
Macを初期化(クリーンインストール)する方法|売る時・不調な時のための完全ガイド【2025年】
MacOSのお役立ち情報

記事の最終更新日:2025年7月14日
最近MacBookの動作が少し不安定なので、一度中身を空っぽにしてスッキリさせたいんです。それに近々、新しいモデルに買い替えることも考えていて、その時は今のMacを売却しようと思っています。
友人から、そういう時は「クリーンインストール」するのが一番だと聞いたのですが、その手順がなんだかすごく難しそうで…。
特に、私のMacはApple Siliconという新しいタイプのチップらしく、昔のIntelのMacとはやり方が違うとも聞きました。
大事なデータを失うことなく、安全に、そして完全にMacを工場出荷時のあの真っさらな状態に戻すための、全手順を教えていただけませんか?
そのお悩み、Macのパフォーマンスとセキュリティを最高の状態に保つための、最も重要なメンテナンス作業に関する素晴らしい問いです。
Macの「初期化(クリーンインストール)」は、まさにおっしゃる通り、システムの不調を根本から解決する「究極の治療法」であり、売却時に個人情報を守り抜くための「絶対的な防衛策」でもあります。
そしてご指摘の通り、その手順の鍵を握るのが、「Apple Silicon」と旧来の「Intel」というMacの心臓部のアーキテクチャの違いを深く理解することです。
ご安心ください。Appleは、この一見複雑なプロセスを驚くほど簡単で安全に実行するための、強力なツールを用意しています。
この記事では、まず絶対に失敗できないバックアップという「保険」の掛け方から始め、次にお客様のMacの種類に応じた最適な初期化の手順を、ステップ・バイ・ステップでその論理的な意味と共に解説していきます。お客様のMacの輝かしい「第二の人生」を、一緒に始めましょう。
初期化の哲学:それは、Macの「デジタルな創世記」を再現する行為である
Macを初期化しクリーンインストールを行うという行為は、単なるデータ消去やシステムの修復作業ではありません。それは、長年の利用によって蓄積された無数のソフトウェアの残骸、複雑に絡み合った設定の糸、そしてあなた自身のデジタルな生活の痕跡の全てを一度無に帰し、Macが工場から出荷されたあの純粋無垢な最初の1日へと時間を巻き戻す、一種の神聖な「リセット」の儀式です。
このデジタルな創世記を再現することにより、私たちは2つの大きな恩恵を得ます。一つは、原因不明のパフォーマンス低下やソフトウェア的な不具合といった過去のしがらみを完全に断ち切り、Macが本来持つ最高のパフォーマンスを取り戻すこと。そしてもう一つは、PCを手放す際にあなたの個人情報という最もプライベートな魂の欠片を、次の所有者に一切引き継がせることなく、あなたのデジタルな尊厳を完璧に守り抜くことです。
第一の関門:Apple SiliconとIntel - あなたのMacの「血統」を見極める
現代のMacの初期化プロセスを語る上で、全ての前提となるのが、お使いのMacがどちらの「血統」に連なるのかという点です。2020年後半以降に登場したApple自社設計のM1, M2, M3, M4といったチップが「**Apple Silicon**」。それ以前のモデルに搭載されていたのが「**Intel**」製のCPUです。この2つのアーキテクチャでは、OSの根幹的な起動プロセスやセキュリティの仕組みが異なるため、初期化の手順、特に修復モードへと入るための「儀式」が全く異なります。
まず、画面左上のアップルメニュー()から「このMacについて」を選択してください。表示されたウィンドウの「チップ」の項目に「Apple M4」のように表示されていれば、あなたのMacはApple Siliconです。「プロセッサ」の項目に「Intel Core i7」のように表示されていれば、Intel Macです。この確認作業が、あなたがこれから進むべき正しい道筋を決定します。
第二章:失敗が許されない準備 - 初期化前の絶対的安全手順
初期化とは、不可逆的なプロセスです。一度開始すれば後戻りはできません。お客様のかけがえのないデータを守り、そしてMacを使用不能な「文鎮」に変えてしまわないために、以下の準備を必ず、そして慎重に行ってください。
【絶対条件】Time Machineによる完全なバックアップ
これこそが全ての作業の大前提です。外付けのHDDやSSDを用意し、macOSの標準バックアップ機能である「**Time Machine(タイムマシン)**」を使い、お使いのMacの現在の状態を丸ごとバックアップしてください。Time Machineは、個人的なファイルだけでなく、アプリケーション、設定、OSの状態まで全てを記録してくれます。もし何か予期せぬ事態が発生しても、このバックアップさえあれば、あなたはいつでも安全な過去へと帰還することができるのです。
【重要】全てのアカウントからのサインアウト
PCを売却あるいは譲渡する場合には、お客様のアカウントとMac本体との「魂の結びつき」を完全に断ち切っておく必要があります。
- iCloudからのサインアウト: 「システム設定」>「Apple ID」で、まず「Macを探す」をオフにします。これを怠ると、次にそのMacを使う人がアクティベーションロック(※盗難防止機能の一種)によってPCを利用できなくなるという最悪の事態を招きます。その後、同じ画面でiCloudから完全にサインアウトします。
- iMessageとFaceTimeからのサインアウト: それぞれのアプリケーションを起動し、設定メニューからあなたのアカウントをサインアウトさせてください。
- 各種ソフトウェアライセンスの認証解除: Adobe Creative CloudやMicrosoft 365など、特定のPCにライセンスが紐付けられているソフトウェアは、次のPCで利用するために必ずその認証を解除しておく必要があります。
