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2025.6.19

【警告】Windows 10は2025年10月で終了!サポート終了までにやるべき3つの対策と移行先の選び方

Windowsのお役立ち情報

悩む女性

ニュースで「Windows 10のサポートが2025年10月で終了する」って見たんですけど、私のパソコン、まさにWindows 10なんです…。
「サポート終了」って言われても、具体的に何がどうなるのかよく分からなくて。
このまま使い続けちゃ、やっぱりダメなんですか?

解説する男性

その疑問、とても大切ですよ。
サポート終了のニュース、多くの方が不安に感じていますよね。
結論から言うと、**そのまま使い続けるのは非常に危険**です。
でも、ご安心ください。
サポートが終了する2025年10月14日までに、きちんと対策をすれば何も問題ありません。
今日は、サポート終了で一体何が起きるのか、具体的に何をすべきなのか、そして次のOSやパソコンをどう選べばいいのかまで、プロの視点から日本一、いえ、世界一詳しく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、すべての不安が解消されているはずですよ。

【最重要】Windows 10サポート終了、その本当の意味とは?

まず、すべてのWindowsユーザーが理解すべき最も重要な事実からお伝えします。

Microsoftが定める「Windows 10のサポート終了」とは、単なる時代の節目ではありません。

それは、お使いのパソコンの「安全性」と「機能性」の公式な保証期間が終わることを意味します。

「サポート終了日(EOS)」とは何か? - 2025年10月14日に何が起きるのか

サポート終了は、専門用語で「EOS(End of Support)」と呼ばれます。

Windows 10 HomeおよびProエディションのEOSは、**2025年10月14日**に設定されています。

この日を境に、Microsoftから提供されていた以下の重要なサービスがすべて停止します。

  • 1. セキュリティ更新プログラムの提供停止

    これが最も致命的な変更点です。

    インターネットに接続している限り、日々新しいコンピューターウイルスやサイバー攻撃の手法が生み出されています。

    Microsoftはこれまで、そうした新たな脅威からPCを守るための「セキュリティ更新プログラム」を毎月提供してきました。

    サポート終了後は、この更新プログラムが一切提供されなくなります。

  • 2. セキュリティ以外の更新プログラムの提供停止

    OSの動作を安定させたり、使い勝手を向上させたりするためのバグ修正や品質向上アップデートも停止します。

    小さな不具合が修正されないまま放置されることになります。

  • 3. 無償・有償テクニカルサポートの終了

    Windows 10に関する操作方法の質問や、トラブル発生時の相談など、Microsoftが提供する公式なサポートを一切受けられなくなります。

    何か問題が起きても、自力で解決するか、我々のような専門業者に頼るしかなくなります。

サポート終了後も使い続けることの深刻なリスク【3大リスク】

「更新が来なくなるだけなら、別にいいや」と考えるのは非常に危険です。

サポートが終了したOSを使い続けることには、具体的に以下のような深刻なリスクが伴います。

リスク1:ウイルス感染とサイバー攻撃の標的に

サポート終了後、もしWindows 10に新たなセキュリティ上の欠陥(脆弱性)が発見されても、それを修正するプログラムは提供されません。

攻撃者はこの「無防備な状態」を狙い撃ちしてきます。

これは、玄関の鍵が壊れているのに、そのことを告知しながら生活するようなものです。

ウイルス対策ソフトを入れていても、OS自体の脆弱性を突かれてしまっては効果が限定的です。

結果として、個人情報の漏洩、クレジットカードの不正利用、ネットバンキングの不正送金、ランサムウェアによるデータ人質化など、金銭的な被害に直結するインシデントに巻き込まれる可能性が劇的に高まります。

リスク2:ソフトウェア・周辺機器が使えなくなる

世の中のソフトウェアメーカーや周辺機器メーカーは、Microsoftのサポートが終了したOSを自社製品のサポート対象外とします。

最初は使えていたとしても、プリンターやスキャナーの新しいドライバーがWindows 10向けに提供されなくなり、ある日突然動かなくなる可能性があります。

また、普段お使いの会計ソフトやグラフィックソフト、セキュリティソフトなども、バージョンアップを重ねるうちにWindows 10では動作しなくなり、最新版への更新ができなくなる事態が想定されます。

