
Macのトラブルシューティング:一般的な問題と解決策
MacOSのお役立ち情報

この記事の最終更新日:2025年7月2日
MacBookを愛用しているんですけど、最近なんだか調子が悪くて…。
虹色のカーソルがクルクル回って固まったり、Wi-Fiがたまに途切れたり、ちょっとした不具合が続いています。
「Macは安定している」って聞いていたのに、どうしてなんでしょう?
何か問題が起きた時に、自分で原因を調べて、解決できるような方法ってありますか?
そのお悩み、よく分かります。
おっしゃる通り、Macは非常に安定した優れたOSですが、精密な機械である以上、時には不調をきたすこともあります。
でも、ご安心ください。
Macには、そうした不調の原因を、ユーザー自身が突き止め、そして解決するための、非常に強力で洗練されたツールが、OSの隅々にまで標準で備わっているんです。
今日は、プロの技術者が実践している「問題の切り分け」の思考法から、macOSに隠された診断・修復機能の使い方、そしてトラブルを未然に防ぐための予防法まで、日本一詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたはもうMacの不調を恐れることなく、自信を持って対処できる「Macの主治医」になっていますよ。
【思想】Macトラブルシューティングの極意 - 「切り分け」と「macOS復旧」
具体的な解決策に進む前に、あらゆるMacのトラブルに対処するための、最も重要な思考法を身につけましょう。
論理的思考の核心「問題の切り分け」
プロの技術者がトラブルに対処する際、常に頭の中で行っているのが、この「問題の切り分け」です。
これは、複雑に見える問題の原因を、可能性の高いものから、あるいは検証が簡単なものから、一つずつ潰していくことで、真の原因を特定していく思考プロセスです。
- ・この問題は、ハードウェア(物理的な部品)が原因か? それともソフトウェア(OSやアプリ)が原因か?
- ・この問題は、特定のアプリケーションを使っている時だけ起きるのか? それとも常に起きているのか?
- ・この問題は、特定のユーザーアカウントでログインしている時だけ起きるのか?
- ・この問題は、何か新しい周辺機器を接続したり、OSをアップデートしたりした直後から始まったか?
このように、大きな問題を、手がかりを基に小さな問題へと分解していくことで、闇雲に操作するのではなく、論理的に解決策を導き出すことができます。
Macの「緊急治療室」- macOS復旧を理解する
多くの深刻なトラブルシューティングの起点となるのが、**「macOS復旧」**という特別な起動モードです。
これは、通常のmacOSとは別の、ストレージ上の隠された領域から起動する、Macの「緊急治療室」のようなものです。
たとえ、メインのmacOSが起動しなくなっても、このmacOS復旧から起動できれば、ディスクの修復や、OSの再インストールといった、様々な回復作業を行うことができます。
この「macOS復旧」の存在と、その起動方法(Appleシリコン搭載Macでは電源ボタン長押し、Intel Macでは`Command+R`)を知っているかどうかが、Macユーザーのレベルを分ける、最初の境界線と言えるでしょう。
【症状別】Macでよくある問題と、その原因・解決策
それでは、Macユーザーが遭遇しやすい代表的な5つの症状別に、その診断方法と、ご自身で試せる具体的な解決策を見ていきましょう。
ケース1:「Macの動作が遅い・虹色のカーソル(風車)が頻繁に表示される」
【主な原因:リソース不足、または暴走プロセス】
Macの動作が遅くなる原因の多くは、CPU、メモリ、ストレージといった、PCの限られたリソースが、何らかの理由で限界に達している(ボトルネックになっている)ことです。
【診断:アクティビティモニタで犯人を探す】
「アプリケーション」→「ユーティリティ」にある**「アクティビティモニタ」**は、Mac内部の活動を詳細に監視するための、プロ向けのツールです。
- ・CPUタブ:
「%CPU」の列を見て、特定のアプリケーションのCPU使用率が、常に100%近くに張り付いていないか確認します。
もし、暴走しているプロセスがあれば、それがPC全体の動作を遅くしている原因です。
- ・メモリタブ:
ウィンドウ下部にある「メモリプレッシャー」のグラフに注目します。
