
Windows 11でのゲーミング体験を向上させる設定ガイド
Windowsのお役立ち情報

この記事の最終更新日:2025年7月8日
先輩、最近、新しいゲーミングPCを買って、OSがWindows 11なんですけど、なんだか期待していたほどフレームレートが出ないというか、eスポーツ系のゲームで、時々カクつくことがあるんです…。
一応、設定で「ゲームモード」はオンにしてるんですけど、他にも何か、ゲームのパフォーマンスを上げるための、ゲーマー向けの特別な設定ってあるんでしょうか?
ネットを見ると、本当に色々な情報が飛び交っていて、「これをやると速くなる!」とか「これはやっちゃダメ!」とか、何が本当なのか、よくわからなくて…。
その悩み、まさにコンマ1秒の差が勝敗を分ける、競技ゲーマーにとっての、永遠のテーマだね。
そして、その通り、Windows 11は、DirectStorageストレージからGPUへ、CPUを介さず直接データを転送する技術。ゲームのロード時間を劇的に短縮します。やAuto HDRといった、次世代のゲーミング技術を多数搭載した、史上最も強力なゲーミングOSだ。
しかし、その真の力は、ただ「ゲームモード」をオンにするだけでは、残念ながら半分も引き出せないんだ。
本当の最適化とは、OSのコアなセキュリティ設定、グラフィックドライバーの深層部、そしてネットワークの挙動に至るまで、全てをゲームプレイのために調律する、繊細で、科学的なチューニング作業なんだ。
今日は、そのためのプロの技術を、FPS(フレームレート)を1でも多く稼ぎ、入力遅延を1ミリ秒でも減らすための、究極の設定ガイドとして、君に伝授しよう。
【第一章:OSコア最適化編】Windows 11の心臓部にメスを入れる
ゲーミングパフォーマンスの最適化は、まず、OSそのものの挙動を、ゲームプレイに最適化することから始まります。
中には、セキュリティとのトレードオフになる設定も含まれるため、その意味を正しく理解した上で、自己責任で設定することが重要です。
ゲームモードの真実 - 何が行われ、何が行われないのか?
まず、基本中の基本である「ゲームモード」について、その実態を正確に把握しましょう。
「設定」→「ゲーム」→「ゲームモード」からオンにできます。
ゲームモードをオンにすると、Windowsは以下の動作を試みます。
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1. ゲームプロセスの優先度向上:
アクティブなゲームに対し、CPUやGPUのリソースを、より優先的に割り当てようとします。
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2. バックグラウンドタスクの抑制:
Windows Updateによるドライバーのインストールや、再起動の通知といった、ゲームプレイを中断させる可能性のあるバックグラウンドプロセスを、一時的に抑制します。
正直に言うと、現代の高性能なマルチコアCPUを搭載したPCでは、その効果は限定的です。
しかし、デメリットはほぼ存在しないため、これは「必ずオンにしておくべき」設定と言えます。
最大のトレードオフ「VBS/コア分離」の無効化(上級者向け)
**【警告】以下の設定は、Windows 11の根幹をなすセキュリティ機能を無効にするものです。これにより、お使いのPCのセキュリティレベルは低下します。この設定変更に伴う一切のリスクを理解し、自己責任で実行できるユーザー以外は、決して行わないでください。**
Windows 11のパフォーマンスに最も大きな影響を与える設定の一つが、「仮想化ベースのセキュリティ(VBS)」、特にその中の「メモリの整合性(コア分離)」機能です。
これは、OSの中核部分を、仮想化技術を使って外部の攻撃から隔離する、非常に強力なセキュリティ機能です。
しかし、この仮想化のオーバーヘッドにより、特にCPUへの負荷が高いゲームにおいて、最大で5%~10%程度のフレームレート低下を引き起こすことが、多くのベンチマークで報告されています。
1フレームでも多く稼ぎたい競技ゲーマーにとって、この差は無視できません。
無効化するには、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」→「デバイス セキュリティ」→「コア分離の詳細」を開き、「メモリの整合性」をオフにします。(再起動が必要です)
これにより、セキュリティレベルは低下しますが、ゲームのパフォーマンスは確実に向上します。
これは、セキュリティとパフォーマンスの、どちらを優先するかという、ユーザー自身の判断が問われる、究極のトレードオフ設定です。
ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング
これは、GPUへのタスク割り当て(スケジューリング)を、OSがより直接的に、かつ高頻度で管理できるようにする機能です。
理論上は、GPUのパフォーマンスをより効率的に引き出し、入力遅延を低減する効果が期待できます。
「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィックス」→「既定のグラフィックス設定の変更」から、有効にできます。
お使いのGPUとドライバーの組み合わせによっては、互換性の問題が発生する可能性もゼロではありませんが、基本的にはオンにしておくことが推奨されます。
電源プランのカスタマイズと「究極のパフォーマンス」
ノートPCだけでなく、デスクトップPCにおいても、電源プランの設定はパフォーマンスに影響します。
「コントロールパネル」→「電源オプション」で、「高パフォーマンス」プランを選択することで、CPUが常に最高クロックで動作するようになり、パフォーマンスの安定化が期待できます。
さらに、隠された最高性能プラン「究極のパフォーマンス」を解放するコマンドが存在します。
管理者権限でコマンドプロンプトまたはPowerShellを開き、`powercfg -duplicatescheme e9a42b02-d5df-448d-aa00-03f14749eb61`と入力して実行すると、電源オプションに「究極のパフォーマンス」が追加されます。
これは、システム全体の遅延を、マイクロ秒レベルで削減することを目的とした、最もアグレッシブな電源プランです。
【第二章:グラフィックス最適化編】GPUの性能を120%引き出す
PCゲーミングの心臓部であるGPU(グラフィックボード)の性能を、ソフトウェアレベルで、最大限に引き出すための設定です。
ドライバーのクリーンインストール - DDUによる完全な削除
グラフィックドライバーのアップデートを繰り返していると、古いドライバーのファイルや設定の残骸がシステムに蓄積し、予期せぬ不具合やパフォーマンス低下の原因となることがあります。
そのため、特にメジャーアップデートの際や、原因不明の不調に見舞われた際には、ドライバーの「クリーンインストール」を強く推奨します。
最も確実な方法は、「DDU (Display Driver Uninstaller)現在インストールされているグラフィックドライバーを、レジストリや関連ファイルを含めて、完全に、そして安全に削除するための、定番の無料ツール。」というツールを使用することです。
PCをセーフモードで起動し、DDUを使って現在のドライバーを完全に削除した後、改めて最新のドライバーをインストールすることで、ドライバー関連のトラブルを、ほぼ根絶できます。
NVIDIAコントロールパネル / AMD Radeon Software 究極設定
最新ドライバーをインストールしたら、次は、各社が提供するコントロールパネルで、詳細な3D設定を行います。
ここでは、最も重要な設定項目をいくつか紹介します。
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低遅延モード (NVIDIA) / Radeon Anti-Lag (AMD):
CPUがレンダリングフレームを準備するタイミングを制御し、GPUが処理を始める直前までフレームをキューイングしないようにすることで、入力遅延(マウスを動かしてから画面が反応するまでの時間)を削減します。競技性の高いFPSゲームなどでは、「ウルトラ」または「有効」に設定する価値があります。
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電源管理モード (NVIDIA):
「パフォーマンス最大化を優先」に設定することで、GPUが常に最高のパフォーマンス状態で動作するようにします。消費電力は増加しますが、フレームレートの安定化に繋がります。
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G-SYNC / FreeSync:
モニターのリフレッシュレートと、GPUが生成するフレームレートを同期させることで、画面が途中でズレて表示される「テアリング画面の上部と下部で、表示される映像フレームがズレてしまい、画面が引き裂かれたように見える現象。」や、同じフレームが連続で表示される「スタッタリング(カクつき)」を防ぐ、極めて重要な技術です。対応モニターを使用している場合は、必ず有効にしましょう。
