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最終更新日:2026年7月5日

iOSのお役立ち情報

【2026年版】iPhoneのバッテリーを長持ちさせる設定|省電力・充電の最適化・劣化を防ぐコツ

「朝は100%だったのに、夕方にはもう残りわずか」。iPhoneの充電の減りが早いと、外出先で不安になりますよね。実は、iPhoneのバッテリー消費は、設定を少し見直すだけで、改善できることが多くあります。さらに、充電のしかたを工夫すれば、バッテリーそのものの劣化を、ゆるやかにすることもできます。このページでは、iPhoneに標準で備わっている機能を使って、その日のバッテリーを長持ちさせる設定と、長く使うための充電のコツを、やさしくご紹介します。あやしいアプリは必要ありません。なお、バッテリーは消耗品なので、最後に、交換や買い替えの考え方も、正直にお伝えします。

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  • 省電力設定
  • 充電の最適化
  • 劣化を防ぐ
IT初心者の七海さん IT初心者の七海さん

iPhoneの充電が、すぐ減ってしまって…。夕方にはもう残りわずかなんです。設定で何とかなりますか?電池の持ちをよくする設定や、長く使うための充電のコツがあれば、知りたいです。

IT上級者の大介先輩 IT上級者の大介先輩

設定で、けっこう変わるよ。ポイントは3つ。①「低電力モード」や「適応型電力制御」で、消費を抑える ②「充電の最適化」で、バッテリーの劣化を防ぐ ③画面の明るさや、バックグラウンド更新を見直す。そのうえで、バッテリーは消耗品だから、年数がたって持ちが悪くなったら、交換や買い替えも選択肢だよ。順番に見ていこう。

この記事でわかること

  • まず電池の減りの原因を知る
  • 省電力モードを使う(低電力・適応型)
  • 充電の最適化で劣化を防ぐ
  • 画面とバックグラウンドの設定
  • バッテリーの状態の確認と交換の目安
  • それでも持たないとき(買い替え)

結論

設定で「その日の持ち」、充電のコツで「劣化」を抑えます

iPhoneのバッテリー対策は、2つの方向から考えると、分かりやすいです。ひとつは、「その日のバッテリーを、長く持たせる」こと。もうひとつは、「バッテリーそのものの劣化を、ゆるやかにして、長く使う」ことです。前者には、省電力の設定が効きます。手動でオンにする「低電力モード」や、新しい機種で自動調整してくれる「適応型電力制御」を使うと、消費を抑えられます。あわせて、画面の明るさを下げる、使わないアプリのバックグラウンド更新を切る、といった設定の見直しも効果的です。後者には、充電のしかたが関わります。「バッテリー充電の最適化」をオンにし、極端な使い方(0%まで使い切る、100%で長時間放置)を避けると、劣化をゆるやかにできます。

大切なのは、「設定でできること」と、「バッテリーの寿命」を、分けて考えることです。設定を見直せば、その日の持ちは、かなり改善できます。充電のコツを守れば、劣化のスピードも、抑えられます。ただし、バッテリーは消耗品です。何年も使っていると、どうしても、少しずつ劣化し、持ちが悪くなります。これは、どんな設定をしても、避けられません。ですから、この記事では、まず設定でできる改善をご紹介し、最後に、「設定では限界がある場合の、交換や買い替えの考え方」も、正直にお伝えします。まずは、できる設定から、見直していきましょう。順番に見ていきます。

iPhoneのバッテリーを長持ちさせる設定を七海が大介に相談している導入漫画
充電がすぐ減ると悩む七海さんに、大介先輩が「設定で変わる・低電力モードや適応型電力制御・充電の最適化で劣化を防ぐ・明るさやバックグラウンド更新を見直す・消耗品だから交換も選択肢」と整理します。