このグラフが、緑色であれば問題ありませんが、黄色や赤色になっている場合、物理メモリが不足し、低速なストレージとの間で、パフォーマンスを低下させるスワップメモリ(机)の空き容量が不足した際に、一時的に使用していないデータを低速なストレージ(本棚)に退避させる動作のこと。これが多発すると、PC全体の動作が極端に遅くなります。が多発していることを意味します。
【解決策】
-
1. 暴走プロセスの強制終了:
アクティビティモニタで、暴走しているアプリケーションを選択し、左上の「×」ボタンから「強制終了」させます。
-
2. ログイン項目の見直し:
「システム設定」→「一般」→「ログイン項目」を開き、Macの起動と同時に自動で立ち上がる不要なアプリを、「-」ボタンで削除します。
-
3. キャッシュファイルの削除(上級者向け):
Finderの「移動」メニューを`Option`キーを押しながらクリックし、「ライブラリ」→「Caches」フォルダの中身を削除すると、動作が改善される場合があります。(実行は自己責任でお願いします)
ケース2:「特定のアプリが頻繁にクラッシュする・予期せず終了する」
【主な原因:アプリのバグ、設定ファイルの破損、他のソフトとの競合】
特定のアプリケーションだけが不安定な場合、そのアプリ自体か、関連する設定ファイルに問題がある可能性が高いです。
【診断:コンソールアプリでログを確認する】
「アプリケーション」→「ユーティリティ」にある**「コンソール」**アプリは、Macの動作に関する、あらゆるログを記録している、超上級者向けのツールです。
左側のサイドバーから「クラッシュレポート」を選択すると、過去にクラッシュしたアプリケーションの、詳細なレポートを確認でき、原因究明のヒントが得られることがあります。
【解決策】
-
1. アプリケーションのアップデート:
まずは、Mac App Storeや、開発元のウェブサイトから、アプリケーションを最新のバージョンにアップデートしてみてください。
既知のバグが修正されている可能性があります。
-
2. 設定ファイルの削除(中級者向け):
アプリの設定ファイル(plistファイル)が破損している場合、それを一度削除することで、問題が解決することがあります。
Finderの「ライブラリ」→「Preferences」フォルダの中から、該当するアプリの設定ファイル(例: `com.apple.Safari.plist`)を探し出し、一度デスクトップなどに移動させてから、アプリを再起動してみます。
-
3. アプリケーションの再インストール:
最終手段として、アプリケーションを一度「ゴミ箱」に入れて完全に削除し、再度インストールし直します。
ケース3:「Macが起動しない(?マーク、Appleロゴで止まるなど)」
【主な原因:起動ディスクの認識不良、システムファイルの破損】
Macが起動しない、という最も深刻に見えるトラブルですが、macOSには、これを修復するための強力なツールが内蔵されています。
【解決策:macOS復旧の完全活用】
この症状に対する対処法は、当店の別記事「Macが起動しない!「?」マークや黒い画面の時にまず試すべき5つの対処法」で、これ以上なく詳しく解説しています。
「セーフモードでの起動」「NVRAM/SMCリセット(Intel Macのみ)」「ディスクユーティリティでの修復」「macOSの再インストール」といった、一つ一つのステップを、そちらの記事を参照しながら、冷静に試してみてください。
ケース4:「Wi-FiやBluetoothに繋がらない・頻繁に途切れる」
【主な原因:ソフトウェア的な不具合、または設定ファイルの破損】
ワイヤレス接続のトラブルは、多くの場合、ハードウェアの故障ではなく、ソフトウェア的な問題です。
【解決策】
-
1. ルーターとMacの再起動:
まず試すべき、基本中の基本です。
-
2. ワイヤレス診断の実行:
メニューバーのWi-Fiアイコンを`Option`キーを押しながらクリックすると、一番下に「ワイヤレス診断を開く…」という項目が表示されます。
これを実行すると、お使いのネットワーク環境の問題点を、自動で診断してくれます。
-
3. 設定ファイルの再作成(上級者向け):
ネットワーク関連の設定ファイルが破損している場合、これを一度削除し、OSに再作成させることで、問題が解決することがあります。
