
SSD増設とメモリ増設どちらがおすすめ?用途別の選び方も解説
パソコン全般のお役立ち情報

この記事の最終更新日:2025年6月29日
最近、2~3年前に買ったノートパソコンの動作が、なんだかすごく遅く感じるんです…。
友達に相談したら、「メモリを増設すれば速くなるよ」って言われたんですけど、別の人からは「SSDに換装するのが一番効く」とも言われて…。
そもそもメモリとSSDの役割の違いもよく分からないし、どちらを優先すれば、私のパソコンは快適になるんでしょうか?
そのお悩み、PCのパフォーマンス改善を考える上で、誰もが一度は突き当たる、非常に重要なテーマですね。
ご安心ください。
メモリ増設とSSD増設(換装)は、どちらもPCを高速化させるための非常に有効な手段ですが、それぞれ得意なこと、改善できる「遅さ」の種類が全く異なるんです。
今日は、メモリとSSDの役割の根本的な違いから、あなたのPCが「なぜ遅いのか」を正確に診断する方法、そしてあなたの使い方に合わせた最適なアップグレードの優先順位まで、プロの視点から日本一詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、あなたのPCに今、本当に必要な“栄養素”がどちらなのか、明確に判断できるようになりますよ。
【大原則】「作業机(メモリ)」と「本棚(SSD)」- 役割の根本的な違いを理解する
どちらを増設すべきかを判断する前に、まずメモリとSSDが、PCの中でどのような役割を担っているのか、その根本的な違いを理解することが不可欠です。
私たちは、これを「勉強部屋」に例えて解説しています。
メモリ(RAM)の役割:同時作業の快適さを決める「机の広さ」
メモリ(RAM)は、CPU(PCの頭脳)が、今まさに処理しようとしているデータやアプリケーションを、一時的に置いておくための高速な作業スペースです。
これは、あなたの勉強部屋にある**「作業机の広さ」**そのものです。
机が広ければ(メモリ容量が大きければ)、たくさんの教科書や参考書、ノートを一度に広げ、参照しながら快適に作業を進めることができます。
Word、Excel、Webブラウザ、Teams、音楽アプリ…これら複数のアプリを同時に立ち上げても、PCはスムーズに動作します。
逆に、机が狭いと(メモリ容量が小さいと)、新しい教科書を広げるたびに、今使っていた別の本をいちいち本棚に戻し、また必要になったら本棚から取り出す、という非効率な作業が発生します。
この状態が、PC全体の動作を遅くするのです。
つまり、**メモリの増設は、「同時にたくさんの作業をするときの快適さ(マルチタスク性能)」を向上させる**ためのアップグレードです。
SSD/HDDの役割:起動と読込速度を決める「本棚の使いやすさ」
一方、SSDやHDDといったストレージは、OS(Windowsなど)、アプリケーション、そしてあなたが作成したファイルなどを、長期的に保管しておくための場所です。
これは、勉強部屋にある**「本棚」**に例えられます。
そして、その性能は、「本の出し入れのしやすさ」と言い換えられます。
旧世代のHDD(ハードディスクドライブ)は、巨大で整理されていない、奥にある本が取り出しにくい古い本棚のようなものです。
目的のデータ(本)を探し出し、取り出すのに時間がかかります。
これが、PCの起動が遅かったり、アプリの立ち上がりに時間がかかったりする原因です。
一方、最新のSSD(ソリッドステートドライブ)は、すべての本が完璧に整理され、どの本でも一瞬で取り出せる、超近代的な本棚です。
これにより、PCの起動やアプリの読み込み、ファイルの保存といった、あらゆる「読み書き」の動作が劇的に高速化します。
つまり、**SSDの増設(またはHDDからの換装)は、「PCの起動やアプリの立ち上がりといった、あらゆる基本動作のキビキビ感」を向上させる**ためのアップグレードです。
【大前提】もしHDDをお使いなら、SSDへの換装が最優先
もし、あなたのPCのメインストレージが、まだ旧世代のHDDであるならば、議論の余地はありません。
どんなアップグレードよりも、まず**HDDをSSDに換装(交換)すること**を、我々は100%の確信をもってお勧めします。
たとえメモリを8GBから32GBに増やしたとしても、OSやアプリの起動という、すべての動作のボトルネックがHDDにある限り、その効果は限定的です。
HDDからSSDへの換装は、まるで軽自動車からスポーツカーに乗り換えたかのような、最も劇的で、最もコストパフォーマンスの高いパフォーマンス向上を体感できる、究極のアップグレードなのです。
【PC診断】あなたのPCはなぜ遅いのか?ボトルネックを特定する方法
では、あなたのPCの「遅さ」の原因は、メモリ不足なのか、それともストレージの速度不足なのか。
Windowsに標準で搭載されている「タスクマネージャー」を使えば、その原因を簡単に見つけ出すことができます。
症状で判別:「メモリ不足」の時に現れる典型的なサイン
もしあなたのPCがメモリ不足に陥っているなら、以下のような症状が現れます。
- ・1. アプリを一つだけ使っている時は快適だが、Webブラウザのタブをたくさん開いたり、複数のアプリを同時に立ち上げたりすると、急にPC全体の動作が重くなる。
