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最終更新日:2026年6月18日
ノートパソコン トラブル解決ガイド
ノートPCの画面が、急にチカチカとちらつく。見ていて目が疲れるし、壊れる前兆では、と不安になりますよね。でも、落ち着いてください。この「フリッカー」は、必ずしも液晶の故障ではありません。多くは、ドライバやアプリの相性といった、ソフト的な問題で、自分で直せることもあります。一方で、ハードの故障のこともあります。この記事では、初めての方にもわかるように、原因の切り分け方と、自分でできる確認手順を、安全への配慮も含めて正直に解説します。専門用語には折りたたみの用語解説をつけました。
ノートPCの画面が、急にチカチカちらつくんです…。見ていて目が疲れるし、壊れる前兆じゃないかと不安で。もう修理に出すしかないんでしょうか?自分で直せる可能性があるなら、知りたいです。
その症状、すぐに故障とは限らないから、慌てないで。画面のちらつきは、多くがグラフィックドライバや、特定のアプリとの相性といった、ソフトの問題なんだ。まず大事なのは切り分け。①タスクマネージャーを開いて、原因がドライバかアプリか確認する ②ドライバの更新やリフレッシュレートを見直す ③外部モニターにつないで、本体の画面の故障かどうかを確かめる。順番にやっていこう。
結論
ノートPCの画面のちらつき(フリッカー)は、不快で集中力を奪われますが、必ずしも液晶パネルの物理的な故障を意味するわけではありません。原因は、大きく2つに分けられます。一つは、グラフィックドライバやOS、特定のアプリといった「ソフトウェア」の不具合や相性の問題。もう一つは、ディスプレイケーブルや液晶パネルなど「ハードウェア」の劣化・故障です。そして、多くの場合、原因はソフトウェア側にあり、自分で直せることも少なくありません。
原因を切り分ける、いちばん簡単で確実な方法があります。それは、タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Escキーで開く)を見ることです。Microsoftも案内している方法で、タスクマネージャーの画面も一緒にちらつくなら、原因はディスプレイドライバの可能性が高い。逆に、タスクマネージャーはちらつかず、周りの画面だけがちらつくなら、特定のアプリが原因の可能性が高い、と判断できます。この一手で、対処の方向が定まります。あとは、再起動、ドライバの更新やリフレッシュレートの確認、問題アプリの特定、といった手順を、順に試していきます。それでも直らず、外部モニターでも切り分けてハードの故障が疑われる場合は、無理をせず、修理を検討します。慌てて買い替える前に、順に確認していきましょう。

まず、なぜ画面がちらつくのか、主な原因を知っておきましょう。原因は、ソフトウェア側とハードウェア側に大きく分かれます。
ソフトウェア側の原因として多いのが、グラフィックドライバ(画面表示を制御するソフト)の不具合や、OSやアプリとの相性問題です。とくに、Windowsの更新や、ドライバを更新した直後から、ちらつき始めるケースがよくあります。また、リフレッシュレート(画面の更新回数)の設定が合っていないことも、原因になります。一方、ハードウェア側の原因としては、ノートPCを開け閉めする部分(ヒンジ)を通る内部のディスプレイケーブルの接触不良や断線、液晶パネルやその周辺部品、GPU(映像処理装置)の劣化・故障などがあります。
大切なのは、いきなり「故障だ」と決めつけないことです。実際には、ソフトウェア側の原因が多く、ドライバの更新や設定の見直しで直ることが、よくあります。まずは、これからご紹介する手順で、自分でできる確認をしてみましょう。それでも直らず、ハードの故障が疑われる場合に、修理を検討すれば十分です。PCの他のトラブル対処は、検索のノートパソコンの電源が入らない原因と対処法もあわせてご確認ください。
「フリッカー」は、画面が細かく点滅したり、ちらついたりして見える現象のことです。英語の「flicker(ちらつく)」が語源です。ノートPCでは、画面が一瞬暗くなる、細かく震える、横線が走る、といった形で現れます。原因は、映像信号を作って画面に送る経路のどこかに、問題が生じていることです。その経路には、グラフィックドライバやアプリといった「ソフトウェア」と、ディスプレイケーブルや液晶パネルといった「ハードウェア」があり、どちらに問題があるかで、対処法が変わります。まずは、どちらが原因かを切り分けることが、解決への近道です。