リスク3:システムの不安定化と完全な孤立

セキュリティ以外の小さなバグも修正されなくなるため、時間の経過とともにOSの動作が不安定になっていく可能性があります。

そして、いざブルースクリーンが表示されるなどの致命的なトラブルが発生した際、頼りになるはずのMicrosoftの公式サポートはもう存在しません。

エラーメッセージを頼りにインターネットで解決策を探しても、既に情報が古くなっていたり、デマ情報に惑わされたりするリスクもあります。

完全に「孤立無援」の状態で、PCトラブルと向き合わなければならなくなるのです。

対策1:お使いのPCがWindows 11にアップグレード可能か徹底的にチェックする

Windows 10サポート終了への最も直接的でコストのかからない対策は、現在お使いのPCをWindows 11にアップグレードすることです。

しかし、すべてのPCがWindows 11に対応しているわけではありません。

まずはお使いのPCが、その「権利」を持っているかを確認する必要があります。

Windows 11の最小システム要件 - なぜ古いPCでは動かないのか?

Microsoftは、Windows 11を動作させるための「最小システム要件」を定めています。

これは、新しいOSが持つ高度なセキュリティ機能やパフォーマンスを安定して提供するための、いわば最低ラインのスペックです。

  • プロセッサ (CPU): 1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサ、またはSystem on a Chip (SoC)。具体的にはIntel第8世代Coreプロセッサ、AMD Ryzen 2000シリーズ以降などが対象です。
  • メモリ (RAM): 4GB以上。しかし、快適な動作には8GB、できれば16GB以上を強く推奨します。
  • ストレージ: 64GB以上の空き領域。
  • システムファームウェア: UEFIUnified Extensible Firmware Interfaceの略。従来のBIOSに代わる、PCの基本的な制御を行うシステム。高度なセキュリティ機能などが特徴です。、セキュアブート対応。
  • TPM: トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM)パスワードや暗号化キーなどの重要な情報をハードウェアレベルで安全に格納・管理するためのセキュリティチップです。 バージョン2.0。これが最大の関門です。
  • グラフィックスカード: DirectX 12以上に対応し、WDDM 2.0ドライバーを搭載。
  • ディスプレイ: 対角サイズ9インチ以上、8ビットカラーの高解像度 (720p) ディスプレイ。

多くの方がつまずくのが「TPM 2.0」です。

これは、PCのマザーボードに搭載されている物理的、またはCPUに内蔵された仮想的なセキュリティチップで、Windows 11の根幹をなすセキュリティ機能(デバイスの暗号化や生体認証など)に必須の要素です。

比較的新しいPC(目安として2018年以降)の多くはこれを搭載していますが、それ以前のモデルでは非搭載、または初期設定で無効になっている場合があります。

【公式ツール】「PC正常性チェック」アプリの正しい使い方と結果の見方

お使いのPCがこれらの複雑な要件を満たしているかを手軽に確認できる公式ツールが「PC正常性チェック」アプリです。

  1. 1. Microsoftの公式サイトで「PC正常性チェックアプリ」を検索し、ダウンロード・インストールします。
  2. 2. アプリを起動し、「Windows 11の概要」セクションにある「今すぐチェック」ボタンをクリックします。
  3. 3. 数秒でチェックが完了し、結果が表示されます。

「このPCはWindows 11の要件を満たしています」と表示されれば、アップグレード可能です。

もし「このPCは現在、Windows 11のシステム要件を満たしていません」と表示された場合は、「すべての結果を表示」をクリックすることで、どの項目が要件を満たしていないのか(例:「このPCはセキュアブートをサポートしている必要があります」「TPM 2.0がこのPCでサポートされ、有効になっている必要があります」など)を具体的に確認できます。

【上級者向け】BIOS/UEFI設定でTPMとセキュアブートを有効化する方法

「PC正常性チェック」でTPMやセキュアブートが原因と表示された場合でも、PC自体は対応していて、単に初期設定で無効になっているだけのケースがあります。

その場合は、PCのBIOS/UEFIPCの電源投入時に一番最初に起動し、OSを立ち上げるための基本的な設定や管理を行うプログラムです。設定画面から有効化することで、アップグレード可能になることがあります。

