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通電させない。
-
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電源
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最終更新日:2026年6月19日
中古パソコン メンテナンスガイド
届いた中古パソコンが、少しタバコ臭い、生活臭が気になる。何とかしたいけれど、強い洗剤やアルコールでこすったり、分解したりして、壊さないか不安ですよね。結論からお伝えすると、その不安は正しいです。やりすぎは、かえってPCを傷めます。この記事では、家庭で安全にできる消臭の範囲と、それを超える重度の臭いは無理せずプロに任せる、という線引きを、正直に解説します。専門用語には折りたたみの用語解説をつけました。
届いた中古ノートPC、ちょっとタバコの匂いが気になって…。何とかしたいんですけど、壊さないか不安で。強い洗剤やアルコールでゴシゴシしたら、消えますか?分解して中まで掃除したほうがいいんでしょうか?
その不安、正しいよ。強い薬剤でゴシゴシしたり、分解して中まで触ったりするのは、壊すリスクが高くて、おすすめしないんだ。安全にできるのは3つ。①電源を切って、かたく絞った布で外装を拭く ②活性炭などと一緒に、袋に入れて置き消臭する ③風通しの良い場所で陰干しする。これで和らぐことが多いよ。中まで染みた重度の臭いは、無理せずプロに任せよう。順番に教えるね。
結論
中古PCのタバコ臭や生活臭の主な原因は、タバコの煙に含まれるヤニ(タール)や、生活環境の臭いの成分が、PCの表面や内部に付着することです。気持ちとしては、強い薬剤でこすってでも、分解して中まで掃除してでも、すっきりさせたくなります。ですが、それはおすすめしません。パソコンは精密機器です。アルコールなどの強い薬剤は、外装の樹脂を傷めたり変色させたりすることがあり、液晶画面には大敵です。また、分解や内部のファン清掃は、知識がないと部品を壊したり、コネクタを傷めたりする危険が高く、保証も無効になりかねません。
では、何ができるのか。家庭で安全にできるのは、次の3つです。第一に、電源を切ったうえで、かたく絞った布で外装を拭くこと。第二に、活性炭や重曹などの消臭剤と一緒に、PCを袋や箱に入れて、臭いを吸着させる「置き消臭」。第三に、風通しの良い場所で陰干しして、臭いの成分を飛ばすことです。これらは、PCを傷めるリスクが低く、それでいて、軽い〜中程度の臭いなら、かなり和らげられます。一方で、正直にお伝えすると、内部まで深く染み込んだ重度のヤニ臭は、家庭での完全除去には限界があります。その場合は、無理に自分で何とかしようとせず、専門のクリーニングに任せるか、状態の良い個体への買い替えを考えるのが、結局はいちばんです。この記事で、安全な手順と、その線引きを解説します。

まず、臭いの正体と、なぜ「やりすぎ」が危険なのかを、知っておきましょう。ここを理解すると、安全な方法を選べるようになります。
中古PCの臭いの主な原因は、前の使用環境で付着した、臭いの成分です。とくにタバコの煙に含まれるヤニ(タール)は、粘着性があり、PCの外装や、キーボードの隙間、さらには内部にまで入り込んで、こびりつきます。これが、時間が経っても臭い続ける理由です。「だから、徹底的に洗いたい」と思うのは自然ですが、ここに落とし穴があります。
パソコンは、水分や強い薬剤、衝撃に弱い精密機器です。アルコール(無水エタノールなど)でゴシゴシこすると、外装のプラスチックが白く変色したり、塗装やコーティングが剥げたりすることがあります。液晶画面に使えば、表面のコーティングを傷め、取り返しがつきません。さらに、分解して内部のファンなどを掃除するのは、部品やケーブルを壊す危険が高く、初心者にはおすすめできません。臭いを取ろうとして、PCそのものを壊しては、元も子もないのです。安全なクリーニング全般は、中古パソコンの安全なクリーニングガイドもあわせてご覧ください。
「ヤニ(タール)」は、タバコの煙に含まれる、茶色っぽくて粘着性のある成分です。タバコ臭の大きな原因で、壁紙が黄ばむのも、このヤニによるものです。粘着性があるため、PCの外装やキーボード、吸気口から入って内部の部品にも付着し、こびりつきます。いったん付くと、軽く拭くだけでは取れにくく、また臭いも残りやすいのが特徴です。表面のヤニは、かたく絞った布などである程度ふき取れますが、内部に入り込んだものは、家庭での完全な除去は難しく、専門のクリーニングが必要になることもあります。