原因がソフトウェア側だとして、それが「ドライバ」なのか「アプリ」なのか。これを一発で見分ける、便利な方法があります。タスクマネージャーを使います。
ショートカットで。
ドライバ。
アプリ。
Microsoftも案内している、確実な切り分け方です。キーボードで「Ctrl+Shift+Esc」を押して、タスクマネージャーを開きます。そして、画面の様子を観察してください。タスクマネージャーの画面も、ほかの部分と一緒にちらついているなら、原因はディスプレイドライバの可能性が高いです。この場合は、次の章のドライバの対処に進みます。逆に、タスクマネージャーだけはちらつかず、その周りの画面がちらついているなら、特定のアプリが原因の可能性が高いです。この場合は、リフレッシュレートの章の後半、アプリの対処を確認してください。この切り分けで、対処の方向がはっきりします。まずは再起動も試しつつ、この確認をしてみましょう。
「タスクマネージャー」は、Windowsで、動いているアプリやプロセスを一覧表示・管理できるツールです。「Ctrl+Shift+Esc」キーで開けます。画面のちらつきの原因が、ドライバかアプリかを切り分けるのに役立ちます。また、ちらつきが起きているとき、「Windowsロゴキー+Ctrl+Shift+B」を同時に押すと、グラフィックドライバがリセットされ、一時的に症状が改善することがあります(画面が一瞬暗くなり、音が鳴ります)。これは応急処置で、根本解決ではありませんが、試す価値があります。改善しないときは、まず再起動してみましょう。

タスクマネージャーも一緒にちらつくなど、ドライバが疑わしいときは、ディスプレイドライバを見直します。状況に応じて、更新・元に戻す・入れ直す、を使い分けます。
操作は「デバイスマネージャー」で行います。タスクバーの検索ボックスに「デバイスマネージャー」と入力して開き、「ディスプレイアダプター」を展開して、グラフィックの機器を右クリックします。基本は「ドライバーの更新」を試します。ただし、もしWindowsの更新や、ドライバの更新「直後」からちらつき始めたのなら、新しいドライバが合っていない可能性があるので、「ドライバーを元に戻す(ロールバック)」を試すのが有効です。それでも直らなければ、ドライバを一度削除して入れ直す(再インストール)方法もあります。
ポイントは、「いつから始まったか」です。長く使っていて急に、なら更新で改善することがあり、更新直後から、ならロールバック(前のバージョンに戻す)が効くことが多いです。ドライバは、メーカーの公式サイトから、お使いの機種・OSに合った最新版を入れるのが確実です。なお、ドライバの操作には管理者権限が必要です。ドライバや機器の状態を詳しく確認したいときはデバイスマネージャーでの不明なデバイスとドライバの確認も参考になります。
「ディスプレイドライバ(グラフィックドライバ)」は、PCの映像処理装置(GPU)を動かし、画面表示を制御するソフトウェアです。これに不具合があると、ちらつきや表示の乱れが起こります。「ロールバック(ドライバーを元に戻す)」は、ドライバを、一つ前のバージョンに戻す操作です。デバイスマネージャーの、該当機器のプロパティ→「ドライバー」タブにある「ドライバーを元に戻す」から行えます。ドライバを更新した直後や、Windows更新の後から、ちらつくようになった場合に、有効なことが多い対処です。直前まで正常だったなら、その状態に戻す、という考え方です。