まず電池の減りの原因を知る

iPhoneの電池の減りの原因の確認方法を初心者向けに七海と大介がわかりやすく案内している様子

対策の前に、まず「何が電池を使っているか」を知りましょう。原因が分かれば、効く対策の順番が、見えてきます。

やみくもに設定を変える前に、まず、自分のiPhoneで、何がバッテリーを多く使っているかを、確認するのがおすすめです。iPhoneでは、「設定」アプリを開き、「バッテリー」を選ぶと、確認できます。ここでは、最近のバッテリーの使用状況がグラフで表示され、その下に、アプリごとに、どれだけバッテリーを使ったかが、表示されます。これを見ると、「思ったより、このアプリが電池を食っている」といった発見があります。たとえば、SNS、動画、ゲーム、地図アプリなどは、消費が大きくなりがちです。また、「バックグラウンド処理」と表示されているアプリは、使っていない間も、裏で動いて電池を使っている可能性があります。原因が分かれば、対策の的を、絞れます。

「バッテリー画面で、消費の大きいアプリを把握する」

この「バッテリー」画面は、対策の出発点です。消費の大きいアプリが分かれば、「そのアプリのバックグラウンド更新を切る」「使用を控える」といった、効果的な対策ができます。なお、電池の減りには、いくつかの種類があります。「もともと、その日の使い方で消費が大きい」場合は、この後ご紹介する省電力設定が効きます。一方、「最近、急に減りが早くなった」場合は、アップデート直後の一時的なものや、特定のアプリの不具合のこともあります。アップデート後に電池の減りが気になる場合は、iOSアップデートと電池のもちもあわせてご覧ください。まずは現状の把握から、始めましょう。

省電力モードを使う(低電力・適応型)

iPhoneの低電力モードと適応型電力制御の使い方を大介が七海に説明している様子

その日のバッテリーを長持ちさせる、いちばん手軽で効果的な方法が、省電力モードです。2種類あるので、使い分けましょう。

iPhoneには、バッテリーを長持ちさせる、省電力の機能があります。代表的なのが、「低電力モード」です。これをオンにすると、メールの自動取得や、アプリのバックグラウンド更新、一部の視覚効果などが、一時的に抑えられ、バッテリーの持ちが大きく改善します。「設定」→「バッテリー」からオンにできるほか、コントロールセンターにボタンを追加すると、ワンタップで切り替えられて便利です。バッテリー残量が20%以下になると、自動でオンを提案してくれますが、外出前に、予防的にオンにしておくのも効果的です。さらに、新しいiPhone(iPhone 15 Pro以降のApple Intelligence対応機種など)では、「適応型電力制御」という、新しい機能も使えます。これは、使い方を学習して、使用量が多い日に、自動でバッテリーを長持ちさせる、賢い機能です。

「低電力モードは手動、適応型電力制御は自動で調整」

2つの省電力機能は、役割が違います。「低電力モード」は、自分で手動でオンにする、いわば「節電スイッチ」です。今すぐ消費を抑えたいときに、効果を発揮します。一方、「適応型電力制御(Adaptive Power Mode)」は、iPhoneが使い方を学習し、必要なときに自動で、こまかく調整してくれる機能です(学習に数日かかります)。普段使いの賢い省電力には、こちらが向いています。この2つは、併用もできます。ただし、適応型電力制御は、対応する機種が限られます(比較的新しい機種が必要です)。お使いのiPhoneで使えるかは、「設定」→「バッテリー」→「電力モード」で確認できます。設定項目が見つからないときは、設定の検索欄で「電力モード」と検索すると、早く見つかります。対応機種や名称は変わることがあるので、最新はApple公式でご確認ください。

