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2024.11.16

Excel関数マスター!初心者向け関数ガイド

Officeのお役立ち情報

Q:「Excelの関数ってたくさんあるけど、どれを使えばいいのかわからないのよね…何か簡単なガイドはないの?」

A:「そうじゃな。Excelの関数は一度理解すればとても役立つ。特に日常のデータ処理や業務で活用できる基本的な関数を抑えておけば、作業が大幅に効率化するんじゃ。」


Excel関数マスター!初心者向け関数ガイド

Excelには数多くの関数がありますが、初心者でも抑えておくべき基本的な関数がいくつかあります。これらを理解すれば、日常の業務やデータ処理のスピードが格段に上がります。このガイドでは、そんな基本的なExcel関数を詳しく解説し、さらに応用例を紹介します。

1. 基本の関数を理解しよう

初心者が最初に覚えるべき関数には、以下のものがあります。

SUM関数
合計を算出するための関数です。数値の合計を簡単に求めることができるので、データの集計作業でよく使われます。

AVERAGE関数
指定範囲の平均値を求めるための関数です。データの傾向を把握する際に非常に便利です。

IF関数
条件に応じて異なる結果を返す関数です。データの自動判別や分類に役立ちます。例えば、ある数値が一定値以上かどうかで異なるメッセージを表示することが可能です。

VLOOKUP関数
指定した値を他の表から検索し、対応する値を返す関数です。データベースやリストから情報を取り出す際に大変便利です。

これらの基本的な関数は、いずれも日常的なデータ作業に不可欠であり、効率化の第一歩となります。

基本の関数を理解しよう

Excelを使いこなすためには、基本的な関数をしっかりと理解しておくことが重要です。特に、データの集計や分析作業に役立つ以下の4つの関数をマスターすることで、業務の効率が大幅に向上します。それぞれの関数について詳しく解説し、具体的な操作手順や使い方を説明します。

1. SUM関数:合計の算出

SUM関数は、指定した範囲内の数値を合計するための非常に基本的な関数です。大量のデータを集計する場合でも、一瞬で結果を得られるため、ビジネスシーンでも頻繁に使用されます。

SUM関数の基本的な使い方

SUM関数は以下のように使用します。

=SUM(範囲)

例えば、セルA1からA10までの数値を合計したい場合、次のように入力します。

=SUM(A1:A10)

操作手順

  1. 1.合計したいセル範囲を選択します。
  2. 2.数式バーに「=SUM(」と入力します。
  3. 3.合計範囲を指定します(例:A1)。
  4. 4.「Enter」キーを押して、結果を表示します。

応用例
複数の異なる範囲を同時に合計したい場合、カンマで区切って範囲を追加できます。

=SUM(A1:A10, B1:B10)

2. AVERAGE関数:平均値の計算

AVERAGE関数は、指定範囲内の数値の平均を計算します。データの全体的な傾向を把握したり、代表的な値を算出したい場合に非常に便利です。

AVERAGE関数の基本的な使い方

=AVERAGE(範囲)

例えば、セルB1からB10までのデータの平均を求める場合、以下のように入力します。

=AVERAGE(B1:B10)

操作手順

  1. 1.平均値を求めたいセル範囲を選択します。
  2. 2.数式バーに「=AVERAGE(」と入力します。
  3. 3.平均を計算したい範囲を指定します(例:B1)。
  4. 4.「Enter」キーを押して、結果を確認します。

注意点
AVERAGE関数は、空白セルを自動的に除外しますが、ゼロは計算に含まれるので、ゼロの扱いに注意が必要です。

3. IF関数:条件に応じた判定

IF関数は、特定の条件に基づいて異なる結果を返すために使用される強力な関数です。例えば、数値が一定以上なら「合格」、それ未満なら「不合格」といった判定を自動化できます。

IF関数の基本的な構文

=IF(条件, 真の場合の結果, 偽の場合の結果)

例えば、セルC1の値が70以上なら「合格」、それ未満なら「不合格」と表示する場合、次のように入力します。

=IF(C1>=70, "合格", "不合格")

操作手順

  1. 1.判定したいセルを選択します。
  2. 2.数式バーに「=IF(」と入力します。
  3. 3.条件を設定します(例:C1>=70)。
  4. 4.条件が真の場合の結果、偽の場合の結果をそれぞれ指定します。
  5. 5.「Enter」キーを押して、結果を確認します。