次に、設定とアプリの確認です。リフレッシュレートの設定と、特定のアプリが原因の場合の対処を、見ていきます。
まず、リフレッシュレート(画面が1秒間に更新される回数)です。「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「ディスプレイの詳細設定」と進むと、現在の値を確認・変更できます。通常のノートPCでは、60Hzが目安です。極端に高い・低い値になっていると、ちらつきの原因になることがあるので、適切な値(多くは60Hz)に設定してみてください。次に、タスクマネージャーで「周りだけちらつく=アプリが原因」と分かった場合は、最近入れた・更新したアプリを疑い、そのアプリを最新版に更新するか、いったん削除して様子を見ます。
アプリ起因のちらつきで、もう一つ試したいのが「ハードウェアアクセラレーション」の無効化です。Webブラウザなど一部のアプリには、描画をGPUで補助する設定があり、これがドライバと相性問題を起こして、ちらつくことがあります。各アプリの設定で「ハードウェアアクセラレーションを使用する」のチェックを外すと、改善する場合があります。また、一部のノートPCにある「自動輝度調整」(周囲の明るさで画面の明るさを自動調整する機能)が、ちらつきの原因になることもあるので、オン・オフを切り替えて試すのも有効です。画面が固まる・重いといった症状はノートパソコンがフリーズする原因と対処法もどうぞ。
「リフレッシュレート」は、画面が1秒間に何回更新されるかを表す数値で、単位はHz(ヘルツ)です。数値が高いほど映像が滑らかになり、低いとちらついて見えることがあります。通常のノートPCでは60Hzが標準的です。「ハードウェアアクセラレーション」は、アプリの描画処理を、CPUだけでなくGPU(映像処理装置)にも手伝わせて、動作を軽くする仕組みです。便利な機能ですが、まれにグラフィックドライバとの相性問題で、ちらつきや表示の乱れを起こすことがあります。その場合、アプリの設定でこの機能をオフにすると、症状が改善することがあります。

ソフト側の対処をひととおり試しても直らないときは、ハードウェアの問題を疑います。ここで役立つのが、外部モニターを使った切り分けです。
ノートPCに、外部モニター(外付けのディスプレイやテレビ)を、HDMIなどでつないでみてください。そして、外部モニター側の画面が、ちらつくかどうかを確認します。もし、外部モニターでは正常に表示される(ちらつかない)なら、PC本体の液晶パネルや、内部のディスプレイケーブルなど、本体の画面側に問題がある可能性が高い、と判断できます。逆に、外部モニターでもちらつくなら、GPUやドライバなど、映像を作る側に原因がある可能性が高くなります。
もう一つ、ハードを疑う手がかりがあります。ノートPCのディスプレイを、ゆっくり開いたり閉じたり、角度を変えてみてください。もし、特定の角度でちらつきが出たり、逆に収まったりするなら、画面を開け閉めする部分(ヒンジ)を通る、内部のディスプレイケーブルが、接触不良や断線しかけている可能性があります。これはハードの問題で、後述のとおり、自分で分解して直すのは避け、プロに任せるのが安全です。外部モニターの接続方法はノートパソコンの外部モニター接続も参考になります。
ノートPCの「ディスプレイケーブル」は、本体側のマザーボードと、画面の液晶パネルを結ぶ、内部の配線です。映像信号を、本体から画面へ送る役割があります。「ヒンジ」は、ノートPCの画面と本体をつなぐ、開け閉めする蝶番(ちょうつがい)の部分です。ディスプレイケーブルは、このヒンジの中を通っているため、長年の開け閉めで、ケーブルが傷んだり、接触が悪くなったりすることがあります。画面の角度を変えたときに、ちらつきが出たり消えたりする場合は、このケーブルの不具合が疑われます。内部部品なので、修理は専門業者に依頼するのが安全です。

