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2025.5.10

中古パソコンの動作が遅いと感じたときの原因と解決策

パソコン全般のお役立ち情報

Q:「中古パソコンって、なんでこんなに遅く感じるんですか?最近中古のノートパソコンを買ったんですけど、ネットを見るだけでも動きがもたついて…。スペックが足りないのか、それとも何か設定で直るんでしょうか?」

A:「原因はいくつかあるよ。中古パソコンは長年使われてきた分、OSやストレージが劣化していることもある。でも、きちんと点検と最適化をすれば、動作はかなり改善される。要は診断と対応次第ってことだね」


中古パソコンが遅く感じる主な原因

パソコンの動作が遅くなる原因は1つではありません。特に中古品の場合、複数の要素が重なっていることが多くあります。


ストレージがHDDのままになっている

現在でも中古パソコンの多くは、従来のHDDを搭載しています。SSDと比較すると読み書き速度が圧倒的に遅く、OS起動やアプリの立ち上がりに時間がかかります。


● HDDは物理的に回転するため読み込みが遅い
● SSDに換装することで体感速度は数倍に向上
● Windows起動が1分以上かかるようなら要注意


メモリ容量が不足している

Windows 10や11では、実用的な最低ラインは8GBです。メモリが少ないとアプリの切り替えやブラウジングが重くなりがちです。


● 4GBでは常駐アプリだけでメモリが埋まることもある
● 複数タブのブラウザ使用やOfficeアプリで動作が鈍くなる
● 空きスロットがあればメモリ増設で改善可能


常駐ソフトや不要なアプリの影響

前の所有者が使っていたアプリやセキュリティソフト、スタートアップに登録されたツールなどが動作を圧迫しているケースもあります。


● 起動時に複数のソフトが自動実行されている
● 不要なサービスやバンドルソフトが残っている
● タスクマネージャーで使用率を確認することが大切


Windowsのシステム環境が劣化している

長期間使われたWindows環境では、レジストリの肥大化やアップデートの不整合がパフォーマンス低下につながることがあります。


● システムファイルが破損している可能性あり
● アップデートエラーやドライバの競合も要因
● 再インストールやクリーンアップでリセットする方法もある

中古パソコンが遅く感じる主な原因とその改善方法

中古パソコンを購入した直後、あるいはしばらく使い続けているうちに「動作が遅い」と感じることは珍しくありません。その多くはハードウェアの仕様とソフトウェア環境の複合的な問題によって発生しています。新品と比べると、中古機は設定や状態がまちまちであるため、何がボトルネックになっているのかを正しく見極めることが重要です。

ここでは、動作が遅くなる主な原因を4つに分類し、それぞれに対して具体的な対策と操作方法を紹介します。


ストレージがHDDのままであることによる遅さ

HDDとSSDの性能差は歴然

中古パソコンでは、依然としてHDDを搭載したモデルが多く出回っています。HDDは物理的にディスクを回転させながら読み書きする構造のため、起動やファイルアクセスに時間がかかります。

● Windowsの起動に1分以上かかる
● アプリの立ち上がりが鈍い
● データの読み書き時にカリカリと音がする

こうした症状がある場合は、SSDへの換装が効果的です。体感速度は明確に向上し、もたつきが劇的に解消されます。

SSDへの換装手順

● クローンソフト(例:Macrium Reflect、EaseUSなど)を使って、HDDの内容をSSDへコピー
● パソコンをシャットダウンし、背面のカバーを外してHDDを取り外す
● SSDを同じポートに取り付け、再起動して正常動作を確認

クローンが難しい場合は、クリーンインストールも選択肢です。Windowsの公式サイトからインストールメディアを作成すれば、再インストール可能です。


メモリ容量の不足によるパフォーマンス低下

メモリ4GB以下は現在の用途には厳しい

中古パソコンのなかには、4GBメモリのまま販売されているモデルも少なくありません。Windows 10や11を快適に動かすには、最低でも8GBは必要です。とくに複数のブラウザタブを開いたり、Officeアプリを同時に使う場合、メモリ不足が足を引っ張ります。

● ChromeやEdgeで複数タブを開くと動作が重くなる
● ExcelファイルやPDFを同時に開くと読み込みが遅い
● タスクマネージャーでメモリ使用率が80%を超えている状態が続く

メモリ増設のポイントと方法

● パソコンの型番を確認し、増設可能なスロットがあるかを調べる(メーカーサイト参照)
● 使用中のメモリと同じ規格(例:DDR4 2666MHz)を購入
● 電源を切り、内部にアクセスして空きスロットに新しいメモリを差し込む

増設後はBIOSまたはWindowsの「システム情報」で認識状況を確認します。2枚構成にするとデュアルチャネルで動作し、転送効率も向上します。


常駐ソフトや不要アプリが動作を圧迫している

見えないところで重くしているアプリ群

中古パソコンには、前の所有者が入れたソフトや、購入時にバンドルされた不要なアプリが残っているケースがよくあります。これらはWindows起動時に自動で実行され、メモリやCPUを占有します。

