
ノートパソコンをクリーニングする正しい方法
ノートパソコンのお役立ち情報

この記事の最終更新日:2025年7月9日
先輩、私のノートパソコン、毎日使っているうちにキーボードの隙間にホコリが溜まったり、画面に指紋がべったり付いたりして、すごく汚れてきちゃったんです。
見た目が悪いだけじゃなくて、最近なんだかファンの音がうるさくなったり、本体が熱くなったりすることも増えてきた気がして…
自分で綺麗にしたいんですけど、水を使っていいのか、どんな洗剤を使えばいいのか全くわからなくて。下手に掃除して水没させたり傷つけたりして、壊してしまったらどうしようって、すごく不安なんです。
ノートパソコンを安全に、そして隅々まで綺麗にするための、プロが実践しているような正しいお掃除の方法ってありませんか?
その悩みと、そのPCを大切に思う気持ち、素晴らしいね。君のその懸念は完全に正しい。
ノートパソコンのクリーニングは、単なる「見た目を綺麗にする」という家事のようなものではないんだ。
それは、PCのパフォーマンスを維持し、その「寿命」を延すための極めて重要な『予防メンテナンス』であり、精密機械を扱う一種の『技術』なんだよ。
間違った方法で行えば、君が心配している通り、修復不可能なダメージを与えてしまうリスクさえある。
今日は、そのプロフェッショナルなクリーニングの全知識を伝授しよう。揃えるべき正しい道具と薬品の選び方から、画面、キーボード、そしてPC内部の冷却ファンに至るまで、各部位ごとの安全で効果的な掃除方法、そして絶対にやってはいけない禁忌まで、日本一詳しく解説していくよ。この記事を読めば、君は自信を持ってあなたの相棒を新品同様に蘇らせることができるようになるはずだ。
【思想編】それは「掃除」ではない、「予防メンテナンス」である
ノートパソコンのクリーニングを、単なる「汚れ落とし」と考えてはいけません。
その本質的な目的は、将来発生するかもしれない深刻なトラブルを未然に防ぐための「予防メンテナンス」にあります。
特に、私たちが戦うべき最大の敵は、目に見えない「ホコリ」です。
ノートパソコンの内部には、CPUやGPUといった高熱を発する部品を冷却するための、冷却ファンとヒートシンク(放熱板)が搭載されています。
日々の利用によって吸気口から吸い込まれたホコリが、この冷却システムに蓄積していくと、放熱の効率が著しく低下します。
その結果、PCは内部の熱を十分に排出できなくなり、部品の損傷を防ぐために自らの性能を強制的に低下させる「サーマルスロットリングCPUやGPUが、過熱による損傷を避けるため、自身の動作クロック周波数や電圧を意図的に下げ、パフォーマンスを抑制する自己防衛機能のこと。」という現象を引き起こします。
「最近、PCの動作が重くなった」「高負荷な作業をすると、ファンの音が異常にうるさい」。
これらの症状の多くは、このホコリによる冷却性能の低下が原因なのです。
また、キーボードの隙間に溜まったホコリやゴミはキーの接触不良や故障の原因となりますし、USBポートなどに詰まったホコリは接続不良を引き起こします。
正しいクリーニングとは、これらのパフォーマンス低下や故障のリスクを取り除き、あなたのノートパソコンの健康と寿命を守るための、極めて重要な医療行為にも似た活動なのです。
【第一章:道具編】プロが使うクリーニングキットを揃える
効果的で安全なクリーニングは、正しい「道具」を揃えることから始まります。
家庭にある普通の雑巾や洗剤は、精密機械であるPCにとっては凶器となり得ます。
以下の専用の道具を用意しましょう。
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1. マイクロファイバークロス:
PCクリーニングの主役です。非常に細かい繊維で作られており、画面や筐体を傷つけることなく、指紋や油汚れを効果的に拭き取ります。複数枚用意しましょう。
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2. 無水エタノール、または70%以上のイソプロピルアルコール (IPA):
頑固な油汚れやキーボードの手垢などを落とすための洗浄液です。揮発性が高く、電子部品へのダメージが少ないのが特徴です。ただし、これを直接PCに吹き付けてはいけません。必ずクロスに少量染み込ませて使います。
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3. 精製水(または蒸留水):
水道水にはミネラルなどの不純物が含まれており、拭き跡が残る原因となります。画面などを拭く際のアルコールを薄めたり、仕上げ拭きをしたりする際には、不純物を含まない精製水を使いましょう。
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4. エアダスター(または電動エアダスター):
キーボードの隙間やポート類、そして内部のファンに詰まったホコリを、強力な空気の流れで吹き飛ばします。缶タイプのエアダスターは手軽ですが、連続使用すると冷却され威力が落ちたり、液体が噴出したりするリスクがあります。PCのメンテナンスを定期的に行うなら、充電式の「電動エアダスター」は非常にコストパフォーマンスの高い投資です。
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5. 静電気防止ブラシと綿棒:
キーボードの隙間やポートの細かい部分のホコリをかき出すために使います。静電気の発生を抑える専用のブラシが理想です。
【第二章:外部クリーニング編】PCの「身体」を美しく磨き上げる
内部のクリーニングに進む前に、まずはPCの外装全体を綺麗にします。
作業を始める前には必ずPCの電源を完全にシャットダウンし、ACアダプターを抜き、可能であればバッテリーも取り外してください。
エリア1:ディスプレイ - 最も繊細な顔
ノートパソコンのディスプレイは特殊なコーティングが施されていることが多く、最もデリケートなパーツです。