最後に、安全のために、やってはいけないことと、修理・買い替えの考え方を、正直にお伝えします。焦って症状を悪化させないために、大切な内容です。
まず、絶対に避けたいのが、ちらつく画面や本体を「叩く」ことです。昔のテレビのように叩いて直そうとする方がいますが、パソコンは精密機器で、衝撃に弱く、叩くと、かえって故障して、取り返しがつかなくなる恐れがあります。絶対にやめましょう。また、内部のディスプレイケーブルの交換や、液晶パネルの交換といった、本体を分解する作業も、自分では行わないでください。感電や、さらなる破損、保証が無効になるリスクがあります。これらは、専門の修理業者に任せるのが安全です。
正直にお伝えすると、ソフト側の対処をすべて試しても直らず、外部モニターでの切り分けでも本体側が疑わしい場合は、ハードの故障の可能性が高く、自分でできることには限界があります。ノートPCは、デスクトップと違って、画面だけを買い替えることができないため、修理に出すか、パソコンごと買い替えるか、の判断になります。修理費は内容により幅がありますが、買い替えより安く済むこともあります。一方、購入から年数が経ち(PCの寿命の目安は4〜5年)、ほかにも不調があるなら、買い替えも現実的な選択肢です。ご自身の状況に合わせて、無理なく判断してください。
PC STOREでは、画面表示を含めて動作確認を行い、保証つきで中古パソコンをご提供しています。買い替えをご検討の際は、用途とご予算に合う一台を、正直にご提案します。気になる点は、お気軽にお問い合わせください。
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必ずしも故障ではありません。画面のちらつき(フリッカー)の原因の多くは、グラフィックドライバの不具合や、特定のアプリとの相性といった、ソフトウェア側の問題です。これらは、ドライバの更新や設定の見直しで、自分で直せることがよくあります。まずは、タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)を開いて、原因がドライバかアプリかを切り分け、この記事の手順を順に試してみてください。それでも直らず、外部モニターでも切り分けてハードが疑わしい場合に、修理を検討すれば十分です。
ちらつき方を観察します。「Ctrl+Shift+Esc」でタスクマネージャーを開いたとき、タスクマネージャーの画面も、ほかと一緒にちらついているなら、原因はディスプレイドライバの可能性が高いです。逆に、タスクマネージャーだけはちらつかず、その周りの画面だけがちらついているなら、特定のアプリが原因の可能性が高いです。これはMicrosoftも案内している切り分け方で、これが分かると、ドライバを直すのか、アプリを見直すのか、対処の方向が定まります。
「ドライバーを元に戻す(ロールバック)」を試してください。ドライバの更新や、Windowsの更新の直後から、ちらつくようになった場合は、新しいドライバが、お使いの環境に合っていない可能性があります。デバイスマネージャーで「ディスプレイアダプター」を開き、該当の機器を右クリック→プロパティ→「ドライバー」タブの「ドライバーを元に戻す」で、前のバージョンに戻せます。直前まで正常だったなら、その状態に戻すのが、いちばん確実な対処です。
絶対にやめてください。パソコンは精密機器で、衝撃にとても弱いです。叩くと、ちらつきが直るどころか、内部の部品や接続が壊れて、かえって症状が悪化したり、画面が映らなくなったりする恐れがあります。取り返しのつかない故障につながるので、叩く・揺するといった行為は、絶対に避けてください。ちらつきは、この記事で紹介した、ドライバや設定の見直しといった、正しい手順で対処しましょう。それで直らないハードの問題は、プロに任せるのが安全です。
無理せず、修理を検討しましょう。ソフト側の対処をすべて試しても直らず、外部モニターでの切り分けでも本体側が疑わしい場合は、内部のディスプレイケーブルや液晶パネルなど、ハードの故障の可能性が高いです。これらの修理は、分解を伴うため、自分で行わず、専門の修理業者に依頼するのが安全です。ノートPCは画面だけの買い替えができないので、修理費と、パソコンごと買い替える費用を比べて、判断するとよいでしょう。古い機種で他にも不調があるなら、買い替えも選択肢です。

ノートPCの画面のちらつき(フリッカー)は、不快ですが、必ずしも故障ではありません。多くは、グラフィックドライバの不具合や、アプリとの相性といった、ソフトウェア側の問題で、自分で直せることもよくあります。まず行いたいのが、原因の切り分けです。タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)を開き、タスクマネージャーも一緒にちらつくならドライバ、周りだけちらつくならアプリ、と見分けます。
対処は、再起動やグラフィックドライバのリセット(Win+Ctrl+Shift+B)から。ドライバが疑わしければ、更新、または更新直後の発症ならロールバックを。リフレッシュレートは60Hzを目安に確認し、アプリ起因なら更新・削除や、ハードウェアアクセラレーションの無効化を試します。自動輝度調整のオン・オフも有効なことがあります。これらで直らないときは、外部モニターにつなぎ、本体パネル側の問題かを切り分けます。ヒンジの角度でちらつきが変わるなら、内部ケーブルの不具合が疑われます。ここで大切なのは、本体を叩かないこと、そして分解や内部部品の交換は自分でやらず、プロに任せることです。ノートは画面だけの買い替えができないので、修理か買い替えかを、費用と年数で判断しましょう。慌てず、順に切り分けていけば、原因にたどり着けます。
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