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最終更新日:2026年6月16日

PowerPoint活用ガイド

【2026年版】PowerPoint発表者ツールの使い方|モニター設定・メモ表示・便利機能を解説

今度プレゼンをするけれど、緊張で頭が真っ白になりそう。話すことを全部は覚えられないし、原稿を手に持って読むのも格好悪い——そんな不安、ありますよね。実はPowerPointには、手元にだけメモを表示できる「発表者ツール」があります。観客には本番のスライドだけを見せながら、自分はカンペを見て落ち着いて話せるのです。この記事では、初めての方にもわかるように、設定方法から便利機能まで、誇張せず正直に解説します。専門用語には折りたたみの用語解説をつけました。

  • PowerPoint
  • 発表者ツール
  • プレゼン
  • モニター設定
IT初心者の七海さん IT初心者の七海さん

今度プレゼンをするんですけど、緊張で頭が真っ白になりそうで…。話すことを全部覚えられる自信がなくて。かといって、原稿を手に持って読むのも格好悪いし…。スマートに発表する方法ってないんでしょうか?

IT上級者の大介先輩 IT上級者の大介先輩

それなら「発表者ツール」を使おう。コツは3つ。手元の画面にだけメモを表示できる。次のスライドが先に見える。タイマーで時間も管理できる。観客には本番のスライドだけが映るから、カンペがあるとは気づかれない。緊張する人ほど、これを使うと落ち着けるよ。設定から教えるね。

この記事でわかること

  • 発表者ツールとは何か(何が見えるか)
  • 使うための準備(拡張モードが必須)
  • 発表者ツールをオンにする手順
  • 本番で役立つ便利機能
  • モニターが1台でも練習する方法
  • メモの作り方の、正直なコツ

結論

外部画面を「拡張」でつなぎ、発表者ツールをオンにすれば、手元にだけメモが出せます

発表者ツールとは、プレゼン中に、発表者のパソコン画面にだけ、メモや次のスライド、経過時間などを表示する機能です。観客が見るプロジェクターや大型モニターには、本番のスライドだけが映ります。つまり、あなたの手元はカンペ付き、観客にはきれいなスライドだけ、という理想的な状態を作れます。

使い方の要は、たった2つです。ひとつは、パソコンとプロジェクター(または外部モニター)をつなぎ、画面の表示モードを「拡張」にすること。ここがいちばん大事です。表示モードが「複製」(両方に同じ画面を映す)になっていると、観客にもメモが見えてしまい、発表者ツールが使えません。もうひとつは、PowerPointの「スライドショー」タブで「発表者ツールを使用する」にチェックを入れること。この2つができれば、スライドショーを始めたとき、観客の画面には本番スライド、あなたの手元には発表者ツールが表示されます。発表者ツールには、現在と次のスライド、メモ、タイマー、スライド一覧などが並び、本番での「次は何だっけ」「時間は大丈夫か」という不安を解消してくれます。この記事で、設定と活用法を解説します。

PowerPointの発表者ツールの使い方を七海が大介に相談している導入漫画
プレゼンに不安な七海さんに、大介先輩が「手元にメモ表示・次のスライドが見える・タイマーで時間管理」という発表者ツールの強みを整理します。

発表者ツールとは

PowerPointの発表者ツールとは何かを初心者向けに七海と大介がわかりやすく案内している様子

まず、発表者ツールで何が見えるのかを知りましょう。これが分かると、本番でどれだけ心強いかが実感できます。

発表者ツールは、発表者だけが見る専用の画面です。そこには、いま観客に見せている現在のスライド、次に出てくるスライドのプレビュー、事前に書いておいたメモ(ノート)、発表開始からの経過時間(タイマー)、そして全スライドの一覧が表示されます。観客側には、本番のスライドだけが映ります。

「次のスライド」が見えるだけで、話しやすくなる

とくに便利なのが、次のスライドのプレビューです。話の展開を先読みできるので、「次は何を話すんだっけ」と焦らず、自然に話をつなげられます。メモやタイマーと合わせて、本番の不安をぐっと減らせます。スライドそのものを見やすく作るコツはPowerPointのプレゼン資料デザイン技法もあわせてどうぞ。

発表者ツール(プレゼンターツール)

PowerPointで、プレゼン中に発表者のパソコン画面にだけ表示される、専用の画面です。観客に見せるスライドとは別に、現在のスライド、次のスライドのプレビュー、発表者用のメモ(ノート)、経過時間のタイマー、スライド一覧などが表示されます。観客側のスクリーンには本番のスライドだけが映るため、発表者は手元の情報を見ながら、落ち着いてプレゼンを進められます。プレゼンの強い味方となる、基本かつ重要な機能です。

使うための準備(拡張モード)

発表者ツールを使うための拡張モードの準備を七海と大介が慎重に確認している様子

発表者ツールを使うには、ひとつだけ大事な準備があります。それが「拡張モード」。ここでつまずく人が多いので、しっかり押さえましょう。

パソコンをプロジェクターや外部モニターにつないだとき、画面の映し方には「複製」と「拡張」の2種類があります。「複製」は両方に同じ画面を映す方式。「拡張」は、2つの画面に別々の内容を映せる方式です。発表者ツールは、手元と観客で違う画面を出すので、必ず「拡張」にする必要があります。