● タスクバーに見慣れないアイコンが常駐している
● 起動が遅く、デスクトップ表示までに時間がかかる
● アンチウイルスソフトが複数競合していることもある

不要アプリの削除と自動起動の無効化手順

● 「スタート」→「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を確認し、不要なソフトをアンインストール
● 「Ctrl+Shift+Esc」でタスクマネージャーを開き、「スタートアップ」タブから不要な項目を「無効」に変更
● セキュリティソフトは1本に絞り、Windows Defenderと競合しないよう調整

この工程だけでも、起動時間とレスポンスが大きく改善されることがあります。


Windowsのシステム環境が長期間使われ劣化している

蓄積された不整合とファイル破損

中古パソコンは、何年も使われた状態のままで販売されていることが多く、内部のWindows環境が整っていないこともあります。不要なレジストリ、破損したアップデート、ドライバの不一致などが、パフォーマンス低下の原因となります。

● Windowsアップデートが何度も失敗している
● システムファイルにエラーがある
● ドライバが旧式のままで、ハードウェアの動作が不安定

システム修復と初期化の方法

● 「Windowsキー+X」→「Windowsターミナル(管理者)」を開き、以下を入力
 sfc /scannow
 → システムファイルの整合性を確認し、自動修復を行う
● 「設定」→「回復」→「このPCを初期状態に戻す」でクリーンな状態へリセット
● 最新ドライバはメーカーサイトから個別にダウンロードして更新する

再インストールに不安がある場合は、事前に必要なデータを外付けストレージにバックアップしておくと安心です。


結論

中古パソコンの動作が遅く感じられる場合、その原因は単一ではなく、ストレージ、メモリ、常駐アプリ、システム環境と多岐にわたります。特にHDDを搭載したモデルでは、SSDへの換装が最も即効性のある改善策です。また、メモリの増設や不要アプリの整理、システム修復など、複数のアプローチを組み合わせて環境を最適化していくことが、快適なパフォーマンスを取り戻す近道となります。

中古機を選ぶ際は、単にスペックを見るだけでなく、「どこまでチューニングされているか」を意識することが大切です。自分で手を加える前提であれば、状態の良い機種を見極め、必要に応じて構成を調整することで、コストを抑えながらも長く使える1台に仕上げることができます。


解決に向けた具体的な対策

中古パソコンの性能を最大限に引き出すには、適切な対応が必要です。以下の手順で改善を進めましょう。


ストレージをSSDに換装する

最も効果的な改善策です。読み込み速度が劇的に向上し、起動やアプリ操作が軽くなります。


● SATAタイプの2.5インチSSDが一般的
● クローン作成でOSやデータをそのまま移行可能
● 換装後はTrim機能やAHCIモードの確認も忘れずに


メモリを増設する

メモリ不足は体感パフォーマンスに直結します。空きスロットがあるかを確認して増設を検討します。


● 機種ごとに対応する規格(DDR3、DDR4など)を確認
● Windowsの「タスクマネージャー」→「パフォーマンス」で使用状況を把握
● メモリ増設後はBIOSで正常認識されているかチェック


OSの再インストールまたは初期化

ソフトウェア的な不具合は、OSを一度リセットすることで解消できることが多いです。


● クリーンインストールで不要なソフトやゴミファイルを除去
● 必要なドライバはメーカーサイトから最新版を導入
● 初期化前にはデータのバックアップを忘れずに


不要アプリやスタートアップの整理

軽量化の基本として、不要なものを排除しましょう。


● 「アプリと機能」から未使用ソフトをアンインストール
● 「スタートアップ」タブで常駐アプリを無効化
● セキュリティソフトは1本に統一する


BIOS・ドライバのアップデート

古いファームウェアやドライバが原因で、リソース管理がうまくいっていないこともあります。


● メーカー公式サイトで最新BIOS・チップセットドライバを確認
● 更新時はバッテリー駆動ではなくACアダプタ接続を推奨
● アップデート後は安定性を数日確認すること

中古パソコンの性能を最大限に引き出すための実践的な改善手順

中古パソコンは価格の魅力が大きい一方、購入直後に動作の遅さや不安定さを感じることもあります。ただし、基本的なパーツの見直しやソフトウェア環境の整理を行えば、新品に近い快適さを取り戻すことは十分に可能です。ここでは、中古パソコンを現役で使える状態に整えるための、具体的な改善策を手順ごとに解説します。


ストレージをHDDからSSDに換装する

SSDへの交換が体感速度を劇的に変える

もっとも効果の高い対策がストレージのSSD化です。HDDではOSの起動に1分以上かかることもありますが、SSDなら10秒前後で起動できるようになります。

● SATA接続の2.5インチSSDが主流(例:Crucial、Samsung、WDなど)
● 古いノートPCでもほとんどがSATAポートを備えているため互換性が高い
● M.2スロット搭載モデルであれば、NVMeタイプのSSDも選択肢に入る