安全に作業するために、始める前の準備が大切です。ここを守るだけで、トラブルの多くを防げます。
通電させない。
かたく絞る。
分解しない。
まず、PCの電源を完全に切り、電源アダプターを抜きます。ノートPCでバッテリーが外せる機種なら、外しておくとより安全です。通電したまま濡れたもので触ると、ショートや故障の原因になります。次に、液体は絶対にPC内部に入れないこと。布は、洗剤や水を含ませたら、かたく絞って、ほとんど湿り気が残らない状態で使います。スプレーをPCに直接吹きかけるのは厳禁です。そして、作業は外側(外装やキーボードの表面)だけにとどめ、分解はしないこと。この3つを守れば、安全に作業できます。日頃のメンテナンス全般は中古パソコンを長持ちさせるメンテナンスも参考になります。

では、具体的な方法です。まずは基本の、外装の拭き取り。表面に付いたヤニや汚れを取るだけでも、臭いはかなり和らぎます。
用意するのは、やわらかい布(マイクロファイバークロスなど)と、薄めた中性洗剤です。食器用の中性洗剤を、水で薄めた液を作り、そこに布を浸して、かたく絞ります。この布で、天板、手のひらを置く部分(パームレスト)、キーボードの表面、底面などを、やさしく拭いていきます。ヤニ汚れが布に移るのが分かるはずです。汚れた面を替えながら拭き、最後に、水だけで同じようにかたく絞った布で洗剤分を拭き取り、乾いた布で仕上げます。
ポイントと注意点です。第一に、液晶画面は、中性洗剤や水拭きを避け、乾いたメガネ拭きなどでやさしく拭くだけにします。画面は繊細なので、こすらないこと。第二に、アルコール類(無水エタノールなど)は、外装の樹脂を傷めたり変色させたりすることがあるため、基本的には使わないのが安全です。どうしても使う場合も、液晶には絶対に使わず、外装の目立たない場所で試してから、ごく少量を布に取って使うにとどめます。キーボードの隙間の汚れは、綿棒や、やわらかいブラシで、やさしくかき出す程度にしましょう。
「中性洗剤」は、酸性でもアルカリ性でもない、おだやかな洗剤です。食器用洗剤の多くがこれにあたります。水で薄めて使えば、PCの外装の汚れ落としに比較的安全に使えます。「無水エタノール」は、水分をほとんど含まないアルコールで、油汚れやヤニ落としに使われることがあります。ただし、PCの外装に使うと、プラスチックを傷めたり、白く変色させたり、塗装を剥がしたりすることがあります。とくに液晶画面のコーティングには大敵で、使用は避けるべきです。家庭での消臭では、無水エタノールに頼らず、薄めた中性洗剤を、かたく絞った布で使うのが、安全でおすすめです。

