面に何も表示されない」の3つを中心に、そのあとの切り分け手順まで解説します。上記以外の表示が出ている場合は、Apple公式サポート「Macの起動プロセスが完了しない場合」から、該当する表示の記事をご確認ください。

AppleシリコンかIntelかを確認する

AppleシリコンとIntelの違いを大介が七海に説明している様子

セーフモードとmacOS復旧は、Appleシリコン搭載モデルとIntel搭載モデルで入り方が異なります。先に自分のMacがどちらかを確認しておくと、手順を迷いません。

Macが起動する状態であれば、画面の隅にあるAppleメニューから「このMacについて」を開きます。Appleによると、Appleシリコン搭載のMacでは「チップ」という項目にチップの名前が表示されIntelプロセッサを搭載したMacでは「プロセッサ」という項目にIntelプロセッサの名前が表示されます

「このMacについて」に「チップ」の項目が表示されている画面
「このMacについて」で「チップ」と表示されていればAppleシリコン、「プロセッサ」ならIntel搭載モデルです(再現図)。

PC STORE編集部からの補足|起動できず確認できないときは

いま起動できない状態では「このMacについて」を開けません。この場合について、Appleは復旧の案内のなかで、お使いのMacの種類を特定できない場合は、もう一方の手順を試しても問題ないとしています。どちらか分からないときは、片方の手順を試し、うまくいかなければもう片方を試す、という進め方ができます。(参考:Apple公式サポート「Appleシリコン搭載のMacコンピュータ」「macOS復旧から起動する方法」)

電源がまったく入らないとき

電源が入らないMacの確認手順を七海と大介が話している様子

電源ボタンを押しても反応がなく、画面にも何も出ない場合は、前章「まず確認する3つのこと」の手順をひととおり試します。それでも変化がないときの次の一手として、AppleはIntel搭載モデル向けにSMC(システム管理コントローラ)のリセットを案内しています。

ここで注意したいのが、チップによって扱いが違う点です。Appleは、比較的古いIntel搭載モデルのMacではSMCをリセットすると問題が解決する可能性があるとし、Appleシリコンを搭載したMacでこの手順を実行する必要はないとしています。SMCの記事でも、Appleシリコン搭載のMacについては、Appleメニューから「再起動」または「システム終了」を行えばSMCが自動的にリセットされると説明されています。

Intel搭載モデルの手順は、Apple T2セキュリティチップの有無やノートブックかデスクトップかで分かれます。押すキーや秒数が細かく決まっているため、実行する場合はApple公式サポート「MacのSMCをリセットする」で、お使いの機種に該当する手順を確認してください。

ここまで試してもMacの電源が入らない場合について、Appleは修理サービスが必要だと考えられるとしています。無理に分解や通電を繰り返すのではなく、修理の相談に進む段階です。

画面に何も表示されないとき

起動中に画面が黒、灰色、青一色になったまま動かなくなることがあります。Appleは、Macの電源は入っている様子なのに画面に何も表示されない場合として、次のように案内しています。

まず、電源ボタンを10秒ほど、電源が切れるまで押し続けてから、電源を入れ直します。Macの電源がまったく入らない様子であれば「Macの電源が入らない場合」の手順へ、電源は入っている様子であれば次の手順へ進みます。

次に、macOS復旧から起動できるかどうかを試します。Appleの案内では、復旧から起動できた場合は、復旧の途中でディスクユーティリティを使って起動ディスクを修復し、Macを再起動します。それでも画面に何も表示されないときは、再び復旧から起動してmacOSを再インストールします。

復旧から起動できない場合については、AppleシリコンまたはApple T2セキュリティチップを搭載したMacではファームウェアの復活・復元が必要な可能性があること、内蔵ディスプレイではなく外付けディスプレイを使っている場合は外付けディスプレイが原因ではないか確かめることが案内されています。以上を試しても画面に何も表示されない場合は、修理が必要だと考えられるとされています。(参考:Apple公式サポート「Macの起動時に画面に何も表示されなくなる場合」)

macOS復旧から起動して修復する

macOS復旧からの修復手順を大介が七海に順を追って説明している様子

Appleロゴや進行状況バーで止まる場合、または画面に何も表示されない場合について、AppleはmacOS復旧から起動して起動ディスクを修復する手順を案内しています。ここでは、その入り方を確認します。

macOS復旧は、コンピュータに内蔵されている復旧システムです。Appleによると、macOSの再インストール、起動ディスクの修復・消去、Time Machineバックアップからの復元などを行うためのユーティリティが備わっています。

