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2025.12.21

【2025年最新版】ノートパソコンが充電できない・残量が増えない!ACアダプタ・バッテリー・USB-C別の原因と“今日からできる”完全解決ガイド

ノートパソコンのお役立ち情報

最終更新日:2025年12月19日

【2025年最新版】ノートパソコンが充電できない・残量が増えない!ACアダプタ・バッテリー・USB-C別の原因と“今日からできる”完全解決ガイド

「電源につないでも充電マークが出ない」「残量が増えない」「80%で止まる」「USB-Cだと充電できたりできなかったり」。 充電トラブルは原因が幅広く、闇雲に交換すると遠回りになりがちです。 この記事は、症状から原因を短時間で切り分けて、今日からできる対処を安全順にまとめた実践ガイドです。

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  • 充電できない
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  • Windows
  • トラブル解決

目次

検索意図の分解(顕在/準顕在/潜在)

ノートパソコンの充電トラブルを、緊急対処・原因切り分け・恒久対策の順で整理したイメージ

充電トラブルは、困りごとの種類が3段階に分かれます。ここを整理すると、最短手順が決まります。

顕在(今すぐ困っている)

  • 電源につないでも充電マークが出ない。
  • 残量が増えない、減っていく。
  • バッテリーが急に0%になる、突然落ちる。
  • 出先でUSB-C充電したいが、充電できない。

準顕在(原因を特定して再発防止したい)

  • ACアダプタ/ケーブル/端子のどれが悪いか知りたい。
  • USB-C(PD:Power Delivery、USB-Cで高出力充電する規格)の条件を理解したい。
  • 設定やドライバが原因かどうか見分けたい。

潜在(修理・交換・買い替えの判断まで)

  • バッテリー劣化(蓄電能力の低下)かどうか見極めたい。
  • 危険な状態(膨張・発熱)を避けたい。
  • 費用と安全性で、修理か買い替えか判断したい。

最初に:安全のためにやってはいけないこと

充電トラブル時の危険行為を注意するイメージ

充電周りは電気と熱が関わるため、無理をすると危険です。次の項目に当てはまる場合は、無理に充電を続けないでください。

すぐ中止して良いサイン

  • バッテリーが膨らんでいる(筐体が浮く、タッチパッドが押しづらい)。
  • 焦げ臭いにおい、端子が異常に熱い。
  • ケーブルが溶けた跡、端子の黒ずみがある。

やりがちなNG

  • 出力不足の充電器で無理に給電し続ける(充電が進まず発熱しやすい)。
  • 端子に異物があるのに抜き差しを繰り返す(端子損傷の原因)。
  • 安価な不明メーカーの互換アダプタを仕様確認なしで使う。

まず10分:症状から原因を切り分ける

充電できない原因を手順で切り分ける作業イメージ

最短で効くのは「外側(電源周り)→内側(設定・制御)→電池」の順に確認することです。最初の10分で当たりを付けましょう。

まず見るポイント

  1. コンセントと電源タップを変える(壁コンセント直も試す)。
  2. ACアダプタ/USB-C充電器のランプ・発熱・ケーブル状態を確認する。
  3. 充電端子にホコリ・異物がないか確認する(無理に掻き出さない)。
  4. 電源を完全に落として(シャットダウン)再起動する。
  5. 別の充電手段があるなら試す(AC→USB-C、USB-C→ACなど)。

この時点で分かること

コンセントやケーブルを変えて改善するなら、原因は外側に寄っています。どれも変わらないなら、制御(設定・ドライバ・BIOS)か、バッテリー劣化の可能性が上がります。

よくある症状別の原因マップ

症状から原因候補へ分岐するマップのイメージ
症状 原因の当たり まずやること
充電マークが出ない アダプタ故障/端子接触不良/USB-C出力不足 別コンセント・別ケーブル・別充電器で再現確認
充電中なのに残量が増えない 出力不足/高負荷使用/バッテリー制御 PCを使わず充電、出力の高い充電器に変更
80%で止まる 充電保護機能(バッテリー寿命を延ばす制御) メーカー設定アプリ・BIOS設定を確認
急に0%・突然落ちる 劣化/残量表示のズレ/セル不良 バッテリー状態を確認、交換判断へ
USB-Cだと充電できない PD非対応/規格・ケーブル不一致/相性 PD対応・W数・eMarker(高出力対応ケーブル)確認