まず、PCを再起動し、メーカーロゴが表示されている間に特定のキー(PCメーカーにより`F2`、`F10`、`Delete`キーなどが一般的)を連打してBIOS/UEFI設定画面に入ります。

設定画面は英語表記が多いですが、以下の項目を探して「Enabled(有効)」に変更します。

  • TPMの有効化:

    Intel製CPUの場合は「Security」や「Advanced」タブの中に「Intel Platform Trust Technology (PTT)」や「TPM Device」といった項目があります。

    AMD製CPUの場合は「fTPM」や「AMD CPU fTPM」といった項目を探します。

  • セキュアブートの有効化:

    「Boot」や「Security」タブの中に「Secure Boot」という項目があります。

    これを「Enabled」に変更します。

警告:BIOS/UEFIの設定変更は、PCの動作に直接影響を与える高度な操作です。

誤った設定を行うと、PCが起動しなくなる可能性があります。

操作に自信がない、または該当する項目が見つからない場合は、無理せず我々のような専門家にご相談ください。

対策2:Windows 11へのアップグレード - 3つの実行方法と注意点

PCがWindows 11の要件を満たしていることを確認できたら、いよいよアップグレードを実行します。

アップグレードにはいくつかの方法がありますが、実行前には必ず、万が一に備えて重要な個人ファイル(ドキュメント、写真、メールなど)を外付けHDDやクラウドストレージにバックアップしておきましょう。

方法1:Windows Update経由でのアップグレード【最も簡単・推奨】

Microsoftが最も推奨している安全な方法です。

「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開きます。

お使いのPCが準備完了と判断されると、「Windows 11へのアップグレードの準備ができました」というメッセージと共に「ダウンロードしてインストール」ボタンが表示されます。

これをクリックし、画面の指示に従うだけで、データや設定の大部分を引き継いだままアップグレードが完了します。

方法2:Windows 11インストールアシスタントの使用

Windows Updateにアップグレード通知がなかなか表示されない場合や、自分の好きなタイミングで実行したい場合には、この方法が有効です。

Microsoftの「Windows 11をダウンロードする」ページにアクセスし、「Windows 11 インストール アシスタント」をダウンロードして実行します。

PC正常性チェックアプリが自動で実行された後、画面の指示に従って進めるだけで、Windows Update経由とほぼ同様のアップグレードが可能です。

方法3:インストールメディアからのクリーンインストール【上級者向け】

PCの動作が不安定だったり、心機一転クリーンな環境で始めたいりする場合には、クリーンインストールが最適です。

「Windows 11をダウンロードする」ページから「Windows 11 のインストール メディアを作成する」ツールをダウンロードし、8GB以上の空のUSBメモリを使って起動可能なインストールメディアを作成します。

作成したUSBメモリからPCを起動し、Windows 11のセットアップ画面で、既存のパーティションをすべて削除してから新規にインストールを行います。

この方法は、PC内のデータ、アプリケーション、設定がすべて消去されるため、完璧なバックアップが必須ですが、最も安定したパフォーマンスが期待できる究極のアップグレード方法です。

対策3:PCの買い替え - Windows 11移行を機に快適な環境を手に入れる

お使いのPCがWindows 11の要件を満たしていない場合、あるいは満たしてはいても性能的に厳しい場合は、PC自体の買い替えが最も賢明な選択となります。

買い替えを判断すべき明確な基準

無理にアップグレードを試みるよりも、買い替えた方が結果的に幸せになれるケースは多いです。

  • 1. 最小システム要件を物理的に満たしていない: これが最も明確な理由です。

    特にTPM 2.0非対応のPCは、買い替えるしかありません。

  • 2. スペックが要件ギリギリ: Intel第8世代CPUやメモリ4GBなど、要件をかろうじて満たしているPCでは、Windows 11は快適に動作しない可能性があります。

