バックアップ
念のため。
-
対象
大切なデータ。 -
先に
外付け等へ控え。
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最終更新日:2026年6月19日
Windows トラブル解決ガイド
Windowsの動きがおかしい、エラーが出る。原因がシステムファイルの破損なら、「SFC」と「DISM」という、Windows標準の修復コマンドで、自分で直せることがあります。ただ、正直にお伝えすると、これで必ず直るわけではありません。実行の順序や、管理者権限といった前提もあります。この記事では、2つのコマンドの役割と、正しい実行順序、そして直らないときの判断までを、安全に配慮して正直に解説します。専門用語には折りたたみの用語解説をつけました。
Windowsの調子が、なんだか変で…。エラーが出たり、動きがおかしかったり。システムが壊れちゃったんでしょうか?SFCとDISMっていうコマンドで直せるって聞きました。でも順番とか、難しそうで不安です。
SFCとDISMは、Windowsに標準で入っている、安全な修復コマンドだよ。順序が大事なんだ。①管理者として開いて、まず sfc /scannow ②それで直らなければ、DISMで土台を修復 ③もう一度 sfc。ただし、これで必ず直るとは限らないから、念のため、大切なデータは先にバックアップしておこう。順番に教えるね。
結論
Windowsには、システムファイルの破損を修復する、2つの標準コマンドがあります。一つは「SFC(システムファイルチェッカー)」。個々のシステムファイルの破損をスキャンして、修復します。もう一つは「DISM」。SFCが修復に使う「土台」となるWindowsイメージの破損を、Windows Updateを通じて修復します。例えるなら、DISMが修復の元になる正しい部品庫を整え、SFCがその部品を使って、壊れたファイルを直す、という関係です。
正しい実行順序は、一般に次のとおりです。まず、管理者として `sfc /scannow` を実行します。これで直れば完了です。もし「修復できない破損ファイルが見つかった」など、直らない場合は、次に `DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth` を実行して、土台を修復します。そのうえで、もう一度 `sfc /scannow` を実行すると、整った土台を使って、ファイルが修復されます。ただ、正直にお伝えすると、この手順を踏んでも、必ず直るとは限りません。破損が深刻な場合や、原因がシステムファイルでない(ハードの故障など)場合は、これでは直らないこともあります。だからこそ、実行する前に、大切なデータはバックアップしておくことが大切です。そして、直らないときは、無理に高度なコマンドに手を出さず、初期化や、専門家への相談を検討するのが安全です。この記事で、手順と判断を、順に解説します。

まず、2つのコマンドが、それぞれ何をするのかを知っておきましょう。役割の違いがわかると、なぜこの順序なのかが、理解できます。
SFC(システムファイルチェッカー)は、Windowsの個々のシステムファイル(プログラムの部品にあたる、.dll や .exe など)をスキャンし、破損や不足を見つけて、正しいものに修復します。一方、DISMは、SFCが修復に使う「元データ」にあたる、Windowsイメージ(コンポーネントストア)の健全性を修復します。もし、この元データ自体が壊れていると、SFCを実行しても、修復に使う正しいファイルが手に入らず、「直せませんでした」となってしまいます。
つまり、両者には階層関係があります。DISM(上位)がWindowsイメージという土台を修復し、その健全な土台を使って、SFC(下位)が個々のファイルを修復する、という流れです。だから、SFCで直らないときに、DISMで土台を整えてから、もう一度SFCを行うと、うまくいくことがあるのです。この関係を押さえておくと、手順の意味がわかります。Windowsのトラブル対処を幅広く知りたい方は、パソコンのトラブルの簡単な解決と予防もあわせてどうぞ。
「SFC」は「System File Checker(システムファイルチェッカー)」の略で、Windowsの保護されたシステムファイルをスキャンし、破損や不足があれば、正しいものに修復するコマンドです。`sfc /scannow` の形で使います。「DISM」は「Deployment Image Servicing and Management(展開イメージのサービスと管理)」の略で、Windowsのシステムイメージ(コンポーネントストア)の破損を修復するコマンドです。`DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth` の形で、Windows Updateを通じて、修復に必要な正しいファイルを入手して修復します。SFCがファイル単位、DISMがその土台、という役割分担です。

コマンドを実行する前に、2つの準備をしておきましょう。これを守ると、安全に、そしてスムーズに進められます。
念のため。
権限が必要。
余裕をもつ。
第一に、バックアップです。SFCやDISM自体は、データを消す操作ではありませんが、システムが不安定なときの作業なので、念のため、大切なファイルは、外付けドライブやクラウドに控えておくと安心です。第二に、管理者権限です。これらのコマンドは、必ず「管理者として実行」したコマンドプロンプト、またはPowerShellで行う必要があります。通常の権限では、システムファイルにアクセスできず、修復できません。スタートボタンを右クリックして「ターミナル(管理者)」や「Windows PowerShell(管理者)」を選ぶと、管理者として開けます。処理には数分以上かかることがあるので、ノートPCは電源につないでおきましょう。バックアップの方法はパソコンのデータ移行ガイドも参考になります。
「管理者として実行」は、システムを変更する権限を持った状態で、アプリやコマンドを動かすことです。SFCやDISMは、システムファイルを修復するため、この権限が必要です。「コマンドプロンプト」と「PowerShell(ターミナル)」は、どちらも、文字でコマンドを打ち込んで、PCを操作するためのツールです。SFCもDISMも、どちらのツールからでも実行できます。スタートボタンを右クリックして表示されるメニューから「ターミナル(管理者)」などを選ぶと、管理者権限で開けます。画面上部に「管理者」と表示されていることを確認してから、コマンドを入力しましょう。