応用例
IF関数は他の関数と組み合わせて使用することも可能です。例えば、SUM関数やAVERAGE関数と組み合わせることで、条件付きの集計や平均値を計算できます。

=IF(AVERAGE(C1:C10)>80, "優秀", "普通")

この例では、範囲C1からC10の平均値が80以上なら「優秀」、それ未満なら「普通」と表示します。

4. VLOOKUP関数:データの検索

VLOOKUP関数は、指定した値を他の範囲から検索し、対応するデータを返す関数です。特に大規模なデータベースやリストから情報を抽出する際に役立ちます。

VLOOKUP関数の基本構文

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)

例えば、セルD1に入力された商品IDに基づいて、リストから対応する商品の名前を検索する場合、次のように使用します。

=VLOOKUP(D1, 商品リスト!A1:B100, 2, FALSE)

ここでは、D1の値をリストのA列から検索し、B列にある商品名を返します。

操作手順

  1. 1.検索値を指定するセルを選択します。
  2. 2.数式バーに「=VLOOKUP(」と入力します。
  3. 3.検索範囲を指定します(例:A1)。
  4. 4.返す列番号を指定します(例:2)。
  5. 5.検索の型(TRUEまたはFALSE)を指定します。完全一致の場合はFALSEを使用します。
  6. 6.「Enter」キーを押して、結果を確認します。

注意点
VLOOKUP関数は、検索範囲の左端の列で値を検索し、その右側にある列のデータを返す仕組みです。検索範囲の設定やデータの整合性には注意が必要です。

結論

Excelの基本関数を正しく理解し、活用することで、データ処理のスピードや精度を大幅に向上させることができます。SUM関数やAVERAGE関数は日常的な集計作業に必須であり、IF関数は条件に応じた柔軟な判定が可能です。また、VLOOKUP関数を使えば、大規模なデータセットから瞬時に情報を検索することができます。これらの関数を活用することで、Excelをより効率的に使いこなし、ビジネスにおける生産性の向上を図ることができます。

2. 基本関数の応用方法

Excel関数の威力は、単体で使用するだけではありません。複数の関数を組み合わせることで、より高度なデータ処理が可能になります。例えば、IF関数とVLOOKUP関数を組み合わせれば、条件に応じたデータの自動抽出が可能です。

IF関数とSUM関数の組み合わせ

IF関数を使って、条件に応じた範囲の合計を計算することができます。例えば、売上データで特定の商品カテゴリーの売上合計を求める場合に役立ちます。

=IF(B2="食品", SUM(C2:C10), 0)

この式は、セルB2が「食品」であれば、範囲C2からC10までの合計を表示します。

VLOOKUP関数の活用例

VLOOKUP関数を使うと、リストやデータベースから特定のデータを検索して取得することが可能です。例えば、顧客リストから顧客IDを使って名前や住所を引き出す場合に便利です。

=VLOOKUP(A2, 顧客リスト!A1:D100, 2, FALSE)

この式では、セルA2の顧客IDをもとに、リストの2列目(名前)を検索して返します。

基本関数の応用方法

Excelには、多くの関数があり、それぞれが単独で強力な機能を持っていますが、真の威力は複数の関数を組み合わせて使うことで発揮されます。特に、IF関数やVLOOKUP関数などを他の関数と組み合わせて使用すると、より高度で柔軟なデータ処理が可能になります。ここでは、代表的な組み合わせの具体例と使い方を詳しく説明します。


1. IF関数とSUM関数の組み合わせ

IF関数とSUM関数を組み合わせることで、特定の条件に基づいた合計を求めることができます。これは、特定の条件に該当するデータだけを集計したい場合に非常に便利です。たとえば、売上データの中で、特定のカテゴリーの商品だけを合計する場合に役立ちます。

基本的な構文
=IF(条件, SUM(合計範囲), 0)

具体例

売上データにおいて、「B2セルに書かれている商品カテゴリーが『食品』であれば、C2からC10までの売上合計を表示し、それ以外ならゼロを返す」という条件を設定します。

=IF(B2="食品", SUM(C2:C10), 0)

操作手順

  1. 1.条件に基づいて合計を計算したいセル(例:B2)を指定します。
  2. 2.数式バーに「=IF(B2="食品", SUM(C2), 0)」と入力します。
  3. 3.「Enter」キーを押して結果を表示します。

