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2024.6.18

パソコン修理の基本:中古パソコンの故障診断

パソコン全般のお役立ち情報

Q:「中古パソコンが突然動かなくなってしまったのですが、どのように故障診断をすればいいですか?」

A:「まずは落ち着いて、基本的な手順を確認していきましょう。いくつかのポイントを順にチェックすることで、問題の原因を特定しやすくなりますよ。」


基本的な故障診断手順

中古パソコンの故障診断は、以下の手順で行うと効率的です。これらの手順を守ることで、故障の原因を迅速に特定できることが多いです。

電源の確認

最初に確認すべきは電源周りの問題です。

● ACアダプターが正常に接続されているか確認。
● バッテリーが正しく装着されているかチェック。
● 電源ボタンを押しても反応がない場合、別のACアダプターを試してみる。

電源周りの確認手順

中古パソコンが起動しない場合、電源周りの問題を最初に確認することが必要です。ここでは、具体的な確認手順とその操作方法を詳しく説明します。

ACアダプターの接続確認

ACアダプターの接続状態を確認することは、最も基本的なチェックポイントです。

● ACアダプターが正常にコンセントに差し込まれているか確認する。接続が緩んでいないか注意深く確認。
● ACアダプター自体のケーブルが断線していないかを目視で確認。特に、ケーブルの根元部分は断線しやすいので注意。
● 別のコンセントに接続してみることで、コンセント側の問題でないかを確認する。

バッテリーの状態チェック

バッテリーの問題もよくある故障原因の一つです。

● バッテリーが正しく装着されているかを確認。バッテリーが外れていたり、緩んでいると接触不良が起こります。
● バッテリーの端子部分にホコリや汚れがないかをチェック。必要に応じて、乾いた布で軽く拭き取る。
● バッテリーを一度取り外し、再度装着してみる。これにより、接触不良が解消される場合があります。

電源ボタンの動作確認

電源ボタンが正常に動作しているか確認することも重要です。

● 電源ボタンを5秒以上押し続けて、強制的に電源をオフにする。その後、再度電源を入れる。
● 電源ボタンを押しても反応がない場合、別のACアダプターを試してみる。ACアダプターが故障している可能性もあるためです。

電源ランプとLEDの確認

パソコンの電源ランプやLEDが正常に点灯しているかを確認することで、電源供給の状態を把握できます。

● 電源ボタンを押した際に、電源ランプが点灯するか確認。点灯しない場合、電源周りの問題が疑われます。
● バッテリーの充電ランプが点灯しているか確認。充電されていない場合、ACアダプターやバッテリー自体に問題がある可能性があります。

内部コンポーネントの確認

電源周りに問題がない場合、内部コンポーネントを確認することが次のステップです。

● ノートパソコンの裏蓋を開けて、内部の電源ケーブルや接続が正常であるか確認する。
● 内部のケーブルが緩んでいないかをチェックし、必要に応じて再接続する。

外部モニターの使用

ディスプレイに問題がある場合、外部モニターを使用して確認することも有効です。

● 外部モニターに接続して、正常に表示されるか確認。表示される場合、内蔵ディスプレイに問題がある可能性があります。
● 外部モニターでも表示されない場合、マザーボードやGPUの問題が疑われます。

電圧と電流の確認

電源供給の問題を詳しく調べるために、マルチメーターを使用することも有効です。

● マルチメーターを使用して、ACアダプターの出力電圧を測定。正常な電圧が供給されているか確認。
● バッテリーの電圧も同様に測定し、正常な範囲内であるか確認する。

結論

中古パソコンの故障診断において、電源周りの確認は最も基本的かつ重要なステップです。ACアダプターやバッテリーの接続状態、電源ボタンの動作確認、内部コンポーネントのチェックなど、詳細な確認手順を踏むことで、問題の原因を特定しやすくなります。適切な診断を行うことで、迅速に修理対応が可能となり、パソコンの寿命を延ばすことができます。信頼できる修理専門店への相談も視野に入れておくことをお勧めします。

