接合・型抜き
基本の2つ。
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接合
一つに合体。 -
単純型抜き
片方でくり抜く。
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最終更新日:2026年6月18日
Word活用ガイド
資料に使う簡単なロゴやアイコンを、Wordで作れたら便利ですよね。じつはWordには「図形の結合」「頂点の編集」という機能があり、基本図形を組み合わせて、オリジナルの形を作れます。ただ、正直にお伝えすると、「これがあればパワポも専用ソフトも不要」とまでは言えません。本格的なイラストやロゴには、向き・不向きがあります。この記事では、初めての方にもわかるように、使い方と、得意・不得意を、誇張せず正直に解説します。専門用語には折りたたみの用語解説をつけました。
資料に使う簡単なロゴ、Wordで作れないかなって。やっぱり専用ソフトがないと無理ですか?図形を並べるだけだと、いかにもな感じで…。もう少しオリジナルな形にしたいんです。
簡単なものなら、Wordでも作れるよ。覚えると便利なのが2つ。①「図形の結合」で、図形を合体させたり型抜きしたり ②「頂点の編集」で、輪郭の形を自由に変える。ただ、正直に言うと、本格的なロゴやイラストは、専用ソフトのほうが向いている。Wordは、文書内で簡単な図を作りたいとき、と考えて、用途で使い分けよう。順番に教えるね。
結論
Wordには、基本図形を組み合わせて、オリジナルの形を作る機能があります。中心となるのが「図形の結合」と「頂点の編集」の2つです。図形の結合は、複数の図形を合体させたり、片方で型抜きしたりして、新しい形を作る機能。頂点の編集は、図形の輪郭にある点(頂点)を動かして、形を自由に変える機能です。この2つを使えば、円を組み合わせた雲のような形や、簡単なロゴ、アイコンを、Wordの中で作れます。
ただ、ここで正直にお伝えしたいことがあります。第一に、「これさえあればパワポは不要」とまでは言えません。じつは、図形の結合も頂点の編集も、WordだけでなくPowerPointやExcelにもある、共通の機能です。むしろ、図形を扱う作業は、スライド作成用のPowerPointのほうが、本来は向いています。第二に、会社の正式なロゴや、込み入ったイラストを作るなら、Illustratorなどの「ベクター」専用ソフトが、本来は適しています。Wordの図形機能は、あくまで「文書の中で、簡単な図やアイコンを完結させたいとき」に便利、という位置づけです。第三に、図形の結合は、いちど結合すると元の図形に戻せません。ですから、結合する前に、コピーを残しておくのが安心です。この前提を踏まえれば、Wordの図形機能は、十分に役立ちます。順に解説します。

まず、「図形の結合」と「頂点の編集」で、どんなことができるのかを、イメージしてみましょう。この2つを知ると、図形の自由度がぐっと上がります。
多くの方は、円や四角といった、用意された図形を並べるだけで使っています。それでも十分ですが、その図形を「合体」させたり、「変形」させたりできるのが、この2つの機能です。図形の結合を使えば、複数の図形を一つにまとめたり、片方の形でもう片方をくり抜いたりできます。頂点の編集を使えば、図形の輪郭を、粘土のように変形させて、滑らかな曲線や、とがった角を作れます。組み合わせれば、既製の図形にはない、オリジナルの形を作れます。
たとえば、複数の円を少しずつ重ねて結合すれば、モコモコした雲の形に。ブロック矢印の頂点を編集すれば、曲がった矢印に。こうした、ちょっとしたオリジナルの図やアイコンを、Wordの文書の中だけで作れるのが、便利なところです。Wordの基本操作をまだ押さえていない方は、Word初心者向けの基本操作もあわせてどうぞ。
「図形の結合」は、複数の図形を組み合わせて、一つの新しい図形を作る機能です。合体(接合)のほか、型抜きや、重なり部分の抽出など、複数の方法があります。2つ以上の図形を選んでいるときだけ使えます。「頂点の編集」は、図形の輪郭を構成している点(頂点)を、ドラッグして動かしたり、追加・削除したりして、図形の形そのものを変える機能です。点と点の間の線を、曲線にしたり直線にしたりもできます。この2つを使うと、最初から用意されている図形だけでは作れない、自由な形を作れます。いずれもWord・PowerPoint・Excelに共通の機能です。

「Wordの図形機能がすごいから、もうパワポはいらない」——そんな話を聞くことがあります。ここは正直に、お伝えしておきたい部分です。
結論から言うと、「パワポ不要」は言い過ぎです。理由は2つあります。第一に、ここで紹介する図形の結合も頂点の編集も、じつはWord独自の機能ではありません。PowerPointにも、Excelにも、同じ機能が備わっています。つまり「Wordだからすごい」のではなく、Officeに共通の機能なのです。第二に、むしろ図形を自由に並べて扱う作業は、スライド(白紙のキャンバス)を扱うPowerPointのほうが、本来は向いています。Wordは文章主体のソフトなので、図形を細かく動かすには、少し扱いにくい面もあります。
ですから、「Wordでも図形が作れる」のは事実ですが、「だからパワポは不要」ではありません。文書の中に簡単な図を入れたいならWordで、図形をたくさん配置してデザインするならPowerPointで、と、用途で使い分けるのが現実的です。どちらが優れているという話ではなく、得意分野が違うのです。PowerPointでの見やすい資料づくりはPowerPointの資料デザイン術も参考になります。

