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最終更新日:2026年9月15日

Excelの基本操作ガイド

Excelで日付が数字になる・表示がおかしい|表示形式とシリアル値

日付を入力したはずのセルに、39448のような数字が表示されている——。日付として保存されているセルで表示形式が変わると、Excelが日付を保存している姿がそのまま見えることがあります。Excelは日付を「シリアル値」という連番として持っていて、それを日付らしく見せているのが表示形式です。表示形式が「全般」になると、中身の数字が表に出てきます。この記事では、Microsoft公式の情報をもとに、数字になる仕組みと表示形式の戻し方、4年ほどずれる場合の日付システムまでを整理します。

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IT初心者の七海さん

IT初心者の七海さん

日付を入れていた列が、いつのまにか39448みたいな数字の並びになってしまって…。データが壊れてしまったんでしょうか。元の日付に戻せますか?

IT上級者の大介先輩

IT上級者の大介先輩

その列が日付として保存されているなら、値は残っているよ。①Excelは日付を連番のシリアル値で保存している ②その数字を日付に見せているのが表示形式 ③表示形式を日付に戻せば、また日付として表示される。この3つを押さえておけば大丈夫。Microsoftも、日付はシリアル値と呼ばれる連番として格納される、と説明している。

この記事でわかること

  • Excelが日付をシリアル値として保存していること
  • 表示形式が「全般」になると数字が見えること
  • 表示形式を日付に戻す手順
  • 年月日や曜日の見せ方を変える書式コード
  • 日付が4年ほどずれる場合に確認する設定

結論

日付として保存されていれば、表示形式を戻すだけです

Microsoftは、Excelでは日付はシリアル値と呼ばれる連番として格納される、と説明しています。例として挙げられているのは、Excel for Windowsで1900年1月1日がシリアル番号1、2008年1月1日がシリアル番号39448という対応です。時刻については、1日の一部と見なされるため小数で格納されると説明されています。

あわせて、日付または時刻を含むセルの形式を「全般」に変更すると、日付はシリアル値として、時刻は小数として表示できるとも記載されています。日付として保存されているセルで表示形式が「全般」になっている場合、画面に見えている数字はそのシリアル値です。この場合は、表示形式を日付に設定し直すと、日付の見た目に戻せます。

日付が数字になって驚く七海にシリアル値と表示形式の関係を大介が教える導入漫画
導入漫画:日付が数字になって不安になった七海が、「シリアル値で保存されている・表示形式が見せ方を決める・表示形式を戻せば日付に見える」という流れを大介から教わります。

この記事が対象にするExcel

対象にするExcelの範囲を七海と大介が初心者向けにやさしく確認している様子

本記事の操作画面と手順は、Windows版のExcel for Microsoft 365を対象にしています。参照している公式ページは2つあり、適用先が異なります。

  • 表示形式に関するページの適用先には、Excel for Microsoft 365 for Macなど、Mac版も含まれています
  • 日付システムに関するページの適用先は、Excel for Microsoft 365、Excel 2024、Excel 2021、Excel 2019、Excel 2016です

ブラウザー版のExcelは、どちらのページの適用先にも挙げられていないため、本記事では画面や操作を扱いません。(参考:Microsoft公式サポート「日付または時刻として数値の書式を設定する」)

日付はシリアル値という連番で保存されている

Microsoftは、Excelでは日付はシリアル値と呼ばれる連番として格納される、と説明しています。基準の日から数えて何日目かを、そのまま数字として持っている、という考え方です。

※図解は、Microsoftの公式情報をもとに作成した説明用の画像です。実際の画面表示は、Excelのバージョン、設定、画面幅などにより異なる場合があります。

日付とシリアル値の対応を示す説明図
説明図:同じセルの中身を、日付として見せるか、数値として見せるかの違いです。

公式ページに載っている対応は次のとおりです。Excel for Windowsでは、1900年1月1日がシリアル番号1になります。2008年1月1日は、1900年1月1日から39,448日後にあたるため、シリアル番号39448です。