ハードウェアの診断

電源が問題ない場合は、ハードウェアに焦点を当てます。

● メモリの再装着を試みる。静電気防止策を講じた上で、メモリモジュールを一度取り外し、再度装着する。
● ハードディスクやSSDの接続状態を確認。
● 外部デバイス(USB機器など)を一時的に取り外してみる。

ハードウェアの診断手順

電源が正常でもパソコンが起動しない場合、ハードウェアの問題が原因かもしれません。以下の手順で各コンポーネントをチェックしましょう。

メモリの再装着

メモリモジュールの接触不良は、起動不良の一般的な原因の一つです。正しい手順で再装着を試みます。

静電気防止策

● 作業前に必ず静電気防止用リストバンドを装着するか、金属部分に触れて静電気を放電させる。
● 作業は静電気の少ない場所で行う。

メモリの取り外しと再装着

● パソコンの電源を切り、バッテリーやACアダプターを取り外す。
● パソコンの裏蓋を外し、メモリスロットの位置を確認する。
● メモリモジュールの両端にある固定クリップを外し、メモリを斜めに引き抜く。
● メモリスロットのホコリや異物を確認し、必要に応じてエアダスターで清掃。
● メモリモジュールを45度の角度でスロットに差し込み、固定クリップがカチッと音を立てて元に戻るまで押し込む。

ストレージの接続状態確認

ハードディスク(HDD)やSSDの接続が緩んでいると、システムが起動しないことがあります。

ストレージの取り外しと再接続

● パソコンの電源を完全に切り、バッテリーやACアダプターを外す。
● 裏蓋を外し、ストレージの位置を確認する。
● ストレージを固定しているネジを外し、ストレージを慎重に取り外す。
● 接続端子にホコリや異物がないかを確認し、必要に応じて清掃。
● ストレージを再度接続し、しっかりと固定する。

外部デバイスの取り外し

USB機器や外部デバイスの不具合がシステム起動に影響することがあります。すべての外部デバイスを取り外して試してみましょう。

● パソコンに接続されているすべてのUSB機器(マウス、キーボード、外付けドライブなど)を取り外す。
● パソコンの電源を入れ、起動を確認する。
● 起動後、外部デバイスを一つずつ再接続し、どのデバイスが問題を引き起こしているかを特定する。

ハードウェアテストツールの使用

より高度な診断を行うために、ハードウェアテストツールを使用することも推奨されます。

● パソコンメーカーが提供する診断ツール(例:Dell Diagnostics、HP PC Hardware Diagnosticsなど)を利用。
● USBメモリに診断ツールをインストールし、パソコンを診断ツールからブートする。
● 各ハードウェアコンポーネントのテストを実行し、異常が検出されるか確認する。

CMOSバッテリーの確認

CMOSバッテリーの消耗もハードウェアのトラブルの原因となることがあります。

● パソコンの電源を切り、バッテリーやACアダプターを外す。
● CMOSバッテリーの位置を確認し、バッテリーを取り外す。
● 数分間待ち、新しいCMOSバッテリーに交換するか、再装着する。
● パソコンを再起動し、BIOS設定をリセットする。

結論

中古パソコンの故障診断において、電源周りに問題がない場合は、ハードウェアの診断に進むことが重要です。メモリの再装着やストレージの接続確認、外部デバイスの取り外しといった基本的な手順を踏むことで、問題の原因を特定しやすくなります。また、ハードウェアテストツールを活用することで、より詳細な診断が可能です。これらの手順を実行しても解決しない場合は、信頼できる修理専門店に相談することをお勧めします。

ソフトウェアのチェック

ハードウェアに問題がない場合、ソフトウェアの確認を行います。

● セーフモードで起動し、問題が再現されるか確認。
● 最近インストールしたソフトウェアやドライバの更新が原因でないか調査。
● システムの復元ポイントを利用して、正常だった時点に戻す。