- ・2. アプリケーションを切り替える際(例:WordからChromeへ)、一瞬画面が固まったり、操作を受け付けなくなったりする。
- ・3. 特に何か作業をしているわけでもないのに、PCのアクセスランプが激しく点滅し続け、ストレージから「カリカリ」という音が聞こえ続ける(HDDの場合)。これは、メモリ不足を補うためのスワップメモリ(机)の空き容量が不足した際に、一時的に使用していないデータを低速なストレージ(本棚)に退避させる動作のこと。これが多発すると、PC全体の動作が極端に遅くなります。が多発しているサインです。
【タスクマネージャーでの確認方法】
キーボードの`Ctrl + Shift + Esc`キーを同時に押して、タスクマネージャーを起動します。
左側のメニューから「パフォーマンス」タブを選択し、「メモリ」のグラフを見てください。
もし、あなたが普段通りにPCを使っている状態で、メモリの使用率が常に**90%以上に張り付いている**ようであれば、あなたのPCは明らかにメモリ不足です。
この場合、メモリの増設が最も効果的な解決策となります。
症状で判別:「ストレージ性能不足」の時に現れる典型的なサイン
もしあなたのPCのボトルネックがストレージにあるなら、以下のような症状が現れます。
- ・1. PCの電源を入れてから、Windowsのデスクトップが表示されて操作可能になるまで、数分といった長い時間がかかる。
- ・2. デスクトップ上のアプリのアイコンをクリックしてから、そのアプリが実際に起動するまでに、10秒以上待たされることがある。
- ・3. 大きなファイル(高解像度の写真や動画など)を保存したり、コピーしたりするのに、非常に時間がかかる。
- ・4. アプリをたくさん開いていなくても、PC全体の動作がなんとなく「もっさり」としていて、キビキビ感がない。
【タスクマネージャーでの確認方法】
同じくタスクマネージャーの「パフォーマンス」タブで、今度は「ディスク」のグラフを見てください。(お使いのPCによっては「ディスク 0 (C:)」などと表示されます)。
PCの起動直後や、アプリを立ち上げた際に、このディスクのアクティブな時間が長時間にわたって**100%に張り付いている**場合、ストレージがPC全体の足を引っ張っていることが分かります。
特に、お使いのストレージがHDDの場合、この現象は顕著に現れます。
この場合、HDDからSSDへの換装、あるいはより高速なSSDへの換装が、最も効果的な解決策となります。
【用途別】SSD増設とメモリ増設、どちらを優先すべきか?
あなたのPCのボトルネックが診断できたら、次はその使い方に合わせて、どちらのアップグレードを優先すべきか、具体的なケーススタディを見ていきましょう。
ケース1:Web閲覧やOfficeソフトが中心のライトユーザー
【主な悩み】「PCの起動が遅い」「アプリの立ち上がりが遅い」「全体的になんとなく動作がもっさりしている」
【診断】このケースの多くは、PCに元々搭載されているストレージがHDDであるか、あるいは低速なSSDであることが原因です。
メモリは8GB搭載されていれば、用途的には十分なはずです。
【優先すべきアップグレード】**SSDへの換装・増設が最優先**です。
HDDから最新のNVMe SSDに換装すれば、起動時間は数分の一に短縮され、あらゆるアプリが一瞬で起動するようになります。
PCを買い替えたかのような、最も劇的な変化を体感できるでしょう。
ケース2:複数のアプリを駆使する学生・ビジネスパーソン
【主な悩み】「Web会議をしながらブラウザで調べ物をし、Wordでメモを取っていると、PCが固まりそうになる」「アプリを切り替えるたびに、一瞬待たされる」
【診断】この使い方は、現代ではごく当たり前のマルチタスクですが、メモリを大量に消費します。
PCに搭載されているメモリが8GBの場合、タスクマネージャーを見れば、使用率が常に90%を超えているはずです。
【優先すべきアップグレード】**メモリの増設が最優先**です。
8GBから16GBに増設することで、作業机の広さは2倍になります。
これにより、スワップの発生が劇的に減り、多数のアプリを同時に開いても、サクサクと快適に動作するようになります。
マルチタスクの生産性が、飛躍的に向上することをお約束します。
ケース3:写真編集や動画編集を行うクリエイター
【主な悩み】「Lightroomで大量のRAWデータを読み込むと非常に時間がかかる」「Photoshopで複数の高解像度写真を扱うと動作が重い」「Premiere Proで動画を書き出すのに、一晩かかる」
【診断】クリエイティブな作業は、メモリとストレージの両方に高い性能を要求します。
RAWデータの読み込みや動画の書き出しといった処理は、ストレージの読み書き速度がボトルネックになります。
一方、写真の現像処理や、動画のタイムライン編集といった作業は、メモリ容量が快適さを大きく左右します。
【優先すべきアップグレード】これは非常に悩ましいですが、**まずはメモリを16GBから32GBに増設する**ことを推奨します。
編集中の快適さが直接的に向上し、ストレスが軽減されるからです。
