Office(オフィス)付きパソコンなら格安中古のPC STORE

2025.6.10

【2025年版】初めてのノートパソコン選び!失敗しないための5つのチェックポイント

ノートパソコンのお役立ち情報

【2025年版】初めてのノートパソコン選び!失敗しないための5つのチェックポイント
悩む女性

最近のノートパソコンって、種類が多すぎて何を選べばいいか全然わからないんです…。
スペックのカタカナや数字を見ても、正直ピンとこなくて。
高い買い物だから絶対に失敗したくないんですけど、どうやって選んだら良いんでしょうか?

解説する男性

お気持ち、とてもよくわかります。
専門用語も多いですし、価格も様々で迷ってしまいますよね。
ご安心ください。
実は、いくつかの重要なチェックポイントを押さえるだけで、ご自身にぴったりの一台が驚くほど簡単に見つかるんです。
今日は、2025年6月最新の情報を基に、プロの視点から後悔しないノートパソコン選びの秘訣を、日本一詳しく、そして分かりやすく徹底的に解説しますね。

チェックポイント1:用途から逆算するCPUの選び方【頭脳の性能】

ノートパソコンの性能を決定づける最も重要なパーツ、それがCPU(Central Processing Unit)です。

人間でいえば「頭脳」にあたる部分で、ここがパソコンの快適さを大きく左右します。

2025年現在、CPU市場はIntelとAMDの2大メーカーがしのぎを削っており、どちらもAI処理能力を強化した新しい世代のCPUを投入しています。

インテル vs AMD 最新世代の比較 (2025年版)

最新モデルを選ぶなら、この2つのどちらかを搭載したモデルが中心となります。

  • Intel Core Ultra シリーズ (Arrow Lake / Lunar Lake世代)

    高性能を担うP-core、高効率なE-core、そして超低消費電力のLP E-coreという3種類のコアを組み合わせることで、パワフルな処理とバッテリー持続時間を両立させています。

    特に、AI処理を専門に行う「NPU (Neural Processing Unit)」を搭載しており、ビデオ会議での背景ぼかしやノイズ除去、AIアシスタント機能などをCPUに負荷をかけず快適に実行できるのが大きな強みです。

  • AMD Ryzen 8040 / 9040 シリーズ (Zen 5アーキテクチャ)

    こちらも「Ryzen AI」と呼ばれる強力なNPUを搭載し、AI性能を大幅に向上させています。

    AMDのCPUは伝統的に、内蔵グラフィックス性能が高い傾向にあり、別途グラフィックボード(GPU)を搭載していない薄型ノートパソコンでも、比較的軽めのゲームやクリエイティブ作業をこなせるポテンシャルを持っています。

NPUとは?Neural Processing Unitの略。
AIに関連する計算を専門に処理するプロセッサーのこと。
CPU本体の負荷を減らし、PC全体のパフォーマンスを向上させます。

2025年モデルのPC選びでは、このNPUの性能が快適さを測る新しい指標となりつつあります。

用途別CPU推奨スペック

ご自身の使い方に合ったCPUを選ぶことが、コストパフォーマンスを高める鍵です。

  • ライトユース(Web閲覧、動画視聴、Officeソフト)

    この用途がメインなら、Intel Core Ultra 5 や AMD Ryzen 5 シリーズで十分すぎるほどの性能を発揮します。

    オーバースペックなCPUを選んでも宝の持ち腐れになってしまうため、予算をメモリやストレージに回すのが賢い選択です。

  • クリエイティブ(動画編集、RAW現像、3D CAD)

    4K動画の編集や高画素な写真の現像、設計作業などを行う場合は、Intel Core Ultra 7 / 9 や AMD Ryzen 7 / 9 シリーズが必須です。

