
【個人向け】Windows 10有料延長サポート(ESU)は買うべき?料金・購入方法からメリット・デメリットまで徹底解説【2025年】
Windowsのお役立ち情報

記事の最終更新日:2025年7月15日
私のパソコン、Windows 11にはアップグレードできないことが分かって、すごくがっかりしています。
でも、PC自体はまだ使えるので、買い替えるのはもったいなくて…。
そんな時、インターネットで「Windows 10の有料延長サポート(ESU)」というものがあると知りました。
これって本当なのでしょうか?お金を払えば、サポートが終了した後も安全にWindows 10を使い続けることができるのですか?
もしそうなら、いくらくらいかかるのか、どうやって購入するのか、そして本当に、私のような一個人が契約する価値のあるものなのか、詳しく知りたいです。
その情報、非常に重要で、そしてタイムリーな問いですね。おっしゃる通り、MicrosoftはWindows 10に対して、歴史上初めて個人ユーザー向けにも「**ESU(Extended Security Updates:拡張セキュリティ更新プログラム)**」の提供を決定しました。
そうです、お客様は料金を支払うことで、Windows 10の「寿命」を安全に最大3年間延長する「権利」を得ることができます。
しかし、ここで絶対に誤解してはいけません。これは決してOSの完全な延命治療ではないのです。それは例えるなら、愛するクラシックカーを公道で走り続けさせるために、最低限の特別な車検を毎年高額な費用を払って受け続けるようなもの。安全性は一時的に保たれますが、その車が古くなっていくという現実から目を逸らすことはできません。
この記事では、そのESUという特殊な「生命維持装置」の正確な内容、コスト構造、そしてそれが本当にお客様にとって賢明な「投資」なのか、それともただの「浪費」に終わるのかを、プロの視点から徹底的に分析・解説します。
ESUの哲学:それは「移行のための猶予期間」であり、「永続的な解決策」ではない
Windows 10のESU(拡張セキュリティ更新プログラム)を検討する上で、私たちがまず理解すべき最も重要な思想。それは、このプログラムが、あくまでユーザーに新しいOSへの移行を促すための**一時的な猶予期間**として設計されているという事実です。
元来、ESUは企業の基幹システムなど、即座のOS移行が物理的に困難な大規模組織のために用意されてきた特別なプログラムでした。その目的は、新しい環境への移行計画を立て、実行するための時間をセキュリティ的に安全な状態で確保することにあります。
今回それが初めて個人ユーザーにも解放されますが、その本質的な役割は変わりません。Microsoftは私たちに、「PCを買い替える、あるいは別のOSに移行するための準備期間を有償で提供します。しかし、その間に必ず次の一手を考えてください」という明確なメッセージを送っているのです。ESUは恒久的な安息の地ではなく、次なる安全な新天地へと旅立つための、一時的な「避難キャンプ」である。この認識を持つことが、ESUという選択肢を正しく評価するための大前提となります。
第一章:ESUで何が提供され、何が提供されないのか
ESUを購入することで得られるものと、得られないものを正確に区別しておく必要があります。
提供されるもの:最も重要な「セキュリティ更新プログラム」
ESUが提供するのはただ一つ。サポート終了後に発見されたWindows 10の脆弱性のうち、Microsoftが「**緊急**」または「**重要**」と分類したものに対する修正プログラム(セキュリティパッチ)のみです。これにより、お客様はインターネットに接続しても、新たなマルウェアやサイバー攻撃の脅威からOSレベルでは保護され続けます。これは何もしない無防備な状態に比べれば、遥かに安全であることは言うまでもありません。
提供されないもの:それ以外の全て
一方で、ESUはいかなるサポートも提供しません。
- 新機能の追加: Windows 10に新しい機能が追加されることは二度とありません。
- セキュリティ以外のバグ修正: OSの動作が不安定になるといった、セキュリティ以外の不具合が発見されても修正されることはありません。
- 技術サポート: Microsoftの公式なテクニカルサポートを受けることはできません。
- サードパーティ製アプリの動作保証: これが非常に重要な点です。MicrosoftはWindows 10自体のセキュリティは保証しますが、Google Chromeやウイルス対策ソフトといった他の会社が作るアプリケーションが、将来にわたってWindows 10をサポートし続けることは保証しません。
つまり、ESUはOSという「家」の鍵だけを提供し続けるものですが、その家で使う「家具」や「家電」(各種アプリ)が古くなり、やがては使えなくなるリスクは依然として残るのです。
第二章:時間の対価 - ESUのコスト構造と購入方法
ESUはボランティアではありません。その延命には明確な金銭的コストが発生します。
年々倍増していく価格設定
ESUは1年単位のサブスクリプションとして提供され、最大3年間延長できます。そして、その価格設定の最大の特徴は、「**年を追うごとに価格が倍増していく**」という点にあります。これは、ユーザーに早期の移行を促すための意図的な価格戦略です。
2025年7月現在、Microsoftから発表されている個人向けの価格(米国ドル)は以下の通りです。
- 1年目(2025年10月~2026年10月): 61ドル
- 2年目(2026年10月~2027年10月): 122ドル
- 3年目(2027年10月~2028年10月): 244ドル
(※注釈:これは米国の価格であり、日本での正式な円建て価格は為替レートなどにより変動する可能性があります。)
もし3年間ESUを利用し続けた場合、その合計金額は427ドルとなり、これは高性能な中古PCや新品のエントリークラスPCが十分に購入できる金額です。また注意すべきは、もし2年目からESUを契約しようとした場合でも、1年目の料金を支払う必要があるという点です。途中参加による割引はありません。
購入と有効化のプロセス
個人向けのESUライセンスは、Windowsに標準搭載されているMicrosoft Storeなどを通じてデジタルライセンスとして販売されると予想されます。購入後、25文字のプロダクトキーが発行され、それをPCのライセンス認証画面で入力することで、お客様のPCはESUの対象として登録され、Windows Updateを通じて引き続きセキュリティ更新プログラムを受信できるようになる、という流れが想定されます。
第三章:メリットとデメリットの徹底分析 - ESUは本当に「買い」か?