低電力モードと適応型電力制御

「低電力モード」は、iPhoneのバッテリー消費を、手動で一時的に抑える機能です。オンにすると、アプリのバックグラウンド更新、メールの自動取得、一部の画面効果などが制限され、バッテリーの持ちが改善します。バッテリーが80%以上に充電されると、自動でオフになります。緊急的に、今すぐ節電したいときに便利です。「適応型電力制御(Adaptive Power Mode)」は、比較的新しいiPhone(iPhone 15 Pro以降のApple Intelligence対応機種など)で使える、新しい省電力機能です。iPhoneが、あなたの使い方を学習し、使用量が多い日には、画面の明るさをわずかに下げたり、一部の動作に少し時間をかけたりして、自動でバッテリーを長持ちさせます。残量20%で低電力モードを自動で起動することもあります。手動の低電力モードと違い、自動で賢く調整してくれるのが特徴です。両方を、併用することもできます。

充電の最適化で劣化を防ぐ

iPhoneの充電の最適化でバッテリーの劣化を防ぐ方法を七海と大介が慎重に確認している様子

ここは「その日の持ち」ではなく、「バッテリーを長く使う」ための章です。充電のしかたで、劣化のスピードが変わります。

iPhoneのバッテリー(リチウムイオン電池)は、使い方によって、劣化のスピードが変わります。とくに、「フル充電(100%)の状態が、長く続くこと」と、「高温」は、劣化を早める要因です。そこで役立つのが、iPhoneに標準で備わっている「バッテリー充電の最適化」です。これをオンにすると、iPhoneが、あなたの充電のパターン(たとえば、夜に充電して朝に使い始める、など)を学習し、夜間はいったん80%で充電を止め、朝、使い始める直前に、残りを充電して100%にします。こうして、「100%のまま長時間放置される時間」を減らし、バッテリーの劣化を、ゆるやかにします。「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」(iPhone 15以降は「設定」→「バッテリー」→「充電」)から、設定できます。

「最適化をオンに・20〜80%中心・高温を避ける」

バッテリーを長く使うための、充電のコツを、まとめます。第一に、「バッテリー充電の最適化」を、オンにしておくこと。これだけでも、効果があります(機種によっては、80%で充電を止める「充電上限」の設定もあります)。第二に、できれば、残量を「20〜80%」くらいの範囲で使うこと。0%まで使い切ったり、100%のまま長時間つなぎっぱなしにしたりするのは、避けるのが理想です。第三に、高温を避けること。直射日光の当たる場所での使用や、熱がこもるケースをつけたままの充電は、バッテリーにダメージを与えます。とくに、夏の車内などは要注意です。これらを意識するだけで、バッテリーの寿命を、延ばせます。神経質になりすぎる必要はありませんが、「最適化オン・極端を避ける・熱を避ける」を、ゆるく心がけましょう。

バッテリー充電の最適化

「バッテリー充電の最適化」は、iPhoneのバッテリーの劣化を、ゆるやかにするための、標準機能です。リチウムイオン電池は、フル充電(100%)の状態が長く続くと、劣化が進みやすいという性質があります。そこでこの機能は、あなたの充電習慣を学習し、夜間など長時間充電するときに、いったん80%で充電を一時停止します。そして、普段iPhoneを使い始める時刻の直前に、残りを充電して100%にします。これにより、100%のまま放置される時間を減らし、バッテリーをいたわります。自宅やオフィスなど、毎日決まった場所・時間で充電する人ほど、よく働きます(旅行中など、充電パターンが不規則だと、働かないことがあります)。急いでフル充電したいときは、一時的にオフにすることもできます。基本は、オンにしておくのがおすすめです。

画面とバックグラウンドの設定

iPhoneの画面の明るさやバックグラウンド更新の設定を七海と大介が用途別に案内している様子

もう一歩、設定を見直しましょう。画面と、裏で動くアプリ。この2つは、バッテリー消費の大きなポイントです。

バッテリーを多く使うものの代表が、「画面(ディスプレイ)」です。画面は、明るいほど電力を使うので、明るさを少し下げるだけで、節約になります。「設定」→「画面表示と明るさ」で調整できます。明るさを自動で調整する設定にしておくと、明るい場所では明るく、暗い場所では暗く、自動で最適化してくれます。また、有機EL(OLED)画面のiPhone(iPhone X以降の多くの機種)では、「ダークモード」にすると、黒い部分の画素が消灯するため、節電効果が期待できます。もうひとつ、見直したいのが、「Appのバックグラウンド更新」です。これは、アプリを使っていない間も、裏で最新情報を取得し続ける機能で、便利な反面、電池を使います。「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」で、アプリごとにオフにできます。