Appleシリコン搭載モデルの場合

電源が切れていることを確認し、電源ボタンを長押しします。「起動オプションを読み込み中」というメッセージ、または「オプション」アイコンが表示されたら電源ボタンを放し、「オプション」をクリックし、その下に表示される「続ける」ボタンをクリックします

起動オプションの画面に起動ディスクと「オプション」のアイコンが表示されている画面
起動オプションの画面には、起動ディスクと、ギアマークの「オプション」が表示されます(再現図)。

Intel搭載モデルの場合

電源が切れていることを確認し、電源ボタンを押して放したあと、Macが起動したらすぐに「command(⌘)+ R」キーを長押しし、Appleロゴまたは回転する地球儀が表示されるまで押し続けます

どちらの場合も、復旧するボリュームを選択するよう求められたら起動ディスク(Macintosh HDなど)を選び、パスワードがわかっているユーザーを選択して、そのユーザーがMacへのログインに使っているパスワードを入力します。

macOS復旧のユーティリティ一覧が表示されている画面
復旧から起動すると、「ディスクユーティリティ」などのユーティリティが一覧で表示されます(再現図)。

Appleロゴや進行状況バーで止まる場合、および画面に何も表示されない場合について、Appleは復旧からディスクユーティリティで起動ディスクを修復する手順を案内しています。すべての症状に共通する手順ではないため、前の章で自分の症状を確認してから進めてください。ディスクユーティリティの手順とつまずきやすい点は「MacのFirst Aidの使い方」で解説しています。

PC STORE編集部からの補足|「消去」と「再インストール」は別のものです

復旧のユーティリティには、ディスクを修復する操作と消去する操作の両方があります。消去はディスクの内容を消す操作です。データを残したい場合は、消去を選ばないよう画面の表示をよく確認してください。macOSの再インストールについて、AppleはmacOSを再インストールしても個人用のファイルは削除されないと説明していますが、作業前にバックアップがあるかどうかを確認しておくと安心です。判断に迷う場合は、操作を進める前にAppleサポートや購入元に相談することもできます。

(参考:Apple公式サポート「macOS復旧から起動する方法」)

セーフモードで起動して切り分ける

セーフモードでの起動方法を大介が七海に手順どおり説明している様子

セーフモードは、前章の復旧とは目的が異なります。Appleによると、セーフモードで起動することで、Macの起動時に読み込まれるソフトウェアが問題の原因かどうかを突き止めることができます。セーフモードでは、macOSで必要とされないログイン項目と機能拡張、macOSでインストールされたものではないフォントなどが読み込まれません。あわせて起動ディスクの基本的なチェックが実行され、フォントキャッシュやカーネルキャッシュなど一部のシステムキャッシュもクリアされます。

Appleは、セーフモードで起動する前に、最新のmacOSアップデートと他社製アプリのアップデートをインストールすること、不要なデバイスをすべて取り外してテストすることをすすめています。

Appleシリコン搭載のMacの場合

Macの電源が切れていることを確認します。通常どおりシステム終了できない場合は、電源ボタンを10秒ほど、電源が切れるまで押し続けます。

次に電源ボタンを長押しします。押し続けるとMacの電源が入り、起動オプションが読み込まれます。「起動オプションを読み込み中」というメッセージ、または「オプション」アイコンが表示されたら、電源ボタンを放します。ここまでは前章の復旧と同じ画面です。

表示された起動ディスクを選択します。名前を変更していなければ「Macintosh HD」です。そのうえで、「shift」キーを押しながら、起動ディスクの下に表示されている「セーフモードで続ける」をクリックします。Macが再起動します。

起動ディスクの下に「セーフモードで続ける」が表示されている画面
「shift」キーを押している間、ボタンの表示が「セーフモードで続ける」に変わります(再現図)。

Intel搭載モデルのMacの場合

Macの電源を入れるか再起動した直後に「shift」キーを押し、起動している間押し続けます。ログインウインドウが表示されたら「shift」キーを放します

どちらの場合も、ログインウインドウの右上隅に「セーフブート」と赤い文字で表示される場合があります。Macの起動が完了する前に、再度ログインするよう求められる場合もあります。セーフモードで起動しているかどうかわからない場合は、「option」キーを押しながらAppleメニューから「システム情報」を選択し、サイドバーで「ソフトウェア」をクリックして、「起動モード:セーフ」と示されているかを確認します。