この式では、B2セルが「食品」と一致していれば、C2からC10までの合計が返され、それ以外の場合は0が返されます。これにより、特定の条件を満たすデータのみを集計することが可能になります。

応用例

さらに条件を増やしたい場合は、複数のIF関数をネストして使用することもできます。例えば、「B2が食品、かつ売上が10万円以上である場合のみ集計する」といった複雑な条件も設定可能です。

=IF(AND(B2="食品", SUM(C2:C10)>=100000), SUM(C2:C10), 0)

この式では、「B2が『食品』で、かつ合計金額が100,000円以上」であれば、その合計金額を返し、それ以外の場合は0を返します。


2. VLOOKUP関数の活用例

VLOOKUP関数は、リストやデータベースから特定の値を検索し、その値に対応する情報を別の列から返す関数です。これは、膨大なデータの中から必要な情報を素早く取得する際に大いに役立ちます。

基本的な構文
=VLOOKUP(検索値, 検索範囲, 列番号, 検索の型)

VLOOKUP関数は、検索値を検索範囲内の最左列で探し、指定した列番号にある値を返します。検索の型には「TRUE」(近似一致)と「FALSE」(完全一致)があり、完全一致を使う場合はFALSEを指定します。

具体例

顧客リストの中から、顧客ID(A列)を基に、対応する顧客名(B列)を取得する場合、次のように入力します。

=VLOOKUP(A2, 顧客リスト!A1:D100, 2, FALSE)

この式では、セルA2に入力された顧客IDを「顧客リスト」シートのA1からD100の範囲で検索し、2列目にある顧客名を返します。

操作手順

  1. 1.検索値が入力されているセル(例:A2)を指定します。
  2. 2.数式バーに「=VLOOKUP(A2, 顧客リスト!A1, 2, FALSE)」と入力します。
  3. 3.「Enter」キーを押して、検索結果を表示します。

応用例
VLOOKUP関数は、複数のシートにまたがるデータにも対応できます。例えば、異なるシートにある売上データや在庫リストから、特定の情報を引き出す際に利用できます。

=VLOOKUP(A2, 売上リスト!A1:E500, 3, FALSE)

この例では、A2に入力された商品コードを「売上リスト」シートのA1からE500の範囲で検索し、3列目の売上データを返します。


3. 複数関数の組み合わせによる高度なデータ処理

IF関数とVLOOKUP関数だけでなく、Excelでは他の関数とも組み合わせることで、さらに高度なデータ処理が可能です。たとえば、条件に基づいてデータを抽出し、その結果を基に検索や集計を行うことができます。

IF関数とVLOOKUP関数の組み合わせ

条件に基づいてVLOOKUPで値を検索する場合、IF関数とVLOOKUP関数を組み合わせることで、検索条件に応じた柔軟なデータ処理が可能になります。

具体例
以下の例では、A列の顧客IDが「VIP」であれば特定の顧客リストから名前を検索し、それ以外なら「一般顧客」と表示する条件を設定しています。

=IF(A2="VIP", VLOOKUP(A2, VIPリスト!A1:B100, 2, FALSE), "一般顧客")

操作手順

  1. 1.条件判定を行うセル(例:A2)を選択します。
  2. 2.数式バーに「=IF(A2="VIP", VLOOKUP(A2, VIPリスト!A1, 2, FALSE), "一般顧客")」と入力します。
  3. 3.「Enter」キーを押して、条件に応じた結果を表示します。

この式では、A2の値が「VIP」であればVIPリストから顧客名を取得し、それ以外の場合は「一般顧客」と表示します。これにより、複雑なデータの自動処理が可能になります。


結論

Excelの基本関数はそれぞれ強力ですが、組み合わせることでさらに多様なデータ処理が可能になります。IF関数とSUM関数を使えば、条件に基づいた集計を行え、VLOOKUP関数を使うことで、膨大なデータから特定の値を瞬時に検索することができます。また、IF関数とVLOOKUP関数を組み合わせることで、柔軟な条件付きデータ抽出が実現可能です。これらの関数を駆使することで、データ処理の効率が大幅に向上し、業務のスピードアップにもつながります。