「明るさ・ダークモード・バックグラウンド更新を見直す」

これらの設定は、すべてをオフにする必要はありません。自分の使い方に合わせて、調整するのがコツです。画面の明るさは、見やすさを保てる範囲で、少し下げる。ダークモードは、好みもあるので、試してみて、よければ使う。バックグラウンド更新は、すべて切ると不便なので、SNSやニュース、ゲームなど、「最新情報がすぐ必要ではないアプリ」だけ、オフにすると、効果と便利さのバランスが取れます。とくに、第1章のバッテリー画面で、消費が大きかったアプリのバックグラウンド更新を切ると、効果的です。ほかにも、位置情報を使うアプリを「使用中のみ許可」にする、不要な通知を減らす、なども、こまかい節約になります。少しずつ見直して、自分に合った、ちょうどよい設定を、見つけていきましょう。

バッテリーの状態の確認と交換の目安

iPhoneのバッテリーの状態の確認と交換の目安を七海と大介が比較しながら整理している様子

設定を見直しても持ちが悪いなら、バッテリー自体が劣化しているのかもしれません。その状態は、自分で確認できます。

「いろいろ設定を見直したのに、やっぱり持ちが悪い」。そんなときは、バッテリーそのものが、劣化している可能性があります。iPhoneでは、バッテリーの劣化の度合いを、自分で確認できます。「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」と進むと、「最大容量」という項目があります。これは、新品のときを100%として、今のバッテリーが、どれくらいの容量を保っているかを示す数値です。使ううちに、この数値は、少しずつ下がっていきます。一般に、この最大容量が、80%を下回るあたりから、「持ちが悪くなった」と感じやすくなります。また、充電した回数の目安(充電回数)も、確認できる場合があります。これらは、バッテリーの「健康診断」のようなものです。

「最大容量が80%を切るあたりが、交換の検討時期」

バッテリーの最大容量が、80%を大きく下回り、日常的に「持ちが悪くて困る」と感じるようになったら、バッテリーの交換を、検討する時期かもしれません。バッテリーは消耗品なので、これは故障ではなく、自然なことです。iPhoneのバッテリー交換は、Appleの正規のサポートや、正規サービスプロバイダに依頼するのが、安心で確実です。非正規の修理は、価格が安いこともありますが、品質や保証、その後のサポートに、不安が残ることがあるため、慎重に判断しましょう。交換すれば、また快適に使えるようになることも多いです。一方で、機種自体が古く、OSのサポートも終わりが近い場合は、交換よりも、買い替えのほうが、結果的によい選択になることもあります。次の章で、その判断を、考えてみましょう。

バッテリーの状態と最大容量

「バッテリーの状態」は、iPhoneのバッテリーが、どれくらい劣化しているかを示す情報です。「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で確認できます。中心となるのが「最大容量」という数値で、これは、製造時(新品)のバッテリー容量を100%としたときの、現在の容量の割合を表します。たとえば「最大容量 85%」なら、新品時の85%の電気をためられる、という意味です。使用や充電を重ねるうちに、リチウムイオン電池は少しずつ劣化し、この数値は下がっていきます。一般に、80%程度が、ひとつの目安とされ、これを下回ると、フル充電してもすぐ減る、と感じやすくなります。劣化は、消耗品である以上、避けられませんが、充電の最適化や、極端な使い方を避けることで、進行をゆるやかにできます。交換の時期を判断する、参考になる数値です。