クローン作成の手順とポイント

  1. 1.クローンソフト(例:Macrium Reflect Free)をインストール

  2. 2.SSDをUSB接続の外付けケースに入れてPCに接続

  3. 3.HDDからSSDへディスク全体をコピー

  4. 4.コピー完了後、PCをシャットダウンし、HDDとSSDを交換

  5. 5.BIOSで起動ディスクがSSDに設定されているか確認

換装後は「Trim」機能が有効になっているか、「デバイスマネージャー」から「AHCIモード」で動作しているかもチェックしておくと、SSDの性能が最大限に活かされます。


メモリを増設してマルチタスクの安定性を確保

メモリ不足はブラウジングすら重くする

中古パソコンでは4GBメモリの構成が多く見られますが、Windows 10以降では8GB以上が推奨です。とくにブラウザタブを多く開いたり、複数のアプリを同時に動かす場合は、増設の効果が大きく現れます。

● 「Ctrl+Shift+Esc」→「タスクマネージャー」→「パフォーマンス」→「メモリ」で現在の使用状況を確認
● 空きスロットの有無や対応規格は、CPU-Zなどの無料ツールでチェック可能
● DDR3、DDR4、LPDDRなどの規格を間違えずに選定することが重要

増設後の確認手順

メモリ装着後に電源を入れ、起動時にエラーがなければまずは合格です。その後、以下を確認します。

● BIOS設定でメモリが正しく認識されているか確認
● Windowsの「設定」→「システム」→「バージョン情報」で容量を再確認

容量が変わっていなければ、接触不良の可能性もあるので、もう一度しっかり装着し直しましょう。


Windowsの再インストールまたは初期化で環境をリセット

システムのリフレッシュは長期的な安定に直結

中古パソコンは、前のユーザーが使っていた環境が残っている場合も多く、設定やレジストリが断片化していたり、不要なアプリが残っていたりします。クリーンインストールでOSを初期状態に戻すと、ソフトウェア由来のトラブルは一気に解消されます。

● Microsoft公式から最新のWindows 10/11インストールメディアをUSBで作成可能
● 再インストール時はパーティションの完全削除→OSのみクリーンインストールが理想
● 必要なデータは別ドライブや外部ストレージに退避しておくこと

初期化だけで済ませる場合も、「設定」→「システム」→「回復」→「このPCをリセットする」から、個人ファイル保持/削除を選んで進めることができます。


不要なアプリやスタートアップの整理で軽量化

常駐アプリを制御するだけで体感が変わる

OSを初期化せずに使う場合でも、スタートアップの見直しだけでかなり動作は軽くなります。

● 「スタート」→「設定」→「アプリと機能」で使っていないアプリを削除
● 「Ctrl+Shift+Esc」でタスクマネージャーを開き、「スタートアップ」タブで不要項目を無効化
● 例:Java Updater、OneDrive、Skypeなどの自動起動を制限

セキュリティソフトが2本以上入っている場合は、競合が発生して動作が不安定になります。基本的には1本に統一し、不要なものは完全にアンインストールしましょう。


BIOSとドライバのアップデートで潜在的な問題を回避

ハードウェアとの適合性を見直す

古いBIOSやドライバが原因で、メモリやSSDが本来の性能を発揮できていないケースもあります。特に、Windows 11にアップグレードした中古機では、チップセットや内蔵GPUの互換性問題が発生しやすくなります。

● メーカー公式サイトから機種ごとのBIOS・ドライバを確認・ダウンロード
● BIOS更新時は必ずACアダプタを接続し、更新中は絶対に電源を切らない
● ドライバは「デバイスマネージャー」→「ドライバの更新」からも可能だが、直接インストールの方が確実

アップデート後は不具合が起きないか、数日間は動作状況をよく観察しておくと安心です。


結論

中古パソコンの性能を引き出すには、パーツとソフトの両面からアプローチすることが重要です。SSDへの換装とメモリ増設は最も効果が高く、作業も比較的シンプルです。さらに、不要なアプリの整理やOSのクリーンインストールによって、環境全体が安定し、パフォーマンスが大幅に向上します。

最新のドライバとBIOSを適用することも忘れずに行えば、ハードウェアとの整合性も保たれ、将来的な不具合の予防にもなります。これらの改善を丁寧に実施することで、中古パソコンでも現役で活躍できる一台に仕上げることができます。必要な知識と手順さえ押さえておけば、自力でのアップグレードも十分に可能です。


まとめ

中古パソコンの動作が遅いと感じたときは、複数の要因が関係していることが多いです。

● ストレージがHDDの場合はSSDへの換装が効果的
● メモリ不足や不要アプリの影響も見逃せない
● システム環境のリセットやアップデートで安定性を向上
● 適切なパーツ選定とメンテナンスで十分な性能が引き出せる

中古パソコンを賢く使うには、現状を正しく把握し、必要な対策を講じることがポイントです。

当店では診断・換装・初期化などのご相談も承っておりますので、動作が気になる方はぜひご相談ください。最適なパフォーマンスを引き出すお手伝いをいたします。

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