PC STORE編集部からの補足|セーフモードでは動かない機能があります

Appleは、一部の機能はセーフモードでは正常に動作しない場合があるとしています。ビデオキャプチャ、グラフィックスのパフォーマンス、ファイル共有、Wi-Fi、アクセシビリティ、オーディオデバイス、USB/Thunderbolt/FireWireで接続されたデバイスに支障が出る可能性がある、と案内されています。セーフモードはあくまで切り分けのための状態なので、確認が済んだらAppleメニューから「再起動」を選び、通常どおり起動し直してください。

セーフモードでは問題が起きず、通常起動で再発する場合について、Appleはセーフモードでは起動時に読み込まれないログイン項目やその他のソフトウェアが原因としています。対処としては、システム設定でログイン項目を削除して再起動する、ユーザアカウントを追加して新しいアカウントでテストする、macOSを再インストールする、という選択肢が挙げられています。ログイン項目の整理は「Macの起動が遅いときのログイン項目の整理術」でも解説しています。

なお、Intel搭載モデルのMacでファームウェアパスワードを使用している場合は、セーフモードで起動できないとされています。(参考:Apple公式サポート「Macをセーフモードで起動する」)

それでも起動しないとき

修理相談の目安について大介が七海に落ち着いて説明している様子

ここまでの手順で変化がない場合は、ハードウェア側を調べる段階です。Appleは、Macのハードウェアに問題があると考えられる場合に、Apple Diagnosticsを使って、問題の原因として疑われるハードウェアコンポーネントの特定に役立てられるとしています。

ただし、Apple Diagnosticsは起動オプションの画面まで進めるか、起動時のキー操作が受け付けられる状態で使うものです。電源がまったく入らない、画面に何も表示されずキー操作も受け付けない、という場合は実行できません。その場合は、この章を飛ばして修理の相談に進んでください。

実行前の準備として、Appleは、最新のmacOSアップデートをインストールできる場合は先に適用すること、Macをシステム終了すること、キーボード・マウス・ディスプレイ・Ethernet接続・AC電源への接続を残してそれ以外の外付けデバイスをすべて取り外すこと、適度に換気された固くて平坦で安定した作業面にMacを置くことを挙げています。

起動方法はチップによって異なります。Appleシリコン搭載モデルでは、電源ボタンを長押しして起動オプションが読み込まれ「オプション」と表示されたら指を放し、Macが再起動するまで「command(⌘)+ D」キーを押し続けます。Intelプロセッサ搭載モデルでは、電源を入れてすぐに「D」キーを長押しし、機能しない場合は起動時に「option(⌥)+ D」キーを長押しします。

テストが終わると診断結果が表示されます。リファレンスコードが表示された場合は、修理の相談時に伝えられるよう控えておきましょう。(参考:Apple公式サポート「Apple Diagnosticsを使ってMacをテストする」)

Macを手放す判断に進む場合は、データの扱いを先に整理しておくと落ち着いて進められます。初期化の手順は「Macを初期化(クリーンインストール)する方法」で解説しています。

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起動しなくなる前にできること

起動トラブルは、起きてからできることが限られます。落ち着いて対処するために、あらかじめ準備しておけることを3つ挙げます。

1つ目は、アップグレード前のバックアップです。Appleは、macOS Tahoeへのアップグレードの前にバックアップを作成しておくことをおすすめしますとしており、例としてTime Machineで外付けのストレージデバイスにファイルをバックアップする方法を挙げています。設定手順は「Macのバックアップ・Time Machine」で解説しています。(参考:Apple公式サポート「macOS Tahoe 26にアップグレードする方法」)

2つ目は、空き容量の確認です。Appleは、アップデート中やインストール中にエラーが起きた場合の対処として、Macのストレージ容量が不足しているというメッセージが表示される場合は、空き容量を増やす方法を確認するよう案内しています。容量不足のメッセージが表示された場合は、空き容量を増やす方法を確認してください。標準機能での整理は「Macの容量を空ける・ストレージ管理」をご覧ください。(参考:Apple公式サポート「macOSのアップデート中やインストール中にエラーが起きた場合」)

3つ目は、アップデートを始めるタイミングです。Appleは、Appleロゴや進行状況バーの表示が長引く場合について、必要なら朝までには終わっているよう、夜のうちにインストールを始めておくことをおすすめしますとしています。

Macの基本的な設定や使い方をまとめて確認したい場合は「はじめてのMac 使い方・設定 総合ガイド」もあわせてご覧ください。

よくある質問

Macの起動トラブルの疑問に七海が質問し大介が答えている様子
Macがりんごマークから進みません。どのくらい待てばいいですか?