    コア数が多く、クロック周波数の高い上位モデルを選ぶことで、書き出しやプレビューなどの待ち時間が劇的に短縮され、作業効率が飛躍的に向上します。

  • PCゲーミング

    快適なゲーミング体験を求めるなら、CPU性能はもちろんのこと、高性能なdGPUdedicated GPUの略。
    CPUに内蔵されているグラフィックス機能とは別に、独立して搭載されている高性能なグラフィック処理専門のチップのこと。「グラフィックボード」とも呼ばれます。
    (NVIDIA GeForce RTX 40シリーズなど)の搭載が不可欠です。

    CPUはCore Ultra 7 / Ryzen 7以上を目安にしましょう。

チェックポイント2:メモリ(RAM)容量の最適解【作業机の広さ】

メモリ(RAM)は、CPUが処理するデータを一時的に置いておくための場所です。

よく「作業机の広さ」に例えられ、メモリ容量が大きいほど、多くのアプリケーションを同時に開いたり、重いデータを扱ったりしてもパソコンがスムーズに動作します。

2025年の標準は16GBから。なぜ8GBでは不足するのか?

数年前までは8GBでも十分と言われていましたが、2025年現在では状況が大きく変わりました。

最新のOS(Windows 11/12など)やWebブラウザは、それ自体が多くのメモリを消費します。

タブを10個以上開いて調べ物をし、裏では音楽を再生、さらにWordやExcelを開く…といった日常的な使い方でも、8GBではメモリ不足に陥り、動作がカクつく場面が増えてきます。

将来的な快適性を見越して、最低でも16GB、予算が許すなら32GBを選択することを強く推奨します。

プロが注目するメモリ規格「LPDDR5X」と「DDR5」の違い

現在主流のメモリ規格には、主に2つの種類があります。

  • LPDDR5X: 「LP」はLow Power(低消費電力)の略です。

    主に薄型・軽量のノートパソコンに採用されています。

    非常に省電力なためバッテリー持続時間に貢献しますが、基板に直接はんだ付けされている(オンボード)ことが多く、購入後の増設・交換は基本的に不可能です。

  • DDR5: デスクトップPCや高性能なゲーミングノートPCで主流の規格です。

    LPDDR5Xよりも消費電力は大きいですが、より高いパフォーマンスを発揮します。

    スロット式(SO-DIMM)で提供されることが多く、購入後に容量を増設できるモデルも存在します。

購入後の増設は可能?オンボードメモリの注意点

デザイン性の高い薄型ノートパソコンの多くは、省スペース化のためにメモリがオンボード実装となっています。

この場合、後から「やっぱりメモリを増やしたい」と思っても物理的に不可能です。

そのため、購入時にご自身の使い方を少し先の未来まで見据え、余裕を持った容量を選んでおくことが何よりも重要になります。

「今は16GBでいいけど、3年後も快適に使いたいな」と考えるなら、思い切って32GBモデルに投資することをおすすめします。

チェックポイント3:ストレージ(SSD)の種類と容量【データの保管庫】

ストレージは、作成したファイルや写真、アプリケーションなどを長期的に保存しておくための「データの保管庫」です。

現在、ノートパソコンのストレージはSSD(Solid State Drive)が完全に主流となりました。

HDDは過去の遺物?NVMe Gen4/Gen5 SSDが主流の時代

かつて主流だったHDD(ハードディスクドライブ)は、物理的なディスクを回転させてデータを読み書きするため、動作が非常に遅いという弱点がありました。

一方、SSDは半導体メモリを使うことで、OSの起動、アプリの立ち上げ、ファイルの読み書きといったあらゆる動作を劇的に高速化します。

現在のSSDの主流は、接続規格に「NVMeNVM Expressの略。
SSDの性能を最大限に引き出すために作られた、新しい接続規格(プロトコル)。従来のSATA接続よりも圧倒的に高速です。
」を採用したものです。

中でも「Gen4」と呼ばれる世代が標準的で、ハイエンドモデルではさらに高速な「Gen5」の採用も始まっています。

Gen5は現時点ではオーバースペック気味ですが、将来的に巨大なデータを扱う可能性があるなら選択肢に入ります。

容量の目安は?512GBか1TBか、究極の選択

ストレージ容量を選ぶ際は、OSや基本的なアプリだけで100GB近く使用することを念頭に置く必要があります。

  • 512GB:

    Office作業やWeb閲覧が中心で、写真や動画をあまりPC内に保存しない方向け。

    クラウドストレージを併用することが前提となります。

  • 1TB(1000GB):

    2025年における最もバランスの取れた選択肢です。

    アプリケーションを多数インストールしたり、写真や動画を気兼ねなく保存したり、いくつかのゲームを楽しんだりする場合でも、当面の容量不足に悩まされることは少ないでしょう。

  • 2TB以上:

    大量の高画質動画を編集・保存する映像クリエイターや、多くのAAAタイトル(大作ゲーム)をインストールしたいゲーマー向けの選択肢です。

チェックポイント4:ディスプレイ性能の妥協なき選択【視覚体験の質】

パソコンの性能がいかに高くても、その結果を出力するディスプレイの品質が低ければ、体験の質は大きく損なわれます。

特に長時間画面を見続けるノートパソコンでは、ディスプレイ選びは目の疲れにも直結する重要な要素です。

解像度だけじゃない!有機EL(OLED) vs ミニLEDの比較

フルHD(1920x1080)が最低ラインですが、現在はより高精細なWQXGA(2560x1600)や4K(3840x2160)解像度のモデルも増えています。

そして、解像度以上に画質を左右するのがパネルの種類です。

  • 有機EL (OLED):

    画素一つひとつが自発光するため、完全な「黒」を表現できるのが最大の特徴です。

    コントラスト比が非常に高く、息をのむほど美しい映像体験を提供します。

    応答速度も速く、動画やゲームにも最適です。

    ただし、長時間同じ画像を表示し続けると「焼き付き」が起こるリスクもゼロではありません(近年のモデルは対策が進んでいます)。

  • ミニLED:

    液晶パネルのバックライトに、非常に小さなLEDを高密度に敷き詰めた技術です。

    エリアごとにLEDの明るさを細かく制御(ローカルディミング)することで、有機ELに迫る高いコントラストと、有機ELを凌ぐ高いピーク輝度を実現します。

    HDRコンテンツの再生において絶大な威力を発揮しますが、明るい部分と暗い部分の境界に光が漏れる「ブルーミング」という現象が起きることがあります。

リフレッシュレートは120Hz以上が新常識

リフレッシュレートディスプレイが1秒間に画面を書き換える回数を示す値。単位はHz(ヘルツ)。60Hzなら1秒間に60回、120Hzなら120回画面が更新されます。は、画面の滑らかさを示す指標です。

従来は60Hzが一般的でしたが、現在は120Hz以上の高リフレッシュレートに対応したモデルが急増しています。

これはゲーマーだけのものではありません。

マウスカーソルの動き、ウィンドウのスクロール、画面のアニメーションなど、あらゆる操作が驚くほど滑らかになり、日常的な使用でも目の疲れを軽減する効果が期待できます。

色域(sRGB, DCI-P3)とキャリブレーションの重要性

写真編集やデザインなど、正確な「色」を扱うクリエイターにとって、色域ディスプレイが表示できる色の範囲のこと。Webコンテンツの標準であるsRGBや、デジタルシネマ規格のDCI-P3などが代表的です。の広さは生命線です。

sRGBカバー率100%は当たり前、より広いDCI-P3カバー率99%以上といったスペックが求められます。

また、工場出荷時に一台一台の色を正確に調整する「キャリブレーション」が施されているモデルは、箱から出してすぐにプロの現場で通用する正確な色表現が可能です。

チェックポイント5:接続性(I/Oポート)と次世代規格【拡張性と将来性】

ノートパソコンを外部機器と接続するためのI/O(入出力)ポートの構成は、使い勝手と将来性を大きく左右します。

薄型化のためにポート類が削られているモデルも多いため、購入前にしっかり確認しましょう。

Thunderbolt 5 / USB4 Version 2.0 の登場とメリット

2025年後半から、最新規格である「Thunderbolt 5」や「USB4 Version 2.0」を搭載したモデルが登場し始めます。

これらはUSB Type-Cのコネクタ形状で、以下のような圧倒的な性能を誇ります。

  • 超高速データ転送:

    最大80Gbps(双方向)、特定のモードでは最大120Gbpsという驚異的な転送速度を実現。

    大容量の動画ファイルなども一瞬で転送できます。

  • 多画面出力:

    1本のケーブルで複数台の高解像度モニター(例:8Kモニター2台など)へ同時に映像出力が可能です。

  • eGPU対応:

    外付けのグラフィックボード(eGPU)ボックスを接続し、ノートパソコンのグラフィックス性能をデスクトップPC級に引き上げることができます。

すぐに必要なくとも、これらの最新ポートを搭載したモデルを選んでおけば、数年後も陳腐化することなく、様々な最新周辺機器を活用できます。

Wi-Fi 7 (802.11be) は必要か?

次世代の無線LAN規格「Wi-Fi 7」も、ハイエンドモデルを中心に搭載が進んでいます。

複数の周波数帯を同時に利用する「MLO (Multi-Link Operation)」という技術により、Wi-Fi 6/6Eと比べてもさらに高速で低遅延、そして安定した通信が可能です。

対応するルーターが必要になりますが、オンラインゲームや高画質なストリーミング配信など、通信品質が重要になる用途では大きなアドバンテージとなります。

ポート構成のチェックリスト

最新規格だけでなく、既存のポートも重要です。

ご自身の使い方を想像しながら、以下のポートが必要かどうかをチェックしましょう。

  • USB Type-A:

    まだまだ現役のマウスやキーボード、USBメモリなどを接続するのに必要です。

  • HDMI / DisplayPort:

    外部モニターやプロジェクターに接続する際に使います。

  • SDカードリーダー:

    デジタルカメラで撮影した写真を取り込む際に非常に便利です。

  • 有線LANポート:

    安定したネットワーク接続が必要な場合や、Wi-Fi環境がない場所で重宝します。

必要なポートが足りない場合は、USB-Cハブやドッキングステーションで拡張することも可能ですが、本体に搭載されているに越したことはありません。

まとめ

2025年の最新ノートパソコン選びは、単にスペック表の数字を比較するだけでは最適な一台にたどり着けません。

今回ご紹介した5つのチェックポイントを参考に、「なぜその性能が必要なのか」「自分の使い方にどう影響するのか」を深く理解することが、後悔しないパソコン選びの最も重要な鍵となります。

  1. 1. CPU:

    用途を明確にし、AI処理を担うNPUの性能にも注目する。

  2. 2. メモリ:

    最低16GBを基準に考え、将来を見越して32GBも視野に入れる。

    オンボードの場合は特に慎重に。

  3. 3. ストレージ:

    NVMe SSDは必須。

    容量は最低512GB、迷ったら1TBがおすすめ。

  4. 4. ディスプレイ:

    解像度に加え、有機EL/ミニLEDといったパネルの種類や120Hz以上のリフレッシュレートで視覚体験の質を高める。

  5. 5. 接続性:

    Thunderbolt 5やWi-Fi 7といった次世代規格で将来性を確保しつつ、必要なポートが揃っているか確認する。

この記事を読んでもまだ迷ってしまう、あるいはご自身の使い方に最適な構成がわからないという方は、ぜひ一度当店までご相談ください。

専門知識豊富なスタッフが、お客様一人ひとりの使い方を丁寧にヒアリングし、数多くのモデルの中から最高のパートナーとなる一台をご提案させていただきます。

ご購入後の設定や使い方、万が一のトラブルに関するサポートまで、末永くお客様のPCライフを支えていくことをお約束いたします。

Office付きパソコンなら格安中古のPC STORE

パソコン購入のためのお役立ち情報

パソコン選びがよく分からない方、ご不安のある方、悩む前に!お気軽にご相談ください!

専門スタッフが、性能・ご予算・お好みなどご希望に合ったパソコンをお探しします!

PC STOREへ