ソフトウェアのチェック手順

ハードウェアに問題がない場合、ソフトウェアの異常が原因でパソコンが正常に動作しないことがあります。以下の手順に従ってソフトウェアの問題を特定しましょう。

セーフモードでの起動

セーフモードは、必要最低限のドライバとサービスだけでシステムを起動するモードです。これにより、問題の原因が特定しやすくなります。

セーフモードの起動手順(Windows 10の場合)

  1. 1.パソコンの電源を入れ、ログイン画面に進む前に電源ボタンを長押しして強制的に電源を切る。この操作を3回繰り返す。
  2. 2.4回目に電源を入れると、「自動修復」モードが表示されるので、「詳細オプション」を選択。
  3. 3.「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」を選ぶ。
  4. 4.再起動後に表示されるメニューで「セーフモードを有効にする(4)」または「セーフモードとネットワークを有効にする(5)」を選択する。

最近インストールしたソフトウェアやドライバの確認

ソフトウェアやドライバの更新がシステムの不具合の原因となることがあります。特に、直近でインストールまたは更新したソフトウェアやドライバを確認します。

ソフトウェアの確認手順

  1. 1.「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」を開く。
  2. 2.インストール日付順にソフトウェアを並べ替え、最近インストールまたは更新されたソフトウェアを確認する。
  3. 3.不要または疑わしいソフトウェアを選択し、「アンインストール」をクリックする。

ドライバの確認手順

  1. 1.「デバイスマネージャー」を開く。
  2. 2.問題のあるデバイスを右クリックし、「プロパティ」を選択。
  3. 3.「ドライバー」タブを選び、「ドライバーの更新」をクリックする。場合によっては「ドライバーのロールバック」オプションを使用して、以前のバージョンに戻すことも検討する。

システムの復元ポイントの利用

システムの復元は、システムファイルと設定を以前の正常な状態に戻す機能です。これにより、最近の変更による問題を解決できます。

システムの復元手順

  1. 1.「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの保護」を選択。
  2. 2.「システムの復元」ボタンをクリックする。
  3. 3.「別の復元ポイントを選択する」を選び、「次へ」をクリック。
  4. 4.復元ポイントのリストから、問題が発生する前の日付を選び、「次へ」をクリック。
  5. 5.内容を確認し、「完了」をクリックして復元プロセスを開始する。

ウイルススキャンの実施

マルウェアやウイルスがシステムの不具合の原因となることがあります。信頼性の高いウイルス対策ソフトを使用して、システム全体のスキャンを行います。

ウイルススキャン手順

  1. 1.インストールされているウイルス対策ソフトを開く。
  2. 2.「フルスキャン」または「全体スキャン」を選択し、システム全体をスキャンする。
  3. 3.検出された脅威を削除または隔離する。

レジストリのクリーンアップ

レジストリのエラーがシステムの不具合を引き起こすことがあります。レジストリクリーナーを使用して、不必要なエントリを削除します。

レジストリクリーンアップ手順

  1. 1.信頼できるレジストリクリーナーソフトをダウンロードし、インストールする。
  2. 2.ソフトを開き、「スキャン」を実行する。
  3. 3.検出されたエラーを確認し、「修正」をクリックして問題を解決する。

結論

中古パソコンの故障診断において、ソフトウェアの問題をチェックすることは重要です。セーフモードでの起動、最近インストールしたソフトウェアやドライバの確認、システムの復元ポイントの利用、ウイルススキャン、レジストリのクリーンアップといった手順を実行することで、多くの問題を解決できる可能性があります。これらの手順を踏んでも解決しない場合は、専門の修理業者に相談することをお勧めします。

