
さよならパスワード!Macの「パスキー」とは?使い方から対応サービスまで解説|安全で簡単な次世代認証を始めよう
MacOSのお役立ち情報

記事の最終更新日:2025年7月25日
ウェブサービスごとに違うパスワードを設定しないと危ないと分かってはいるのですが、もう覚えるのが限界で…。最近、「パスワードが漏洩しました」というニュースも多くて、自分のアカウントが乗っ取られないか本当に心配です。
そんな時、GoogleやYahoo! JAPANにログインしようとしたら、「パスキーを作成しますか?」という表示が出てきたんです。指紋(Touch ID)でログインできるみたいで、すごく簡単そうですが、これってパスワードよりも安全なのでしょうか?
この「パスキー」という新しい仕組みについて、その安全性と具体的な使い方を詳しく教えてください。
そのお悩みこそ、現代のインターネット社会が抱える最も根深い問題です。そして、お客様が偶然出会った「パスキー」こそが、その60年以上も続いたパスワードという古の呪縛から私たちを解放するための、革命的な答えなのです。
結論から申し上げましょう。パスキーは、お客様がこれまで使ってきたどんな複雑なパスワードよりも**比較にならないほど安全**です。なぜなら、パスキーはパスワードのようにサーバーに「秘密」を預けるという危険な行為そのものを、過去のものにするからです。
この記事では、そのパスキーがなぜフィッシング詐欺にも情報漏洩にも強いのかという画期的な「仕組み」から、お客様のMacで最初のパスキーを作成し利用する具体的な手順、そしてAppleエコシステムが実現する驚くほどシームレスな連携体験まで、パスワードのない新しい未来へと旅立つための全ての知識を解説していきます。
パスワードの終焉 - なぜ60年来の「常識」はもはや限界なのか
私たちが当たり前のように使っているパスワードという仕組み。その基本的なアイデアは、コンピュータがまだ巨大な計算機だった1960年代に生まれました。しかし、この60年以上も使われ続けてきた老兵は、現代のインターネットの脅威の前ではもはや限界を露呈しています。パスワードには、その構造上避けられない3つの致命的な欠陥があるのです。
- 人間の記憶力の限界: 安全なパスワードとは「長く、複雑で、そして使い回さない」ものです。しかし、これを数十、数百ものサービスで実践することは人間の記憶能力を遥かに超えています。結果として、私たちは覚えやすい脆弱なパスワードを使い回し、一つのサイトでの漏洩が全てのアカウントの危機へと繋がるという、ドミノ倒しのリスクに常に晒されています。
- フィッシング詐欺への脆弱性: フィッシング詐欺とは、本物そっくりの偽のログインページにユーザーを誘導し、IDとパスワードを自らの手で入力させて盗み出すという、古典的でしかし極めて効果的な攻撃です。どれほど注意していても、巧妙な偽装の前では人間はいとも簡単に騙されてしまいます。
- サーバー側の情報漏洩リスク: お客様がどれほど完璧なパスワード管理を実践していても、利用するウェブサービス側のサーバーがサイバー攻撃を受け、顧客のパスワードリストが丸ごと盗み出されてしまえば、あなたの防御は全て無に帰します。
パスキーは、これら全ての問題をその設計思想の根幹から解決するために、Apple、Google、Microsoftといった業界の巨人が協力して策定した次世代の認証規格(FIDOスタンダード)なのです。
第二章:パスキーの魔法 - 「公開鍵暗号」というシンプルな天才
パスキーがなぜそれほどまでに安全なのか。その秘密は、「公開鍵暗号」という一見難解に聞こえる、しかしその原理は驚くほどシンプルで美しい暗号技術にあります。ここでは、その魔法の仕組みを一つの例え話で解説しましょう。
お客様があるウェブサービスでパスキーを作成する時、あなたのMacはその場で一対のデジタルな「鍵」を生成します。それは「**公開鍵**」と「**秘密鍵**」と呼ばれるペアです。
- 公開鍵(Public Key): これは誰でも開けることができる「**南京錠**」のようなものです。お客様はこの南京錠をウェブサービスに預けます。「これが私の専用の南京錠です」と。この南京錠は誰に見られてもコピーされても全く問題ありません。
- 秘密鍵(Private Key): これは、その南京錠を開けることができる世界でたった一つの「**物理的な鍵**」です。この秘密鍵は、お客様のMacの中のTouch IDなどで厳重に保護された金庫(セキュアエンクレーブ)に保管され、**決してあなたのデバイスから外に出ることはありません。**
そして、ログインのプロセスはこうです。お客様がログインしようとすると、ウェブサービスは以前預けたあの「南京錠」を使って一つの「箱」に鍵をかけ、あなたに送り返してきます。「もし本当に本人なら、この箱を開けてみてください」と。あなたのMacはTouch IDで指紋を確認し、金庫から「秘密鍵」を取り出してその箱を開けます。そして開けられたことを証明するサインをウェブサービスに送り返します。ウェブサービスはそれを見て「確かに本人だ」と確認し、お客様をログインさせるのです。
このプロセスのどこにも「パスワード」という秘密の情報は登場しません。あなたの秘密鍵は決してデバイスから離れないため、フィッシングサイトにそれを「入力」してしまい盗まれるという事故が、原理的に起こり得ないのです。これこそが、パスキーがフィッシング詐欺に対して絶対的な耐性を持つ理由です。