では、具体的に。まずは「図形の結合」です。2つ以上の図形を選ぶと、「図形の書式」タブに「図形の結合」が現れます。結合には、5つの種類があります。
基本の2つ。
重なりを使う。
戻せない。
5つの種類は、接合(複数を一つに合体・輪郭線が消える)、型抜き/合成、切り出し、重なり抽出(重なった部分だけ残す)、単純型抜き(片方の形でもう片方をくり抜く)です。使うには、Ctrlキー(またはShiftキー)を押しながら、対象の図形をすべて選び、「図形の書式」タブの「図形の結合」から、種類を選びます。ここで大切な注意点が2つ。1つは、図形を選ぶ順番によって、型抜きなどの結果が変わること。思った形にならないときは、選ぶ順番を変えてみてください。もう1つは、結合すると元の図形には戻せないこと。やり直せるよう、結合前にコピーを残しておくと安心です。
「接合」は、複数の図形を一つに合体させ、重なった部分の境界線を消して、全体の輪郭だけを残します。「型抜き/合成」は、重なり部分を抜いて、それ以外を合成します。「切り出し」は、図形が重なった境界線で、複数のパーツに分割します。「重なり抽出」は、図形が重なっている部分だけを残します。「単純型抜き」は、最初に選んだ図形から、後の図形が重なった部分を、くり抜きます(ドーナツ型を作るときなどに使います)。どれを使うかと、図形を選ぶ順番で、結果が変わります。いろいろ試して、目的の形に近づけましょう。

次に「頂点の編集」です。これは、図形の輪郭を、自由に変形させる機能です。直線的な図形を、滑らかな曲線にしたり、独自の形にしたりできます。
使い方は、変形したい図形を右クリックして「頂点の編集」を選ぶ(または「図形の書式」タブの「図形の編集」から「頂点の編集」を選ぶ)だけです。すると、図形の輪郭に、黒い点(頂点)が現れます。この点をドラッグすると、輪郭の形が変わります。点から伸びる白い四角(コントロールポイント)を動かせば、点と点の間の線を、滑らかなカーブに調整できます。輪郭の上で右クリックすれば、頂点を追加・削除したり、その頂点を「スムーズ」「直線」「角」に切り替えたりできます。
最初は、点を一つドラッグして、形が変わるのを試すところから始めましょう。慣れてくると、カーブのかかり方を、コントロールポイントで細かく調整できるようになります。なお、塗りつぶしのある図形だと、頂点が見えにくいことがあります。その場合は、いったん塗りつぶしを「なし」にして編集し、形が決まってから色を付けると、作業しやすくなります。少し練習が必要ですが、慣れれば、既製の図形を、自分の思う形に近づけられます。
「頂点」は、図形の輪郭を形づくっている、角や曲がり目の点です。頂点の編集モードにすると、黒い点(■)として表示され、これをドラッグすると、輪郭の形が変わります。「コントロールポイント」は、頂点から伸びる、白い小さな四角(□)のハンドルです。これを動かすと、その頂点の前後の線の、カーブの強さや向きを調整できます。頂点を右クリックすると、「スムーズ」(滑らかな曲線)、「直線」、「角」(とがった角)と、頂点の性質を切り替えられます。これらを組み合わせて、思いどおりの輪郭に仕上げていきます。

2つの機能がわかったら、簡単な作例を見てみましょう。たとえば「雲」の形は、図形の結合の練習にちょうどよい題材です。
まず「挿入」→「図形」から、大きさの違う円を、雲の形になるように、少しずつ重ねて配置します。次に、すべての円を、Shiftキーを押しながらクリックして、同時に選択します。そして「図形の書式」タブ→「図形の結合」→「接合」を選ぶと、円が一つに溶け合い、雲の輪郭ができあがります。さらに、雲の下を水平にしたいなら、下に四角形を重ね、雲→四角形の順に選んでから「単純型抜き」を使う、といった応用もできます。できた図形は、右クリックの「図として保存」で、画像ファイルとして書き出せます。
このように、基本図形の組み合わせと結合で、簡単なロゴやアイコンが作れます。作った図形は、「図として保存」しておけば、ほかの文書や、PowerPointなどでも使い回せます。ただ、正直にお伝えすると、複雑なキャラクターや、繊細なロゴを作ろうとすると、頂点の数が増えて、作業が大変になります。Wordで作るのは、あくまで「シンプルな形」が現実的、と考えておきましょう。本格的なデザインに踏み込みたい場合は、Macのグラフィックデザイン入門もどうぞ。