ACアダプタで充電できない:確認と対処

ACアダプタと端子を確認して切り分けるイメージ

ACアダプタ(専用充電器)系は、原因が比較的見つけやすいです。ポイントは「断線」と「接触不良」と「仕様違い」です。

確認1:アダプタの仕様が合っているか

出力(W数・V・A)が不足すると、充電が進まない、または不安定になります。メーカー純正が最も安全です。互換品は、出力と端子形状が合っていても品質差があります。

確認2:ケーブル根元の断線チェック

根元が曲がる部分は断線しやすいです。角度で通電したり止まったりする場合はケーブルが疑わしいです。

確認3:端子のガタつき・焦げ跡

端子が緩い、挿しても安定しない場合、内部の接点が摩耗している可能性があります。焦げ跡がある場合は危険なので使用中止を優先します。

今日からできる対処(安全順)

  1. 壁コンセント直結で試す(タップ故障を排除)。
  2. 同型の純正アダプタが借りられるなら試す(原因特定が一気に進む)。
  3. 端子に異物がないか目視確認(工具で掻かない)。
  4. 改善しないなら、アダプタ交換か本体側端子修理を検討する。

USB-Cで充電できない:PD・出力・相性の落とし穴

USB-C充電の条件を確認する作業イメージ

USB-C充電は便利ですが、同じ形でも仕様が違います。ここが一番ハマりやすいポイントです。

落とし穴1:USB-C端子が充電入力に対応していない

USB-Cは端子形状であって、必ずしも充電入力(PD受電)対応とは限りません。充電マークや取扱説明書の対応表記を確認します。

落とし穴2:充電器のW数不足

例えば65W級が必要なPCに、20Wや30Wの充電器だと、充電が増えない・使用中に減ることがあります。軽作業なら維持できても、負荷が上がると負けます。

落とし穴3:ケーブルが高出力に対応していない

ケーブルは見た目が同じでも性能差があります。高出力対応(eMarker:高出力対応の識別機構を持つケーブル)でないと、充電が不安定になることがあります。

落とし穴4:相性・ハブ経由での制限

ハブやドッキングステーション経由だと、給電が制限されることがあります。切り分けのときは「充電器→ケーブル→PC直結」で試すのが基本です。

今日からできる対処(おすすめ順)

  1. PC直結で試す(ハブ・延長を外す)。
  2. より高出力のPD充電器で試す(目安はPC推奨W数以上)。
  3. 高出力対応のUSB-Cケーブルに変える。
  4. それでも不可なら、USB-C受電非対応の可能性を疑う。

バッテリーが劣化している:見分け方と延命

バッテリー劣化の見分け方を整理したイメージ

充電器が正常でも、バッテリー側が弱っていると「増えない」「すぐ減る」「急に落ちる」が起きます。

劣化の典型サイン

  • 満充電でも持ちが急に短くなった。
  • 残量表示が乱高下する(急に10%減るなど)。
  • ACを抜くと即落ちる。

延命の基本

  • 高温を避ける(熱は劣化を加速します)。
  • 常に100%張り付き運用を減らす(可能なら充電上限設定を使う)。
  • 重い作業中は排熱を確保する(布団の上は避ける)。

交換の判断

使用年数が長い、膨張が疑われる、突然落ちる頻度が増えた場合は、延命より交換の方が安全です。

Windows側の設定・ドライバ・省電力が原因のケース

設定やドライバが原因かを確認して解決するイメージ

外側の電源が問題なく見えるのに改善しない場合、Windows側の制御が絡むことがあります。

対処1:シャットダウン→放電→再起動

再起動だけで直らない場合、完全シャットダウン後に数分置いてから起動すると改善することがあります(内部状態のリセットが狙いです)。

対処2:バッテリー関連デバイスの再読み込み

バッテリー関連ドライバ(充電制御の認識)が崩れていると、表示や制御が不安定になることがあります。基本はメーカー提供の更新ツールやWindows Updateで整えるのが安全です。