「複製」のままだと、メモが観客に丸見えに

ここが最大の注意点です。表示モードが「複製」のままだと、発表者ツールが使えず、手元のメモまで観客に映ってしまいます。Windowsでは、画面の表示設定で「拡張」を選びます(キーボードのWindowsキーとPキーの同時押しで、表示方法を切り替えられます)。本番前に、必ず「拡張」になっているかを確認しましょう。プロジェクターや外部モニターの接続自体はノートパソコンと外部モニターの接続方法で詳しく解説しています。

拡張モードと複製モード

パソコンに外部モニターやプロジェクターをつないだときの、画面の表示方法です。「複製」は、パソコンと外部画面に、まったく同じ内容を映します。「拡張」は、2つの画面を1つの広いデスクトップとして扱い、それぞれに違う内容を表示できます。発表者ツールは、観客側に本番スライド、手元にメモを、と別々に表示するため、必ず「拡張」モードにする必要があります。WindowsキーとPキーで切り替えられます。

発表者ツールをオンにする手順

発表者ツールをオンにする手順を大介が七海に説明している様子

拡張モードにできたら、あとは簡単。PowerPoint側で発表者ツールをオンにするだけです。3ステップで見てみましょう。

1

接続|拡張モードに

外部画面をつなぎます。

  1. 接続
    プロジェクターや外部モニターを接続。
  2. 設定
    表示モードを「拡張」にします。
2

チェック|スライドショー

PowerPointで設定します。

  1. タブ
    「スライドショー」タブを開きます。
  2. 確認
    「発表者ツールを使用する」にチェック。
3

開始|スライドショー

始めれば自動で表示されます。

  1. 開始
    スライドショーを開始します。
  2. 表示
    手元に発表者ツールが出ます。

メモ(ノート)は事前に書いておく

発表者ツールに表示される「メモ」は、編集画面で各スライドの下にある「ノート」欄に、事前に書いておいたものです。本番前に、話したい要点をここに入力しておきましょう。発表者ツールの画面では、このメモの文字サイズを拡大・縮小できるので、見やすい大きさに調整しておくと安心です。資料作成の効率化はPowerPointのプレゼン資料デザイン技法も参考になります。

ノート(発表者用メモ)

PowerPointで、各スライドに紐づけて入力できる、発表者用のメモ欄です。編集画面で、スライドの下に表示される「ノート」欄に書き込みます。ここに入力した内容は、観客に見せるスライドには表示されず、発表者ツールの画面にだけ表示されます。話す内容の要点や、強調したいポイント、補足情報などを書いておくと、本番で原稿代わりに使えます。表示タブの「ノート」から、編集しやすい画面に切り替えることもできます。

本番で役立つ便利機能

発表者ツールの本番で役立つ便利機能を七海と大介が用途別に案内している様子

発表者ツールには、本番を助けてくれる機能がそろっています。知っておくと、ワンランク上のプレゼンができます。

機能 できること 使いどころ
タイマー 経過時間を表示 時間配分の管理
次のスライド 先のスライドを確認 話のつなぎ
ペン・蛍光ペン スライドに書き込み 強調したい時
レーザーポインター 画面上を指し示す 注目を集める
スライド一覧 任意の画面へ移動 質問対応など

「スライド一覧へのジャンプ」は質疑応答で活躍

とくに便利なのが、スライド一覧から任意のスライドへ瞬時に移動できる機能です。質疑応答で「さっきの〇枚目に戻って」と言われたとき、慌てず目的のスライドへ飛べます。レーザーポインターやペンは、画面の一点に注目を集めたいときに効果的。これらは発表者ツールの画面から操作でき、観客にはスマートに見えます。

レーザーポインター(PowerPointの機能)

PowerPointのスライドショー中に、マウスのカーソルを、赤い光の点のように表示する機能です。物理的なレーザーポインター機器がなくても、画面上の注目してほしい箇所を指し示せます。発表者ツールやスライドショーの画面から、ペンや蛍光ペンと同じメニューで選べます。手元のパソコンで操作すると、観客側の画面にもその光点が映るため、「ここに注目してください」と視線を誘導したいときに便利です。

モニター1台で練習する方法

モニター1台でも発表者ツールを練習する方法を七海と大介が比較しながら整理している様子

「本番前に、自宅のパソコン1台だけで練習したい」という方も多いはず。実は、外部モニターがなくても、発表者ツールを表示して練習できます。

パソコン1台だけのときは、スライドショーを開始すると通常は本番スライドだけが表示されます。その状態で、スライドの画面を右クリックし、メニューから「発表者ツールを表示」を選べば、1台の画面でも発表者ツールに切り替えられます。元に戻すには、同じく右クリックから「発表者ツールを非表示」を選びます。