それでも持たないとき(買い替え)

iPhoneのバッテリーがそれでも持たないときの買い替えの選択を七海と大介が落ち着いて整理している様子

最後に、正直なお話です。設定でも、交換でも解決しきれないときは、買い替えも、かしこい選択になります。

ここまで、設定での改善と、バッテリー交換について、お伝えしてきました。多くの場合、これらで、快適さは取り戻せます。ただ、正直に申し上げると、機種が古くなってくると、バッテリーだけの問題ではなくなることがあります。たとえば、本体の性能が、最新のアプリやOSに対して、力不足になってきた、OSのサポートが、終わりに近づいている、といった場合です。こうしたケースでは、バッテリーを交換しても、動作の重さや、セキュリティ面の不安は、残ります。バッテリー交換に、それなりの費用をかけるくらいなら、いっそ、新しい(または、状態のよい中古の)iPhoneに買い替えたほうが、トータルで満足度が高いことも、少なくありません。

「交換か買い替えかは、機種の古さとコストで判断」

「バッテリー交換」と「買い替え」、どちらがよいかは、機種の古さ、交換の費用、今後あと何年使いたいか、で判断するとよいでしょう。比較的新しい機種で、本体に不満がなく、バッテリーだけが弱っているなら、交換がお得です。一方、機種が古く、動作にも不満があり、OSのサポートも気になるなら、買い替えのほうが、結果的に快適で、長く使えます。中古のスマートフォンなら、新品より費用を抑えつつ、状態のよい一台に出会えることもあります。PC STOREでは、中古のスマートフォンを、動作確認・保証つきでご用意しています。なお、買い替えの際は、古い端末のデータ移行や、容量の管理も気になるところです。容量については、iPhoneの容量を空ける・ストレージ管理も、あわせて参考になります。ご自身の状況に合わせて、納得のいく選択をしてください。

PC STOREは中古スマートフォンもご用意しています

PC STOREでは、動作確認・保証つきの中古スマートフォンも、正直にご提案しています。バッテリーの持ちにお悩みで、買い替えをお考えの方も、用途とご予算をうかがって、ちょうどよい一台をご案内します。交換と買い替え、どちらがよいか迷う場合も、お気軽にご相談ください。

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よくある質問

iPhoneのバッテリーに関するよくある質問を七海が確認し大介が答えている様子
低電力モードは、ずっとオンにしていても大丈夫ですか?

はい、常時オンでも問題ありません。低電力モードをオンにすると、アプリのバックグラウンド更新や、メールの自動取得、一部の視覚効果などが制限され、バッテリーの持ちが改善します。ずっとオンにしていても、iPhoneが壊れることはありません。ただし、バックグラウンド更新が抑えられるため、メールやSNSの新着の通知が、少し遅れて届くことがある、という点は、知っておきましょう。常に持ちを優先したい方は、オンのままでも構いませんし、必要なときだけオンにする使い方でも大丈夫です。なお、低電力モードは、バッテリーが80%以上に充電されると、自動でオフになる仕様です。コントロールセンターにボタンを追加しておくと、ワンタップで切り替えられて便利です。

「適応型電力制御」は、どの機種でも使えますか?

比較的新しい機種で使える、新しい機能です。「適応型電力制御(Adaptive Power Mode)」は、iOS 26で追加された、自動でバッテリーを長持ちさせる機能です。お使いの機種を学習し、使用量が多い日に、自動で調整してくれます。ただし、この機能は、比較的新しいiPhone(iPhone 15 Pro以降のApple Intelligence対応機種など)で利用できる機能で、すべての機種で使えるわけではありません。一部の新しい機種では、最初からオンになっていることもあります。お使いのiPhoneで使えるかは、「設定」→「バッテリー」→「電力モード」で確認できます(見つからないときは、設定の検索欄で「電力モード」と検索すると早いです)。対応機種や仕様は変わることがあるので、最新は、Apple公式でご確認ください。使えない機種の方は、手動の「低電力モード」を活用しましょう。

充電は、100%まで満タンにしない方がいいのですか?