Finderの「移動」→「フォルダへ移動」で、`/Library/Preferences/SystemConfiguration/`と入力し、その中にある以下のファイルを、デスクトップなどに移動させてから、Macを再起動します。
com.apple.airport.preferences.plistcom.apple.wifi.message-tracer.plistNetworkInterfaces.plistpreferences.plist
ケース5:「USB機器や外部ディスプレイが認識されない」
【主な原因:接続の問題、ドライバーの不具合、または電力不足】
【解決策】
-
1. 物理的な再接続:
ケーブルを一度抜き差ししたり、Macの別のポートに接続したり、別のケーブルを試したり、といった基本的な確認を行います。
-
2. システム情報での確認:
「システム情報」アプリを起動し、左側の「USB」や「Thunderbolt/USB4」の項目で、デバイスがハードウェアとして認識されているかを確認します。
ここに表示されていなければ、物理的な故障の可能性が高いです。
-
3. SMCリセット(Intel Macのみ):
ポートへの電力供給などを司るSMC(システム管理コントローラ)をリセットすることで、問題が解決することがあります。
-
4. セルフパワーのUSBハブを使う:
多くのUSB機器を接続している場合、Macからのバスパワーだけでは電力が不足している可能性があります。
ACアダプターから直接電力を供給できる「セルフパワー」タイプのUSBハブを使うと、動作が安定します。
【予防法】Macを常に最高のコンディションに保つためのメンテナンス術
こうしたトラブルを未然に防ぎ、あなたのMacを、長く、健康な状態で使い続けるためには、日頃の「健康管理」が不可欠です。
- ・【月一回】アップデートの確認:
macOSと、Mac App Storeのアプリを、常に最新の状態に保つことが、セキュリティと安定性の基本です。
- ・【月一回】ディスクのアクセス権を検証:
macOS復旧から起動し、「ディスクユーティリティ」のFirst Aidを、定期的に実行する習慣をつけましょう。
これは、ファイルシステムの軽微なエラーを、深刻化する前に修復してくれます。
- ・【半年に一回】不要ファイルの整理:
ダウンロードフォルダや、デスクトップを整理し、不要なファイルを削除します。
使わなくなったアプリケーションも、定期的にアンインストールしましょう。
- ・【常に】Time Machineでのバックアップ:
これが、究極の、そして最強の予防法です。
どんな深刻なトラブルが発生しても、大切なデータを失うことがなければ、あなたはいつでも、クリーンな状態からやり直すことができます。
まとめ - トラブルシューティングは、あなたのMacとの「対話」である
Macに発生する様々なトラブルと、その解決策について、包括的に解説してきました。
- 1. 思想を理解する:
トラブルシューティングの極意は「問題の切り分け」です。
パニックにならず、ソフトウェア的な問題か、ハードウェア的な問題か、論理的に原因を絞り込んでいきましょう。
- 2. macOSの強力なツールを信頼する:
「アクティビティモニタ」「コンソール」、そして「macOS復旧」。
Macには、プロが使うのと同じ、強力な診断・修復ツールが、標準で備わっています。
- 3. 最高の対策は「予防」にあり:
定期的なソフトウェアアップデートと、Time Machineによる確実なバックアップ。
この2つの習慣が、あなたを、ほとんどの深刻なトラブルから守ってくれます。
PCのトラブルシューティングとは、いわば、言葉を話せないパートナーとの「対話」のようなものです。
Macが発する小さなサインに耳を傾け、その声に、正しい知識と手順で応えてあげることで、あなたとMacとの絆は、より深く、そしてより強固なものになっていくのです。
そして、もし、あなた一人では解決できない、難しい問題に直面した時は、決して一人で抱え込まないでください。
私たちPCのプロフェッショナルは、そんなあなたの「主治医」として、いつでもご相談をお待ちしております。
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