3. 関数を使った作業の効率化

Excel関数を駆使することで、業務の効率を劇的に向上させることができます。例えば、大量のデータを処理する際に手作業での集計や分析は時間がかかりますが、SUMやAVERAGEを使うことで一瞬で結果を得ることができます。また、IF関数を活用することで、データの条件分岐を簡単に自動化でき、判断ミスも減らせます。

● データの自動集計
SUMやAVERAGE関数を使えば、データを手作業で計算する手間が省け、正確な集計が可能です。

● 大量データの自動検索
VLOOKUP関数を使うことで、大量のリストやデータベースから必要な情報を瞬時に取得できます。これにより、業務のスピードが大幅に向上します。

関数を使った作業の効率化

Excelを活用する上で、関数を効果的に使うことは、業務効率の向上に直結します。手作業で大量のデータを扱うことは時間と労力を浪費しますが、Excelの基本関数を使うことで一瞬で計算や集計、検索を行うことが可能です。特にSUMやAVERAGE、IF、VLOOKUPなどの関数を駆使すれば、より複雑な業務でも正確かつ迅速に処理を進められます。ここでは、具体的な関数の使用例と操作手順について詳しく説明します。


1. データの自動集計

ExcelのSUMやAVERAGE関数を使えば、データを自動的に集計することができ、手作業での計算ミスを防ぐことができます。また、大量のデータを瞬時に計算することで、業務の効率が大幅に向上します。

SUM関数:合計の自動計算

SUM関数の基本的な使い方

SUM関数は、指定範囲内の数値を合計します。

=SUM(範囲)

具体例

例えば、セルA1からA10までのデータを合計したい場合、以下のように入力します。

=SUM(A1:A10)

操作手順

  1. 1.合計したい範囲を選択します(例:A1)。
  2. 2.数式バーに「=SUM(」と入力し、範囲を指定します。
  3. 3.「Enter」を押すと、指定範囲の合計が自動で計算されます。

この方法により、手作業で行う煩雑な計算から解放され、時間と手間を大幅に削減できます。

AVERAGE関数:平均値の自動計算

AVERAGE関数の基本的な使い方
AVERAGE関数は、指定範囲内の数値の平均を算出します。

=AVERAGE(範囲)

具体例
例えば、B1からB10までの平均値を計算する場合、次のように入力します。

=AVERAGE(B1:B10)

操作手順

  1. 1.平均値を求めたい範囲を選択します(例:B1)。
  2. 2.数式バーに「=AVERAGE(」と入力し、範囲を指定します。
  3. 3.「Enter」を押すと、指定した範囲の平均値が表示されます。

これにより、手作業で個別に数値を足し合わせて平均を求める必要がなくなり、正確かつ迅速に結果を得ることが可能です。


2. 大量データの自動検索

データベースや大規模なリストの中から、必要な情報を瞬時に抽出する際に便利なのがVLOOKUP関数です。手作業でデータを探すのは非効率で、ミスのリスクも高まりますが、VLOOKUPを使うことでそれらの問題を解決できます。

VLOOKUP関数:データの自動検索

VLOOKUP関数の基本的な使い方
VLOOKUP関数は、指定した値を範囲の最初の列で探し、他の列にある対応するデータを返します。

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)

具体例
例えば、顧客ID(セルA2)を基に顧客リストから名前を検索し、B列にある顧客名を取得する場合、次のように入力します。

=VLOOKUP(A2, 顧客リスト!A1:B100, 2, FALSE)

操作手順

  1. 1.検索したい値が入力されたセル(例:A2)を選択します。
  2. 2.数式バーに「=VLOOKUP(」と入力し、検索値、範囲、列番号を指定します。
  3. 3.「Enter」を押すと、検索結果が表示されます。

この方法により、リストの中から手作業で値を探す手間を省け、瞬時に情報を取得できます。

応用例:複数条件を使った検索

VLOOKUP関数にIF関数を組み合わせることで、条件に応じた検索が可能になります。たとえば、「VIP顧客」であれば特定のリストから名前を検索し、それ以外の場合は「一般顧客」と表示するケースです。

=IF(A2="VIP", VLOOKUP(A2, VIPリスト!A1:B100, 2, FALSE), "一般顧客")

操作手順

  1. 1.条件判定を行うセル(例:A2)を選択します。
  2. 2.数式バーに「=IF(A2="VIP", VLOOKUP(A2, VIPリスト!A1, 2, FALSE), "一般顧客")」と入力します。
  3. 3.「Enter」を押して結果を確認します。

