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2024.3.26

中古パソコンでゲーミング:おすすめのスペックとは?

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【2025年版】中古パソコンでゲーミング!おすすめのスペックと選び方をプロが徹底解説

この記事の最終更新日:2025年7月1日

悩む女性

家庭用ゲーム機でずっと遊んできたんですけど、最近、友達がやっているPCゲームがすごく面白そうで、私も始めてみたいんです。
でも、新品のゲーミングPCって、びっくりするくらい高価ですよね…とても手が出ません。
中古のパソコンなら安いかなって思ったんですけど、普通の安い中古PCで、本当にゲームってできるものなんでしょうか?
どんなスペックを選べばいいのか、全く見当もつかなくて…。

解説する男性

PCゲームの世界へようこそ!
そのお悩み、PCゲーマーへの道を歩み始めた、すべての人が最初に直面する、最も重要な壁です。
ご安心ください。
中古パソコンを活用することは、限られた予算で、最高のゲーム体験を手に入れるための、非常に「賢い」選択肢なんですよ。
ただし、それには、一般的なPC選びとは全く異なる、専門的な知識と戦略が必要になります。
今日は、ゲーミングPCの性能の「心臓部」であるGPUの見極め方から、快適なプレイを実現するための最低条件、そして、最もコストパフォーマンスの高い中古ゲーミングPCを構築するための、プロの秘伝のテクニックまで、日本一詳しく、そして熱く解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたは自信を持って、最高のゲーム環境への第一歩を踏み出せるようになっていますよ。

【思想】なぜ「普通の」中古PCではゲームができないのか?

まず、なぜ私たちが普段おすすめしている、高品質な中古の「ビジネスノートPC」では、本格的な3Dゲームを快適にプレイすることができないのか、その根本的な理由から理解しましょう。

すべては「GPU(グラフィックボード)」、ただその一点に尽きる

PCの性能は、CPU、メモリ、ストレージといった部品で構成されますが、こと「ゲーム」においては、そのパフォーマンスの9割以上が、**GPU(グラフィックボード、またはグラフィックス)**と呼ばれる、映像処理専門の部品の性能によって決定されます。

一般的なビジネスノートPCに搭載されているのは、CPUに内蔵された、ごく基本的な映像出力機能を持つ「内蔵グラフィックス」です。

これは、Webサイトや動画を映し出すには十分ですが、複雑な3Dグラフィックスをリアルタイムで、滑らかに描画する能力は、全く持っていません。

一方、ゲーミングPCには、ゲームの描画のためだけに作られた、非常に強力な**「専用GPU(dGPU: discrete GPU)」**が、独立した部品として搭載されています。

この専用GPUを搭載しているか否か、そして、そのGPUがどのくらいの性能を持っているか。

ゲーミングPC選びとは、突き詰めれば、この一点に集約されるのです。

中古でゲーミングPCを手に入れる「2つの道」

この前提を踏まえた上で、中古でゲーミング環境を手に入れるには、大きく分けて2つの道筋があります。

  1. 1. 道筋A:完成品の「中古ゲーミングPC」を購入する

    数年前に、ゲーミングPCとして販売されていた、デスクトップPCやノートPCを、中古でそのまま購入する方法です。

    最も手軽ですが、モデルの見極めには知識が必要です。

  2. 2. 道筋B:中古ビジネスPCを「魔改造」する(デスクトップ限定)

    CPUやメモリ性能が良い、中古のビジネス向けデスクトップPCを安価に購入し、それに、新品または中古の**強力なGPUを、自分で増設**するという、上級者向けの、しかし非常にコストパフォーマンスの高い方法です。