第三章:実践 - あなたのMacで最初のパスキーを作成し、使う
それでは、実際にあなたのMacでパスキーを作成し、その驚くほど簡単で快適なログイン体験を味わってみましょう。その中心的な役割を担うのが、Appleの「**iCloudキーチェーン**」です。お客様が作成したパスキーはiCloudキーチェーンに安全に保存され、同じApple IDでサインインしているあなたの全てのAppleデバイス(iPhone, iPadなど)間で自動的に同期されます。
パスキーの作成手順
- まず、Google、Yahoo! JAPAN、メルカリといったパスキーに対応しているウェブサイトにSafariでアクセスします。
- アカウントのセキュリティ設定画面などを開き、「パスキーの作成」といったメニューを選択します。
- すると、macOSが「(サイト名)のパスキーを作成しますか?」というダイアログを表示します。
- ここでMacBookのTouch IDに指を置くか、あるいはあなたのMacのログインパスワードを入力して許可します。
たったこれだけの操作で、パスキーの作成は完了です。お客様は何も覚える必要はありません。
パスキーでのログイン手順
次回のログインからは、パスワードの入力は不要になります。
- ログイン画面でお客様のユーザー名(メールアドレスなど)を入力します。
- すると、サイトは自動的にパスキーでの認証を要求してきます。
- Touch IDに指を置くか、パスワードを入力するだけで、瞬時にログインが完了します。
この、あまりにもスムーズで安全な体験こそが、パスワードのない未来のログインなのです。
第四章:クロスプラットフォームの魔法 - iPhoneを使ってWindows PCでログインする
「でも、パスキーをAppleデバイスに保存したら、WindowsのPCではログインできなくなるのでは?」その心配は無用です。パスキーはFIDOアライアンスという業界団体によって標準化されており、プラットフォームの壁を越えて連携できるように設計されています。
例えば、お客様が友人のWindows PCやインターネットカフェのPCで、ご自身のGoogleアカウントにログインしたいというシナリオを想像してみてください。
- Windows PCのChromeブラウザでGoogleのログイン画面を開き、「パスキーを使用する」といったオプションを選択します。
- PCの画面に「別のデバイスのパスキーを使用する」といった選択肢が現れ、それを選ぶと**QRコード**が表示されます。
- お客様はおもむろに、ご自身のiPhoneを取り出し、カメラでそのQRコードをスキャンします。
- するとiPhoneがBluetoothを通じて目の前のPCが近くにあることを確認し、「このPCでGoogleにサインインしますか?」と尋ねてきます。
- お客様がiPhoneのFace IDやTouch IDでそれを承認した瞬間、目の前のWindows PCのブラウザは魔法のようにあなたのGoogleアカウントにログインされるのです。
この一連のプロセスにおいて、あなたの秘密鍵やパスワードは一切Windows PCには転送されていません。これは、信頼できないデバイス上で自分自身のアカウントに安全にアクセスするための、最も洗練された方法なのです。
まとめ:パスキーへの移行は、あなたの「デジタルな自己防衛能力」をアップデートする行為である
パスワードという脆弱な記憶に依存したセキュリティ対策は、もはや過去のものです。パスキーは生体認証というあなた自身の身体と、公開鍵暗号という堅牢な数学に基づいた、新しい時代の信頼の形です。その導入は単なる利便性の向上ではなく、あなたのデジタル資産とプライバシーを未来永劫守り抜くための、自己防衛能力の根源的なアップデートなのです。
- パスワードの「3つの原罪」を理解する: 「覚えられない」「盗まれる」「漏洩する」。パスワードが構造的に抱えるこの弱点を知ることが、新しい時代へ進む第一歩である。
- 「秘密鍵はデバイスから出ない」という大原則: パスキーがフィッシング詐欺に強い理由。それは、あなたが秘密をウェブサイトに「入力」するという行為そのものを過去のものにするからである。
- iCloudキーチェーンが全てを繋ぐ: お客様が一度作成したパスキーは、iCloudを通じてあなたの全てのAppleデバイス間で安全に、そして自動で同期される。
- QRコードでプラットフォームの壁を越える: お客様のiPhoneこそが、あらゆるデバイスへのログインを可能にする究極の「マスターキー」となる。
Google、Yahoo! JAPAN、Microsoft、Amazon、任天堂、メルカリ、NTTドコモ…。すでに、お客様が日常的に使う多くの主要なサービスが、パスキーへの対応を完了しています。ぜひ今日、この記事を読み終えたその足で、あなたにとって最も重要なアカウントの一つをパスキーへとアップグレードしてみてください。そのあまりにも簡単で、そしてあまりにも安全な体験は、あなたを二度とパスワードの時代へと引き戻すことはないでしょう。
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