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最終更新日:2026年6月18日
デスクトップPCトラブル・メンテナンスガイド
デスクトップPCのファンが、最近「ブォーン」とうるさい。壊れたのかと不安になりますよね。でも、これは多くの場合、故障とは限りません。原因の多くは、たまったホコリと、熱、そして設置環境です。この記事では、初めての方にもわかるように、安全に自分でできる範囲(設定の見直し・通気口の掃除・置き方)と、無理せずプロに任せたほうがよい範囲(本格的な分解・パーツ交換)を、正直に線引きして解説します。専門用語には折りたたみの用語解説をつけました。
デスクトップPCのファンが、最近ブォーンってうるさくて…。壊れちゃったんでしょうか?分解とか難しそうで、どこまで自分でやっていいのか分からなくて…。
故障とは限らないよ。多くはホコリと熱なんだ。順番に試そう。まず、不要なアプリを止めて、置き方と設定を見直す。次に、電源を切って、通気口からエアダスターでホコリを飛ばす。ここまでは自分でできる。でも、ケースを開けての本格的な分解や、パーツ交換は、リスクがあるから無理せずプロに。やる範囲と任せる範囲を、正直に教えるね。
結論
ファンは、PC内部の熱を外に逃がすために回っています。音が大きくなるのは、内部の温度が高く、ファンが速く回っている、というサインです。その主な原因は、たまったホコリで冷却効率が落ちていること、高い負荷がかかっていること、そして床置きや壁との密着といった設置環境です。つまり、ファンがうるさいのは、必ずしもPCの故障ではありません。原因に合わせて対処すれば、静かになることが多いのです。
対処は、簡単で安全な順に進めます。第一に、不要なアプリを終了し、PCを再起動して、負荷を減らします。電源プランの見直しも有効です。第二に、設置環境を整えます。床から机の上へ、壁から離して、風の通り道を確保します。第三に、電源を切ってコンセントを抜き、しばらく放置してから、通気口の外側からエアダスターでホコリを飛ばします。ここまでは、多くの方が自分で安全にできる範囲です。一方、正直にお伝えすると、ケースを開けての本格的な分解、CPUグリスの塗り直し、CPUクーラーの交換などは、効果はあるものの、静電気による故障、パーツの破損、保証が無効になるなどのリスクが高く、慣れていない方にはおすすめしません。無理せず、購入店や修理業者に相談しましょう。この記事で、自分でできる範囲と、プロに任せる範囲を、はっきり線引きして解説します。

まず、なぜうるさくなるのか。仕組みから知ると、どこを直せばいいかが見えてきます。ファンが速く回るのには、理由があります。
ファンは、CPUなどが発する熱を冷ますために回っています。内部の温度が上がると、それを冷やそうとして、回転が速くなり、音が大きくなります。つまり、ファンの音は「内部が熱い」というサインです。温度が上がる主な原因は、(1)ホコリの蓄積で冷却効率が落ちている、(2)動画編集やたくさんのアプリなどで高い負荷がかかっている、(3)床置き・壁への密着・通気不足といった設置環境、(4)室温が高い、(5)長年の使用によるファンの経年劣化、です。
大切なのは、ファンがうるさい=故障、ではないことです。多くの場合、ホコリを取り、負荷を下げ、置き方を見直すだけで、ぐっと静かになります。慌てて修理に出したり、分解に挑んだりする前に、原因に合わせて、簡単で安全なことから順に試しましょう。パソコンのトラブル全般の対処はパソコンの簡単なトラブル解決と予防もあわせてどうぞ。
「冷却ファン」は、PC内部の熱を、風で外に逃がすための部品です。デスクトップPCには、主に、CPU(PCの頭脳)を冷やす「CPUクーラー」のファンと、ケース内の空気を循環させる「ケースファン」、電源ユニットのファンなどがあります。「CPUクーラー」は、CPUに密着させた金属の放熱板(ヒートシンク)と、ファンがセットになった部品です。これらが、PCが熱で不安定にならないよう、温度を一定に保つ役割を担っています。音が大きいのは、これらのファンが、熱を逃がそうと速く回っているためです。

まず、いちばん手軽な方法から。掃除や分解の前に、ソフト面(設定と負荷)を見直すだけで、静かになることがあります。道具もいりません。
ファンがうるさいのは、PCに高い負荷がかかっているサインのことがあります。まず、使っていないアプリを閉じましょう。とくに、バックグラウンドで動いて負荷をかけているものは、「タスクマネージャー」で確認できます。アプリを閉じてもおさまらないときは、再起動も有効です。また、Windowsの「電源プラン(電源モード)」が高パフォーマンスになっていると、発熱しやすくなります。これを「バランス」や「省電力」に変えると、ファンの音が和らぐことがあります。
タスクマネージャー(Windowsの場合)を開き、CPUの使用率が高いアプリを確認して、使っていないものを終了します。これだけで、負荷が下がり、ファンが落ち着くことがあります。電源プランの変更は、設定の電源の項目から行えます。省電力寄りにすると動作が少しゆっくりになることもあるので、作業内容に合わせて選びましょう。手軽で効果が出やすいので、まず試す価値があります。動作が重いと感じるときの対処はパソコンが固まる原因と対処法も参考になります。
「タスクマネージャー」は、Windowsで、今どのアプリがどれくらいCPUやメモリを使っているかを確認できる機能です。キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Esc」で開けます。使用率の高いアプリを見つけ、不要なら終了することで、負荷を下げられます。「電源プラン(電源モード)」は、PCの性能と省電力のバランスを決める設定です。「高パフォーマンス」だと発熱しやすく、「バランス」や「省電力」にすると発熱を抑えられ、ファンの回転もおだやかになる傾向があります。Macの場合は「アクティビティモニタ」で同様に負荷を確認できます。