    OSは動いても、普段使うアプリが重くては意味がありません。

  • 3. 購入から5年以上経過している: PCの寿命は一般的に5年程度と言われています。

    CPUやメモリだけでなく、ストレージ(SSD/HDD)やバッテリー、液晶ディスプレイなどの部品も経年劣化します。

    OS移行を機に、ハードウェアも一新するのが得策です。

2025年最新PCの選び方 - 注目すべきスペックとトレンド

せっかく買い替えるなら、将来数年間、快適に使えるPCを選びたいものです。

2025年現在のPC選びでは、以下の点に注目しましょう。

CPU: AI処理を専門に行うNPU (Neural Processing Unit)AIに関連する計算を専門に行うプロセッサー。ビデオ会議での背景ぼかしやOSのAI機能などを、CPU本体に負荷をかけず高速に実行できます。を搭載したモデルがトレンドです。

Intelの「Core Ultra」シリーズや、AMDの「Ryzen 8040」シリーズ以降を搭載したPCは、将来のAI活用を見据えた賢い投資となります。

メモリ: Windows 11と最新のアプリケーションを快適に使うには、最低でも16GBが新常識です。

複数のアプリを同時に使うことが多いなら、32GB搭載モデルを選ぶとストレスがありません。

ストレージ: 高速な「NVMe SSD」は必須です。

容量は、OSやアプリの肥大化を考慮すると、最低でも512GB、安心して使うなら1TBをおすすめします。

高品質な中古PCという選択肢

最新スペックは魅力的ですが、予算も重要です。

そこで有力な選択肢となるのが「高品質な中古PC」です。

数年前に法人向けにリースされていた高性能なビジネスPCなどは、Windows 11の要件を余裕で満たし、かつ耐久性も高いモデルが多く存在します。

私たちのようなPC専門店では、専門スタッフが徹底的にクリーニング、点検、OSのクリーンインストールを行った上で、保証を付けて販売しています。

新品の半額以下の予算で、同等以上の快適な環境を手に入れることも十分に可能です。

大切なのは、信頼できる販売店から、適切な保証が付いた製品を選ぶことです。

【最後の手段】拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)とは?

最後に、どうしてもWindows 10を使い続けなければならない特殊な事情がある方向けの、最後の延命措置について触れておきます。

それが「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」です。

これは、年間契約の有償プログラムで、契約期間中のみセキュリティ更新プログラムの提供を最大3年間(2028年10月まで)延長できるというものです。

しかし、これは基本的には、特定の業務用ソフトウェアがWindows 11に対応しておらず、移行に時間が必要な法人向けのサービスです。

個人ユーザーが利用するには、コストが非常に高額(年々価格が倍増していく仕組み)である上、あくまでセキュリティ更新のみの提供で、ソフトウェアの非対応といった問題は解決しません。

個人ユーザーにとっては、ESUの費用で新しいPCが購入できてしまうケースがほとんどです。

特別な理由がない限り、ESUは選択肢に入れるべきではない、と私たちは考えています。

まとめ

目前に迫ったWindows 10のサポート終了は、決して恐れるべきイベントではありません。

むしろ、お使いのPCのセキュリティとパフォーマンスを見直し、より安全で快適なデジタルライフへとステップアップするための絶好の機会と捉えるべきです。

  1. 1. 現状を把握する:

    まず「PC正常性チェック」アプリで、お使いのPCがWindows 11にアップグレード可能かを確認しましょう。

    もしTPMなどが無効な場合は、BIOS/UEFIからの有効化に挑戦する価値があります。

  2. 2. 最適な対策を選択する:

    アップグレード可能なら、データのバックアップを万全にした上で、Windows Updateなどから実行します。

    要件を満たさない、またはPCが古い場合は、将来を見据えたPCへの買い替えを検討しましょう。

  3. 3. 行動を起こす:

    サポート終了日の2025年10月14日は、もう目前です。

    問題を先延ばしにせず、今日から具体的な行動を開始することが、あなたの大切なデータを守ることに繋がります。

Windows 11へのアップグレード作業、新しいPCの選定、データの移行など、どのステップにおいても不安や疑問があれば、私たち専門家がいます。

お客様一人ひとりの状況に合わせ、最適な解決策をご提案させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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