その上で、まだ読み書き速度に不満が残るようであれば、次に、より高速なNVMeNVM Expressの略。SSDの性能を最大限に引き出すために作られた、新しい接続規格(プロトコル)。従来のSATA接続よりも、データの通り道が圧倒的に広く、遅延も少ないのが特徴です。 SSDへの換装を検討するのが良いでしょう。
ケース4:PCゲームを快適に楽しみたいゲーマー
【主な悩み】「ゲームのロード時間が長くて、友達を待たせてしまう」「オープンワールドのゲームをプレイ中、新しいエリアに移動すると一瞬カクつく(スタッタリング)」
【診断】ゲームのロード時間は、完全にストレージの読み込み速度に依存します。
一方、プレイ中のカクつき(スタッタリング)は、ゲームが新しいデータをストレージから読み込む際の遅延か、あるいは単純なメモリ不足が原因です。
【優先すべきアップグレード】もしお使いのPCがHDDであれば、何よりも先に**NVMe SSDへの換装**が必須です。
ゲームの起動やマップのロード時間が劇的に短縮され、全く新しいゲーム体験が待っています。
すでにSSDを搭載している上で、カクつきが発生する場合は、メモリ容量を確認してください。
現在の多くのPCゲームは、16GBのメモリを推奨しています。
もし8GBであれば、**16GBへの増設**が、安定したフレームレートを得るための、次の一手となります。
【重要】あなたのノートPCは増設・換装が可能か?という現実
さて、あなたに必要なアップグレードが見えてきたところで、最後に、しかし最も重要な現実問題についてお話しなければなりません。
それは、**「そもそも、あなたのノートPCは、メモリやSSDを増設・換装できる設計になっているのか?」**という点です。
「オンボード」の壁:なぜ近年のノートPCはアップグレードが難しいのか
かつてのノートパソコンは、裏蓋の小さなカバーを外すだけで、誰でも簡単にメモリやストレージを交換できるのが当たり前でした。
しかし、近年の、特に薄型・軽量を謳うノートPCでは、その設計思想が大きく変わっています。
本体を極限まで薄く、そして軽くするために、メモリチップはマザーボード(PCのメイン基板)に直接はんだ付けされ(**オンボードメモリ**)、SSDも特殊な形状のものが使われていることが多くなっています。
AppleのMacBookシリーズなどは、その典型例です。
オンボードの部品は、物理的に取り外したり、交換したりすることが不可能なため、**購入後に容量を増やすことは一切できません。**
あなたのPCがこのタイプだった場合、残念ながら、性能を向上させるためには、PCごと買い替えるしか道は残されていないのです。
アップグレードの可否を確認する方法
では、どうすれば自分のPCがアップグレード可能かを確認できるのでしょうか。
-
1. メーカーの公式サイトで仕様を確認する:
お使いのPCの正確な型番を調べ、メーカーの公式サイトにある製品仕様ページを確認します。
メモリスロットの数(空きスロットの有無)や、ストレージの規格(SATAかNVMeか)などが記載されています。
-
2. 分解・換装レビューを探す:
お使いのPCの型番に、「メモリ増設」や「SSD換装」といったキーワードを加えて、Webで検索してみてください。
有志による詳細な分解レポートや、YouTubeでの換装手順動画が見つかることがあります。
これにより、内部の構造や、作業の難易度を事前に把握できます。
-
3. プロに相談する:
最も確実で安全なのが、私たちのようなPC専門店に相談することです。
お使いのPCの型番をお伝えいただければ、その場でアップグレードの可否や、最適な交換部品、そして作業にかかる費用のお見積りを、正確にご提示することが可能です。
まとめ - PCの「遅さ」には、必ず原因と解決策がある
ノートパソコンの動作が遅いと感じた時、それはPCからの「助けてほしい」というサインです。
そして、その原因は「作業机が狭い(メモリ不足)」のか、「本棚へのアクセスが遅い(ストレージ性能不足)」のか、どちらかにあることがほとんどです。
- 1. 役割を理解する:
メモリは「マルチタスクの快適さ」を、SSDは「あらゆる動作のキビキビ感」を左右します。
- 2. ボトルネックを診断する:
タスクマネージャーを使い、あなたのPCの「遅さ」の根本原因が、メモリとディスクのどちらにあるのかを突き止めましょう。
- 3. 用途に合わせて優先順位を決める:
あなたのPCの使い方に応じて、メモリ増設とSSD換装のどちらが、より高い満足度をもたらすか、賢く判断しましょう。
- 4. アップグレードの可否を確認する:
最も重要なのは、パーツを購入する前に、あなたのPCが物理的にアップグレード可能かどうかを、確実に確認することです。
適切な診断と、的確なアップグレードを行えば、あなたのPCは、まるで新品のように、あるいはそれ以上に快適なパフォーマンスを取り戻すことができます。
PCの買い替えは、それから考えても決して遅くはありません。
もし、ご自身での診断や、アップグレード作業に少しでも不安を感じたら、いつでもお気軽に、私たちPCのプロにご相談ください。
お客様のPCに、最高の“栄養ドリンク”を処方させていただきます。
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