対処3:省電力設定の影響を確認

省電力の挙動で、USB-C給電が制限されたり、スリープ復帰後に充電が不安定になることがあります。症状が「スリープ後だけ」など条件付きなら、設定起因を疑います。

BIOS/ファームウェア更新・リセットが効くケース

BIOSやファームウェア更新で充電制御を安定させるイメージ

充電制御はハード寄りの領域で動いています。BIOS(PCの基本制御)やファームウェア(内部制御の更新)が古いと、USB-C給電などで不具合が出ることがあります。

実施の目安

  • USB-C充電が不安定。
  • 特定のアップデート後から充電挙動が変わった。
  • メーカーが充電関連の修正を出している。

注意点

更新中に電源が落ちると危険です。AC電源接続と安定した環境で実施します。手順はメーカー推奨に従います。

80%で止まる・充電が進まない:制御機能の確認

充電上限やバッテリー保護設定を確認して正常化するイメージ

「80%で止まる」は故障ではなく、バッテリー保護機能(寿命を延ばすため満充電を避ける制御)の場合があります。

よくあるパターン

  • メーカーの管理アプリで充電上限が設定されている。
  • BIOSにバッテリー保護の設定がある。
  • 温度が高いと充電が抑制される(発熱時)。

切り分けのコツ

「毎回きっちり80%」なら設定の可能性が高いです。「日によって止まる場所が違う」「熱いと止まる」なら温度や出力不足も疑います。

修理・交換・買い替え判断の目安

修理・交換・買い替えの判断基準を整理したイメージ

「今日をしのぐ」対処と、「今後も安心して使う」対策は分けて考えると失敗しにくいです。

交換・修理が濃厚なケース

  • 端子のガタつきが強い、差し込みで角度依存がある。
  • 純正アダプタでも充電できない。
  • バッテリー膨張や発熱がある。

買い替えも検討しやすい目安

  • 使用年数が長く、他の不調(遅い・発熱・ファン騒音)が重なっている。
  • 修理費が高額になりやすい構造(内蔵バッテリー交換が難しいなど)。
  • 用途に対して性能が足りていない。

コピペOK:充電トラブル解決チェックリスト

充電トラブルの確認項目チェックリストのイメージ

電源の入口(外側)

  • 壁コンセント直結で試した。
  • 別の電源タップ・別のコンセントでも再現した。
  • ケーブル根元の断線っぽい挙動がない。
  • 端子に異物・黒ずみ・焦げ跡がない。

USB-C(PD)

  • PCのUSB-Cが受電対応か確認した。
  • PC推奨W数以上のPD充電器で試した。
  • 高出力対応のUSB-Cケーブルで試した。
  • ハブを外して直結した。

制御(Windows/BIOS)

  • シャットダウン→再起動で改善するか確認した。
  • メーカーの更新ツールやWindows Updateで更新した。
  • 充電上限(80%など)の設定を確認した。

よくある質問

よくある質問のイメージ

充電中表示なのに残量が増えません。故障ですか?

出力不足や高負荷使用で「入ってくる電力より消費が多い」状態の可能性があります。PCを使わずに充電して増えるか、高出力の充電器(推奨W数以上)で改善するかを確認すると切り分けが早いです。

USB-Cなら何でも充電できますか?

できません。端子形状が同じでも、受電対応かどうか、PD対応かどうか、必要W数を満たすか、ケーブルが高出力対応かで結果が変わります。切り分けは「直結」「高出力」「高品質ケーブル」が基本です。

80%で止まるのはバッテリーが壊れていますか?

バッテリー保護機能の可能性があります。メーカー設定アプリやBIOSで充電上限が設定されていないかを確認してください。毎回同じ上限で止まるなら設定起因の可能性が高いです。

バッテリーが膨らんでいる気がします。使って大丈夫ですか?

安全のため使用を中止するのが無難です。発熱・発火リスクが上がる可能性があるため、無理に充電せず、修理・交換の相談を優先してください。

まとめ

まとめのイメージ
  • Point

    最短で直すには、外側(コンセント・アダプタ・ケーブル・端子)→制御(USB-C条件・設定・更新)→バッテリーの順で切り分けます。

  • Point

    USB-Cは端子形状が同じでも仕様が違います。受電対応・PD・W数・ケーブル性能が揃って初めて安定します。

  • Point

    80%で止まるのは、保護機能の設定であることが多いです。毎回同じ値なら設定を確認します。

  • Point

    膨張・焦げ・異常発熱がある場合は安全優先で使用を止め、修理・交換判断へ進みます。

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