では、修復を始めます。最初に行うのは、SFCです。多くの場合、これだけで直ることもあるので、まずは試してみましょう。
管理者として開いたコマンドプロンプト(またはPowerShell)に、次のように入力して、Enterキーを押します。sfc /scannow
「sfc」と「/scannow」の間には、半角スペースが入ります。実行すると、システムのスキャンが始まり、進行状況がパーセントで表示されます。完了まで、数分から十数分ほどかかることがあります。検証が100%完了するまで、ウィンドウは閉じないでください。
完了すると、結果が表示されます。「Windows リソース保護は、破損したファイルを検出し、正常に修復しました」と出れば、修復成功です。再起動して、調子を確認しましょう。「整合性違反を検出しませんでした」なら、システムファイルに破損はなかった、ということです。問題は別の原因かもしれません。一方、「破損したファイルを検出しましたが、一部を修復できませんでした」と出た場合は、SFCだけでは直せなかったということなので、次の手順(DISM)に進みます。このメッセージの確認が、次に何をするかの判断材料になります。
`sfc /scannow` を実行すると、結果がメッセージで表示されます。代表的なものは3つです。「破損したファイルを検出し、正常に修復しました」は、破損が見つかり、直せた状態です。再起動して確認します。「整合性違反を検出しませんでした」は、システムファイルに破損がなかった状態で、不調の原因は別にある可能性があります。「破損したファイルを検出しましたが、一部を修復できませんでした(修復できませんでした)」は、SFCだけでは直せなかった状態で、この場合に、次のDISMによる土台の修復を行います。メッセージによって、次の行動が変わるので、よく読みましょう。

SFCで「修復できなかった」と出たら、次はDISMで、土台となるWindowsイメージを修復します。SFCが正しく働くための、下ごしらえです。
同じく管理者として開いたコマンドプロンプト(またはPowerShell)に、次のように入力して、Enterキーを押します。DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
各オプションの「/」の前には、半角スペースが入ります。このコマンドは、Windows Updateを通じて、修復に必要な正しいファイルを入手し、Windowsイメージの破損を修復します。そのため、実行中はインターネットに接続しておく必要があります。処理は、SFCより時間がかかることがあり、途中で進行が止まったように見えても、しばらく待ちましょう。「復元操作は正常に完了しました」と表示されれば成功です。
注意点です。DISMはWindows Updateを使うため、ネット接続が必要です。また、進行状況の表示が、20%あたりでしばらく止まって見えることがありますが、故障ではないので、強制終了せず待ちましょう。なお、コマンドは正確に入力することが大切です。スペースの位置や、つづりを間違えると、正しく動きません。コピー&ペーストする場合も、余計な文字が混ざらないよう注意してください。そして、ここでお伝えしておきたいのが、ネット上で見かける、より高度なコマンド(オフラインでの実行や、ドライブを指定する複雑なもの)には、自信がなければ手を出さないことです。誤ると、かえってトラブルを招くことがあります。Windows Updateがうまくいかない場合はWindows Updateが進まないときの対処も参考になります。
「DISM」の `/Online /Cleanup-Image /RestoreHealth` というコマンドは、現在動いているWindows(/Online)の、システムイメージの健全性を回復(RestoreHealth)する、という意味です。「コンポーネントストア」は、Windowsが、自分自身を修復・更新するために使う、正しいシステムファイルの保管庫のようなものです。ここが壊れていると、SFCが修復に使う正しいファイルを取り出せません。DISMは、Windows Updateを通じて、このコンポーネントストアの破損を修復します。そのため、DISMの実行には、インターネット接続が必要です。土台であるコンポーネントストアが健全になって初めて、SFCが正しく機能します。

DISMで土台を修復したら、仕上げに、もう一度SFCを実行します。これで、整った土台を使って、ファイルの修復が完了します。
DISMが「正常に完了しました」と終わったら、続けて、もう一度、次のコマンドを実行します。sfc /scannow
今度は、DISMによってWindowsイメージ(土台)が健全になっているので、先ほどは「修復できませんでした」となったファイルも、正しく修復される可能性が高まります。完了して、「破損したファイルを検出し、正常に修復しました」と表示されれば、一連の修復は成功です。最後に、PCを再起動して、不調が解消したかを確認しましょう。
この「SFC→DISM→SFC」という順序が、システムファイル修復の、基本の流れです。なお、最初から不調が深刻だと分かっている場合は、いきなりDISMから始めて、その後にSFCを行う、という進め方でも構いません。いずれにせよ、DISMで土台を整えてからSFCで仕上げる、という関係は同じです。ここまで行っても不調が続く場合は、次の章のとおり、別の対処を考えます。一通り試して直ったら、再発防止のため、Windows Updateを最新に保っておくとよいでしょう。