この記事では、両方の道筋について、詳しく解説していきます。

【最重要】GPU(グラフィックボード)の選び方 - ゲーム性能のすべてを決める心臓部

ここが、ゲーミングPC選びの、最も重要で、最も複雑な部分です。

しかし、正しい知識を持てば、その選択は驚くほどシンプルになります。

GPUの「世代」と「階級」を理解する

GPUの性能は、日進月歩で進化しています。

しかし、幸いなことに、数年前にハイエンドだったGPUは、2025年現在でも、多くのゲームを快適にプレイできる、十分な性能を持っています。

中古市場で狙うべきは、NVIDIA社の**GeForceシリーズ**です。

特に、AIを使ってフレームレートを劇的に向上させる**「DLSS」**という魔法の技術が使える、**RTXシリーズ**以降が、賢い選択となります。

  • 【最低ライン】RTX 20シリーズ (Turing世代):

    `RTX 2060`, `RTX 2070`などがこれにあたります。

    初期のレイトレーシングとDLSSに対応しており、Full HD(1080p)解像度であれば、多くのゲームをまだまだ快適にプレイできる、コストパフォーマンスの高い選択肢です。

  • 【現在のスイートスポット】RTX 30シリーズ (Ampere世代):

    `RTX 3060`, `RTX 3060 Ti`, `RTX 3070`などが、2025年の中古市場における、最も「狙い目」のGPUです。

    非常に高い基本性能と、成熟したDLSS技術により、Full HD環境では最高の体験を、そしてQHD(1440p)解像度でのゲーミングも十分に視野に入る、最高のコストパフォーマンスを誇ります。

【プロの着眼点】ノートPCのGPUは「TGP(総グラフィックス電力)」を確認せよ

これは、特に中古の「ゲーミングノートPC」を選ぶ際に、絶対に知っておかなければならない、上級者のための知識です。

同じ「GeForce RTX 3070」を搭載したノートPCでも、その性能は、モデルによって大きく異なる場合があります。

その理由は、PCメーカーが、そのGPUに対して、どれだけの電力(ワット数)を供給できるように、冷却システムを設計しているか、という**「TGP(Total Graphics Power)」**の設定が、モデルごとに違うからです。

薄型モデルではTGPが低く抑えられ、性能が制限されている一方、大型で冷却性能の高いモデルでは、TGPが高く設定され、GPUの性能を最大限に引き出せます。

購入前には、お目当てのゲーミングノートPCのモデル名で、レビューサイトなどを検索し、この「TGP」の数値を確認することが、真の性能を見抜くための、非常に重要なステップとなります。

【脇を固める名優たち】CPU・メモリ・ストレージ、そして電源

主役であるGPUが決まったら、次は、その性能を最大限に引き出すための、優秀な脇役たちを選んでいきましょう。

【CPU:GPUの足を引っ張らせない】

ゲーム性能はGPUが決めますが、CPUがあまりに非力だと、それがボトルネックとなり、GPUの性能を100%発揮できなくなります。

2025年現在、快適なゲーミングのためのCPUの最低ラインは、**4コア8スレッド以上**です。

中古で狙うなら、**Intelなら第8世代以降のCore i5やi7**、**AMDならRyzen 5 3600**などが、RTX 3060クラスのGPUと、バランスの取れた組み合わせとなります。

【メモリ:16GBは最低条件】

2025年の最新AAAタイトルゲームの多くは、**16GBのメモリを推奨スペック**としています。

8GBでは、ゲームの起動に失敗したり、プレイ中に深刻なカクつきが発生したりする可能性があります。

中古PCを選ぶ際は、必ずメモリが16GB以上搭載されているか、あるいは、後から16GBに増設可能かを確認しましょう。

また、メモリを2枚一組で使う**「デュアルチャネルメモリへのデータ転送路を2倍に増やすことで、CPUとメモリ間の通信速度を向上させる技術。特に、CPU内蔵グラフィックスの性能向上に大きく貢献します。」**で動作させることも、パフォーマンス向上に繋がります。