次に、置き方です。意外と見落とされがちですが、設置環境を整えるだけで、ファンの音が大きく変わることがあります。お金もかかりません。
デスクトップPCを床に直接置いていると、ホコリを吸い込みやすく、冷却効率が落ちます。また、壁にぴったり付けていたり、狭い棚に押し込んでいたりすると、排気がうまく流れず、熱がこもります。PCは、できれば机の上など、床から離れた場所に。そして、壁や家具から、十分なスペース(目安として10cm以上)を空けて、風の通り道を確保しましょう。
正直にお伝えすると、早く冷やしたいからと、保冷剤や氷をPC本体に当てるのは、絶対にやめてください。内部で結露(水滴)が発生し、かえって故障の原因になります。冷やすなら、室温を下げる、風通しをよくする、という安全な方法で。設置環境を見直すだけで、ファンの音が静かになるケースは、とても多いです。簡単で効果的なので、ぜひ最初に確認してみてください。

設定と置き方を見直しても気になるなら、ホコリ掃除です。ここでは、ケースを開けずにできる、安全な範囲の掃除を紹介します。安全第一で進めましょう。
安全準備。
外向きに。
故障防止。
まず、PCの電源を完全に切り、電源ケーブルをコンセントから抜きます。内部に電気が残ることがあるので、5分ほど放置してから始めます。次に、エアダスターを使い、本体の側面や背面の通気口から、ホコリを外へ吹き出すように、短く噴射します。注意点として、エアダスターの缶を逆さにすると、液が出て故障の原因になるので、傾けすぎないこと。また、ファンが見える場合は、強い風で高速回転させると傷めることがあるため、指で軽く羽根を押さえながら、短く当てます。内部にホコリを押し込まないよう、外向きを意識しましょう。中古PCの安全な掃除のしかたは中古パソコンの安全な清掃ガイドもどうぞ。
「エアダスター」は、圧縮した空気を吹き出して、ホコリを飛ばすための缶スプレーなどの道具です。家電量販店などで手に入ります。PCの通気口やファンのホコリ除去に使いますが、缶を逆さや横に傾けると、中の液体が出てしまうことがあるため、立てた状態で短く使うのが基本です。「ヒートシンク」は、CPUなどに取り付けられた、熱を逃がすための金属の放熱板です。細かいフィン(ひだ)状になっていて、ここにホコリがたまると冷却効率が落ちます。フィンの隙間のホコリは、エアダスターで外側から優しく飛ばします。

ここが、この記事でいちばん正直にお伝えしたい部分です。ネットには、もっと踏み込んだ方法も出ていますが、すべてを自分でやるべきとは限りません。線引きが大切です。
ファンの騒音対策として、ケースを開けての本格的な内部清掃、CPUとクーラーの間の「CPUグリス」の塗り直し、より静かな「CPUクーラー」への交換、といった方法も確かにあります。効果も期待できます。ただ、正直にお伝えすると、これらは、慣れていない方にはおすすめしません。理由は、静電気でパーツを壊すリスク、CPUクーラーの着脱でCPUやマザーボードを傷めるリスク、そして、分解することでメーカーや販売店の保証が無効になる可能性があるからです。
この記事で、これらの手順を細かく説明しないのは、不親切だからではありません。むしろ逆で、安易に手順だけを真似て、大切なPCを壊してしまっては、元も子もないからです。通気口からの掃除や、設置・設定の見直しで改善しないほど熱がこもっている場合や、後述する異音がする場合は、内部に踏み込む前に、購入店や修理業者に相談するのが、安全で確実です。CPUクーラーの交換は、製品にもよりますが数千円から二万円台程度で、業者に依頼もできます。自分でやる範囲と、プロに任せる範囲を、冷静に線引きしましょう。中古PCを長く使うコツは中古パソコンを長持ちさせる方法もどうぞ。
「CPUグリス(サーマルペースト)」は、CPUと、それを冷やすCPUクーラーの間に塗る、熱を伝えやすくするためのペーストです。経年で乾燥・硬化すると、熱がうまく伝わらなくなり、CPUが冷えにくくなって、ファンが速く回る一因になります。塗り直すと改善することがありますが、そのためにはCPUクーラーを外す必要があり、着脱の失敗でパーツを傷めたり、塗る量を誤ると逆効果になったりするリスクがあります。慣れていない場合は、自分で行わず、修理業者などに依頼するのが安全です。この記事では、安全のため、具体的な手順の説明は控えています。