【Intel Mac限定】伝統的なお清めの儀式
Intel Macをお使いの場合、初期化の前段階として2つの伝統的なリセット作業が有効な場合があります。一つは、起動ディスクの選択情報などを記憶する「**NVRAM(PRAM)リセット**」(`Option + Command + P + R`を押しながら起動)。もう一つは、電源やファンの制御を司る「**SMC(システム管理コントローラ)リセット**」(手順は機種により異なる)です。これらはハードウェアの一時的な混乱を解消するための「お清め」のような儀式です。(Apple Silicon Macでは、これらのリセットは基本的に不要です)
第三章:実践 - Macを工場出荷時の状態に戻す具体的な手順
全ての準備が整ったら、いよいよMacを生まれたての純粋な状態へと還す初期化のプロセスに入ります。その方法は大きく分けて2つあります。
方法1(推奨):最新Macの最も簡単で安全な道 - 「すべてのコンテンツと設定を消去」
もしお使いのMacが**Apple Silicon搭載モデル**、あるいは**Apple T2セキュリティチップを搭載したIntel Mac**で、かつ**macOS Monterey以降**を搭載している場合、お客様にはiPhoneやiPadをリセットするのと同じくらい簡単で、そして極めて安全な初期化の選択肢が用意されています。
「システム設定」>「一般」>「転送またはリセット」を開き、「**すべてのコンテンツと設定を消去**」をクリックします。すると消去アシスタントが起動し、管理者パスワードを入力するだけで、後は画面の指示に従っていくだけです。
このプロセスの裏側では「**暗号化消去(Cryptographic Erase)**」という高度なセキュリティ技術が働いています。近年のMacのストレージは常に暗号化されており、この機能はデータそのものを一つ一つ上書きして消去するのではなく、その膨大な暗号化データを復号(解読)するためのたった一つの「鍵」を破壊するのです。鍵を失った暗号の塊は、もはや誰にも解読不可能な意味のない情報の羅列となります。この方法は極めて安全性が高く、かつ処理が一瞬で終わるため、対応している全てのMacユーザーにとって最も推奨される初期化の方法です。
方法2(伝統的):macOS復旧からの手動によるクリーンインストール
上記の方法が利用できない古いMacや、あるいはOSのバージョンを指定してクリーンインストールしたいといった上級者向けの伝統的な方法がこれです。
【ステップA:macOS復旧で起動する】
まず、Macを特別な修復モードであるmacOS復旧で起動します。この起動方法がCPUの種類によって異なります。
- Apple Silicon Macの場合: 電源ボタンを「起動オプションを読み込み中」と表示されるまで長押しし続け、「オプション」を選択します。
- Intel Macの場合: 電源を入れた直後に「`Command (⌘) + R`」を押し続けます。
【ステップB:ディスクユーティリティでディスクを消去する】
macOS復旧ユーティリティのウィンドウから「ディスクユーティリティ」を選択します。左側の一覧からMacの内蔵ストレージ(通常は「Macintosh HD」やその親となる物理ディスク)を選択し、「消去」ボタンをクリックします。名前を「Macintosh HD」とし、フォーマットが「APFS」になっていることを確認して、ディスクを完全に初期化します。この操作はディスク上の全てのデータを完全に消去するため、バックアップのない状態では決して実行してはいけません。
【ステップC:macOSを再インストールする】
ディスクの消去が完了したら、ディスクユーティリティを終了し、macOS復旧のメインメニューに戻ります。「macOS [バージョン名] を再インストール」を選択し、画面の指示に従い、先ほど初期化した真っさらなディスクに新しいOSをインストールします。これにより、ソフトウェア的な問題は全てリセットされ、工場出荷時と同じクリーンな状態になります。
まとめ:Macの初期化とは、過去との健全な決別であり、未来へのクリーンな出発である
Macを初期化するという行為は、一見複雑でリスクの高い作業に思えるかもしれません。しかし、その本質はあなたのMacとの関係性を一度リセットし、新たなステージへと進むための極めてポジティブで、かつ論理的なプロセスです。その成功の鍵は、正しい知識と慎重な準備にあります。
- バックアップは全ての前提である: いかなる理由であれ、初期化を行う前にはTime Machineによる完全なバックアップが必須。これがあなたをあらゆる後悔から守る唯一の保険である。
- アカウントの「絆」を断ち切る: 特に売却・譲渡の際は、iCloudからサインアウトし「Macを探す」をオフにする。この儀式を忘れると、あなたのMacは次の所有者の元で「文鎮」と化す。
- あなたのMacに最適な道を選ぶ: 新しいMacであれば「すべてのコンテンツと設定を消去」が最も速く、そして安全な道。古いMacであれば「macOS復旧」からの手動インストールが王道である。
- 「ようこそ」画面で旅立たせる: 次の所有者のために、OSの再インストール後の初期設定は行わない。電源をオフにし、新品の時と同じ最初の感動をプレゼントする。それが最高のおもてなしである。
適切に初期化され、新しい命を吹き込まれたあなたのMacは、あなたの元で、あるいは次の所有者の元で、再びその本来の輝きとパフォーマンスを取り戻すことでしょう。
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