絶対にアルコールやガラスクリーナー(アンモニアを含むもの)を直接使ってはいけません。
コーティングが剥がれ、取り返しのつかないシミになる可能性があります。
まず、乾いたマイクロファイバークロスで優しくホコリを拭き取ります。
それでも落ちない指紋や汚れがある場合は、別の綺麗なマイクロファイバークロスにごく少量の精製水を湿らせ(スプレーでクロスに一吹きする程度)、円を描くように優しく拭き上げます。
力を入れすぎるのは、液晶パネルの破損に繋がるため厳禁です。
エリア2:キーボードとトラックパッド - 最も汚れが溜まる場所
キーボードはホコリ、髪の毛、そしてお菓子の食べかすなど、雑菌の温床です。
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1. 逆さにして軽く振る:
まずPCを逆さにして大きなゴミを落とします。
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2. エアダスターで吹き飛ばす:
キーの隙間に向かってエアダスターを吹き付け、内部のホコリやゴミをかき出します。様々な角度から丁寧に行いましょう。
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3. ブラシと綿棒で仕上げる:
こびりついた汚れは、静電気防止ブラシや綿棒で優しくこすり落とします。
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4. 表面を拭き上げる:
マイクロファイバークロスに無水エタノールを少量染み込ませ、キーの表面(キートップ)やトラックパッドの手垢を丁寧に拭き取ります。これにより除菌効果も期待できます。
エリア3:筐体とポート類
PCの筐体(ボディ)も手垢や油で汚れています。
これもエタノールを染み込ませたクロスで拭き上げます。
USBやHDMIといったポート類の内部のホコリは、エアダスターで吹き飛ばします。
金属製のピンを傷つける可能性があるため、綿棒などを中に突っ込むのは避けましょう。
特に忘れがちなのが底面にある吸気口と、側面や背面にある排気口です。
この部分のホコリの詰まりが冷却性能の低下に直結するため、念入りに清掃します。
【第三章:内部クリーニング編】パフォーマンスを蘇らせる心臓外科手術(超上級者向け)
**【最重要警告】以下の作業はPCを分解する行為です。メーカーの保証が無効になるだけでなく、作業を誤ればPCを完全に破壊する高いリスクを伴います。この記事は作業を推奨するものではなく、あくまで知識として解説するものです。自信のない方は決して自分で行わず、我々のような専門の修理業者にご依頼ください。**
外部からのクリーニングだけでは改善しない、深刻な熱問題に対する最後の手段が、内部の冷却システムの直接清掃です。
ステップ1:安全の確保と分解
まず静電気による電子部品の破壊を防ぐため、静電気対策用のリストバンドを装着します。
お使いのPCのモデルに合わせた精密ドライバーを用意し、底面のネジを全て外します。
プラスチック製のヘラなどを使い、慎重に筐体の爪を外しながら裏蓋を開けます。
内部にアクセスしたらまず最初に、マザーボードからバッテリーのコネクタを抜き、完全に通電しない状態にします。
ステップ2:冷却ファンとヒートシンクの清掃
内部で最もホコリが溜まっているのが、冷却ファンとその先のヒートシンクのフィン(放熱板)です。
静電気防止ブラシでファンにこびりついたホコリを、優しく剥がし取ります。
次にエアダスターでヒートシンクのフィンに向かって風を送り、詰まったホコリを外に吹き飛ばします。
ここで絶対に注意すべきこと。
それは、「エアダスターでファンを高速回転させないことファンに強力な空気を直接当てると、想定以上の高速で回転し、軸流ファンモーターのベアリングが破損したり、あるいは逆起電力によってマザーボードの回路を損傷させたりする危険性があります。」です。
必ず指やプラスチック製の工具でファンが回転しないように固定しながら、作業を行ってください。
この一点を守るか守らないかが、プロと素人の大きな違いです。
まとめ - クリーニングはあなたのPCへの「愛情」と「敬意」の表現である
ノートパソコンのクリーニングは、単に美観を保つための作業ではありません。
それは日々の過酷な業務を支えてくれるあなたの「相棒」に対する感謝の気持ちの現れであり、その健康と寿命を守るための責任あるメンテナンス活動なのです。
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1. まず「正しい道具」を揃えること:
マイクロファイバークロス、無水エタノール、エアダスター。これら三種の神器が安全で効果的なクリーニングの基本です。家庭用の洗剤やティッシュペーパーは厳禁です。
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2. 「ディスプレイ」には最大限の優しさを:
液体を直接吹きかけない、力を入れすぎない、アルコールを使わない。この三つの原則を守ることが高価なディスプレイを守るための鉄則です。
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3. 「内部の清掃」はプロの領域と心得るべし:
冷却ファンの清掃はパフォーマンス改善に劇的な効果がありますが、それ以上に高いリスクを伴います。少しでも不安を感じたら迷わず専門家を頼ってください。その判断こそが最も賢明な選択です。
定期的に手入れされたクリーンなノートパソコンは、常に最高のパフォーマンスを発揮してくれるだけでなく、何よりも使っていて気持ちが良いものです。
それはあなたの仕事へのモチベーションを高め、日々のデジタルライフをより豊かで快適なものへと変えてくれるでしょう。
ぜひ週末にでも少し時間を取って、あなたの大切な相棒を優しく磨き上げてあげてください。
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