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2025.11.21

パソコンは“ヤマダ電機”で捨てられる?大手家電量販店4社のPC処分・リサイクル方法を徹底比較!料金・データ消去の有無まとめ

ノートパソコンのお役立ち情報

記事の最終更新日:2025年10月27日

質問するスト子
スト子

ピー太さん、家の大掃除をしていたら、もう何年も使っていない古いノートパソコンが出てきたんです。パソコンって普通のゴミには捨てられないって聞きますけど、じゃあどうすればいいんでしょう?

近所のヤマダ電機みたいな大きな家電量販店に持っていけば、引き取ってくれたりするのでしょうか?でも一番心配なのが、パソコンの中に残っている個人情報です。写真とか住所録とか…。そのまま引き渡して本当に大丈夫なのか不安で…。

解説するピー太
ピー太

その視点、PCを処分する上で最も重要なポイントですよ。結論から言うと、はい、ヤマダ電機をはじめとする多くの大手家電量販店でパソコンを処分することは「**可能**」です。

しかしスト子さんが懸念されている通り、その「**処分方法**」と「**データ消去の扱い**」は各社で全く異なるのです。それは例えるなら、引っ越しの荷造りのようなもの。「無料で運びますよ」という業者もいれば、「有料ですが貴重品も安全に運びます」という業者もいる。

最も重要なお客様の「個人情報」という荷物をどう扱うか。そのサービス内容を知らずに安易に預けてしまうのは非常に危険です。この記事ではプロの視点から、大手家電量販店4社のPC処分サービスを徹底的に比較・分析し、お客様が本当に安心して「さよなら」できる最適な方法を見つける手助けをします。

PC処分の哲学:それは「捨てる」のではなく、法に則って「正しく再資源化する」義務である

まず大前提として、パソコンは自治体の粗大ゴミや不燃ゴミとして「**捨てることはできません**」。これは「**資源有効利用促進法**」という法律によって定められた、私たち消費者の「義務」です。

PC内部には金や銅といった貴重な資源が含まれていると同時に、鉛などの有害物質も含まれているため、メーカーが責任を持って回収し再資源化(リサイクル)することが義務付けられているのです。その公式なルートは以下の3つです。

  1. PCメーカーに直接回収を依頼する。
  2. 自治体が連携する回収業者に依頼する。
  3. そして今回私たちが注目する、家電量販店などの「回収窓口」に持ち込む。

家電量販店は、その店舗網を活かしてメーカーの代わりに回収の窓口となってくれている便利な存在です。しかし忘れてはならないのが、法律はPCの「物理的な処分」について定めているだけで、その中に残された「**データ**」の扱いについては何も保証してくれないという事実です。お客様の個人情報を守る最後の責任は、あなた自身にあるのです。


第一章:大手4社のサービス徹底比較 - 料金、データ消去、方法の違い

それでは、主要な大手家電量販店4社のサービスを具体的に比較していきましょう。(※注釈:情報は2025年10月現在のものです。最新の情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。)

① ヤマダ電機:提携業者による「無料宅配回収」が基本

  • 料金: PC本体が含まれる回収であれば**無料**。
  • データ消去: **ユーザーの自己責任**。有料オプション(3,000円程度~)でデータ消去証明書付きのサービスを申し込むことも可能。
  • 方法: 提携先の「リネットジャパンリサイクル」のウェブサイトから申し込み、段ボールに梱包して宅配業者に引き渡す「**宅配回収**」が基本です。店舗での直接の持ち込み回収は原則として行っていません。
  • 対象品目: PC本体と一緒にモニターやキーボード、さらには他の小型家電(掃除機、ドライヤーなど)も**無料で同梱可能**なのが大きな魅力です。

② ビックカメラグループ(コジマ・ソフマップ含む):「持ち込み」も「宅配」もOK

  • 料金: PC本体の回収は**無料**。
  • データ消去: **ユーザーの自己責任**。こちらも有料オプションでリネットジャパンのデータ消去サービスが利用可能です。特筆すべきは、一部店舗では有料で「**目の前でのHDD物理破壊サービス**」を提供している点です。
  • 方法: 全国のビックカメラ、コジマ、ソフマップの店舗に直接「**持ち込み**」が可能。予約も不要です。もちろん、ヤマダ電機と同様の「**宅配回収**」も選べます。
  • 対象品目: 非常に幅広く、PC関連機器から多くの小型家電まで回収の対象となっています。