外装を拭いても、まだ臭いが残る。そんなときに、いちばん安全で効果的なのが、「置き消臭」です。PCに触れずに、臭いの成分を吸わせる方法です。
やり方は簡単です。大きめのビニール袋や、ふた付きの衣装ケースなどに、PCと一緒に、消臭剤を入れて、口を閉じておくだけ。消臭剤には、活性炭(脱臭炭)や、重曹が向いています。これらには、臭いの成分を吸着する性質があるので、密閉した空間に一緒に置いておくと、PCに染み付いた臭いを、少しずつ吸い取ってくれます。数日から、長ければ数週間、置いておくのがコツです。すぐには消えませんが、PCを一切傷めずに、じわじわと臭いを軽くできる、安全な方法です。
ポイントは、なるべく密閉できる容器を使うことと、時間をかけることです。消臭剤がPCの内部に入り込まないよう、活性炭などは、不織布の袋などに入った市販品を使うか、こぼれない容器に入れて、PCと同じ袋・箱に入れます(PCに直接、粉や粒がかからないように)。また、消臭剤は臭いを吸うと効果が落ちるので、長期間置く場合は、途中で新しいものに替えると、より効果的です。地味な方法ですが、リスクがほぼなく、軽度〜中程度の臭いには、しっかり効きます。
「置き消臭」は、消臭剤を、対象と同じ密閉空間に置いて、臭いの成分を吸着・分解させる方法です。スプレーのように対象に直接かけないため、PCのような精密機器でも、安全に行えます。「活性炭(脱臭炭)」は、表面に無数の小さな穴があり、臭いの成分を吸着する性質を持つ炭です。冷蔵庫用や下駄箱用の脱臭剤として市販されています。「重曹」も、臭いを吸着・中和する働きがあり、消臭に使われます。これらを、PCと一緒に密閉した袋や箱に入れておくと、PCを傷めずに、染み付いた臭いを少しずつ和らげられます。即効性はありませんが、安全性が高い方法です。

もう一つ、手軽で安全な方法が「風通し」です。新品の家電でも、最初の臭いが時間とともに薄れるように、PCの臭いも、空気にさらすことで和らいでいきます。
方法は、PCを、風通しの良い、直射日光の当たらない場所で、陰干しすることです。臭いの成分の中には、時間とともに少しずつ揮発(蒸発)していくものがあり、新鮮な空気に触れさせることで、その揮発を促せます。ノートPCなら、少し開いた状態で、棚や机の上に置いておくとよいでしょう。窓を開けて空気を入れ替えたり、扇風機やサーキュレーターで、PCのまわりに、おだやかに風を送ったりするのも効果的です。
注意点は、直射日光に当てないことです。日光は、PCの外装を変色・劣化させたり、熱で内部に悪影響を与えたりすることがあります。必ず、日陰の、風通しの良い場所を選んでください。また、湿気の多い場所も避けましょう。この方法も、置き消臭と同じく、即効性はありませんが、数日〜数週間かけて、じわじわと臭いを軽くしてくれます。外装拭き・置き消臭・風通しの3つを組み合わせれば、家庭でできる消臭としては、十分な効果が期待できます。
「揮発」は、液体や、物に付着した成分が、常温で少しずつ蒸発して、気体になっていくことです。臭いの成分の一部は揮発性があり、空気にさらしておくと、時間とともに飛んで、臭いが薄れていきます。「陰干し」は、直射日光を避けて、日陰の風通しの良い場所に置いて乾かす(さらす)ことです。PCを陰干しすると、臭いの成分の揮発を、PCを傷めずに促せます。直射日光は、外装の変色・劣化や、熱による悪影響の原因になるため、必ず日陰で行います。時間はかかりますが、安全に臭いを和らげられる、おだやかな方法です。