このように、条件に基づいて自動的にデータを抽出できるため、複雑なデータ検索も効率的に行えます。


3. IF関数による条件分岐の自動化

IF関数は、条件に応じて異なる結果を返すことができる関数です。この関数を使えば、データの自動分類や判断を簡単に行うことが可能になります。特定の条件に基づいて異なる処理を行いたい場合に非常に有効です。

IF関数:条件に基づく処理の自動化

IF関数の基本的な使い方
IF関数は、条件を設定し、その条件が真の場合と偽の場合の結果を指定できます。

=IF(条件, 真の場合の結果, 偽の場合の結果)

具体例
例えば、セルC1の数値が80以上なら「合格」、それ未満なら「不合格」と表示したい場合は、次のように入力します。

=IF(C1>=80, "合格", "不合格")

操作手順

  1. 1.条件を判定したいセル(例:C1)を選択します。
  2. 2.数式バーに「=IF(」と入力し、条件とそれに基づく結果を設定します。
  3. 3.「Enter」を押すと、条件に応じた結果が自動的に表示されます。

このように、手作業での判定を自動化できるため、判断ミスを防ぎ、効率的なデータ処理が可能です。

応用例:複数条件の設定

IF関数は、複数の条件を設定することも可能です。例えば、点数に応じて「優秀」「合格」「不合格」の3段階に判定する場合、次のように複数のIF関数をネストして使います。

=IF(C1>=90, "優秀", IF(C1>=70, "合格", "不合格"))

この式では、C1が90以上なら「優秀」、70以上なら「合格」、それ以外は「不合格」と判定します。


結論

Excelの関数を駆使することで、データ処理の効率を飛躍的に高めることができます。SUMやAVERAGE関数を使えばデータの集計が簡単に行え、VLOOKUP関数を使うことで大量データの中から必要な情報を瞬時に取得できます。また、IF関数を利用することで、条件に応じた自動処理を行い、判断ミスを防ぐことができます。これらの関数を活用することで、業務のスピードが劇的に向上し、生産性の向上にもつながるでしょう。

4. より高度な関数の活用

基本関数に慣れてきたら、次に試してほしいのがより高度な関数です。たとえば、COUNTIFINDEXMATCH関数はデータ分析や管理で非常に役立ちます。これらの関数を組み合わせて使うことで、より複雑なデータ処理も可能です。

COUNTIF関数
特定の条件に一致するデータの数を数えることができます。例えば、売上データの中で一定額以上の取引がいくつあるかを簡単に計算できます。

INDEX関数MATCH関数の組み合わせ
VLOOKUPよりも柔軟なデータ検索が可能です。複数の条件を使ってデータを探したり、任意の方向にデータを取得することができます。

より高度な関数の活用

Excelの基本関数をマスターした後、次に挑戦したいのが、より高度なデータ処理や分析に役立つ関数です。特に、COUNTIF、INDEX、MATCHといった関数は、複雑なデータの検索や条件付きの集計を行うために非常に効果的です。これらの関数を組み合わせて使用することで、さらに柔軟でパワフルなデータ処理が可能となります。


1. COUNTIF関数:条件に基づいたデータのカウント

COUNTIF関数は、指定した条件に一致するデータの数をカウントするための関数です。例えば、売上データや社員リストなど、大量のデータセットの中で特定の条件に該当するデータがいくつあるかを簡単に算出できます。

基本的な構文
=COUNTIF(範囲, 条件)

具体例

例えば、売上データの中で、特定の金額(10,000円以上)の取引がいくつあるかをカウントしたい場合、次のように入力します。

=COUNTIF(C2:C100, ">=10000")

この式では、セル範囲C2からC100の中で、10,000円以上の値を持つセルの数をカウントします。

操作手順

  1. 1.カウントしたい範囲を選択します(例:C2)。
  2. 2.数式バーに「=COUNTIF(」と入力し、範囲と条件を指定します。
  3. 3.「Enter」を押して結果を表示します。

応用例:複数条件を使用する場合

COUNTIF関数は単一の条件しか設定できませんが、複数の条件でカウントしたい場合は、COUNTIFS関数を使用します。

=COUNTIFS(A2:A100, "食品", B2:B100, ">=10000")

