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最終更新日:2026年6月17日

Windowsセキュリティガイド

【2026年版】Windowsのユーザーアカウント制御(UAC)とは?安全を保って通知を調整する方法を解説

アプリを入れるたびに「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という画面が出て、画面も暗くなる。正直、ちょっと煩わしいですよね。いっそオフにしたい——その気持ち、よく分かります。でも、先に正直にお伝えします。この「ユーザーアカウント制御(UAC)」は、あなたのパソコンを守る、大切なセキュリティ機能です。完全にオフにするのは、おすすめできません。この記事では、UACの役割を理解したうえで、安全を保ちながら、煩わしさと賢く付き合う方法を、正直に解説します。専門用語には折りたたみの用語解説をつけました。

  • UAC
  • ユーザーアカウント制御
  • セキュリティ
  • Windows設定
IT初心者の七海さん IT初心者の七海さん

アプリを入れるたびに「許可しますか?」って画面が出てきて、画面も暗くなるし…ちょっと煩わしいんです。いっそオフにしちゃダメですか?でも、セキュリティが下がるって聞くと、ちょっと不安で…。

IT上級者の大介先輩 IT上級者の大介先輩

オフは、正直おすすめしないな。覚えておくのは3つ。UACは、勝手な変更を防ぐ大事な防御だということ。完全にオフにするのは危険だということ。そして、どうしても気になるなら、下げるにしても標準の範囲にとどめること。安全と便利のバランスが大事なんだ。順番に説明するね。

この記事でわかること

  • UAC(ユーザーアカウント制御)とは何か
  • なぜ「許可しますか?」と聞いてくるのか
  • 完全に無効化してはいけない理由
  • 4段階の通知レベルの意味
  • 安全を保った、現実的な付き合い方
  • 中古PC購入時に確認したいこと

結論

UACは大切な防御機能。完全オフは避け、調整するなら標準の範囲にとどめましょう

UAC(ユーザーアカウント制御)は、パソコンに重要な変更が加えられる前に、「許可しますか?」と確認を求める、Windowsのセキュリティ機能です。煩わしく感じるかもしれませんが、これは、あなたのパソコンを守るために働いています。

なぜ確認してくるのか。それは、悪意のあるソフト(マルウェア)などが、あなたの知らないうちに、勝手にシステムを変更したり、危険なプログラムをインストールしたりするのを防ぐためです。あの確認画面は、「本当にこの操作をしていいですか?」という、最後の砦なのです。だからこそ、正直にお伝えします。煩わしいからといって、UACを完全に無効化(オフ)にするのは、おすすめできません。オフにすると、悪意あるプログラムが、あなたに気づかれることなく、システムを変更できてしまい、セキュリティリスクが大幅に高まります。とはいえ、付き合い方を工夫することはできます。UACには4段階の通知レベルがあり、標準(デフォルト)の設定は、安全と利便性のバランスが取れた、上から2番目のレベルです。どうしても調整したい場合でも、この標準の範囲にとどめ、「通知しない(実質オフ)」は避けるのが賢明です。この記事で、その理由と方法を、正直に解説します。

WindowsのUACの設定について七海が大介に相談している導入漫画
UACを煩わしく感じる七海さんに、大介先輩が「UACは大事な防御・完全オフは危険・下げても標準の範囲で」と整理します。

UACとは何か

WindowsのUACとは何かを初心者向けに七海と大介がわかりやすく案内している様子

まず、UACが何者なのかを知りましょう。あの「許可しますか?」の画面の、正体です。

UACは「ユーザーアカウント制御(User Account Control)」の略で、Windowsに標準で備わっているセキュリティ機能です。パソコンに重要な変更(アプリのインストール、システム設定の変更など、管理者の権限が必要な操作)が行われようとすると、その直前に、確認画面を表示します。利用者が「はい」と許可して、はじめて操作が実行されます。

「重要な操作の前の、確認係」と考えると分かりやすい

UACは、いわば、家の玄関で「この人を入れていいですか?」と確認してくれる、用心深い番人のような存在です。重要な操作の前に一度立ち止まらせることで、うっかりや、悪意あるプログラムの暴走を防ぎます。少し過保護に感じても、その確認が、トラブルを未然に防いでいるのです。パソコンのセキュリティ全般はパソコンのウイルス対策とセキュリティの基本もあわせてどうぞ。

UAC(ユーザーアカウント制御)

Windowsに標準で搭載されている、セキュリティ機能です。「User Account Control」の頭文字をとってUACと呼ばれます。アプリのインストールや、システム設定の変更など、パソコンに重要な変更を加える操作(管理者権限が必要な操作)が行われる際に、「許可しますか?」という確認画面を表示します。これにより、悪意のあるソフトウェアが、利用者に気づかれずに、勝手にシステムを変更することを防ぎます。Windowsの安全を支える、基本的な仕組みのひとつです。