BIOSの確認

BIOS設定に異常がある場合、システムの起動に影響を与えることがあります。

● BIOS設定を初期化(デフォルト設定に戻す)。
● BIOSバージョンが最新であるか確認し、必要であれば更新。 

BIOSの確認手順

BIOS(Basic Input/Output System)は、コンピュータの起動時に最初に実行されるプログラムで、ハードウェアの初期化やシステムの設定を行います。BIOS設定に問題がある場合、パソコンが正常に起動しないことがあります。以下の手順でBIOSの確認と設定を行いましょう。

BIOS設定の初期化

BIOS設定を初期化することで、誤った設定や変更が原因で起動しない場合を解決することができます。

BIOS設定の初期化手順

  1. 1.パソコンの電源を入れると同時に、BIOSセットアップユーティリティに入るためのキーを押します。一般的なキーは[F2]、[Delete]、[Esc]などですが、パソコンのメーカーやモデルによって異なる場合があります。
  2. 2.BIOSセットアップユーティリティが表示されたら、「Load Setup Defaults」または「Restore Defaults」というオプションを探します。これは通常、設定メニュー内の「Exit」タブにあります。
  3. 3.「Load Setup Defaults」または「Restore Defaults」を選択し、設定をデフォルトに戻します。確認メッセージが表示されたら「Yes」または「OK」を選びます。
  4. 4.設定を保存してBIOSセットアップユーティリティを終了し、パソコンを再起動します。

BIOSバージョンの確認と更新

BIOSのバージョンが古い場合、新しいバージョンに更新することで、互換性やパフォーマンスの向上が期待できます。

BIOSバージョンの確認手順

  1. 1.パソコンを再起動し、BIOSセットアップユーティリティに入ります。
  2. 2.BIOSセットアップユーティリティ内で、BIOSバージョン情報を探します。これは通常、メインメニューまたは情報タブに表示されています。
  3. 3.現在のBIOSバージョンをメモしておきます。

BIOSの更新手順

  1. 1.パソコンのメーカーの公式ウェブサイトにアクセスし、サポートページから最新のBIOSバージョンをダウンロードします。
  2. 2.ダウンロードしたファイルを解凍し、USBメモリにコピーします。
  3. 3.パソコンを再起動し、BIOSセットアップユーティリティに入ります。
  4. 4.「BIOS Update」または「EZ Flash」などのオプションを探します。これは通常、メインメニューまたはツールタブにあります。
  5. 5.USBメモリからダウンロードしたBIOSファイルを選択し、更新プロセスを開始します。
  6. 6.BIOSの更新が完了するまで、パソコンの電源を切ったり中断したりしないように注意します。更新が完了すると、パソコンは自動的に再起動します。

CMOSバッテリーの確認と交換

CMOSバッテリーは、BIOS設定を保持するための電力を供給します。バッテリーが消耗している場合、設定がリセットされることがあります。

CMOSバッテリーの確認手順

  1. 1.パソコンの電源を切り、バッテリーやACアダプターを外します。
  2. 2.裏蓋を外し、CMOSバッテリーの位置を確認します。CMOSバッテリーは通常、マザーボード上の小さな円形のバッテリーです。
  3. 3.バッテリーの電圧を確認するために、マルチメーターを使用します。電圧が低い場合、交換が必要です。

CMOSバッテリーの交換手順

  1. 1.CMOSバッテリーを慎重に取り外します。バッテリーが固定されている場合は、クリップを外して取り外します。
  2. 2.新しいバッテリーを取り付け、しっかりと固定します。
  3. 3.裏蓋を戻し、バッテリーやACアダプターを再接続します。
  4. 4.パソコンを再起動し、BIOS設定を再確認します。

結論

BIOS設定の確認と適切な調整は、中古パソコンの故障診断において重要なステップです。設定を初期化することで誤った設定をリセットし、最新のBIOSバージョンに更新することでシステムの安定性を向上させることができます。CMOSバッテリーの状態を確認し、必要に応じて交換することで、BIOS設定の保持を確実にすることができます。これらの手順を実行しても問題が解決しない場合は、信頼できる修理専門店に相談することをお勧めします。