最後に、正直にお伝えしたいことです。SFCとDISMを試しても、直らないことがあります。そのときに、どう判断するかが、大切です。無理は禁物です。
これらのコマンドは、あくまで「システムファイルの破損」を直すものです。ですから、不調の原因が、それ以外(ハードウェアの故障、ドライバーの問題、アプリの不具合、ストレージの寿命など)にある場合は、SFCやDISMでは直りません。また、システムファイルの破損が深刻すぎる場合も、修復しきれないことがあります。これらを試しても改善しないときは、原因が別にあるか、より深刻だと考えられます。
正直にお伝えすると、ここで、ネット上のさらに高度で危険なコマンドを、自信のないまま試すのは、おすすめしません。かえって状況を悪化させることがあります。直らない場合の現実的な選択肢は、第一に、データをバックアップしたうえでの、Windowsの初期化(再インストール)。第二に、専門の修理業者や、メーカーサポートへの相談です。とくに、異音がする、電源が不安定、といったハードの故障が疑われる症状があるなら、コマンドでは直らないので、早めにプロに相談しましょう。中古PCで、修理費が高くつく場合は、状態の良い個体への買い替えも、現実的な選択肢になります。初期化を検討する場合はWindowsのクリーンインストールもどうぞ。
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一般には、まずSFCからです。最初に `sfc /scannow` を実行し、それで直れば完了です。もし「修復できませんでした」と出たら、次にDISM(`DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth`)で土台を修復し、そのうえで、もう一度 `sfc /scannow` を実行します。SFC→DISM→SFCという順序です。DISMがSFCの土台を整えるため、この順番が効果的です。なお、不調が深刻だと分かっている場合は、最初からDISMを実行し、その後にSFCを行っても構いません。
「管理者として実行」したコマンドプロンプト、またはPowerShell(ターミナル)に入力します。スタートボタンを右クリックして、「ターミナル(管理者)」や「Windows PowerShell(管理者)」を選ぶと、管理者権限で開けます。通常の権限で開いたものでは、システムファイルにアクセスできず、修復できないので注意してください。画面に「管理者」と表示されていることを確認してから、`sfc /scannow` などのコマンドを正確に入力し、Enterキーを押します。スペースの位置にも気をつけましょう。
SFCやDISM自体は、個人のデータを消す操作ではありません。これらは、Windowsのシステムファイルを修復するコマンドで、写真や文書といった個人のファイルを削除するものではありません。ただし、システムが不安定な状態での作業ですし、万が一に備える意味でも、実行前に、大切なデータを外付けドライブやクラウドにバックアップしておくことを、おすすめします。とくに、すでにPCの調子がかなり悪い場合は、作業の前に、まずデータの保護を優先しましょう。
多くの場合、故障ではありません。DISMは、進行状況の表示が、20%あたりなどで、しばらく止まって見えることがよくあります。実際には処理が続いているので、強制終了せず、しばらく待ってください。完了まで、SFCより時間がかかることがあります。なお、DISMはWindows Updateを通じて修復ファイルを入手するため、インターネットに接続している必要があります。接続を確認し、完了の表示(「復元操作は正常に完了しました」)が出るまで、ウィンドウは閉じずに待ちましょう。
原因が別にあるか、破損が深刻な可能性があります。SFCとDISMは、システムファイルの破損を直すものなので、ハードウェアの故障、ドライバーやアプリの問題、ストレージの寿命など、別の原因による不調は直せません。これらを試しても改善しない場合は、ネット上の高度で危険なコマンドに手を出さず、データをバックアップしたうえでのWindowsの初期化や、専門業者・メーカーサポートへの相談を検討しましょう。異音や電源の不安定などハードの故障が疑われるなら、早めにプロに相談するのが安全です。

Windowsのシステムファイルの破損は、標準コマンドの「SFC」と「DISM」で、自分で修復できることがあります。SFC(システムファイルチェッカー)が個々のファイルを直し、DISMがその土台となるWindowsイメージを直す、という役割分担です。正しい順序は、まず管理者として `sfc /scannow` を実行し、直らなければ `DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth` で土台を修復し、もう一度 `sfc /scannow` を行う、という流れです。各コマンドは「管理者として実行」で、正確に入力し、完了まで待ちます。DISMはネット接続が必要です。
ただし、正直にお伝えすると、これで必ず直るわけではありません。原因がハードの故障やアプリの問題など、システムファイル以外にある場合や、破損が深刻すぎる場合は、これらでは直りません。だからこそ、実行前には、大切なデータのバックアップを。そして、直らないときは、ネット上の高度で危険なコマンドを無理に試さず、データを守ったうえでのWindowsの初期化や、専門家への相談を検討してください。異音や電源の不安定など、ハードの故障が疑われるなら、なおさらコマンドでは直らないので、早めにプロへ。SFCとDISMは、便利で安全な「最初に試す修復」ですが、万能ではありません。その線引きを知って、無理なく、安全に使ってください。
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