【ストレージ:NVMe SSD 1TB以上は必須】

ゲームの広大なマップデータや、高精細なテクスチャを、瞬時に読み込むためには、高速な**NVMe SSD**が不可欠です。

そして、その容量も重要です。

近年のAAAタイトルは、1本で150GBを超えることも珍しくありません。

複数のゲームをインストールしておくことを考えれば、**最低でも1TB**のSSDを搭載したモデルをおすすめします。

【電源ユニット(PSU):デスクトップ改造の最重要パーツ】

もし、あなたが「道筋B」、つまり中古のビジネスデスクトップPCを改造する道を選ぶなら、**電源ユニット(PSU)**の交換が、ほぼ必須となります。

ビジネスPCに搭載されている電源は、消費電力の少ない構成に合わせて、容量が300W程度と小さく、また、高性能なGPUが必要とする**「PCIe補助電源コネクタ」**が付いていないことがほとんどです。

選んだGPUが要求する、十分な容量(RTX 3060クラスなら550W~650Wが目安)と、適切な数の補助電源コネクタを持つ、信頼できるメーカーの**新しい電源ユニット**に換装すること。

これが、改造PCの安定性と安全性を確保するための、最も重要な投資です。

【実践】道筋B:中古ビジネスPCを「スリーパーPC」に魔改造する

ここでは、最もコストパフォーマンスの高い、「道筋B」の具体的な手順を解説します。

見た目は地味な事務用PCなのに、中身は強力なゲーミングマシン、という、そのギャップから**「スリーパーPC」**とも呼ばれる、玄人好みのPC構築術です。

  1. 1. ベースとなる中古PCを選ぶ:

    DellのOptiPlexや、HPのProDeskといった、拡張性の高い、ミニタワー型の中古ビジネスデスクトップPCの中から、CPUが**Intel第8世代以降のCore i5またはi7**で、メモリが16GB(または増設可能)なモデルを、3万円前後で探します。

  2. 2. 主役となるGPUを選ぶ:

    予算と性能目標に合わせて、**RTX 3060**などの中古GPUを、3万円~4万円程度で入手します。

    この際、GPUの物理的な長さが、PCケース内に収まるかを、事前に確認することが重要です。

  3. 3. 心臓部である電源を換装する:

    選んだGPUが必要とする容量とコネクタを持つ、信頼できるメーカーの**新品の電源ユニット**を、1万円前後で購入し、元の電源と交換します。

  4. 4. 組み立てとOSのセットアップ:

    メモリを16GBに増設し、新しい電源とGPUをマザーボードに接続します。

    OS(Windows 11)をクリーンインストールし、最新のグラフィックドライバーをインストールすれば、あなただけの、高性能なスリーパーPCの完成です。

合計8万円程度の予算で、新品であれば20万円近くするような、高性能なゲーミングデスクトップPCに匹敵するマシンを、その手で作り上げることができるのです。

まとめ - 中古ゲーミングPCは、「知識」と「戦略」で最高の価値を生む

中古パソコンで、快適なゲーミング環境を手に入れるための、具体的な方法論について解説してきました。

  1. 1. GPUがすべてを決める:

    ゲーム性能は、GPUの世代と階級で決まります。

    2025年現在、中古市場では、NVIDIAの**GeForce RTX 30シリーズ**が、最高のコストパフォーマンスを誇ります。

  2. 2. 脇役たちの最低条件を死守する:

    GPUの性能を最大限に引き出すため、CPUは**4コア8スレッド以上**、メモリは**16GB**、ストレージは**NVMe SSD**という、脇を固める名優たちを、必ず揃えましょう。

  3. 3. 「スリーパーPC」という賢者の選択:

    デスクトップPCであれば、高品質な中古ビジネスPCをベースに、GPUと電源を自分で換装することで、既製品の中古ゲーミングPCを上回る、圧倒的なコストパフォーマンスを実現することが可能です。

中古パソコンでゲームを始めることは、決して「妥協」ではありません。

それは、PCの構造を深く理解し、市場の価値を見抜き、そして、自らの手で最高のパフォーマンスを追求するという、非常に知的で、創造的で、そしてエキサイティングな「冒険」なのです。

もし、あなたがその冒険の途中で、専門的な知識や、確かな技術が必要になったなら、いつでも私たちにご相談ください。

ベースとなる高品質な中古PCの提供から、GPUや電源の選定、そして安全な換装作業の代行まで、あなたのゲーミングライフの始まりを、私たちが全力でサポートさせていただきます。

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