理想は20〜80%の範囲ですが、神経質になりすぎなくて大丈夫です。リチウムイオン電池は、フル充電(100%)のまま長時間放置されることや、0%まで使い切ることで、劣化が進みやすい性質があります。そのため、理想を言えば、20〜80%くらいの範囲で使うと、バッテリーにやさしいです。とはいえ、毎回きっちり管理するのは大変ですし、現実的ではありません。そこで役立つのが、「バッテリー充電の最適化」です。これをオンにしておけば、iPhoneが自動で、100%のまま放置される時間を減らしてくれます。これをオンにして、あとは「高温を避ける」「極端な使い方を避ける」を、ゆるく意識するくらいで、十分です。たまに100%まで充電しても、問題ありません。気楽に、続けられる範囲で、いたわってあげましょう。

バッテリーの最大容量が減ってきました。交換すべき?

80%を大きく下回り、不便を感じるなら、交換の検討時期です。「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で確認できる「最大容量」は、新品時を100%とした、今のバッテリーの容量の割合です。これが、80%を大きく下回り、フル充電してもすぐ減る、日常的に不便、と感じるようになったら、バッテリー交換を検討する目安です。バッテリーは消耗品なので、これは故障ではなく、自然な劣化です。交換は、Appleの正規サポートや、正規サービスプロバイダに依頼するのが安心です。一方、機種自体が古く、動作も重い、OSのサポートも気になる、という場合は、交換よりも、買い替えのほうが、満足度が高いこともあります。費用と、あと何年使いたいかを、あわせて考えて、判断しましょう。

「バッテリーを長持ちさせる」アプリを入れた方がいいですか?

その必要はなく、標準機能で十分です。「ワンタップで電池長持ち」「バッテリーを最適化」などとうたう、いわゆる節電アプリは、入れる必要はありません。効果がはっきりしなかったり、かえって裏で動いて電池を使ったり、過剰な広告が表示されたりするものもあり、注意が必要です。iPhoneのバッテリーを長持ちさせるのに必要な機能は、これまで紹介したとおり、iPhoneに標準で備わっています。低電力モード、適応型電力制御、バッテリー充電の最適化、画面やバックグラウンド更新の設定見直し。これらの標準機能だけで、十分に、そして安全に、バッテリーをいたわり、持ちを改善できます。あやしいアプリに頼らず、標準の設定を活用するのが、いちばん確実で安心です。

まとめ

iPhoneのバッテリーを長持ちさせる設定を整理してわかりやすく案内している様子の七海と大介

iPhoneのバッテリー対策は、「その日の持ちを良くする設定」と、「劣化を防いで長く使う充電のコツ」の、2つの方向で考えると、分かりやすいです。まず、「設定」→「バッテリー」で、何が電池を使っているかを確認します。そのうえで、「低電力モード」(手動の節電)や、「適応型電力制御」(新しい機種の自動調整)を活用し、画面の明るさを下げる、ダークモードを使う、消費の大きいアプリのバックグラウンド更新を切る、といった見直しをすると、その日の持ちが、改善します。劣化を防ぐには、「バッテリー充電の最適化」をオンにし、できれば20〜80%の範囲で使い、高温を避けるのが、コツです。

そして、正直にお伝えしたいのは、バッテリーは消耗品だということです。どんなに設定や充電に気をつけても、何年も使えば、少しずつ劣化します。「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」の「最大容量」が、80%を大きく下回り、日常的に不便を感じるようになったら、バッテリー交換(Apple正規サポートなどへ)や、買い替えを、検討する時期です。機種が古く、動作やOSのサポートにも不安があるなら、買い替えのほうが、結果的に快適なこともあります。なお、節電をうたう、よく分からないアプリは不要で、標準機能で十分です。設定でできることをしたうえで、消耗したら無理せず交換・買い替え。これが、賢いバッテリーとの付き合い方です。

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