時刻についても記載があります。時刻は1日の一部と見なされるため小数で格納され、その小数は0から0.99999999までの値をとり、0:00:00から23:59:59までの時間を表します。日付と時刻は値であるため、加算や減算などの計算に含めることができる、とも説明されています。

日付から日数を引き算できるのは、この仕組みがあるためです。見た目は日付でも、Excelの内部では数字を計算している、と考えると分かりやすくなります。

数字が見えているのは表示形式が「全般」の状態

では、なぜその数字が表に出てくるのか。Microsoftは、日付または時刻を含むセルの形式を「全般」に変更すると、日付はシリアル値として、時刻は小数として表示できると説明しています。

表示形式が日付と全般で同じ値の見え方が変わることを示す説明図
説明図:セルが持っている値は同じで、表示形式だけが見え方を決めています。

日付として保存されているセルで表示形式が「全般」になっている場合は、セルが持つシリアル値がそのまま表示されます。この場合は、表示形式を日付に設定し直すと、日付の見た目に戻せます。

公式ページには、これに関連する記載がもうひとつあります。カテゴリの一覧で「全般」を選んで日付や時刻の形式を元に戻そうとすると、Excelには数値コードが表示される、という説明です。日付を再度入力すると、既定の日付や時刻の形式で表示されるとも書かれています。

PC STORE編集部からの補足|####と表示されている場合

数字ではなく「#####」が並んでいる場合は、別の理由です。Microsoftは、日付または時刻の書式を適用した後にセルに#####が表示される場合は、セルの幅が十分でないためデータを表示できない、と説明しています。列の右端をダブルクリックすると、列の幅が数値に合わせて調整されます。この症状については「はじめてのExcel・基本操作」でも扱っています。

表示形式を日付に戻す

戻す操作は「セルの書式設定」から行います。Microsoftが案内している手順は次のとおりです。

セルの書式設定で日付の種類を選ぶまでの経路を示す説明図
説明図:ホームタブの数値グループから開くか、Ctrl+1で開きます。
  1. 「ホーム」タブの「数値」で、数値の横にあるダイアログボックス起動ツールをクリックします。Ctrl+1キーを押して「セルの書式設定」ダイアログボックスを開くこともできます。
  2. 「カテゴリ」ボックスの一覧で「日付」または「時刻」をクリックします。
  3. 「種類」ボックスの一覧で、使用する日付または時刻の形式をクリックします。
  4. 他の言語の形式で表示したい場合は、「ロケール(場所)」ボックスで目的の言語設定をクリックします。

選んでいる間、ワークシート上で選択範囲のアクティブセルの数値が「サンプル」ボックスに表示されるため、適用前に見え方を確認できます。

PC STORE編集部からの補足|アスタリスクが付いた形式

Microsoftは、アスタリスク(*)で始まる日付と時刻の形式は、コントロールパネルで指定した地域の日付と時刻の設定に応じて変わる、と注記しています。アスタリスクが付いていない書式は、コントロールパネルの設定による影響は受けません。ファイルを他の環境で開いたときに見え方をそろえたい場合は、この違いが関係します。

なお、既定の日付形式をすばやく使う方法として、日付を含むセルをクリックしてCtrl+Shift+#を押す、という操作も案内されています。

年月日や曜日の見せ方を変える

一覧にある形式で足りない場合は、ユーザー定義で書式コードを指定できます。手順は、「セルの書式設定」でカテゴリから「日付」または「時刻」を選び、作りたい表示形式に近いものを選んでから、分類の「ユーザー定義」をクリックする、という流れです。「種類」ボックスに、選んだ形式に対応する書式コードが表示されるので、それを編集します。