練習で「メモの見やすさ」「時間感覚」を確かめる

1台での練習では、メモの文字サイズが見やすいか、話す時間が想定内に収まるかを、本番前に確認しておきましょう。タイマーを見ながら通し練習をすると、時間配分の感覚がつかめます。本番の機材と違う場合もあるので、可能なら当日の会場で、接続と拡張モードの確認をしておくと万全です。外部ディスプレイの扱いに慣れたい方はノートパソコンと外部モニターの接続方法もどうぞ。

メモの作り方の正直なコツ

発表者ツールのメモの作り方の正直なコツを七海と大介が落ち着いて整理している様子

最後に、発表者ツールを「使いこなす」ための、正直なアドバイスです。便利な機能ですが、使い方を誤ると、かえって逆効果になることもあります。

いちばん大切なのは、メモを作り込みすぎないことです。話す内容を一字一句すべて書いてしまうと、本番でそれを読み上げるだけになり、棒読みの、心に響かないプレゼンになりがちです。これでは、せっかくの発表者ツールが台無しです。

メモは「原稿」ではなく「要点のキーワード」に

正直にお伝えすると、メモは全文の原稿ではなく、話す順番やキーワード、数字など「これだけは忘れたくない要点」に絞るのがコツです。要点だけにしておけば、自分の言葉で話せて、視線も観客に向けられます。発表者ツールは、あくまで「お守り」。頼りきるのではなく、要点を確認する程度に使うのが、いちばん伝わるプレゼンにつながります。便利な道具も、使い方しだいということです。話し方や資料構成の工夫はPowerPointのプレゼン資料デザイン技法もどうぞ。

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よくある質問

発表者ツールに関するよくある質問を七海が確認し大介が答えている様子
発表者ツールにしたら、観客にもメモが見えてしまいました。

表示モードが「複製」になっている可能性が高いです。発表者ツールを使うには、画面の表示モードを「拡張」にする必要があります。「複製」だと、パソコンと観客の画面に同じ内容が映り、メモまで見えてしまいます。WindowsキーとPキーの同時押しで表示方法を切り替え、「拡張」を選んでください。本番前に、必ずこの設定を確認しておくと安心です。

発表者ツールが表示されません。どうすれば?

2つの点を確認してください。まず、画面の表示モードが「拡張」になっているか。次に、PowerPointの「スライドショー」タブで「発表者ツールを使用する」にチェックが入っているか。この両方がそろって、はじめて発表者ツールが表示されます。外部モニターをつないでいない1台のみの場合は、スライドショー画面を右クリックし、「発表者ツールを表示」を選ぶと切り替えられます。

メモ(ノート)は、どこに書けばいいですか?

編集画面で、各スライドの下にある「ノート」欄に書きます。「ノート」欄が見当たらないときは、表示タブの「ノート」を選ぶと表示されます。ここに書いた内容は、観客のスライドには出ず、発表者ツールにだけ表示されます。発表者ツールの画面では、メモの文字サイズを拡大・縮小できるので、本番で見やすい大きさに調整しておきましょう。

パソコン1台しかなくても、練習できますか?

はい、できます。外部モニターがなくても、スライドショーを開始した画面を右クリックし、メニューから「発表者ツールを表示」を選べば、1台の画面で発表者ツールを確認できます。本番前の練習に便利です。メモの見やすさや、タイマーを使った時間配分の確認に活用してください。元のスライドショーに戻すときは、右クリックから「発表者ツールを非表示」を選びます。

メモにはどのくらい詳しく書くべきですか?

要点やキーワードに絞るのがおすすめです。話す内容を一字一句すべて書くと、本番で読み上げるだけになり、棒読みになりがちです。話す順番、強調したいキーワード、忘れたくない数字など、ポイントだけを書いておくと、自分の言葉で、観客の方を見ながら話せます。発表者ツールは「お守り」と考え、頼りきらず、要点確認に使うのが、いちばん伝わるプレゼンのコツです。

まとめ

PowerPointの発表者ツールの使い方を整理してわかりやすく案内している様子の七海と大介

PowerPointの発表者ツールは、観客には本番のスライドだけを見せながら、手元にはメモや次のスライド、タイマーを表示できる、プレゼンの強い味方です。使うためのいちばんの要は、外部画面を「拡張」モードでつなぐこと。「複製」のままだとメモが観客に見えてしまうので、ここは必ず確認しましょう。あとは、スライドショータブで「発表者ツールを使用する」にチェックを入れるだけ。メモは事前にノート欄へ書いておきます。本番では、次のスライドの先読み、タイマーでの時間管理、スライド一覧へのジャンプ、レーザーポインターなどが、あなたを助けてくれます。

そして、いちばん大切な正直なコツ。メモは作り込みすぎないことです。全文を書いて読み上げると棒読みになり、かえって伝わりません。要点とキーワードに絞り、自分の言葉で話す。発表者ツールは「お守り」として使うのが、いちばん心に響くプレゼンにつながります。便利な機能を上手に活用して、本番で慌てない、ワンランク上の発表を実現してください。

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