最後に、知っておきたい見極めです。同じ「うるさい」でも、音の種類によっては、掃除では直らないことがあります。買い替えの目安も押さえましょう。
「ブォーン」という、ファンが速く回る風切り音は、これまで紹介した対処で和らぐことが多いです。一方、「カラカラ」「カタカタ」「ガラガラ」といった異音がする場合は、注意が必要です。これは、ファンの軸の摩耗や羽根の劣化・破損など、ファン自体の故障のサインであることがあります。この場合は、掃除では直らず、ファンやクーラーの交換が必要になることもあります。
正直にお伝えすると、製造から5年ほど経つと、ファンなどのパーツが消耗し、騒音が出やすくなります。また、性能が今の用途に対して低いと、軽い作業でも高負荷になり、ファンが回りやすくなります。掃除や設定でも改善せず、パーツ交換に費用がかかる場合は、買い替えも現実的な選択肢です。最近は、ファンの回転を抑えた静音設計のモデルや、ファンを使わないファンレスモデルもあります。なお、デスクトップPCはノートPCに比べ内部に余裕があり、同じ性能でも静かに冷やしやすい傾向があります。ノートPCの冷却についてはノートパソコンの冷却方法もどうぞ。
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多くの場合、故障とは限りません。ファンは、PC内部の熱を逃がすために回っているので、温度が高いと速く回り、音が大きくなります。主な原因は、たまったホコリ、高い負荷、床置きや壁との密着といった設置環境です。これらを見直すだけで、静かになることが多いです。まずは、不要なアプリを閉じ、置き方を整え、通気口のホコリを掃除してみましょう。ただし、「カラカラ」などの異音がする場合は、ファンの故障の可能性があります。
通気口の外側からのエアダスター掃除までが安全な目安です。電源を切ってコンセントを抜き、しばらく放置してから、通気口の外側から、エアダスターでホコリを飛ばすところまでは、多くの方が自分で安全にできます。一方、ケースを開けての本格的な内部清掃や、パーツの取り外しは、静電気による故障や、保証が無効になるリスクがあります。慣れていない場合は、内部に踏み込まず、外側からの掃除にとどめ、それで改善しなければ、専門店に相談するのが安全です。
効果はありますが、慣れていない方にはおすすめしません。CPUグリスの塗り直しや、CPUクーラーの交換は、冷却を改善し、静かにする効果が期待できます。ただし、CPUクーラーの着脱でパーツを傷めるリスクや、静電気による故障、分解による保証の失効など、リスクも高い作業です。この記事で具体的な手順を説明していないのも、安易に真似て大切なPCを壊さないためです。これらが必要そうな場合は、無理せず、購入店や修理業者に相談しましょう。
いいえ、絶対にやめてください。保冷剤や氷をPC本体に当てると、内部で結露(水滴)が発生し、ショートや故障の原因になります。冷やしたい場合は、室温をエアコンなどで下げる、風通しのよい場所に置く、吸排気口をふさがない、といった安全な方法で行ってください。冷却グッズを使う場合も、結露しないタイプの、PC用の製品を選びましょう。急いで冷やそうとして、かえって壊してしまわないよう、注意が必要です。
状況によっては、買い替えも現実的です。掃除や設定の見直し、置き方の改善でも音が大きいままで、とくに「カラカラ」などの異音がある場合は、ファンの故障の可能性があります。修理(パーツ交換)も選択肢ですが、製造から5年ほど経っている場合は、他のパーツの寿命や性能面も考えると、買い替えのほうが結果的に快適なこともあります。最近は静音設計のモデルもあります。修理費用と、買い替えの費用・快適さを比べて、判断するとよいでしょう。

デスクトップPCのファンがうるさいのは、多くの場合、故障ではなく、たまったホコリ、高い負荷、設置環境による「熱」が原因です。対処は、簡単で安全な順に。まず、不要なアプリを終了し、再起動して負荷を減らし、電源プランを見直します。次に、床置きをやめて机の上へ、壁から離して、風の通り道を確保します。それでも気になれば、電源を切ってコンセントを抜き、しばらく放置してから、通気口の外側からエアダスターでホコリを飛ばします。ここまでが、自分で安全にできる範囲です。
一方、正直にお伝えすると、ケースを開けての本格的な分解、CPUグリスの塗り直し、CPUクーラーの交換は、効果はあるものの、静電気・破損・保証失効のリスクが高く、慣れていない方にはおすすめしません。無理せず、購入店や修理業者に相談しましょう。また、「カラカラ」などの異音は、ファンの故障のサインのことがあり、掃除では直らず交換が必要な場合もあります。製造から5年以上たっていて、掃除でも改善しないなら、静音設計のモデルへの買い替えも現実的な選択肢です。自分でやる範囲と、プロに任せる範囲を見極めて、安全に、静かなPC環境を取り戻してください。
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