この式では、A列が「食品」で、かつB列が10,000円以上の行をカウントします。これにより、より複雑な条件下でのデータ集計が可能です。


2. INDEX関数とMATCH関数の組み合わせ:柔軟なデータ検索

VLOOKUP関数に比べて、INDEX関数とMATCH関数の組み合わせは、より柔軟なデータ検索を可能にします。特に、VLOOKUPでは対応できない複数条件での検索や、検索範囲が左にあるデータの取得などを行うことができます。

INDEX関数の基本的な構文
=INDEX(範囲, 行番号, 列番号)

INDEX関数は、指定した範囲の中から、特定の行と列にある値を返します。行番号や列番号は、MATCH関数で取得することができます。

MATCH関数の基本的な構文
=MATCH(検索値, 検索範囲, 検索の型)

MATCH関数は、指定した範囲の中で、検索値が何番目にあるかを返します。この結果をINDEX関数に組み合わせて使用することで、任意の位置にあるデータを取得することができます。

INDEXとMATCHを組み合わせた例

たとえば、以下のような表があるとします。

商品コード 商品名 価格
A001 パソコン 100000
A002 マウス 1500
A003 キーボード 3000

この表の中から、商品コード「A002」に対応する商品名を取得したい場合、次のようにINDEXとMATCHを組み合わせます。

=INDEX(B2:B4, MATCH("A002", A2:A4, 0))

この式では、MATCH関数が商品コード「A002」の位置(2行目)を返し、INDEX関数がその行に対応する商品名「マウス」を取得します。

操作手順

  1. 1.検索したい値(例:商品コード)を入力するセルを選択します。
  2. 2.数式バーに「=INDEX(」と入力し、データ範囲、行番号、列番号を指定します。行番号や列番号はMATCH関数で指定します。
  3. 3.「Enter」を押して結果を確認します。

応用例:複数条件の検索

INDEXとMATCHを組み合わせると、複数条件を使った柔軟なデータ検索も可能です。たとえば、以下の例では、商品コード「A002」と価格が一致する場合のデータを検索します。

=INDEX(C2:C4, MATCH(1, (A2:A4="A002")*(B2:B4=1500), 0))

この式では、商品コードと価格が一致する場合に該当するデータを返します。このように、条件を掛け合わせてより細かいデータ検索が可能になります。


3. 高度な関数の組み合わせによるデータ分析

COUNTIFやINDEX、MATCH関数を組み合わせて使用することで、より複雑なデータ分析が可能になります。たとえば、データのフィルタリング、条件に基づくデータ集計、複数条件を使った検索など、高度なデータ処理ができるようになります。

複雑なデータ検索と集計

例えば、以下のような売上データがある場合を考えます。

日付 商品コード 売上額
2024/01/01 A001 10000
2024/01/01 A002 5000
2024/01/02 A001 20000

この中で、特定の日付の特定の商品コードに該当する売上額を取得したい場合、INDEXとMATCHの組み合わせが有効です。

=INDEX(C2:C4, MATCH(1, (A2:A4="2024/01/01")*(B2:B4="A001"), 0))

この式では、日付と商品コードの両方が一致する場合の売上額を取得します。これにより、複数条件に基づいたデータ抽出が可能です。


結論

Excelの高度な関数であるCOUNTIF、INDEX、MATCHを活用することで、データの集計や検索の効率が大幅に向上します。COUNTIF関数を使えば、条件に一致するデータの数を簡単にカウントでき、INDEXとMATCHの組み合わせを使うことで、より柔軟なデータ検索や複数条件でのデータ処理が可能です。これらの関数を組み合わせることで、複雑なデータ分析がシンプルかつ効率的に行えるようになります。Excelをより高度に活用し、業務の生産性を最大化するために、ぜひこれらの関数を習得してください。

まとめ

Excel関数を理解し、活用することで、日常のデータ処理や業務が驚くほどスムーズになります。初心者向けの基本的な関数(SUM、AVERAGE、IF、VLOOKUP)から始め、慣れてきたら高度な関数にも挑戦してみましょう。これらをうまく使いこなすことで、パソコン作業の効率化を図ることができるだけでなく、ビジネスにおける生産性向上にもつながります。

あなたのパソコンライフをさらに快適にするために、ぜひこの機会にExcelの関数をマスターしてください。

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