最後に、いちばん大切な「使いどころ」を、正直にお伝えします。Wordの図形機能は便利ですが、何でもこなせる万能ツールではありません。得意・不得意を見極めて使いましょう。
Wordの図形機能が得意なのは、文書の中で使う、シンプルな図やアイコン、簡単なロゴです。たとえば、報告書に入れる説明用の図、ちょっとした飾り、社内資料の見出しアイコンなど。これらは、わざわざ専用ソフトを使わなくても、Wordの中で完結できて便利です。一方、不得意なのは、会社の正式なロゴや、印刷物に使う繊細なイラスト、複雑なデザインです。これらは、頂点を細かく扱う必要があり、Wordでは手間がかかるうえ、仕上がりにも限界があります。
正直にお伝えすると、本格的なロゴやイラストが必要なら、Illustratorなどのベクター専用ソフトを使うか、デザインの得意な方やプロに依頼するほうが、結果的にきれいで、早いことが多いです。また、フリーのアイコン素材を活用するのも、賢い選択肢です。「何でもWordで」と気負わず、簡単なものはWordで手早く、本格的なものは専用の手段で、と使い分けるのが、いちばん効率的です。デザイン作業をよくする方のPC選びはクリエイター向け中古パソコンの選び方もどうぞ。
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図形を2つ以上、選んでいるか確認してください。「図形の結合」は、2つ以上の図形を同時に選択しているときだけ、「図形の書式」タブに表示されます。1つだけの選択や、図形が選ばれていない状態では、表示されないか、淡色(グレーアウト)になります。Ctrlキー(またはShiftキー)を押しながら、対象の図形をすべてクリックして選び、「図形の書式」タブを開いてみてください。それでも出ない場合は、画像(写真)など、結合に対応しない要素が混ざっていないか、確認しましょう。
簡単なものなら作れます。図形の結合と頂点の編集を使えば、基本図形を組み合わせた、シンプルなロゴやアイコンは、Wordの中で作れます。ただし、正直にお伝えすると、会社の正式なロゴや、繊細で複雑なデザインには向きません。頂点を細かく扱う作業は手間がかかり、仕上がりにも限界があります。本格的なロゴが必要なら、Illustratorなどの専用ソフトや、プロへの依頼を検討するほうが、きれいで早いことが多いです。用途に合わせて、使い分けましょう。
結合後は、元の図形には戻せません。図形の結合をすると、複数の図形が一つになり、元のばらばらの図形に分離することはできません。直後であれば「元に戻す(Ctrl+Z)」で取り消せますが、保存して閉じた後などは戻せません。ですから、結合する前に、図形のコピーを別の場所に残しておくのがおすすめです。そうすれば、やり直したくなったときも、コピーから作り直せます。失敗を恐れず試すためにも、控えを残す習慣をつけましょう。
図形作業中心なら、PowerPointのほうが向いています。図形の結合や頂点の編集は、Word・PowerPoint・Excelに共通の機能ですが、図形をたくさん配置して、自由にデザインする作業は、白紙のスライドを扱うPowerPointのほうが、本来は得意です。Wordは文章主体のソフトなので、図形を細かく動かすには、やや扱いにくい面があります。文書の中に簡単な図を入れたいならWord、図形でデザインするならPowerPoint、と使い分けるとよいでしょう。
はい、画像として保存すれば使えます。作った図形を右クリックして「図として保存」を選ぶと、画像ファイル(PNGなど)として書き出せます。これを、ほかのWord文書や、PowerPoint、Excelなどに、画像として挿入して使い回せます。よく使うロゴやアイコンは、こうして保存しておくと便利です。なお、画像にすると、後から図形として再編集はできなくなるので、編集用の元データ(結合前のコピーなど)も、あわせて残しておくと安心です。

Wordの「図形の結合」と「頂点の編集」を使えば、基本図形を組み合わせて、簡単なロゴやアイコンを作れます。図形の結合は、接合・型抜き・切り出し・重なり抽出・単純型抜きの5種類があり、2つ以上の図形を選んだときに使えます(選ぶ順番で結果が変わり、結合後は元に戻せないので、コピーを残しておきましょう)。頂点の編集は、輪郭の点をドラッグして、形を自由に変える機能で、スムーズ・直線・角を切り替えられます。
ただ、正直にお伝えすると、「これがあればパワポ不要」は言い過ぎです。これらの機能は、PowerPointやExcelにも共通してあり、むしろ図形を扱う作業は、PowerPointのほうが本来は向いています。また、会社の正式なロゴや、複雑なイラストには、Illustratorなどの専用ソフトが適しています。Wordの図形機能が活きるのは、文書の中で使う、シンプルな図やアイコン、簡単なロゴです。「何でもWordで」と気負わず、簡単なものはWordで手早く作り、本格的なものは専用ソフトやプロ、フリー素材も活用する、という使い分けが、いちばん効率的です。得意・不得意を見極めて、上手に活用してください。
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