パソコンの延長保証は必要?保証の考え方やポイントを解説
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Q:「パソコンを購入する際に保証をつける必要がある?」「パソコンをできるだけ価格を抑えて購入したい」パソコンを購入する際は、メーカー保証に加え、延長保証に入れるケースが多いです。パソコン自体が高額なので、購入時の出費を抑えたいという気持ちがあり、保証をつけるのをためらう方もいるでしょう。
A:ただし、パソコンの修理費用は予想以上に高額なので、長い目で見ると、延長保証を付けるのがお得になることもあります。パソコンの故障確率や保証に関する情報収集をした上で、対応することが大切です。本記事では、パソコンの延長保証について解説しますので、参考にしてください。
1.一般的なパソコンの保証内容
パソコンを購入すると通常保証がつきますが、どのような内容になっているか把握しておくことが大切です。
パソコンの保証内容は、標準保証は1~3年となっているケースが多いですが、延長保証として有料で3~5年に延長できることもあります。
ただし、故障に関しては全て対象というわけでなく、保証の対象外となる状況もあります。
たとえば、以下のような状況では保証対象外となるケースが多いです。
・保証書をなくしてしまった
・環境の悪い場所で使用した場合の故障
・個人でソフトなどを導入した場合の不具合
・自然災害による故障
・水漏れによる故障
・ウイルス感染
・バッテリーの消耗
・落下による故障
・不適切な使用による故障
一般的な保証の対象になるのは保証書がある場合であり、初期故障や通常使用のもとでの故障と言われています。
2.パソコンが故障しやすいタイミング
パソコンの保証を検討する際は、故障しやすいタイミングを把握しておくことが大切です。
パソコンは初期不良を除くと、寿命に達したタイミングで故障することが多いです。
購入から1年未満で壊れる場合は初期不良なので、初期不良で故障した場合はメーカー保証を利用できるのが一般的です。
3年以内は、原因不明の偶然の故障が多いですが、初期不良のないパソコンの場合、3年以内の故障の確率は低いと言われています。
3年以降は、パソコンの寿命に達した場合の故障が多いです。
そのため、パソコンの保証を利用することが多いのは3年以降であり、3年のみの保証では不十分ということになります。
メーカー保証が3年ついていたとしても、故障した場合に保証が受けられないことが多いので、3年以上の延長保証を利用するのがおすすめです。
3.パソコンの延長保証がおすすめの方
パソコンの延長保証を迷う場合、以下のような方は延長保証を利用するのがおすすめです。
(1)購入するパソコンが高額な場合
購入するパソコンが高額で数十万円の価格のものの場合、延長保証を付けるのがおすすめです。
というのも、パソコンの値段が高額な場合、故障した際、新しいもののを購入するのではなく長く使いたいでしょう。
また、高額なパソコンは修理費用も高くなりがちなので、延長保証に入っておくのが安心です。
(2)大きな出費を避けたい場合
パソコンが日常の必需品となっている場合、故障すると大きな出費が発生します。
パソコンの修理費用は高額になることが多いので、保証がきかないと、数十万円の出費となることもあります。
パソコンが壊れやすい3年以上の延長保証をつけておくと、故障した場合の出費の負担がないのがポイントです。
(3)パソコンを安心して使用したい場合
パソコンを安心して使用したい場合も、延長保証をつけるのがおすすめです。
延長保証がない場合、パソコンが壊れやすいタイミングでの保証がないので、壊れた場合の不安を抱えることになります。
パソコンに詳しくなく、壊れた場合にどのような対処をすれば良いか分からない方も、延長保証を利用するのが安心です。
4.パソコンは5年の延長保証を付けるのがおすすめ
パソコンは、短期間で買い替える予定がないのであれば、5年の延長保証を付けるのがおすすめです。
パソコンの延長保証をおすすめする理由について解説します。
(1)パソコンには当たり外れがあるので保証付きが安心
パソコンには当たり外れがあるので、保証を付けておくのが安心です。
というのも、パソコンにはハードディスクやメモリ、液晶など様々な精密機器が使用されており、長年使用していると劣化します。
また、精密機器は当たり外れがあり、使用方法や使用期間に関わらず、故障することがあると言われています。
壊れない場合は5年以上問題なく使用できることがありますが、外れの場合は数年で故障することもあります。
そのため、万一の場合の大きな出費を避けられるよう、延長保証を付けておくのが安心です。
(2)パソコンの修理費用は高額になりやすい
パソコンの修理費用は高額になりやすく、数万円かかるケースがほとんどです。
そのため、保証がない時期に壊れ全額自己負担となる場合、修理をあきらめる方も多いです。
実際に、高額な修理費用がかかるのであれば買い替えるのとあまり変わらないと感じるケースもあります。
高品質のパソコンを購入した場合、修理費用の負担が大きすぎて手放すのはもったいないでしょう。
延長保証は購入段階で入るのをためらうこともありますが、長い目で見るとお得になることもあります。
(3)パソコンの延長保証は5年が多い
パソコンは購入段階で保証に入るかを選択するケースが多いですが、延長保証は5年保証となっているケースが多いです。
通常の初期故障はメーカー保証の1年間で対応できますが、長期使用した場合の保証に対応するには、5年の保証がある方が安心です。
なお、メーカーの延長保証が5年が標準となっているのは、5年を超えるとパソコンの故障頻度が高まること、新しいスペックを求めて5年程度で買い替える方が多いことが理由として考えられます。
(4)10万円以上のパソコンは長期保証に加入する目安になることが多い
パソコンの長期保証に関しては迷う方が多いですが、10万円以上になると加入を検討する方が増えると言われています。
延長保証は購入価格の10%などと設定されていることが多いので、高額なパソコンほど保証料金は高くなりがちですが、長期使用を考えている場合1年当たりに換算するとお得に感じるケースもあります。
安価なパソコンは壊れた場合は買い替えを前提としている方もいますが、10万円以上の高性能のパソコンの場合は手放すのももったいないので、延長保証に加入する一つの目安になります。
まとめ
パソコンには初期不良に対応する標準のメーカー保証に加え、延長保証に加入できるようになっているケースが多いです。
パソコンは高額な買い物なので、長い目でみると延長保証を利用するのが安心です。
パソコンの修理費用は予想外に高く、保証を付けていないと買い替えるのとあまり変わらないと感じてあきらめる方も多くいます。
高額なパソコンを購入する場合は、壊れた場合に使用継続できないのはもったいないので、延長保証を付けておくことをおすすめします。
延長保証に関しては、3年経過後に壊れることも多々あるので、5年保証が安心です。
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