冷却システムの点検

パソコンの過熱は動作不良の原因となるため、冷却システムの点検も重要です。

● ファンの動作状況を確認し、異音がないかチェック。
● エアダスターを使用して内部のホコリを除去。

冷却システムの点検手順

パソコンの冷却システムが適切に機能していないと、過熱により動作不良が発生します。以下の手順に従って、冷却システムの点検とメンテナンスを行いましょう。

ファンの動作状況の確認

ファンは冷却システムの中心的な役割を果たしており、その動作状況を確認することが重要です。

ファンの確認手順

  1. 1.パソコンを起動し、ファンの音に注意を払います。正常なファンは一定の音量で回転しますが、異音が聞こえる場合は問題がある可能性があります。
  2. 2.ファンの回転数を確認するために、専用のソフトウェア(例:SpeedFan、HWMonitorなど)を使用します。これにより、ファンの回転数や温度センサーのデータを確認できます。
  3. 3.ファンが回転していない場合や異音がする場合、パソコンをシャットダウンし、ファンの物理的な状態をチェックします。

ファンの清掃手順

  1. 1.パソコンの電源を切り、バッテリーやACアダプターを外します。
  2. 2.パソコンの裏蓋を外し、ファンの位置を確認します。
  3. 3.ファンの羽根や周辺にホコリが付着している場合、エアダスターを使用して慎重にホコリを除去します。エアダスターのノズルをファンの羽根に近づけ、短い間隔でスプレーします。
  4. 4.必要に応じて、綿棒や柔らかいブラシを使用して、細かいホコリを取り除きます。

冷却システム全体の点検

ファン以外の冷却システムも確認することで、過熱問題を解消することができます。

冷却フィンの確認と清掃

  1. 1.冷却フィンは、熱を外部に逃がすための重要な部品です。フィンにホコリが詰まっていると、冷却効率が低下します。
  2. 2.冷却フィンの位置を確認し、エアダスターを使用してホコリを除去します。フィンの隙間にエアダスターのノズルを差し込み、短い間隔でスプレーします。

サーマルペーストの確認と交換

  1. 1.サーマルペーストは、CPUやGPUとヒートシンクの間の熱伝導を改善するための重要な物質です。時間とともに劣化するため、定期的な交換が推奨されます。
  2. 2.パソコンの電源を切り、CPUやGPUのヒートシンクを取り外します。
  3. 3.古いサーマルペーストをアルコールパッドで慎重に拭き取り、新しいサーマルペーストを薄く均一に塗布します。ヒートシンクを元に戻し、しっかりと固定します。

ソフトウェアの確認と設定

冷却システムのハードウェアチェックに加えて、ソフトウェア設定も重要です。適切な設定を行うことで、冷却性能を最適化できます。

電源設定の調整

  1. 1.Windowsの「電源オプション」を開き、現在のプランを選択します。
  2. 2.「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」を選択し、冷却ポリシーを「アクティブ」に設定します。
  3. 3.CPUの最大動作状態を適切に設定し、過剰な発熱を防ぐようにします。

ファン制御ソフトウェアの利用

  1. 1.専用のファン制御ソフトウェア(例:SpeedFan、Argus Monitorなど)をインストールします。
  2. 2.ソフトウェアを起動し、ファンの回転数や温度設定をカスタマイズします。これにより、冷却性能を最大化できます。

結論

パソコンの冷却システムの点検とメンテナンスは、動作不良を防ぐために不可欠です。ファンの動作状況の確認や清掃、冷却フィンやサーマルペーストの点検と交換、適切なソフトウェア設定を行うことで、パソコンの過熱を防止し、安定した動作を維持することができます。定期的な点検とメンテナンスを行い、問題が解決しない場合は専門の修理業者に相談することをお勧めします。