最後に、いちばん正直にお伝えしたいことです。家庭でできる消臭には、限界があります。その線引きを知っておくことが、PCを守り、後悔しないために大切です。
ここまでの、外装拭き・置き消臭・風通しは、軽度〜中程度の臭いには、しっかり効きます。しかし、ヘビースモーカーの環境で長く使われたなどで、ヤニが内部の奥深くまで染み込んだ、重度の臭いの場合、家庭での完全な除去は、正直なところ難しいです。電源を入れるたびに、内部の冷却ファンから臭いが出てくるようなケースは、内部の清掃が必要ですが、それは分解を伴うため、自分で行うのは危険です。
こうした重度の場合は、無理に自分で何とかしようとせず、PCの分解清掃に対応した、専門のクリーニングサービスに相談するのが安全です。費用はかかりますが、プロが安全に内部まで清掃してくれます。あるいは、正直なところ、臭いがひどく、思い入れのある機種でなければ、状態の良い別の個体への買い替えが、結局はいちばん早くて確実、ということもあります。そして何より大切なのは、最初から、状態(臭いを含む)を明示してくれる、信頼できるお店で買うことです。それが、臭いのトラブルを避ける、いちばんの予防策です。中古PCを安心して選ぶコツは中古パソコンと新品の比較もどうぞ。
PC STOREでは、中古パソコンを、清掃・動作確認のうえ、状態を明示して、保証つきでご提供しています。臭いの気になりにくい、手入れの行き届いた一台を、用途とご予算に合わせてご提案します。気になる点は、お気軽にお問い合わせください。
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基本的には、おすすめしません。無水エタノールなどのアルコール類は、ヤニ落としに使われることもありますが、PCの外装の樹脂を傷めたり、白く変色させたり、塗装やコーティングを剥がしたりすることがあります。とくに液晶画面に使うと、表面のコーティングを傷め、取り返しがつきません。家庭での消臭は、薄めた中性洗剤を、かたく絞った布で使うのが安全です。どうしてもアルコールを使う場合も、液晶には絶対に使わず、外装の目立たない場所で試してから、ごく少量にとどめてください。
自分での分解は、おすすめしません。内部のファンにヤニやホコリが付くと、臭いの原因になりますが、その清掃には分解が必要で、知識がないと、部品やケーブルを壊したり、コネクタを傷めたりする危険が高いです。保証が無効になることもあります。電源を入れるたびにファンから臭いが出るような場合は、内部清掃が必要ですが、それは無理に自分で行わず、PCの分解清掃に対応した専門のクリーニングサービスに相談するのが安全です。家庭では、外側の手入れにとどめましょう。
いいえ、直接かけるのは厳禁です。消臭スプレーや除菌スプレーを、PCに直接吹きかけると、液体が内部に入り込み、ショートや故障の原因になります。布にスプレーする場合も、PCに使うのは避けたほうが無難です。臭い対策には、スプレーではなく、活性炭や重曹を使った「置き消臭」(PCと一緒に密閉した袋に入れる方法)が、安全でおすすめです。これなら、液体がPCにかかる心配がなく、じっくりと臭いを吸着してくれます。手間はかかりますが、PCを傷めません。
臭いの程度によります。軽度〜中程度の臭いなら、外装を拭き、活性炭などと一緒に密閉して置き消臭し、風通しの良い場所で陰干しすることで、数日〜数週間かけて、かなり和らぐことが多いです。即効性はないので、焦らず続けるのがコツです。一方、内部まで深く染み込んだ重度のヤニ臭は、家庭での完全除去は難しく、これらの方法でも、完全には消えないことがあります。その場合は、専門のクリーニングや、買い替えを検討するのが現実的です。
信頼できるお店を選ぶことが、いちばんの予防です。中古PCの臭いトラブルの多くは、状態の説明が不十分なまま購入したときに起こります。これを避けるには、清掃や状態の明示をしっかり行っている、信頼できる販売店を選ぶことが大切です。きちんとしたお店は、内外を清掃し、気になる点があれば事前に説明してくれます。フリマアプリやオークションの個人売買は、状態が分かりにくく、臭いのリスクも高いので、慎重に。多少の価格差があっても、手入れと説明の行き届いたお店で買うほうが、結局は安心でお得です。

中古PCのタバコ臭・生活臭の主な原因は、ヤニ(タール)などが、外装や内部に付着することです。気持ちとしてはすっきり消したくなりますが、強い薬剤(アルコール類)でこすったり、分解して内部を掃除したりするのは、PCを傷める・壊すリスクが高く、おすすめできません。とくにアルコールは外装の樹脂や液晶を傷め、分解は部品の破損につながります。やりすぎは禁物です。
家庭で安全にできるのは、3つ。電源を切って、かたく絞った布(薄めた中性洗剤)で外装を拭くこと。活性炭や重曹と一緒に、密閉した袋や箱に入れて、時間をかけて吸着させる「置き消臭」。そして、直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干しすること。この3つを組み合わせれば、軽度〜中程度の臭いは、かなり和らげられます。液体は内部に入れない、スプレーは直接かけない、作業は外側だけ、を必ず守ってください。一方、内部まで染み込んだ重度のヤニ臭は、家庭では限界があります。その場合は、無理せず専門のクリーニングに相談するか、状態の良い個体への買い替えも現実的です。そして、いちばんの予防は、状態を明示してくれる信頼できるお店で買うこと。安全な範囲で、無理なく、快適なPC環境を整えてください。
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