それでは、ESUという選択肢のメリットとデメリットを改めて整理し、それが本当にお客様にとって価値のある投資なのかを吟味しましょう。
メリット:時間を買う、という一点の強み
ESUのメリットは極めてシンプルです。それは、「**時間を買う**」ことができるという、ただ一点に尽きます。Windows 11には対応していない高価な特殊な周辺機器(医療機器や測定器など)や、業務に不可欠な古いソフトウェアをどうしても使い続けなければならない、というやむを得ない事情がある場合、ESUはその代替策を見つけ出し移行を完了させるための貴重な猶予期間を、セキュリティ的に安全な形で提供してくれます。これは他のいかなる選択肢にもない、ESUだけのユニークな価値です。
デメリット:コスト、限定的な保護、そして未来の不在
一方で、ESUには多くの、そして深刻なデメリットが存在します。
- 高額かつ逓増するコスト: 3年間の総額は新しいPCの購入資金に匹敵します。これは多くの場合、経済合理性のない選択です。
- 限定的な保護範囲: ESUが守るのはあくまでWindows 10というOS本体だけです。PCを構成するもう一つの重要な要素であるサードパーティ製のアプリケーション(ブラウザ、セキュリティソフトなど)は、やがてWindows 10のサポートを打ち切り、それ自体の脆弱性が新たな侵入経路となるリスクがあります。
- 問題の先送りに過ぎない: ESUは最大で3年間の延命措置です。3年後、お客様は結局、今日と全く同じ問題に再び直面することになります。それは根本的な解決ではなく、ただ課題を未来へと先送りしているに過ぎません。
第四章:最終結論 - ESUを購入すべき唯一のユーザー像
これまでの分析を踏まえれば、結論は明らかです。私たちPCの専門家として、個人ユーザーであるお客様がESUを購入すべき正当な理由があるとすれば、それは極めて限定的な、ただ一つのケースだけです。
それは、「**お客様の仕事や研究にとって代替が不可能で、かつ非常に高価なハードウェア、あるいはソフトウェアがWindows 11に対応しておらず、Windows 10環境でしか動作しない場合**」です。例えば、数百万もする医療用の分析機器や、工場で稼働する特殊な制御システムに接続されたPCなどです。このようなケースでは、ESUのコストはシステム全体を入れ替えるコストに比べれば遥かに安価であり、合理的な投資となります。
しかし、お客様の用途がWebブラウジング、メール、Officeでの文書作成、動画視聴といったごく一般的なものであれば、あるいはAdobe Creative Cloudや最新のPCゲームといった主要なアプリケーションが中心であれば、ESUに費用を支払うよりも、その予算を新しいPCへの買い替えの頭金にしたり、あるいは無料で安全なLinuxへと移行したりする方が、遥かに賢明で将来性のある選択であると私たちは断言します。
まとめ:ESUは「最後の手段」であり、「最初の選択肢」ではない
Windows 10のサポート終了は、全てのユーザーに決断を迫ります。その中で、ESUは一見魅力的な現状維持の選択肢のように見えるかもしれません。しかし、その本質は高いコストを伴う一時的な延命措置に過ぎません。お客様の取るべき行動を最終的に確認しましょう。
- ESUの正体を見極める: それはセキュリティ更新のみを提供する、高価な時間稼ぎのためのプログラムであり、一般的なユーザーにとっての恒久的な解決策ではないと理解する。
- コストと価値を天秤にかける: 3年間の総コストと、新しいPCへの買い替えあるいはLinuxへの移行という他の選択肢の価値を冷静に比較検討する。
- あなたの状況を客観視する: あなたは本当に「Windows 10でしか動作しない、代替不可能な何か」に依存しているか?もしその答えがNOであれば、ESUはあなたにとって最適な選択肢ではない。
- より前向きな未来を選択する: ESUという過去への投資よりも、Windows 11搭載PCやLinuxといった未来への投資の方が、多くの場合あなたのデジタルライフをより豊かに、そして安全にすることを知る。
サポート終了という大きな節目を後ろ向きに捉えるのではなく、ご自身のPC環境を見直し、より快適で安全な新しいステージへとステップアップするための絶好の機会として、前向きに活用してください。
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