データのバックアップ

問題が解決しない場合に備え、重要なデータのバックアップを取ることを忘れないでください。

● 外部ストレージやクラウドサービスにデータを移行。
● データのバックアップを行う際、ウイルススキャンも実施。

データのバックアップ手順

パソコンが故障してデータが失われるリスクを避けるためには、定期的なバックアップが必要です。以下の手順に従って、重要なデータのバックアップを行いましょう。

外部ストレージへのデータ移行

外部ストレージ(外付けハードディスクやUSBメモリ)を使用することで、データを安全に保管することができます。

外部ストレージの選定

● 大容量の外付けハードディスク(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)を選びます。耐久性や転送速度も考慮しましょう。
● USBメモリは小型で持ち運びやすいですが、容量が限られているため、重要なデータだけをバックアップする場合に適しています。

データ移行手順

  1. 1.外部ストレージをパソコンに接続します。USBポートに差し込むだけで自動的に認識されます。
  2. 2.「エクスプローラー」を開き、バックアップしたいファイルやフォルダを選択します。
  3. 3.選択したファイルを右クリックし、「コピー」を選びます。
  4. 4.外部ストレージのドライブを開き、空いているスペースで右クリックし、「貼り付け」を選びます。
  5. 5.データのコピーが完了するまで待ちます。コピーが完了したら、外部ストレージを安全に取り外します。

クラウドサービスへのデータ移行

クラウドストレージサービスを利用することで、データをオンラインで安全に保管できます。これにより、データの消失リスクをさらに低減できます。

クラウドサービスの選定

● Google Drive、Dropbox、OneDriveなどの信頼性の高いクラウドストレージサービスを利用します。
● 無料プランでは容量が限られているため、必要に応じて有料プランを検討します。

データ移行手順

  1. 1.クラウドストレージサービスにサインインし、アカウントを作成します。
  2. 2.クラウドストレージのクライアントソフトウェアをパソコンにインストールします。ソフトウェアを起動し、サインインします。
  3. 3.クライアントソフトウェアを使用して、バックアップしたいファイルやフォルダを選択し、クラウドストレージにアップロードします。
  4. 4.アップロードが完了するまで待ちます。データはオンラインで安全に保管されます。

データバックアップ時のウイルススキャン

データのバックアップを行う前に、ウイルススキャンを実施することで、マルウェアやウイルスの混入を防ぎます。

ウイルススキャン手順

  1. 1.最新のウイルス対策ソフトウェアを使用します。無料のソフトウェアでも十分ですが、信頼性の高いものを選びましょう(例:Windows Defender、Avast、AVGなど)。
  2. 2.ウイルス対策ソフトウェアを起動し、「フルスキャン」を選択します。これにより、システム全体がスキャンされます。
  3. 3.スキャンが完了するまで待ち、検出された脅威を削除または隔離します。

データバックアップのスケジュール

定期的なバックアップスケジュールを設定することで、常に最新のデータを保護することができます。

● 週に一度または月に一度、データのバックアップを行います。
● 大規模なプロジェクトや重要なデータが頻繁に更新される場合は、バックアップの頻度を増やします。
● クラウドストレージサービスには自動バックアップ機能があるため、これを活用することをお勧めします。

結論

データのバックアップは、中古パソコンの故障時にデータを保護するために不可欠な手段です。外部ストレージやクラウドサービスを利用して、定期的にデータをバックアップすることで、データの消失リスクを最小限に抑えることができます。また、バックアップ前にはウイルススキャンを実施し、データの安全性を確保することが重要です。これらの手順を徹底することで、安心してパソコンを利用できる環境を維持することができます。

まとめ

中古パソコンの故障診断は、電源、ハードウェア、ソフトウェア、BIOS、冷却システムの確認といった基本的な手順を踏むことが重要です。これらのステップを順にチェックすることで、多くの問題を特定し、解決することができます。また、データのバックアップを常に行うことで、最悪の事態に備えることができます。専門的な修理が必要な場合は、信頼できる修理専門店に相談することをお勧めします。

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