なぜ確認してくるのか

UACがなぜ確認してくるのかを大介が七海に説明している様子

「自分で操作しているのに、なぜいちいち聞いてくるの?」と思いますよね。その理由を知ると、UACの大切さが分かります。

理由は、その操作が「本当にあなたの意思によるものか」を確認するためです。パソコンを操作しているのが、いつもあなた自身とは限りません。webからダウンロードしたソフトに、マルウェアが潜んでいて、あなたの知らないうちに、システムを変更しようとすることがあります。UACは、そうした「あなたが意図していない変更」を、実行直前で食い止める役割を担っています。

「意図しない変更」をブロックする最後の砦

もしUACがなければ、危険なプログラムが、確認なしで、次々とシステムを書き換えてしまうかもしれません。UACの確認画面が出たとき、「自分が今、何か操作したか?」を振り返るきっかけにもなります。もし、何もしていないのに確認画面が出たら、それは危険なサインかもしれません。その場合は「いいえ」を選ぶことで、被害を防げます。UACは、ただ煩わしいだけの機能ではないのです。

管理者権限とマルウェア

「管理者権限」は、パソコンに重要な変更(アプリのインストール、システム設定の変更など)を加えられる、特別な権限のことです。「マルウェア」は、パソコンに害を与える、悪意のあるソフトウェアの総称で、ウイルスなどが含まれます。マルウェアは、しばしば管理者権限を悪用して、システムを勝手に変更しようとします。UACは、管理者権限が必要な操作の前に確認を求めることで、マルウェアによる、利用者が意図しない変更を防ぐ役割を果たします。

完全に無効化してはいけない理由

UACを完全に無効化してはいけない理由を七海と大介が慎重に確認している様子

ここは、いちばん正直にお伝えしたい部分です。「煩わしいから、いっそオフに」と考える前に、必ず知っておいてください。

UACを完全に無効化(通知しない設定に)すると、セキュリティのリスクが大幅に高まります。確認画面が出なくなるということは、悪意のあるプログラムが、あなたに気づかれることなく、自由にシステムを変更できてしまう、ということです。便利さと引き換えに、パソコンの安全を、大きく損なうことになります。

「よほどの理由がない限り、無効化は避ける」

正直にお伝えすると、UACの完全な無効化は、よほどの理由がない限り、避けるべきです。一時的に、特定のソフトをインストールするためにオフにする、といったケースもありますが、その場合も、作業が終わったら必ず元に戻すことが大切です。なお、レジストリやポリシーを操作して無効化する方法もネット上には見られますが、これらは設定を誤るとシステムに重大な障害を起こす危険があるため、初心者の方にはおすすめしません。煩わしさより、安全を優先してください。Windows標準の防御についてはWindows Defenderと有料セキュリティの比較も参考になります。

4段階の通知レベル

UACの4段階の通知レベルを七海と大介が比較しながら整理している様子

UACは、オンかオフの2択ではありません。通知の頻度を、4段階で選べます。それぞれの意味を知っておきましょう。

レベル 通知のタイミング 評価
常に通知 アプリ・自分の変更とも通知 最も安全
標準(上から2番目) アプリの変更時に通知・暗転 推奨・バランス良
暗転なし アプリの変更時に通知・暗転なし やや低め
通知しない 確認しない(実質オフ) 非推奨・危険

デフォルト(上から2番目)が、バランスの取れた推奨設定

Windowsの初期設定は、上から2番目の「アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知する」です。これは、自分が設定を変える時には確認を省きつつ、アプリによる変更時にはしっかり確認する、安全と利便性のバランスが取れたレベルです。多くの方は、この標準のままで問題ありません。いちばん上の「常に通知」は最も安全ですが、通知が増えます。逆に「通知しない」は、前述のとおり危険なので避けましょう。

通知レベル(4段階)

UACでは、確認画面を表示するタイミングを、4段階のスライダーで調整できます。上から「常に通知する」「アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知する(デフォルト)」「同・デスクトップを暗転させない」「通知しない」の順です。上にするほど安全性が高く、確認の頻度が増えます。下にするほど通知は減りますが、安全性は下がります。いちばん下の「通知しない」は、UACを実質的に無効にする設定で、セキュリティリスクが高いため、推奨されません。

安全を保った付き合い方

UACと安全を保った付き合い方を七海と大介が用途別に案内している様子

では、煩わしさと、どう折り合いをつけるか。安全を保ったままできる、現実的な付き合い方を提案します。

設定を変えたい場合は、コントロールパネルから「ユーザーアカウント」→「ユーザーアカウント制御設定の変更」を開きます(検索窓に「UAC」と入力しても見つかります)。スライダーで通知レベルを選び、OKを押すだけです。ただし、変えるとしても、標準(上から2番目)か、その一つ下までにとどめるのが安全です。

UACと上手に付き合うコツ

  • 基本は、標準(デフォルト)のまま使うのがおすすめ
  • 変更するなら、標準スライダーの範囲内で(最下段は避ける)
  • そもそも頻繁に出るのは、初期設定時など一時的なことが多い
  • 確認画面が出たら、自分の操作か一瞬考える習慣をつける
  • 身に覚えのない確認画面には「いいえ」を選ぶ