日付の表示結果と使用する書式コードの対応を示す説明図
説明図:コードの文字数によって、表示される桁や表記が変わります。
表示結果 使用するコード
1〜12(月) m
01〜12(月) mm
1〜31(日) d
01〜31(日) dd
Sun〜Sat(曜日) ddd
Sunday〜Saturday(曜日) dddd
00〜99(年) yy
1900〜9999(年) yyyy

組み込みの日付や時刻の形式は変更や削除ができないため、上書きを心配する必要はない、とも記載されています。既存の形式をもとに作るほうが、最初から作るより簡単だとも案内されています。

PC STORE編集部からの補足|mが分として表示される場合

Microsoftは、「m」または「mm」コードが「h」または「hh」コードの直後、または「ss」コードの直前にある場合、Excelは月ではなく分を表示する、と説明しています。それ以外の場合は月として表示されます。日付と時刻を1つの書式にまとめるときは、この並び順が関係します。

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日付が4年ほどずれる場合

日付システムの違いを大介が七海に比較して説明している様子

数字ではなく、日付そのものが数年ずれて表示される場合は、別の原因が考えられます。Microsoftは、Excelでは1900と1904の2つの日付システムがサポートされていると説明しています。基準になる日が違うため、同じ日付でもシリアル値が変わります。

1900と1904の日付システムでシリアル値が異なることを示す説明図
説明図:基準の日が違うため、同じ日付でも数字が変わります。

公式ページに載っている例では、2007年7月5日のシリアル値は、1900の日付システムで37806、1904の日付システムで39268です。2つの日付システムの差は1,462日で、これは4年と1日(うるう日1日を含む)にあたります。1900の日付システムでは1900年1月1日がシリアル値1、1904の日付システムでは1904年1月2日がシリアル値1です。

参照したMicrosoft公式サポートでは、Excel for Windowsは1900年、Excel for Macは1904年を既定の日付システムとして案内しています。ただし、別のプラットフォームからブックを開くと日付システムが自動的に変更される場合があるため、実際には対象ブックの設定を確認してください。

お使いのブックの設定を確認する経路は、「ファイル」から「オプション」、「詳細設定」です。「次のブックを計算するとき」のセクションで、対象のブックを選び、「1904年日付システムを使用する」チェックボックスのオンとオフを切り替えます。

PC STORE編集部からの補足|すでにずれた日付を直す

Microsoftは、日付システムの異なるブック間でコピーや貼り付けを行った場合の修正手順も案内しています。空のセルに1462と入力してコピーし、正しくない日付が含まれるセルを選択して、「ホーム」から「貼り付け」、「形式を選択して貼り付け」を開きます。貼り付けで「値」を選び、演算では、日付を4年と1日後にする場合は「加算」、4年と1日前にする場合は「減算」を選びます。

(参考:Microsoft公式サポート「日付システム、日付形式、2桁で表された西暦の解釈方法を変更する」)

2桁で入力した年の扱い

テキスト形式のセルに2桁の年を含む日付を入力した場合や、関数に日付を文字列として渡す場合は、Excelがどちらの世紀として解釈するかが決まっています。Microsoftは、00から29を2000年から2029年、30から99を1930年から1999年として解釈すると案内しています。

あわせて、年の値が意図したとおりに解釈されるようにするには、年の値を4桁で入力するよう案内されています。4桁の年を入力した場合、Excelは世紀を解釈しません。入力の段階で4桁にしておくことが、この種のずれを避ける方法です。

数式で参照するセルの固定については「Excelの絶対参照と相対参照」で解説しています。

よくある質問

日付の表示に関する疑問に七海が質問し大介が答えている様子
日付のセルが数字になりました。データは消えていませんか。

そのセルが日付として保存されている場合、値は残っています。Microsoftは、Excelでは日付はシリアル値と呼ばれる連番として格納される、と説明しています。あわせて、日付または時刻を含むセルの形式を「全般」に変更すると、日付はシリアル値として、時刻は小数として表示できる、とも記載されています。日付として保存されているセルで表示形式が「全般」になっている場合、画面に見えている数字はそのシリアル値です。「ホーム」タブの数値グループからダイアログボックス起動ツールをクリックするか、Ctrl+1キーで「セルの書式設定」を開き、カテゴリで「日付」を選んで種類を選び直すと、日付の見た目に戻せます。