待ち時間の目安は、Appleの案内では具体的な分数として示されていません。判断の材料になるのは、macOSのアップデートやアップグレードの最中かどうかです。Appleは、アップデートの際はAppleロゴや進行状況バーが表示された状態が通常よりも長引く場合があり、進行状況バーがいったん止まったまましばらく動かない場合があるとしています。そのうえで、必要なら夜のうちにインストールを始めておくことをすすめています。アップデート中ではないのに止まったままの場合は、電源ボタンを10秒ほど押して電源を切り、入れ直すところから、公式に案内されている順で進めてください。

セーフモードで起動できました。次は何をすればいいですか?

まずAppleメニューから「再起動」を選び、通常どおり起動し直します。Appleによると、これで問題が解消した場合は、ディスクのチェックやキャッシュの消去など、セーフモードでの起動時に行われた処理が解決につながった可能性があります。再起動後にまた問題が起きる場合は、セーフモードでは読み込まれないログイン項目やその他のソフトウェアが原因とされています。対処としては、システム設定でログイン項目を削除して再起動する、ユーザアカウントを追加して新しいアカウントでテストする、macOSを再インストールする、といった方法が案内されています。

macOSを再インストールすると、データは消えますか?

Appleは、macOSを再インストールしても個人用のファイルは削除されないため、必要に応じていつでも再インストールできると説明しています。ただし、これは再インストールについての説明であり、ディスクユーティリティでの「消去」は別の操作です。消去はディスクの内容を消すため、データを残したい場合は選ばないよう画面の表示を確認してください。また、起動しない状態ではバックアップを新たに作ることが難しくなります。大切なデータがある場合は、作業を進める前にAppleサポートや購入元に相談するという選択肢もあります。

AppleシリコンのMacでも、SMCのリセットは必要ですか?

Appleは、Appleシリコンを搭載したMacでSMCのリセット手順を実行する必要はないとしています。SMCの記事でも、Appleシリコン搭載のMacについては、Appleメニューから「再起動」を選ぶか、「システム終了」してから電源ボタンで入れ直せば、SMCが自動的にリセットされると説明されています。SMCのリセットが案内されているのはIntel搭載モデルで、手順はApple T2セキュリティチップの有無やノートブックかデスクトップかで分かれます。実行する場合は、Apple公式サポートでお使いの機種に該当する手順をご確認ください。

中古で買ったMacの起動時に、前の持ち主のアカウントを求められました。

Appleは、ほかの人から譲り受けたMacにアクティベーションロックのウインドウが表示され、ほかの人のApple Accountの入力を求められる場合について、おそらく以前の持ち主にアクティベーションロックを解除してもらう必要があるとしています。この画面は、Mac側の故障ではなく、前の所有者との紐づけが残っている状態を示しています。個人間の取引で入手した場合は売り手に、販売店で購入した場合は購入元に連絡し、解除の対応を確認してください。PC STOREでも、購入後の状態についてのご相談を承っています。

まとめ

Macが起動しないときは、電源への接続の確認、電源ボタンの10秒長押し、アクセサリの取り外しという3つの基本手順から始めます。そのうえで、画面にAppleロゴが出ているのか、何も表示されないのか、別のマークが出ているのかで、Appleが案内している進み先が変わります。自分の症状がどれに当てはまるかを見極めることが、遠回りを避ける第一歩です。

Appleロゴで止まる場合や画面に何も表示されない場合は、macOS復旧から起動して起動ディスクを修復する流れになります。セーフモードはこれとは別に、起動時に読み込まれるソフトウェアが原因かどうかを切り分けたいときに使う手段です。どちらもAppleシリコンとIntelで入り方が違うため、「このMacについて」でチップを確認してから手順を選んでください。ここまで試しても変化がない場合は、Apple Diagnosticsで診断し、表示されたリファレンスコードを控えたうえで修理の相談に進みます。あわてて操作を繰り返すより、一段ずつ確認していくほうが、結果的に落ち着いて対処できます。

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