「頻発するのは最初だけ」のことも多い

正直にお伝えすると、UACの確認画面が頻繁に出て煩わしいのは、新しいパソコンを使い始めた時期や、たくさんのアプリをインストールしている時期など、一時的なことが多いものです。日常的に使う分には、それほど頻繁には出ません。ですから、煩わしさを理由にすぐ設定を下げるより、まずは標準のまましばらく使ってみることをおすすめします。それでも気になる場合に、標準の範囲で微調整する、という順番が安全です。新しいPCの初期設定は中古パソコンの初期設定とソフト導入もどうぞ。

中古PC購入時の確認

中古PC購入時のUAC設定の確認を七海と大介が落ち着いて整理している様子

最後に、中古パソコンを使う方に、ぜひ知っておいてほしいことがあります。これは、中古を扱う私たちならではの、正直なアドバイスです。

中古で購入したり、人から譲り受けたりしたパソコンでは、以前の所有者が、UACの設定を変更している(場合によっては無効にしている)可能性があります。気づかないまま使っていると、セキュリティが下がった状態のまま、ということにもなりかねません。

中古PCは「UACの設定確認」を最初に

正直に申し上げると、信頼できる販売店で購入した中古PCなら、適切に設定されていることがほとんどです。それでも、念のため、使い始めにUACの設定を確認しておくと安心です。前述の手順で設定画面を開き、スライダーが標準(上から2番目)になっているかを確認しましょう。もし「通知しない」になっていたら、標準に戻すことをおすすめします。中古PC全体の安全な使い始めは中古パソコンの初期設定とソフト導入で解説しています。

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よくある質問

UACに関するよくある質問を七海が確認し大介が答えている様子
UACは、オフにしてもいいですか?

おすすめできません。UACを完全にオフ(通知しない設定に)すると、悪意のあるプログラムが、あなたに気づかれずにシステムを変更できてしまい、セキュリティリスクが大幅に高まります。煩わしく感じても、UACはパソコンを守る大切な機能です。よほどの理由がない限り、オフにするのは避けてください。どうしても通知を減らしたい場合は、完全オフではなく、標準の範囲での調整にとどめましょう。

どうして自分の操作なのに、確認画面が出るのですか?

その操作が本当にあなたの意思か、確認するためです。パソコンを操作しているのは、いつもあなた自身とは限りません。マルウェアなどが、あなたの知らないうちにシステムを変更しようとすることがあります。UACは、そうした意図しない変更を実行直前で食い止めるために、確認画面を出します。もし、何も操作していないのに確認画面が出たら、危険なサインの可能性があるので「いいえ」を選びましょう。

通知レベルは、どれにするのがいいですか?

標準(デフォルト・上から2番目)がおすすめです。これは、自分が設定を変える時は確認を省き、アプリが変更を加えようとする時にはしっかり確認する、安全と利便性のバランスが取れたレベルです。多くの方は、この標準のままで問題ありません。より安全にしたいなら、いちばん上の「常に通知する」も選べます。いちばん下の「通知しない」は危険なので、避けてください。

確認画面が頻繁に出て煩わしいです。

一時的なことが多いので、まず様子を見ましょう。UACの確認画面が頻繁に出るのは、新しいパソコンを使い始めた時期や、アプリをたくさん入れている時期など、一時的なことがほとんどです。日常的な使用では、それほど頻繁には出ません。すぐに設定を下げるより、まずは標準のまましばらく使ってみてください。それでも気になる場合に、標準の範囲で微調整するのが、安全な順番です。

中古パソコンのUACは、確認したほうがいいですか?

はい、念のため確認をおすすめします。中古や譲り受けたパソコンでは、以前の所有者がUACの設定を変更している可能性があります。信頼できる販売店のものなら適切に設定されていることがほとんどですが、念のため、使い始めにUACの設定画面を開き、スライダーが標準(上から2番目)になっているか確認すると安心です。もし「通知しない」になっていたら、標準に戻すことをおすすめします。

まとめ

WindowsのUACとの賢い付き合い方を整理してわかりやすく案内している様子の七海と大介

Windowsのユーザーアカウント制御(UAC)は、パソコンに重要な変更が加わる前に「許可しますか?」と確認する、大切なセキュリティ機能です。あの確認画面は、マルウェアなどが、あなたに気づかれずにシステムを変更するのを防ぐ、最後の砦。煩わしく感じても、あなたのパソコンを守るために働いています。だからこそ、正直にお伝えします。煩わしさを理由に、UACを完全に無効化(オフ)するのは、おすすめできません。セキュリティリスクが大幅に高まるからです。

UACには4段階の通知レベルがあり、標準(上から2番目)が、安全と利便性のバランスが取れた、おすすめの設定です。多くの方は、このままで問題ありません。確認画面が頻発するのは、使い始めなど一時的なことが多いので、すぐ設定を下げず、まずは標準のまま使ってみましょう。調整するにしても、標準の範囲にとどめ、「通知しない」は避けてください。そして、中古PCをお使いの方は、念のためUACの設定を確認しておくと安心です。煩わしさと安全のバランスを、賢く取りながら、パソコンを安全に使っていきましょう。

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