2008年1月1日は、なぜ39448という数字になるのですか。

基準の日から数えた日数だからです。Microsoftは、Excel for Windowsでは1900年1月1日がシリアル番号1であり、2008年1月1日は1900年1月1日から39,448日後であるためシリアル番号39448になる、と説明しています。日付と時刻は値であるため、加算や減算などの計算に含めることができる、とも記載されています。日付どうしの引き算で日数が求められるのは、この仕組みによるものです。時刻については、1日の一部と見なされるため小数で格納され、0から0.99999999までの値が0:00:00から23:59:59までを表します。

日付が4年ほどずれて表示されます。

日付システムの違いが関係している可能性があります。Microsoftは、Excelでは1900と1904の2つの日付システムがサポートされていると説明しており、参照した公式サポートでは、Excel for Windowsは1900年、Excel for Macは1904年を既定として案内しています。2つの日付システムの差は1,462日で、4年と1日にあたります。お使いのブックの設定は、「ファイル」から「オプション」、「詳細設定」と進み、「次のブックを計算するとき」のセクションにある「1904年日付システムを使用する」チェックボックスで確認できます。別のプラットフォームからドキュメントを開くと、この設定が自動的に変更されるという記載もあります。

曜日を表示したいのですが、どうすればよいですか。

ユーザー定義の書式コードで指定します。Microsoftが公開しているコードの一覧では、Sun〜Satの表記が「ddd」、Sunday〜Saturdayの表記が「dddd」です。手順は、「セルの書式設定」でカテゴリから「日付」を選び、作りたい形式に近いものを選んでから、分類の「ユーザー定義」をクリックし、「種類」ボックスでコードを編集する、という流れです。組み込みの日付や時刻の形式は変更や削除ができないため、上書きを心配する必要はない、とも記載されています。なお、時刻と組み合わせる場合、「m」や「mm」が「h」「hh」の直後、または「ss」の直前にあると、月ではなく分として表示されます。

ファイルを別のパソコンで開くと、日付の見え方が変わります。

表示形式の種類によって、地域の設定の影響を受けるものと受けないものがあります。Microsoftは、アスタリスク(*)で始まる日付と時刻の形式は、コントロールパネルで指定した地域の日付と時刻の設定に応じて変わる、と注記しています。アスタリスクが付いていない書式は、コントロールパネルの設定による影響は受けません。見え方をそろえたい場合は、アスタリスクが付いていない形式を選ぶか、ユーザー定義で書式コードを指定する方法があります。既定の日付と時刻の形式そのものが、コントロールパネルで指定した地域の設定に基づいている、という説明もあわせて記載されています。

まとめ

日付のセルに数字が並んでいるとき、まず確認したいのは表示形式です。Microsoftは、Excelでは日付はシリアル値と呼ばれる連番として格納され、日付または時刻を含むセルの形式を「全般」に変更すると、日付はシリアル値として、時刻は小数として表示できる、と説明しています。日付として保存されているセルで表示形式が「全般」になっている場合は、表示形式を設定し直すと日付の見た目に戻せます。

戻す手順は、「ホーム」タブの数値グループからダイアログボックス起動ツールをクリックするか、Ctrl+1キーで「セルの書式設定」を開き、カテゴリで「日付」を選んで種類を選ぶ流れです。一覧にない見せ方は、ユーザー定義の書式コードで指定します。日付そのものが4年ほどずれる場合は、1900と1904の日付システムの違いが関係している可能性があるため、「ファイル」から「オプション」、「詳細設定」で対象ブックの設定を確認します。年の値は4桁で入力するよう公式に案内されています。Excelの機能の索引は「Excel 関数・機能 総合インデックス」にまとめています。

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