【第三章:ネットワーク最適化編】オンラインゲームのラグを根絶する
オンラインゲームにおいて、FPSと同じくらい重要なのが、ネットワークの応答速度、すなわち「Ping値」です。
ネットワークドライバーの更新と設定
グラフィックドライバーと同様に、有線/無線LANのネットワークアダプターのドライバーも、PCメーカーが提供するものより、IntelやRealtekといった、チップメーカーの公式サイトで配布されている、最新のジェネリックドライバーの方が、パフォーマンスが高い場合があります。
また、デバイスマネージャーからネットワークアダプターのプロパティを開き、「詳細設定」タブを覗いてみましょう。
「Interrupt Moderation(割り込み調停)」を無効にしたり、「Receive/Transmit Buffers(送受信バッファ)」の値を増やすといったチューニングは、CPU負荷とのトレードオフになりますが、ネットワークのスループットを向上させる可能性があります。(※設定を誤るとネットワークに繋がらなくなるリスクがあるため、上級者向けです)
Windows Updateの配信の最適化を無効にする
Windows Updateには、アップデートファイルを、Microsoftのサーバーからだけでなく、ネットワーク上の他のPCからもダウンロードする(P2P)、「配信の最適化」という機能があります。
これは、バックグラウンドで、あなたの知らないうちに、ネットワーク帯域を消費する可能性があります。
「設定」→「Windows Update」→「詳細オプション」→「配信の最適化」を開き、「他のPCからのダウンロードを許可する」をオフにしておきましょう。
【第四章:入力遅延(インプットラグ)最小化編】
見過ごされがちですが、マウスやキーボードの入力が、実際にゲーム内で反映されるまでの、ごくわずかな遅延も、勝敗を分ける重要な要素です。
マウス設定の最適化
Windowsの標準のマウス設定には、ゲーマーにとって、百害あって一利なしの機能があります。
「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「マウス」→「マウスの追加設定」を開き、「ポインターオプション」タブにある「ポインターの精度を高める」のチェックを、必ず外してください。
これは、いわゆる「マウス加速」機能で、マウスを動かす速さに応じて、カーソルの移動距離が変わってしまいます。
これにより、正確なエイム(照準合わせ)に不可欠な、筋肉の記憶(マッスルメモリー)の形成が、著しく阻害されるのです。
まとめ - ゲーミングPCの最適化は、科学と探求の旅である
Windows 11におけるゲーミングパフォーマンスの向上は、単一の「魔法の設定」によって、実現するものではありません。
それは、OSのコア、グラフィックドライバー、ネットワーク、そして入力デバイスという、複数のレイヤーにまたがる、体系的なチューニングの賜物なのです。
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1. まずは「OSのコア」を調律せよ:
ゲームモードをオンにし、GPUスケジューリングを有効にし、電源プランを最適化する。そして、リスクを理解した上で、VBS/コア分離の無効化を検討する。これが、全てのパフォーマンス向上の土台となります。
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2. 次に「グラフィックス」を解放せよ:
DDUによるドライバーのクリーンインストールは、多くの不調を解決する特効薬です。その上で、NVIDIAやAMDのコントロールパネルを深く探求し、低遅延モードや電源管理といった、FPSに直結する設定を、あなたのプレイスタイルに合わせて最適化しましょう。
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3. 最後に「入力」を磨き上げよ:
マウス加速を切り、入力遅延を極限まで減らすこと。ハードウェアの性能を、ロスなくゲームプレイに反映させるための、最後の重要なピースです。
最高のゲーミング環境を構築するプロセスは、一度設定すれば終わり、というものではありません。
新しいゲーム、新しいドライバー、そして新しいOSのアップデートが登場するたびに、新たな発見と、試行錯誤の機会が訪れます。
それこそが、PCゲーマーの醍醐味の一つであり、終わりなき探求の旅なのです。
この記事が、あなたのその長い旅の、信頼できる一里塚となることを、心から願っています。
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