③ ヨドバシカメラ:独自の「有料回収」サービス

  • 料金: **有料**。PC本体の場合、「小型家電リサイクル券(1,950円 税込)」を購入する必要があります。
  • データ消去: **完全にユーザーの自己責任**。公式なデータ消去サービスは提供されていません。
  • 方法: 店舗のサービスカウンターへの「**持ち込み**」のみ。
  • 対象品目: PC以外にも多くの小型家電が対象です。

④ ケーズデンキ:シンプルで分かりやすい「有料回収」

  • 料金: **有料**。PC本体は1台あたり「1,100円(税込)」と明確です。
  • データ消去: **完全にユーザーの自己責任**。公式なデータ消去サービスはありません。
  • 方法: 店舗への「**持ち込み**」のみ。
  • 対象品目: PC、モニター、プリンターなどPC関連機器が中心です。

第二章:比較から見える「最適解」と最大の「落とし穴」

この比較から見えてくる重要なポイントは何でしょうか。

「無料」の甘い響きの裏側

ヤマダ電機やビックカメラが提供する「無料回収」は、国の認定事業者である「リネットジャパンリサイクル」との提携によって実現されています。これは非常に便利で魅力的なサービスですが、その「無料」の範囲には**原則としてデータ消去は含まれていない**という事実を忘れてはいけません。データを消さずにそのまま引き渡すことは、お客様の個人情報を第三者の善意に委ねるという、極めてリスクの高い行為です。

究極の選択:処分か? それとも資産の現金化か?

家電量販店での処分は、あくまで「**廃棄**」が目的です。しかし、もしお客様のPCがまだ数年以内のモデルで正常に動作するのであれば、それは「ゴミ」ではなく価値のある「**資産**」かもしれません。ここで登場するのが、私たちPC STOREのような「**中古PC買取専門店**」という選択肢です。

私たちは、お客様のPCを「廃棄物」としてではなく「商品」として査定します。

  • メリット①:価値の現金化: 処分費用がかかるどころか、逆に数千円、数万円の臨時収入が得られる可能性があります。
  • メリット②:プロによるデータ消去: 私たちは専用のソフトウェアを使い、データを復元不可能なレベルまで完全に消去し、ご希望に応じて「データ消去作業完了証明書」も発行します。これは家電量販店の有料オプションと同等あるいはそれ以上の安心感です。
  • メリット③:手間の削減: 無料の宅配キットに詰めて送るだけ。査定から入金まで全て自宅で完結します。

まとめ:PCの「さよなら」は計画的に

古いPCとの別れは寂しいものですが、その最後の手続きを正しく行うことが、お客様の未来の安心を守ります。あなたの状況に合わせた最適な「別れ方」を見つけるための、最後の判断基準です。

  1. 「データ消去」は自己責任が大原則: 家電量販店の無料回収を利用するなら、必ず事前に自分自身でデータを完全に消去する。
  2. 手軽さを求めるなら「ヤマダ」「ビック」の宅配回収: PC以外の小型家電も一緒に処分できるメリットは大きい。
  3. 目の前の安心を買うなら「ビック」の物理破壊: 有料だが、目の前でハードディスクが破壊される様子は何物にも代えがたい安心感を与える。
  4. 究極の最適解は「買取」という選択肢: まだ価値のあるPCなら「処分」という発想を捨てる。専門業者に「買い取ってもらう」ことで、金銭的なメリットと最高レベルのセキュリティを同時に手に入れる。

私たちPC STOREは、お客様の大切なPCの「第二の人生」を見つけるお手伝いをしています。処分に迷ったら、ぜひ一度私たちの無料査定をお試しください。あなたの古いPCが、思わぬ「宝物」に変わるかもしれませんよ。

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